株式会社GTアソシエイション(GTA)は12月16日付けのプレスリリースで2014年6月28-29日に予定されていた韓国大会の中止を発表した。
来シーズンは6月は韓国、10月はタイのブリーラムと海外でのシリーズ戦が2レース予定されていたが、韓国戦については「同大会を主催するウ・ミョン・ ホールディングスと協議の結果、諸般の事情により、開催を中止することを決定する」とのこと。
韓国でのスーパーGT開催は今年の5月にもヨンナムサーキットでエキジビョン戦が予定されていたが、同様の理由で無期限延期となっており、これで2年連続で開催が見送られたことになる。
韓国では他にも今年5月にインジェ・スピーディウムでスーパー耐久が変則的な競技形式で開催されたものの、8月に予定されていたスーパーフォーミュラ は中止になっており、4年連続でヨンナムで開催されたF1グランプリも来年は開催を見送られている。
GTAは「2015年の開催に向けて、継続して協力することで合意いたしました」としているが、開催サーキットを含め現時点で詳細は明らかになっていない。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
道見ショーン真也は、EURO NOVA でAUTO GP マシンをテスト!!
インド~バーレーンを転戦しヨーロッパやアジアから若手の強豪が集まるF3クラスのカテゴリーとして人気のMRF チャレンジ。賞金総額もこのカテゴリーでは破格といえる10万米ドル(約1,000 万円)が主催者から提供されることもあって、上位カテゴリーであるGP2、GP3、ワールドシリーズ・バイ・ルノーからも多くの選手が参戦する激しいカテゴリーです。
昨年、日本人として初めてMRF チャレンジに挑戦し、優勝を飾った陣川雄大選手と、シーズン終盤にスポット参戦を果たして速さを見せた道見ショーン真也選手のふたりが、今年も引き続き同シリーズに参戦しております。
開幕戦のインドF1サポートレース、第2イベントのバーレーンWECサポートレース共にふたりのドライバーはトップを争う活躍を見せ、かつ高い完走率を誇っています。現在シリーズランキングで道見ショーン真也が5位、陣川雄大が6位と充分シリーズタイトルを狙えるポジションにいます。
そんな時、ヨーロッパのGP2やワールドシリーズ・バイ・ルノーで活躍する選手たちと互角の活躍を見せるふたりの日本人にとって嬉しいニュースが舞い込んできました。日本のトップカテゴリーであるスーパーフォーミュラのプロモーターであるJRP(日本レースプロモーション)から陣川雄大に、トップチームであるNAKAJIMA RACING からルーキーテスト参加のチャンスが与えられ、また道見ショーン真也には昨年、佐藤公哉選手をF1テストドライバーに引き上げたEURO NOVA RACING からAUTO GP のテストの声がかかったのです。
ヨーロッパに通用する速い日本人若手ドライバーを探すという意味では、極めて公平なセレクションをしていただき、ふたりにとって素晴らしいチャンスだと思います。また、この事によりMRF チャレンジそのものの評価も高まった事と信じております。
-
陣川雄大のコメント
-
「野球を諦めてレーサーへの道を目指した時からの夢が、フォーミュラ・ニッポン(現・スーパーフォーミュラ)でした。FCJを始めた昨年、『このままではその夢に辿り着けない』と思い、いろいろな方に相談をしていた時にG.W.R.からインドMRFチャレンジの話しを頂き、誰もやった事がない世界での挑戦を決意しました。インドでのレースという事で正直、軽く考えていた部分もあったのですが、ヨーロッパの強豪がこれほど多く集まるシリーズだと知ったのは現地に入ってからでした。その中で速さを見せつけられ、それに追いつき追い越そうと努力した結果、今の自分があると思っています。スーパーフォーミュラに関しては先日シート合わせを終え、まだテスト前という段階ではありますが、自分自身がレースを本格的に初めてわずか二年足らずでここまで辿り着け、しかもSRS-F(鈴鹿レーシング スクール フォーミュラ)でお世話になった中嶋監督のチームでテストをさせて頂けるのは本当に夢のような気持ちです。自分とチームを信じて海外でMRF F1600やMRFチャレンジを必死で戦ってきた甲斐があったと思います。これですぐにスーパーフォーミュラへのステップアップと言う事ではありませんが、この経験とチャンスを次のステップに生かしていけるように精一杯頑張ります」
-
道見ショーン真也のコメント
-
「FCJでトヨタのドライバーとして頑張ってきて、インドMRFチャレンジでヨーロッパの選手と激しいバトルを繰り広げながら、自分の中に速さでは負けない自信がついてきた時にマネージャーから突然、EURO NOVA RACING からAUTO GP テストの話を聞かされました。EURO NOVA RACINGといえば、佐藤公哉選手が最終戦までチャンピオン争いをしたヨーロッパのトップチームです。正直「ワォ!」という声が出ました。自分がこれまで経験したレーシングカーは230馬力程度で、AUTO GP は550馬力とまさに倍以上の世界です。チームのファクトリーを訪れシート合わせをした段階で、マシンやタイヤの大きさにも驚きました。テストはイタリアのアドリア国際レースウェイ。初めてのビッグ・パワーは興奮するとともにとても面白く、恐怖感はスタートの瞬間で消えました。もちろんマシンはすべてが強烈の一言でしたが、たっぷり8時間もの時間を取って頂いたおかげで次第にコースにもマシンにも慣れることができました。F1 経験もある佐藤公哉選手がドライビング・コーチとして親切にいろいろ教えてくれたおかげで、彼が持つコースレコードに0秒8差まで詰めることができました。来年できればステップアップを果たしたいと考えている自分にとって、ひとつの大きな目標ができた素晴らしい経験でした。これもMRFチャレンジで、ヨーロッパのトップドライバーと呼ばれる人達と互角以上の速さを見せたおかげだと思っています。また最近、英国AUTO SPORTで自分の事を取り上げてくれたりした事もヨーロッパに自分の情報が出た良いキッカケになったと思っています。僕を育ててくれたトヨタはもちろん、スポンサーのPlan ZさんやG.W.R.の皆さん、そしてEURO NOVAの皆さんに感謝しています」
-
GOLD WOLF RACING Shiu Heng I代表のコメント
-
「今回のふたりのテストに関するニュースは、私たちのチームにとって予想すらしなかった早めのクリスマスプレゼントを頂いた気分です。まだFCJで速さを発揮できていなかったふたりのドライバーを、インドという未知の世界へと踏み出させた責任を最高の形で果たせたと思います。若手ドライバー育成にとって走行距離を稼ぐ事や、新品タイヤのセット数を数多くこなす事、技術的な部分を丁寧に教えられる優秀なエンジニアを擁すること、そして強烈な速さを持ったライバルたちを低いバジェットで揃える事は、非常に困難な事と誰もが考えていました。その回答のひとつが、インドで開催されるMRF F1600選手権やMRFチャレンジにあったのだと思います。たとえば陣川雄大に関してはわずか二年足らずのレース経験とはいえ、レース数にしては50レースも走り込んでいる訳です。日本では得られない密度の濃さがドライバーとしての急成長につながったはずです。陣川雄大の誰にも負けないスタートダッシュと、道見ショーン真也の正確で鋭いオーバーテイクのスキルは私たちの中でも印象的で、実は以前から多くのヨーロッパチームからのオファーもありました。しかしまさか日本のトップカテゴリーであるスーパーフォーミュラや、GP2やワールド・シリーズ・バイ・ルノーに並ぶヨーロッパのトップカテゴリーのひとつ、AUTO GPから声が掛かるとは、自分たちの活動が日本やヨーロッパで認められたという意味でも、本当に嬉しい限りです。スーパーフォーミュラのテストスケジュールの関係で、陣川雄大は次戦のMRF Rd.3バーレーン戦を欠場する事になりました。我々としてもシリーズランキング6位という充分にタイトルを狙えるポジションにつけている陣川を欠場させるのは辛いのですが、それ以上にスーパーフォーミュラのテストに参加する事によって得られるものは計り知れないと考え、彼からの申し出を快く承諾しました。チームとしては現在、陣川雄大に代わるドライバーを選考中です」
ランブラス PRESS RELEASE
日本レースプロモーション(JRP)は13日、12月18日、19日に富士スピードウェイで行われる、来シーズンから採用されるSF14第6回開発テストの概要を発表した。
テストドライバーとしてホンダからは中嶋大祐(18日)と山本尚貴(19日)が、トヨタからはジェームス・ロシター(18日)と中嶋一貴(19日)が参加する。
また併せて実施されるルーキーテストを受けるドライバーも発表された。ルマンからは元FN・F1ドライバーのナレイン・カーティケヤンが、KCMGからは今季全日本F3チャンピオンの中山雄一が、ナカジマレーシングからは今季WEC・LMP2チャンピオンのベルトラン・バゲットと昨季FCJ、今季インドMRFシリーズに参戦していた陣川雄大が、セルモ・インギングからは今季全日本F3・Nクラス2位のナニン・インドラ・パユーングが参加する。
■開発テスト
日 |
ドライバー |
チーム |
12/18(水) |
中嶋 大祐 |
Honda オペレーションチーム |
12/19(木) |
山本 尚貴 |
12/18(水) |
ジェームス・ロシター |
TOYOTA オペレーションチーム |
12/19(木) |
中嶋 一貴 |
■ルーキーテスト
ドライバー |
チーム |
ナレイン・カーティケヤン |
キグナス スノコ チーム ルマン |
中山 雄一 |
ケーシーエムジー |
陣川 雄大 |
ナカジマ レーシング |
ベルトラン・バゲット |
ナニン・インドラ・パユーング |
プロミュー/セルモ・インギング |
- ドライバー、走行時間などが変更になる場合もありますので、公式ホームページかJRPあてご確認の上、 お越しくださいますようお願い申し上げます。
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
F4日本一決定戦は8日、鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、ポールポジションからスタートした石川京侍(Rn-Sports☆ミストKK-ZS)が、スタートで一時後退するも、中盤過ぎにはトップに立ち、10周・20分25秒880で優勝した。
日は西に傾き、電光タワーの影が長く伸び始めた午後2時50分、F4日本一決定戦のフォーメーションラップが始まった。
抜群のスタートを決めたのは予選4位の川端伸太朗(SUCCEED SPORTS F108)。上位3台の脇をすり抜け、1コーナーでトップに立つ。2位に三笠雄一(ガレージ茶畑RK01)。ポールポジションの石川京侍(Rn-Sports☆ミストKK-ZS)は3位に落ち、4位に山下健太(ZAP☆JSS☆PFC西千葉不動産)と続く。
トップにっ立った川端の後方では、三笠と石川の2位争いが始まる。テールトゥノーズの接近戦は4周目の1コーナーで三笠をかわした石川に軍配が上がった。
2位に上がった石川は、1秒以上前を走るトップの川端を追う。5周目には昨日、自身が記録したポールタイムを更新する2分1秒917をたたき出すと、みるみるとトップに接近。6周目のストレートで川端に並びかけ、ついに7周目の1コーナーでアウトからかわしてトップに躍り出た。
その後も石川は手綱を緩めることなく、最終的に2位以下を2秒3離して10周を走りきり、優勝を飾った。
2位には川端が、3位には三笠が、4位には終盤、三笠に接近したものの届かず、山下が入った。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンFinal Round -RIJ- (2013/12/08) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 F4日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 11 | A | 石川 京侍 | Rn-sports☆ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 10 | 20'25.880 |
2 | 18 | C | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F108 ZAP F108 | 10 | 2.324 |
3 | 24 | C | 三笠 雄一 | ガレージ茶畑 RK01 B-MAX RK01 | 10 | 3.137 |
4 | 14 | C | 山下 健太 | ZAP☆JSS☆PFC☆西千葉不動産 ZAP F108 | 10 | 3.834 |
5 | 10 | C | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | 10 | 17.554 |
6 | 82 | C | 栗原 正之 | テクノクラフト はやぶさ F4 TOKYO R&D RD10W | 10 | 5.943 |
7 | 15 | C | 三浦 愛 | EXEDY テイクファースト TOKYO R&D RD10W | 10 | 2.796 |
8 | 25 | C | 松井 孝允 | サムライサポーターズRK01 B-MAX RK01 | 10 | 26.616 |
9 | 12 | A | 久保 宣夫 | 佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋 MYST KK-ZS | 10 | 31.767 |
10 | 70 | C | 伴 貴広 | TeamNaoki☆DUNLOP☆Ruf MOONCRAFT MC090 | 10 | 33.295 |
11 | 99 | A | 早坂 公希 | エクシズレーシング☆CMS006 WEST 006 | 10 | 33.762 |
12 | 36 | A | 大岩 政裕 | ポイントワン髙宮商事M2ミストKKZS MYST KK-ZS | 10 | 38.829 |
13 | 72 | C | 金井 亮忠 | チームNATS・正義 001 NATS 001 | 10 | 39.320 |
14 | 51 | C | 加藤 正将 | チームNATS・MARSracingMC MOONCRAFT MC090 | 10 | 40.007 |
15 | 44 | A | 塚田 光彦 | ありがとうスプリント!!WEST056関口 WEST 056 | 10 | 48.691 |
16 | 73 | A | 中島 佑弥 | チームNATS・エクシズ 006 WEST 006 | 10 | 57.032 |
17 | 5 | A | 鬼丸 健 | アルプス技研・M2・KKZ-S・K20 MYST KK-ZS | 10 | 1'07.784 |
18 | 13 | C | 吉田 基良 | B-MAX・RK01・TODA B-MAX RK01 | 10 | 1'09.719 |
19 | 37 | C | 長 優子 | B-MAX・RK01・TODA B-MAX RK01 | 10 | 1'29.437 |
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ---- |
- | 50 | C | ドラゴン | B-MAX Racing Team RK B-MAX RK01 | 5 | 5Laps |
- | 8 | A | ファン ド ユン | ZAP SPEED D.Y KOR006 WEST 006 | 1 | 9Laps |
- | 7 | C | 山口 大陸 | TAIROKU F108 TOKYO R&D F108 | 0 | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo.11 石川 京侍(Rn-sports☆ミストKK-ZS) 2'01.888 (5/10) 171.51km/h
スーパーFJ日本一決定戦は8日、鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、ポールポジションからスタートした山田真之亮(BLOOM GROUP & MTN)が一度もトップを譲ることなく、10周・22分7秒682で優勝した。
初冬の鈴鹿サーキットの上空には青空が広がった。午後12時45分、昨日の予選レースを勝ち上がった30台がフォーメーションラップを開始する。
スタートを制したのはポールポジションの山田真之亮(BLOOM GROUP & MTN)。2位には予選3位の橋本陸(スキルスピード)をインからかわした根本悠生(ZAP-SPEED WILL DO ED)が上がってきた。4位に太田達也(玉三郎アルビNAVYAUTOミスト制動屋)5位に河野駿佑(RS Fine 10V)6位に嶋田誠(TeamNaoki☆Leprix☆10V)と続く。
トップに立った山田が2位以下を突き放しにかかる一方、根本のペースが上がらないため2位以下は混戦。3位の橋本が2位の根本をパスしようと再三チャレンジするが、やがて後方から迫ってきた4位の太田に背後を脅かされることとなる。
橋本は4周目の1コーナーで太田に、5周目の1コーナーでは河野にいずれもインからパスされると5位まで後退。
トップの山田が中盤の6周目に、2位根本を2秒5離して独走状態になる頃、太田と河野の3位争いが激しくなってきた。7周目のスプーンカーブで河野が太田をパスして3位に上がるが、130Rでは太田が河野の前に出て再逆転。8周目の1コーナーで河野が太田をパスして3位に上がり、この争いは決着。太田は4位に落ちた。
3位の河野は、2位の根本を追うがその差は2秒0。9周目にはこのレースのファステストラップをたたき出すも、ファイナルラップに入る時点で根本からは1秒0後方。逆転は無理かと思われたが、なんと根本がファイナルラップのスプーンカーブで痛恨のシフトミス。河野はコーナー立ち上がりからバックストレッチにかけて根本に並びかけ、ついに130Rで2位に躍り出た。
レースは山田がポールトゥウイン。2位には河野が入り、3位は根本となった。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/08) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 43 | | 山田 真之亮 | BLOOM GROUP & MTN TOKYO R&D RD10V | 10 | 22'07.682 |
2 | 3 | | 河野 駿佑 | RS Fine 10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 3.967 |
3 | 2 | | 根本 悠生 | ZAP-SPEED WILL DO ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 4.111 |
4 | 61 | | 太田 達也 | 玉三郎アルビNAVYAUTOミスト制動屋 MYST KK-SⅡ | 10 | 4.501 |
5 | 66 | | 橋本 陸 | スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 10 | 5.752 |
6 | 14 | | 牧野 任祐 | improvesアキランドKKS-2 MYST KK-SⅡ | 10 | 6.126 |
7 | 70 | | 嶋田 誠 | TeamNaoki☆Leprix☆10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 6.378 |
8 | 23 | | 天野 翼 | LTV Racing 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 7.561 |
9 | 19 | | 石川 京侍 | ナインレーシング☆ミストKK-SII制動屋 MYST KK-SⅡ | 10 | 10.962 |
10 | 71 | | 佐藤 駿介 | TeamNaoki☆LEPRIX☆10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 17.258 |
11 | 4 | | クイック ヴァン | ZAP埼玉自大10VED TOKYO R&D RD10V | 10 | 19.538 |
12 | 6 | | 小原 侑己 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 20.826 |
13 | 36 | | 湊 雅之 | アルビRT玉三郎DreamED TOKYO R&D RD10V | 10 | 24.297 |
14 | 68 | | 濵砂 直輝 | Deep-R・10V関口ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 25.794 |
15 | 55 | | 坂倉 慎哉 | BRAND・JFA☆BRA☆RD10VF TOKYO R&D RD10V | 10 | 25.905 |
16 | 57 | G | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSII☆ED☆ミスト MYST KK-SⅡ | 10 | 28.935 |
17 | 60 | | 飯田 有希 | NAVYAUTO☆MYSTKKSII制動屋 MYST KK-SⅡ | 10 | 29.031 |
18 | 7 | G | 大宮 嘉信 | SkillSpeed 10V TODA TOKYO R&D RD10V | 10 | 29.532 |
19 | 72 | | 脇村 佑貴 | ライトウェイ☆レプリ10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 31.308 |
20 | 18 | | 高橋 響太 | IDI・ROMANTEC・KK-S MYST KKS | 10 | 34.256 |
21 | 51 | G | 福田 詩久 | FSプロジェクト 戸田 KKSII MYST KK-SⅡ | 10 | 36.309 |
22 | 34 | | 深村 匠 | アルビMOTORFREAK KK-SED MYST KK-S | 10 | 49.784 |
23 | 12 | G | 田崎 貴英 | KTガレージ三島自動車11J関口ED WEST 11J | 10 | 55.805 |
24 | 88 | G | タカシ | TeamKRM&アーネクトKKS-II MYST KK-SⅡ | 10 | 56.951 |
25 | 35 | | 神村 悠太 | ビヨンドアルビRTみなみ調剤薬局KK-S MYST KK-S | 10 | 1'18.806 |
26 | *24 | G | 岸 良一 | DLP☆タツミ☆KKS☆フウジ&スズカ MYST KK-S | 10 | 1'51.503 |
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ---- |
- | 17 | G | 道野 高志 | 丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 0 | 10Laps |
- | 37 | | 早坂 祐希 | アルビメークウィナーGIA TOKYO R&D RD10V | 0 | 10Laps |
- | 31 | | 村上 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | 0 | 10Laps |
- | 11 | | 池田 雄太郎 | きぬはら整形三島テイクKMTS戸田ED TOKYO R&D RD10V | 0 | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo.3 河野 駿佑(RS Fine 10V) 2'12.161 (9/10) 158.18km/h
- CarNo.24は、2013鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第11章第54条~1(黄旗中のコースアウト)により、競技結果に40秒を加算した。
F4日本一決定戦は7日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、石川京侍(Rn-Sports☆ミストKK-ZS)がポールポジションを獲得した。
午後になると鈴鹿上空には晴れ間が広がってきた。公式予選は午後2時45分から20分間にわたり行われた。
序盤、コースアウトするドライバーが多発。各所で黄旗が振られることとなり、終盤でのアタック合戦となった。
ポール争いを繰り広げたのは石川京侍(Rn-Sports☆ミストKK-ZS)三笠雄一(ガレージ茶畑RK01)山下健太(ZAP☆JSS☆PFC☆西千葉不動産)川端伸太朗(SUCCEED SPORTS F108)の4人。互いに順位を入れ替え激しい争いを見せるが、最後に石川がただ一人2分2秒を切る、2分1秒917をたたき出し、ポールポジションをものにした。
2位には三笠、3位には山下、4位には川端と続いたが、なんとこの4人のタイムは0秒156差に収まり、5位以下を1秒以上離す異次元・僅差の争いで幕を閉じた。
明日8日は14時50分から10周の決勝が行われるが、この4人の優勝争いから目が離せない。
- ポールポジションの石川京侍
- 「クルマの調子は良く、明日のペースも問題がないのでスタートを決めれば勝てると思います。今年最後のレースなので気合いを入れてがんばります。今年は、いい結果が出せなかったので日本一になって締めくくりたいです」
- 予選3位の山下健太
- 「過去のレースは予選がよかったのに違う結果になって残念です。スタートは自信がないですが、レースでは前のクルマについていきたいですね」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/07) Repechage Weather:Fine Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 37 | | 早坂 祐希 | アルビメークウィナーGIA TOKYO R&D RD10V | 5 | 11'22.868 |
2 | 31 | | 上村 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | 5 | 0.638 |
3 | 11 | | 池田 雄太郎 | きぬはら整形三島テイクKMTS戸田ED TOKYO R&D RD10V | 5 | 4.946 |
4 | 51 | G | 福田 詩久 | FSプロジェクト 戸田 KKSII MYST KK-SⅡ | 5 | 5.734 |
5 | 57 | G | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSII☆ED☆ミスト MYST KK-SⅡ | 5 | 6.577 |
6 | 12 | G | 田崎 貴英 | KTガレージ三島自動車11J関口ED WEST 11J | 5 | 9.535 |
7 | 34 | | 深村 匠 | アルビMOTORFREAK KK-SED MYST KK-S | 5 | 12.067 |
8 | 88 | G | タカシ | TeamKRM&アーネクトKKS-II MYST KK-SⅡ | 5 | 12.631 |
9 | 24 | G | 岸 良一 | DLP☆タツミ☆KKS☆フウジ&スズカ MYST KK-S | 5 | 15.831 |
10 | 35 | | 神村 悠太 | ビヨンドアルビRTみなみ調剤薬局KK-S MYST KK-S | 5 | 17.921 |
---- 以上ファイナル進出 ---- |
11 | 8 | | 塩田 龍二 | ASアートスーパーウィンズWAKOS ED MYST KK-SⅡ | 5 | 18.755 |
12 | 28 | | 片山 義章 | TEAM KATAYAMA TOKYO R&D RD10V | 5 | 23.277 |
13 | 10 | G | 川地 欽也 | KTガレージ三嶋自動車ガレージシフト07J WEST W07J | 5 | 25.841 |
14 | *25 | G | 濱野 隆一 | ロコリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 5 | 26.639 |
15 | 56 | G | 加藤 洋一 | ミスト・オガワ・制動屋・KKS-2 MYST KK-SⅡ | 5 | 46.168 |
16 | 21 | | 畔柳 叶伍 | ミスト・関口・制動屋・KOTA RACING MYST KK-SⅡ | 5 | 1'16.632 |
17 | 5 | G | 村瀬 和也 | ミスト・セキグチ・勝男武士 MYST KK-SⅡ | 3 | 2Laps |
- Fastest Lap: CarNo.37 早坂 祐希(アルビメークウィナーGIA) 2'14.528 (5/5) 155.40km/h
- CarNo.25は、2013年鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第10章第53条~1(スタート違反)により、競技結果に30秒を加算した。
スーパーFJ日本一決定戦は7日、鈴鹿サーキットで第1レグBグループ決勝が、午後12時25分から行われ、PPからスタートした橋本陸が優勝した。
PPの橋本はホールショットを取り1位で1コーナーを通過。2番手の牧野は失敗し8位まで下がることとなった。2位には嶋田が上がった。
一旦は8位まで下がった牧野だったが、ファステストラップを叩き出しながら順位を着実に上げて、最終ラップのヘアピンで3位まで挽回してゴールした。
橋本はミスのない走りで2位以下4秒の差をつけトップチェッカーを受けた。
- 優勝した橋本陸のコメント
-
「スタートは少しミスをしましたが、自分のペースで走れました。F1の前座レースでもミスをしていますので、決勝のスタートは全然自信がありませんが、レースペースはいいと思うので勝って来年につなげたいと思います」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ日本一決定戦は7日、鈴鹿サーキットでAグループ第1レグが行われ、予選2位の山田真之亮がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝した。
スタートは午前11時35分から。予選5位の石川京侍が、グリッドに着いたところでエンジンストールしたためピットレーンスタート。そのため、6周の予定が1周減算の5周で第1レグが行われることとなった。
スタートでは予選2位の山田が1位に上がり、PPからスタートの河野は4位まで順位を落とした。河野は2周目の1コーナーで順位を一つ上げて3位に上がり、そのままの勢いで2位の根本に追いつくが抜けないままレースは進行した。
山田は、終始1位を守りきりトップでチェッカーを受けた。2位は根本が入り、3位には河野が入った。
トラブルでピットレーンスタートとなった石川は、着実に順位を上げ1周目で17位、2周目で13位とハイペースで走り最終的には10位でゴールし、ファイナルラウンドに進出した。
- 優勝した山田真之亮のコメント
-
「完璧にスタートを決めることができトップになれましたが、クルマ的に非常に厳しくペースを上げることがなかなかできなくて、大変なレースでした。後ろの根本選手との差があったのでミラーを見ながらレースをしていました。また明日もスタートを決めて勝ちたいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンFinal Round -RIJ- (2013/12/07) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 F4日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos |
No |
Cls |
Driver |
Car Maker Model |
Time |
Behind |
Gap |
km/h |
1 |
11 |
A |
石川 京侍 |
Rn-sportsu☆ミストKK-ZS MYST KK-ZS |
R2'01.917 |
- |
- |
171.471 |
2 |
24 |
C |
三笠 雄一 |
ガレージ茶畑 RK01 B-MAX RK01 |
R2'02.025 |
0.108 |
0.108 |
171.319 |
3 |
14 |
C |
山下 健太 |
ZAP☆JSS☆PFC☆西千葉不動産 ZAP F108 |
R2'02.062 |
0.145 |
0.037 |
171.267 |
4 |
18 |
C |
川端 伸太朗 |
SUCCEED SPORTS F108 ZAP F108 |
R2'02.073 |
0.156 |
0.011 |
171.252 |
5 |
72 |
C |
金井 亮忠 |
チームNATS・正義 001 NATS 001 |
2'03.302 |
1.385 |
1.229 |
169.545 |
6 |
10 |
C |
加藤 智 |
FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 |
2'03.578 |
1.661 |
0.276 |
169.166 |
7 |
15 |
C |
三浦 愛 |
EXEDY テイクファースト TOKYO R&D RD10W |
2'03.838 |
1.921 |
0.260 |
168.811 |
8 |
12 |
A |
久保 宣夫 |
佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋 MYST KK-ZS |
2'04.057 |
2.140 |
0.219 |
168.513 |
9 |
82 |
C |
栗原 正之 |
テクノクラフト はやぶさ F4 TOKYO R&D RD10W |
2'04.296 |
2.379 |
0.239 |
168.189 |
10 |
99 |
A |
早坂 公希 |
エクシズレーシング☆CMS006 WEST 006 |
2'04.302 |
2.385 |
0.006 |
168.181 |
11 |
70 |
C |
伴 貴広 |
TeamNaoki☆DUNLOP☆Ruf MOONCRAFT MC090 |
2'04.453 |
2.536 |
0.151 |
167.977 |
12 |
7 |
C |
山口 大陸 |
TAIROKU F108 TOKYO R&D F108 |
2'04.693 |
2.776 |
0.240 |
167.653 |
13 |
51 |
C |
加藤 正将 |
チームNATS・MARSracingMC MOONCRAFT MC090 |
2'04.926 |
3.009 |
0.233 |
167.341 |
14 |
50 |
C |
ドラゴン |
B-MAX Racing Team RK B-MAX RK01 |
2'04.988 |
3.071 |
0.062 |
167.258 |
15 |
73 |
A |
中島 佑弥 |
チームNATS・エクシズ 006 WEST 006 |
2'05.381 |
3.464 |
0.393 |
166.733 |
16 |
*36 |
A |
大岩 政裕 |
ポイントワン髙宮商事M2ミストKKZS MYST KK-ZS |
2'05.620 |
3.703 |
0.239 |
166.416 |
17 |
44 |
A |
塚田 光彦 |
ありがとうスプリント!!WEST056関口 WEST 056 |
2'06.080 |
4.163 |
0.460 |
165.809 |
18 |
25 |
C |
松井 孝允 |
サムライサポーターズRK01 B-MAX RK01 |
2'06.434 |
4.517 |
0.354 |
165.345 |
19 |
5 |
A |
鬼丸 健 |
アルプス技研・M2・KKZ-S・K20 MYST KK-ZS |
2'06.524 |
4.607 |
0.090 |
165.227 |
20 |
*13 |
C |
吉田 基良 |
B-MAX・RK01・TODA B-MAX RK01 |
2'07.089 |
5.172 |
0.565 |
164.493 |
21 |
37 |
C |
長 優子 |
B-MAX・RK01・TODA B-MAX RK01 |
2'09.631 |
7.714 |
2.542 |
161.267 |
22 |
8 |
A |
ファン ド ユン |
ZAP SPEED D.Y KOR006 WEST 006 |
2'11.490 |
9.573 |
1.859 |
158.987 |
---- 以上基準タイム(2'39.000)予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(2'02.593)を更新した。
- CarNo.13は、2013年鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第11章第54条~1)(チェッカー無視)違反により、訓戒とした。
- CarNo.36は、2013年鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第11章第54条~1)(黄旗中のスピン)違反により、3グリッド降格とする。
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/07) B Group 1st Reg Weather:Cloudy Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 66 | | 橋本 陸 | スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 6 | 13'15.935 |
2 | 70 | | 嶋田 誠 | TeamNaoki☆Leprix☆10V TOKYO R&D RD10V | 6 | 4.804 |
3 | 14 | | 牧野 任祐 | improvesアキランドKKS-2 MYST KK-SⅡ | 6 | 6.534 |
4 | 4 | | クイック ヴァン | ZAP埼玉自大10VED TOKYO R&D RD10V | 6 | 7.138 |
5 | 6 | | 小原 侑己 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 6 | 11.213 |
6 | 60 | | 飯田 有希 | NAVYAUTO☆MYSTKKSII制動屋 MYST KK-SⅡ | 6 | 15.783 |
7 | 36 | | 湊 雅之 | アルビRT玉三郎DreamED TOKYO R&D RD10V | 6 | 15.845 |
8 | 18 | | 高橋 響太 | IDI・ROMANTEC・KK-S MYST KKS | 6 | 18.765 |
9 | 72 | | 脇村 佑貴 | ライトウェイ☆レプリ10V TOKYO R&D RD10V | 6 | 25.832 |
10 | 7 | G | 大宮 嘉信 | SkillSpeed 10V TODA TOKYO R&D RD10V | 6 | 29.804 |
---- 以上ファイナル進出 / 以下敗者復活出場 ---- |
11 | 51 | G | 福田 詩久 | FSプロジェクト 戸田 KKSII MYST KK-SⅡ | 6 | 30.703 |
12 | 12 | G | 田崎 貴英 | KTガレージ三島自動車11J関口ED WEST 11J | 6 | 35.201 |
13 | 35 | | 神村 悠太 | ビヨンドアルビRTみなみ調剤薬局KK-S MYST KK-S | 6 | 38.492 |
14 | 21 | | 畔柳 叶伍 | ミスト・関口・制動屋・KOTA RACING MYST KK-SⅡ | 6 | 43.380 |
15 | 56 | G | 加藤 洋一 | ミスト・オガワ・制動屋・KKS-2 MYST KK-SⅡ | 6 | 53.910 |
16 | 5 | G | 村瀬 和也 | ミスト・セキグチ・勝男武士 MYST KK-SⅡ | 6 | 1'01.036 |
17 | 57 | G | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSII☆ED☆ミスト MYST KK-SⅡ | 5 | 1Lap |
Fastest Lap: CarNo.14 牧野任祐(improvesアキランドKKS-2) 2'12.146 (5/6) 158.20km/h
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/07) A Group 1st Reg Weather:Cloudy Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 43 | | 山田 真之亮 | BLOOM GROUP & MTN TOKYO R&D RD10V | 5 | 11'03.083 |
2 | 2 | | 根本 悠生 | ZAP-SPEED WILL DO ED TOKYO R&D RD10V | 5 | 1.191 |
3 | 3 | | 河野 駿佑 | RS Fine 10V TOKYO R&D RD10V | 5 | 1.534 |
4 | 61 | | 太田 達也 | 玉三郎アルビNAVYAUTOミスト制動屋 MYST KK-SⅡ | 5 | 2.479 |
5 | 23 | | 天野 翼 | LTV Racing 10V ED TOKYO R&D RD10V | 5 | 5.739 |
6 | 71 | | 佐藤 駿介 | TeamNaoki☆LEPRIX☆10V TOKYO R&D RD10V | 5 | 7.082 |
7 | 17 | G | 道野 高志 | 丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 5 | 9.170 |
8 | 68 | | 濵砂 直輝 | Deep-R・10V関口ED TOKYO R&D RD10V | 5 | 9.996 |
9 | 55 | | 坂倉 慎哉 | BRAND・JFA☆BRA☆RD10VF TOKYO R&D RD10V | 5 | 14.017 |
10 | 19 | | 石川 京侍 | ナインレーシング☆ミストKK-SII制動屋 MYST KK-SⅡ | 5 | 14.195 |
---- 以上ファイナル進出 / 以下敗者復活出場 ---- |
11 | 31 | | 村上 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | 5 | 17.076 |
12 | 25 | G | 濱野 隆一 | ロコリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 5 | 18.378 |
13 | 11 | | 池田 雄太郎 | きぬはら整形三島テイクKMTS戸田ED TOKYO R&D RD10V | 5 | 18.850 |
14 | 37 | | 早坂 祐希 | アルビメークウィナーGIA TOKYO R&D RD10V | 5 | 22.365 |
15 | 34 | | 深村 匠 | アルビMOTORFREAK KK-SED MYST KK-S | 5 | 28.405 |
16 | *8 | | 塩田 龍二 | ASアートスーパーウィンズWAKOS ED MYST KK-SⅡ | 5 | 29.067 |
17 | *24 | G | 岸 良一 | DLP☆タツミ☆KKS☆フウジ&スズカ MYST KK-S | 5 | 39.777 |
18 | 10 | G | 川地 欽也 | KTガレージ三嶋自動車ガレージシフト07J WEST W07J | 5 | 40.581 |
19 | 28 | | 片山 義章 | TEAM KATAYAMA TOKYO R&D RD10V | 3 | 2Laps |
20 | 88 | G | タカシ | TeamKRM&アーネクトKKS-II MYST KK-SⅡ | 0 | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo.19 石川京侍(ナインレーシング☆ミストKK-SⅡ制動屋) 2'12.090 (5/5) 158.26km/h
- CarNo.8は、2013年鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第10章第52条~5)により、敗者復活戦のグリッドを3グリッド降格とする。
- CarNo.24は、2013年鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則第11章第57条~1)①②により、敗者復活戦のグリッドを3グリッド降格とする。
スーパーFJ日本一決定戦は7日、鈴鹿サーキットで公式予選を行いAグループは河野駿佑(RS Fine 10V)が、Bグループは橋本陸(スキルスピード)がポールポジションを獲得した。
鈴鹿サーキットは朝から雲が垂れ込め肌寒い。スーパーFJは各サーキットの地方選手権を争った37名が鈴鹿に集結。Aグループ・20台、Bグループ・17台に分かれて、午前9時からそれぞれ20分間の公式予選を行った。
この予選で各グループとも本日行われる第1レグ・予選レースのグリッドが決定される。
Aグループではコースレコードが続出。上位5台が従来のコースレコード1分12秒210を更新し、6月のもてぎでデビューしたばかりの、18才・高校生、河野駿祐(RS Fine 10V)がポールポジションを獲得した。「クルマのバランスが良くて、こんなタイムがでるなんてびっくり。スタートは成功したことがないので緊張しています」と初々しい。予選2位には山田真之亮(BLOOM GROUP & MTN)が、同3位には太田達也(玉三郎アルビNAVYAUTOミスト制動屋)が入った。
Bグループは、SRS卒業生の21才・橋本陸(スキルスピード)がポールポジションを獲得。「前に引っかかったので間隔を空けてタイムを出しました。路面が良くて1,2セクターともいいタイムで、10秒台入ることも可能でした」と強気のコメント。予選2位には牧野任祐(improvesアキランドKKS-2)が、同3位には嶋田誠(TeamNaoki☆Leprix☆10V)が入った。
このあと午前11時35分からAグループの第1レグが、午後12時25分からBグループの第1レグレースが行われ、各上位10台が決勝に進出する。
Text: Yosinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/07) B Group Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一決定戦 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 66 | | 橋本 陸 | スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 2'11.222 | - | - | 159.312 |
2 | 14 | | 牧野 任祐 | improvesアキランドKKS-2 MYST KK-SⅡ | 2'11.266 | 0.044 | 0.044 | 159.258 |
3 | 70 | | 嶋田 誠 | TeamNaoki☆Leprix☆10V TOKYO R&D RD10V | 2'12.023 | 0.801 | 0.757 | 158.345 |
4 | 57 | G | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSII☆ED☆ミスト MYST KK-SⅡ | 2'12.563 | 1.341 | 0.540 | 157.700 |
5 | 6 | | 小原 侑己 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'12.605 | 1.383 | 0.042 | 157.650 |
6 | 4 | | クイック ヴァン | ZAP埼玉自大10VED TOKYO R&D RD10V | 2'12.770 | 1.548 | 0.165 | 157.454 |
7 | 7 | G | 大宮 嘉信 | SkillSpeed 10V TODA TOKYO R&D RD10V | 2'12.812 | 1.590 | 0.042 | 157.404 |
8 | 36 | | 湊 雅之 | アルビRT玉三郎DreamED TOKYO R&D RD10V | 2'13.006 | 1.784 | 0.194 | 157.175 |
9 | 72 | | 脇村 佑貴 | ライトウェイ☆レプリ10V TOKYO R&D RD10V | 2'13.368 | 2.146 | 0.362 | 156.748 |
10 | 60 | | 飯田 有希 | NAVYAUTO☆MYSTKKSII制動屋 MYST KK-SⅡ | 2'13.787 | 2.565 | 0.419 | 156.257 |
11 | 18 | | 高橋 響太 | IDI・ROMANTEC・KK-S MYST KKS | 2'14.058 | 2.836 | 0.271 | 155.941 |
12 | 51 | G | 福田 詩久 | FSプロジェクト 戸田 KKSII MYST KK-SⅡ | 2'14.526 | 3.304 | 0.468 | 155.399 |
13 | 12 | G | 田崎 貴英 | KTガレージ三島自動車11J関口ED WEST 11J | 2'15.702 | 4.480 | 1.176 | 154.052 |
14 | 35 | | 神村 悠太 | ビヨンドアルビRTみなみ調剤薬局KK-S MYST KK-S | 2'15.702 | 4.480 | 0.000 | 154.052 |
15 | 21 | | 畔柳 叶伍 | ミスト・関口・制動屋・KOTA RACING MYST KK-SⅡ | 2'15.808 | 4.586 | 0.106 | 153.932 |
16 | 56 | G | 加藤 洋一 | ミスト・オガワ・制動屋・KKS-2 MYST KK-SⅡ | 2'18.273 | 7.051 | 2.465 | 151.188 |
17 | 5 | G | 村瀬 和也 | ミスト・セキグチ・勝男武士 MYST KK-SⅡ | 2'22.883 | 11.661 | 4.610 | 146.310 |
---- 以上予選通過 ---- |
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2013/12/07) A Group Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 スーパーFJ日本一 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 3 | | 河野 駿佑 | RS Fine 10V TOKYO R&D RD10V | R2'11.133 | - | - | 159.420 |
2 | 43 | | 山田 真之亮 | BLOOM GROUP & MTN TOKYO R&D RD10V | R2'11.431 | 0.298 | 0.298 | 159.058 |
3 | 61 | | 太田 達也 | 玉三郎アルビNAVYAUTOミスト制動屋 MYST KK-SⅡ | R2'11.691 | 0.558 | 0.260 | 158.744 |
4 | 2 | | 根本 悠生 | ZAP-SPEED WILL DO ED TOKYO R&D RD10V | R2'11.765 | 0.632 | 0.074 | 158.655 |
5 | 19 | | 石川 京侍 | ナインレーシング☆ミストKK-SII制動屋 MYST KK-SⅡ | R2'11.814 | 0.681 | 0.049 | 158.596 |
6 | 23 | | 天野 翼 | LTV Racing 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'12.475 | 1.342 | 0.661 | 157.805 |
7 | 17 | G | 道野 高志 | 丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 2'12.603 | 1.470 | 0.128 | 157.653 |
8 | 71 | | 佐藤 駿介 | TeamNaoki☆LEPRIX☆10V TOKYO R&D RD10V | 2'12.625 | 1.492 | 0.022 | 157.626 |
9 | *11 | | 池田 雄太郎 | きぬはら整形三島テイクKMTS戸田ED TOKYO R&D RD10V | 2'13.337 | 2.204 | 0.712 | 156.785 |
10 | 55 | | 坂倉 慎哉 | BRAND・JFA☆BRA☆RD10VF TOKYO R&D RD10V | 2'13.341 | 2.208 | 0.004 | 156.780 |
11 | 68 | | 濵砂 直輝 | Deep-R・10V関口ED TOKYO R&D RD10V | 2'13.537 | 2.404 | 0.196 | 156.550 |
12 | 37 | | 早坂 祐希 | アルビメークウィナーGIA TOKYO R&D RD10V | 2'13.658 | 2.525 | 0.121 | 156.408 |
13 | 25 | G | 濱野 隆一 | ロコリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 2'13.708 | 2.575 | 0.050 | 156.350 |
14 | 28 | | 片山 義章 | TEAM KATAYAMA TOKYO R&D RD10V | 2'13.975 | 2.842 | 0.267 | 156.038 |
15 | 31 | | 村上 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | 2'14.037 | 2.904 | 0.062 | 155.966 |
16 | 88 | G | タカシ | TeamKRM&アーネクトKKS-II MYST KK-SⅡ | 2'15.138 | 4.005 | 1.101 | 154.695 |
17 | 34 | | 深村 匠 | アルビMOTORFREAK KK-SED MYST KK-S | 2'15.469 | 4.336 | 0.331 | 154.317 |
18 | 8 | | 塩田 龍二 | ASアートスーパーウィンズWAKOS ED MYST KK-SⅡ | 2'15.937 | 4.804 | 0.468 | 153.786 |
19 | 24 | G | 岸 良一 | DLP☆タツミ☆KKS☆フウジ&スズカ MYST KK-S | 2'17.339 | 6.206 | 1.402 | 152.216 |
20 | 10 | G | 川地 欽也 | KTガレージ三嶋自動車ガレージシフト07J WEST W07J | 2'18.747 | 7.614 | 1.408 | 150.671 |
---- 以上予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(2'12.210)を更新しました。
- CarNo.11は、2013鈴鹿クラブマンレースシリーズ特別規則第12章第60条~1)(ピットレーン通過速度)違反により、第1レグのグリッドを3グリッド降格とする。
今シーズン、スーパーGT300クラス・ドライバーズランキングで2位を獲得し、先日行われた富士スプリントカップでも総合優勝を果たしたGAINERが11月15日(日)にファン感謝祭を開催する。詳細は以下のとおり。
2013年GAINERファン感謝祭
2013年の応援を感謝して、ビュッフェパーティーでドライバー&スタッフとゲーム、トークショーで楽しみませんか!
- 開催日:2013年12月15日(日曜日)
- 開演時間:13:00~15:30(開場12:30~)
- 場所:GAINER京都工場2階大広間(京都市左京区八瀬花尻町198-1)
- 参加費:大人\6.000-/小人\3.500(4歳以上18歳未満) 3歳以下は無料
- 参加人数:大人、小人合わせて45名
- 参加費に含まれる物:ブッフェバイキング、フリードリンク(アルコール&ソフトドリンク)、ビンゴカード1枚
- イベント内容:ドライバートークショー、ビンゴゲーム、その他ゲーム大会など
- お申し込み:GAINERオフシャルショップにて先着順で販売(11月26日PM18:00~12月8日PM23:59)
- 参加ドライバー:田中哲也・植田正幸(都合により参加出来ない場合も有ります)
着席形式になります。会場の都合によりお入りいただける人数も限られてしまいます。申し訳有りませんが限定数の発売とさせていただきます!
こんな事をやって欲しい、あんなことも出来ないですかなど、ご意見等ありましたら、是非Mailでお知らせ下さい。(申し込み先:GAINERオフィシャルショップ)
今年1年本当に応援ありがとうございました! 今年2台体制になることも、マシンがMercedes Benz SLSになることも昨年開催したこのファン感で一番に発表致しました。今年はどんなニュースが飛び出るか? 11号車は惜しくもチャンピオンを獲得することは出来ませんでしたが、ファン感謝祭で1年間のレースを思い出しながらみんなで盛り上がろう!
GAINER
- DRIVER Race1: BJORN WIRDHEIM / 予選:2位 決勝:2位
- DRIVER Race2: KATSUYUKI HIRANAKA / 予選:3位 決勝:2位
- 予選・Race1決勝日入場者数:23,000人 Race2決勝日入場者数:39,000人
2013年11月23日(土曜日)
- 第1レース予選:8:05~8:25 Bjorn Wirdheim 気温:9度・路面温度:9度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 第2レース予選:8:50~9:10 平中克幸 気温:11度・路面温度:16度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 第1レース決勝:14:05~ Bjorn Wirdheim 気温:13度・路面温度:19度・天候:晴・路面状況:ドライ
今年最後のSUPER-GTのレースとなる、JAF-GPスプリントカップ。今年は3日間開催から、2日間開催となりタイムスケジュールも非常にタイトになる。公式練習もなしに、いきなりの予選が8時05分という早い時間から開始された。
Race1はBjorn WIRDHEIM、Race2は平中克幸が担当する。初めの20分はBjornがアタックを開始。走り出しからトップに名前を連ねるBjorn。3周計測してピットに戻り、ソフトタイヤで再びアタック。やはり計測3周目に1‘37.497のタイムで暫定トップに。
しかしその後No.3GT-Rが1’37.147のタイムでポールポジションを獲得。Bjornは午後からの決勝をセカンドローからスタートすることになった。
続いて500クラスの予選の後、平中の予選が開始された。計測3周目のタイムで暫定3番手になるが、その後なかなかクリアラップが取れず、タイムアップが出来ない。平中も途中でソフトタイヤに交換するためにピットへ。この時点で7番手。しかし、なかなかタイヤも暖まり切らず、ラスト計測1周になってしまう。
なんとかクリアラップを取れるようにアタックを開始。セクター1、セクター2と自己ベストを更新。 1‘37.634で暫定4番手に。その後3番手だったNo.35GT-Rが4輪脱輪の裁定によりベストタイム抹消となり、明日は3番手のポジションからのスタートが決まった。
- 平中 克幸コメント
-
予選は自分が思っていた以上に苦戦してしまいました。言い訳ではないのですが、タイヤの2セット目を履いて出て行った場所がものすごく悪くて、最後の2周まで自分のペースで走ることが出来ずにいました。ラストラップもなんとかアタック出来たという感じでしたので、悔しさの残る予選でした。レースは明日ですし、3番手スタートは決して悪くないポジションからですので、予選の悔しさを晴らしたいと思います。
- Bjorn Wirdheimコメント
-
フリー走行もなくいきなりの予選でしたが、良いパフォーマンスを発揮出来た。タイヤウォーマーもなく早朝の予選でしたが、Teamもタイヤも凄く良かった。日産GT-Rは異次元の走りだったのですが、予選のタイヤも良かったので、決勝でも良いパフォーマンスを発揮してくれると思うので、もてぎのように優勝して終わりたいです。
午後からの決勝はオンタイムでスタート。慣れないスタンディングスタートでBjornはエンジンがストール気味になってしまい、ポジションを落としてしまう。なんとか1コーナーまでには少し挽回。コカコーラーコーナーあたりでNo.48GT-Rに後ろから接触され、コースアウト。何とかコースに戻って前車を猛追。
1周目にはスタートミスを挽回し、3番手でコントロールタワーを通過。前を走るNo.55CR-Zを追いかけ、4周目の1コーナーでパスし2番手に浮上。前を行くNo.35GT-Rとの差を詰めたいところだったが、異次元の速さで快走するGT-Rとの差はなかなか縮まらず、周回を重ねていく。後方からは、ポールポジションからスタートし、スタートミスで後方に後退していたNo.3GT-Rが猛追してきた。14周目、15周目はBjornも上手くブロックをしながらバトルを展開するが、16周目にとうとうパスされ3番手に後退。
しかし17周にトップを快走していたNo.35のタイヤが悲鳴を上げバースト。再び2番手になり、もう一度No.3を追いかけ始め、ストレートで離され、セクター2、3では1秒以内の攻防が繰り広げられていたが、抜くまでには至らず2番手でチェッカーを受けた。
- Bjorn Wirdheimコメント
-
決勝はスタートでエンジンストール気味になってしまい、かなりポジションダウン。しかし1コーナーで少し順位を上げることが出来た。たが2コーナー~コカコーラーコーナーで48号車に後ろから追突され、再びポジションを落としてしまったが、ヘヤピンからダンロップコーナーで48号車をパス出来た。それからも少し車のフィーリングがおかしかったのですが、タイヤのフィーリングも良く、1コーナーでインに飛び込み2番手のポジションまで上がることが出来た。トップにはかなり近づけましたが、3号車のストレートスピードにはついて行くことが出来ず、コーナーで詰める状況で少しチャンスもあったけれども抜くことは敵いませんでした。それでも2番手でチェッカーを受けられたことはうれしかった。
2013年11月24日(日曜日)
- 第2レース決勝:14:05~(22周) 平中克幸 気温:13度・路面温度:18度・天候:晴・路面状況:ドライ
オンタイムでフォーメーションラップが開始され、平中はSLSで初めてのスタンディングスタートを行う。昨日Bjornがストールした事を生かし、トラクションコントロールなしでスタート。これが昨日よりも失敗が大きく、やはり1コーナーまでに大きく順位を落としてしまう。タイヤも暖まりが思った以上に遅く、ペースも上げられない。1周目にコントロールタワーを通過したときには7番手までポジションを落としていた。
徐々にペースの上がってきた平中は、5周目にNo.16CR-Zを1コーナーでパス。No.3GT-Rがスタートで大きくフライングして、ここでドライブスルーペナルティーが出されて5番手に。前を行くNo.4BMWとの差を、1周毎に0.5秒縮めていく。しかし楽に抜かせてくれないのが谷口選手。執拗なブロックに合い2周に渡ってテールツゥーノーズ。ストレートでも近づきすぎて接触。一瞬ヒヤッとする場面もあったが、なんとか2コーナーでパス。
ここでも昨日に続いて2番手を走っていたNo.35が急遽ピットへ入り、15周目にはスタート時点のポジションの3番手まで上がってきた。前を行くNo.55CR-Zとは、毎周1秒ほど差を詰めていき、17周目の1コーナーでインに入り2番手に。
残り4周でトップのNo.2マクラーレンを追いかける。残り2周0.4秒差まで縮めてトップを狙う。ここに来て急にNo.2のペースが平中と変わらない様になる。ストレートスピードはやはりマクラーレンが上。昨日に続いてセクター2とセクター3で攻めるが、さすがにベテラン加藤選手は易々とは抜かせてくれない。最終ラップまでバトルは続いたが、抜ききることが出来ず2番手でチェッカーを受けた。これにより、JAF-GP総合優勝は11号車が獲得した。
- 平中 克幸コメント
-
スタートに失敗してしまいまして、7位まで落ちてしまいました。でも何とか2番手まで上がることが出来て、Teamの総合優勝に貢献できたことは良かったと思っております。シーズン中は色々と苦労した部分もありましたが、今年最後のGTレースを総合優勝で終われたということは最終的には良かったと思いますし、1年を通してGAINERが凄く強かったということを証明できたので良かったと思います。
Text & Photo: GAINER
- DRIVER Race1: MASAYUKI UEDA / 予選:11位 決勝:11位
- DRIVER Race2: TETSUYA TANAKA / 予選:6位 決勝:6位
- 予選・Race1決勝日入場者数:23,000人 Race2決勝日入場者数:39,000人
2013年11月23日(土曜日)
- 第1レース予選:8:05~8:25 植田正幸 気温:9度・路面温度:9度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 第2レース予選:8:50~9:10 田中哲也 気温:11度・路面温度:16度・天候:晴・路面状況:ドライ
- 第1レース決勝:14:05~ 植田正幸 気温:13度・路面温度:19度・天候:晴・路面状況:ドライ
今年最後のSUPER-GTのレースとなる、JAF-GP スプリントカップ。 今年は3日間開催から、2日間開催となりタイムスケジュールも非常にタイトになる。 公式練習もなしに、いきなりの予選が8時05分という早い時間から開始された。
第1レースを担当するのは植田正幸。まず植田がアタックを開始。練習走行が無いため、ブレーキの焼き入れからという予選アタックになってしまった。そのためタイムアップはなかなか出来ず、計測3ラップでピットへ戻りタイヤをソフトに交換しコースへ。徐々にペースを上げ、計測4周目に10番手に浮上。最終計測周もセクター1とセクター2はベストできてたが、最終でミスがありタイムを更新することが出来ず、最終的には11番手のポジションからのスタートが決まった。
続いて500クラスの予選の後、田中哲也の予選が開始された。路面状況も厳しい中でも、計測1周目で3番手に名前を刻む。その後1分38秒中盤で、ソフトタイヤに交換するためにピットへ。しかし、なかなかクリアラップが取れずに苦戦。最後の最後でようやくなんとかまともに走れる状況になり、1分37秒873のタイムで予選6番手が確定した。
- 田中哲也コメント
-
計測3周目にベストが出せる状況が良かったのですが、なかなかクリアラップが取れず難しかったですね。もう少しちゃんと組み立てて、自分の走りが出来てたらと思います。ポールポジションを取れるほどの状況ではなかったですが、マシンの状態も良かったのでもう少し上のポジションからいきたかったですね。明日は頑張ります。
- 植田正幸コメント
-
ブレーキの焼き入れなどがあったので、前半はほとんど何も出来ませんでした。最後にソフトタイヤでアタックいったのですが、セクター1、セクター2とベストで来ていましたが、セクター3で気負いすぎてオーバーランしてしまいタイムアップが来ませんでした。その辺をキッチリ直さないと駄目ですね。決勝はいける気がするので、なんとか1つでも上のポジションでチェッカーを受けたいですね。
午後からの決勝はオンタイムでスタート。慣れないスタンディングスタートで植田はスタートをミス。その上No.2マクラーレンに接触され順位を一気に落としてしまう。1周目にコントロールタワーを通過したときには17番手まで後退。
しかし2周目には15番手に、6周目にはNo.21AUDIを交わし14番手に。12番手のNo.5GT-Rを先頭に7台ほどが数珠つなぎにバトルを展開。10周目にNo.61をパスし、12番手に浮上。その後トップを走るNo.35のタイヤがバーストし、スタートのポジションまで順位を挽回。
しかし、たったの22周ではここまでが限界で、11番手でチェッカーを受けた。タイムは悪くなかったので、スタートが非常に悔やまれるレースとなった。
- 植田正幸コメント
-
スタートの大失敗で8台の車に抜かれて、1コーナーまでに19番手まで落ちましたが、接触している車両があったのでそこをすり抜けて1周目は17番手でかえってきました。そのあとも抜くのにタイヤを使ってしまい、リアが厳しくなり後半はいまひとつペースも上げられませんでした。敗因はスタートに尽きるので、駄目でしたね。今年1年自分なりには良いレースを出来てきたと思うので、来年に繋がれば良いと思います。ありがとうございました。
2013年11月24日(日曜日)
- 第2レース決勝:14:05~(22周) 田中哲也 気温:13度・路面温度:18度・天候:晴・路面状況:ドライ
前日と同様に快晴の中、今年最後のレースがオンタイムで開始された。抜群のスタートをすることが出来ず、1コーナーまでに7番手に後退。その後No.4BMW、No.88ランボルギーニにもパスされ、1周目は9番手でコントロールタワーを通過。
やはり選択したタイヤの暖まりが悪く、思ったようにペースが上がらない。No.3GT-Rがスタートで大きくフライングして、5周目にドライブスルーペナルティーで8番手に。そのまま小康状態で周回を重ねる。
9周目にNo.88ランボルギーニ交わし、7番手に浮上。昨日に続いて2番手を走っていたNo.35が14周目に急遽ピットへ入りポジションを一つあげる。前を走るNo.16CR-Zを追いかけるが、22周の周回数では前半のペースが上げられなかったことが響いてしまい6番手でチェッカーを受けた。
- 田中哲也コメント
-
予選も決勝もなかなか上手くいかなかったですね。頑張ったのですが、ペースもあげられなかったし、タイヤも最後まで保たせることができなかったので良いところが無かったですね。ちょっと悔しいですね。
- 福田洋介エンジニアコメント
-
第2レースは、スタートポジションが11号車の後ろで尚且近い事から、序盤にコーナーの遅いJAF-GTに引っ掛かり、同じペースでの団子状態になる場合のロスを想定し、レース後半での大逆転を狙い11号車と違う特性のタイヤをチョイスしました。っが・・・、大トルクエンジンのハイギヤードという特性のSLSではスタンディングスタートは難しく、出遅れてしまい、ポジション挽回の為、タイヤの暖まらない序盤にタイヤを想定外に使わざるを得なくなり、追い上げる筈の後半が厳しいレースになってしまいました。今年最後のレースで「優勝」を狙った作戦でしたが、結果、失敗でした。結果は悔しいですが、GAINERらしく、「優勝」にこだわった作戦を採った事に悔いは有りません。
Text & Photo: GAINER
11月9日~10日、2013スーパー耐久シリーズ第7戦が大分県オートポリスで開催されました。#333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川/野間/藤田組はST4クラスで予選10位、決勝4位を獲得し、シリーズランキングは7位となりました。
■レース概要■
- 大会名 スーパー耐久シリーズ第7戦 スーパー耐久 in AUTOPOLIS
- 日時 2013年 11月 9日(土),10日(日)
- 場所 オートポリス(大分県)
- 入場者数 11月9日(土)3,020人/11月10日(日)4,220人
■レース結果概要■
- 車名 333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
- ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
- 予選 ST4クラス10位(13台中)
- 決勝 ST4クラス4位(13台中)
■11月9日 予選■
11月9日(土)14:15から15分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333オートバックスFN2北川選手は#116 W.S.S2000の後方でアタックを開始。2周目に2'05.922を記録し予選9位となります。さらに2周のアタックを続けますが、タイヤのグリップが落ちてきてしまいタイムを伸ばすことはできませんでした。
- P1 #95 リジカラS2000 松井猛敏
- P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
- P3 #40 車買取りHERO’S S2000 井入宏之
- P9 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛
15:00からBドライバー予選2グループがスタート。#333オートバックスFN2は、翌日のレースが雨の予報ということもあり、リヤにはユーズドタイヤを装着します。野間選手は#86 GAZOO 86の後方でアタックを開始。ユーズドタイヤの為、シビアなハンドリングとなったマシンをコントロールしながら2’06.147を記録。さらに1周のアタックを続けますがタイムは伸びず、翌日のレースで使う可能性のあるタイヤを温存するため、そのままピットへ戻り予選11位となりました。
- P1 #40 車買取りHERO’S S2000 平峰一貴
- P2 #95 リジカラS2000 中島保典
- P3 #41 TRACY SPORTS ings S2000長野賢也
- P11 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一
A/Bドライバー予選のベストタイム合算により決定される総合結果は10位となりました。8位#13 ENDLESS 86や9位#48 DIJON DC5から合算で約0.5秒遅れと惜しい結果となりました。しかし、翌日の決勝レースが雨となりそうなことから、予選の重要性は相対的に低いため、タイヤの温存を優先した苦しい選択となりました。
- P1 #40 車買取りHERO’S S2000 井入宏之/平峰一貴
- P2 #95 リジカラS2000 松井猛敏/中島保典
- P3 #41 TRACY SPORTS ings S2000植松忠雄/長野賢也
- P10 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛/野間一
■11月10日 決勝■
前日の深夜から冷たい雨が降り続き、阿蘇山に位置するオートポリスは濃霧に包まれていました。この濃霧のため、9:20から予定されていたフリー走行はキャンセルされ、スタートも14:00へ延期となりました。
事前の緊急ミーティングで、義務ドライバー交代は2回、スタートはセーフティカー(SC)スタートで最低5周のSCランを行うこと、義務ドライバー交代をしなかった場合は1回につき1分50秒が加算されることがアナウンスされました。
この条件から、SCスタート後そのままピットへ入り1回目のドライバー交代を実施、翌周に2回目のドライバー交代を行う戦略が最も効率的と考えられました。しかしその後SCが入らずにレースが進行した場合、#333オートバックスFN2は2時間のレース距離を給油なしで走りきることができないため、2回目のピットストップはアンダーグリーンで行うこととしました。
濃霧と雨の厳しいコンディションのもとスタートは野間選手が担当します。今回はコンディションが厳しいことからSCスタートとなり、セーフティカーを先頭に追い抜き禁止のまま各車グリッドからスタートします。
1周目SC退去と同時に、#333オートバックスFN2をはじめ、32台のマシンが一斉にピットイン。野間選手から北川選手へとドライバー交代を行いピットアウトします。
続く2周目には24台のマシンが2回目のピットインでドライバー交代を消化しますが、#333オートバックスFN2北川選手は計画どおりステイアウトします。
天候は少しずつ回復し、9周目にはSCが解除されリスタートします。#333オートバックスFN2北川選手は得意のレインコンディションで#95 SPOON S2000を抜きクラストップに躍り出ます。後続との差をできるだけ広げてからグリーンでのピットストップを行うため、北川選手は11周目にピットへ入り野間選手へ交代します。
ここで再び天候が悪化したことからSCが導入されましたが、ピットエンドシグナルはグリーンで無事にコースイン。#333オートバックスFN2野間選手は#58 KRP DC5の後方、クラス8番手でSC隊列に合流します。
16周目にはSCが退去してリスタート。野間選手は視界の悪いコンディションにも関わらず17周目には#58 KRP DC5をオーバーテイクし7番手に浮上。6番手の#13 ENDLESS 86との差をどんどん詰めていきます。
ところが19周目に#86 GAZOO 86が激しくクラッシュし三度目のSCが導入されます。#86がリタイヤしたことで#333オートバックスFN2は6番手に浮上します。
23周目にはSCが解除されリスタートします。レインを得意とする#333オートバックスFN2野間選手は早速#13 ENDLESS 86を攻略し5番手に浮上。前方は#40 HERO’s S2000、#48 DIJON DC5、#52トヨペット86、#41 TRACY S2000の4台によるトップ争いです。このうち#48はドライバー交代を1回残しており、実質的に#41,#40,#52の3台の争いに#333が迫る形となります。
30周目にはトップ争いから#52トヨペット86番場選手が少しずつ遅れはじめます。32周目ごろには#333オートバックスFN2野間選手はこれに追いつき、1コーナー、3コーナー、ヘアピンなどで度々オーバーテイクを仕掛けますが、レコードライン以外の路面は滑りやすく並びかけるもののなかなか抜ききれません。#333オートバックスFN2野間選手と#52トヨペット86番場選手の抜きつ抜かれつのバトルは続き、35周目、2台が他クラスのマシンと交錯した一瞬のスキに#333野間選手が前に出て勝負がつきます。ここから#333オートバックスFN2野間選手はさらに順位を上げるべく、ペースを上げていきます。
しかし好事魔多し、フィニッシュまで残り数周となった38周目、GT3クラスに道を譲ったところ、その車両が外側に寄って来てしまい、これを避けるため#333野間選手はコース外を走らざるを得ず大きくロス。#52トヨペット86番場選手に抜き返されてしまいます。その後#333野間選手は追い上げを図りますが、41周目にチェッカーフラッグが振られ5位でフィニッシュとなりました。後に#48 DIJON DC5にタイム加算があり、#333オートバックスFN2は4位となりました。
- P1 #40 車買取りHERO’S S2000 井入宏之/平峰一貴/Sarbjit Singh
- P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000植松忠雄/長野賢也
- P3 #52 埼玉トヨペットGB with Revo 番場琢/服部尚貴/平沼貴之
- P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川剛/野間一/藤田弘幸
■まとめ■
- チーム代表代行 大河原一
-
「前回のレースからタイヤ摩耗の問題などを中心に対策してきましたが、シビックタイプRユーロの最も苦手とするオートポリスではドライの予選はとても厳しい結果でした。しかし決勝が雨になることは予想されていましたので、チームとしてはそこに集中してレースを組み立てていきました。決勝はマシンスペック上の制約から最初の2周で2回のドライバー交代を行う戦略がとれない不利な状況でしたが、雨の得意な北川選手と野間選手のスピードで表彰台圏内まで追い上げることができました。残念ながらGT3クラスとの交錯により順位を落としてしまいましたが、これはさらに上位を目指したところに他クラスのミスが重なったもので、時には順位キープの守りの走りも必要でしょう。今シーズンも多くのご支援ご声援をいただき大変ありがとうございました。皆様の応援から多くの力をいただくことができました。これからもさらなる高みを目指してまいります。来シーズンの体制は目下検討中ですが、変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします」
ARTA with TEAM A-ONE S耐7戦鈴鹿レポート
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
【11月8日(金)公式フリー】天候:晴れ 路面:DRY
Birth Racing Project【BRP】は2013年11月9日~10日にオートポリスで初開催された「スーパー耐久シリーズ第7戦 オートポリス」において、濃霧・雨の気象の荒れた決勝レースを、ドライビングとチーム戦略の総合力でシリーズチャンピオンとして迎えた最終戦を見事ポールトゥウインで飾りました。
シリーズチャンピオンを獲得した、前戦鈴鹿から約1ヶ月経過して今年の最終戦オートポリスのレースウィークがスタートしました。昨年同様に決勝は雨の予報で、本日はドライとウェットの両方を想定したセット出しを進めました。今回も19号車と合わせて91号車も来季の体制のテストを兼ねて走行を行いました。19号車はのCドライバーにはBDTPドライバー2期生の恩塚選手のデビュレースとなり積極的にコースと車両に慣れる為に走行を行いました。
【11月9日(土)公式予選】天候:晴れ 路面:DRY
Aドライバー奥村浩一から予選に挑みます。奥村浩一は2’13.086で予選クラス1番手をマーク。続くBドライバー古宮正信が、2’12.370を叩き出し予選クラス1番手をマーク。更に昨年松田選手が樹立したコースレコードをチームメイトが更新。最後にCドライバー恩塚一将も2’23.701で予選を無事に通過して、コースレコード樹立&ポールポジションを獲得しました。
【11月10日(日)決勝】天候:雨/濃霧 路面:WET
天気予報は更に悪い方向に的中して、決勝レースの日曜日は雨・濃霧という昨年同様の最悪のコンディションとなりました。天候の回復を待ちながらレーススケジュールは大幅に延期し、最終的にレース時間を1時間に短縮して、SCスタートとなり悪天候の中決勝レースはスタートしました。
スタートドライバーは古宮正信が勤めて、スタート直後SC中にドライバー交代のピットインを行い、奥村浩一に交代し、奥村もアウトインですぐさまピットインして再び古宮正信にドライバー交代を行い、スタートからのSC中に連続して2回のピット義務を果たし、コースインして雨・濃霧の悪天候の視界数メートルの中追い上げを開始します。その後も天候が安定せず、コースアウトやクラッシュも続出でSCも数回入る状況でしたが、徐々に天候は回復していきました。レース終盤までには見事首位に返り咲き、チーム戦略とドライバー走りのチームが持つ総合力で見事ポールトゥウインでシリーズチャンピオンとして迎えた最終戦を有終の美で飾りました。
【コメント】
- チーム代表兼ドライバー:奥村浩一
-
前戦ホームの鈴鹿で悲願のシリーズチャンピオンを獲得して、チャンピオンとして臨んだオートポリス戦は今まで少し違ったテンションでレースウィークが進みました。「なにがなんでも勝つ!」という事よりも、最終戦をミスやトラブル無く無事に終える事が意識の中で強くなり、文字通り「守りのレース」をする意識に流されそうになりましたが、そのような意識の時こそミスやトラブルを誘発してしまうので、グッと気持ちを切り替えて最後の最後まで攻めの姿勢でレースウィークを戦いました。チームはこの3年間常に決して諦める事なく、前を向き真摯にレースと向き合い戦い続けました。そのレースへの姿勢が今回最終戦でポールトゥウインという最高の結果(集大成)として表れました。2011年より3ヵ年計画で参戦をして、2011年シリーズ3位、2012年シリーズ2位、そして2013年シリーズチャンピオンとコツコツと積み上げてきた3年間の歴史を振り返ると、心に込み上げてくる物がございます。本当に未熟なチームを3年間暖かくご支援を頂きましたスポンサーに感謝致します。そして、最後まで諦めずに1戦1戦全力で戦ってくれたドライバーそしてチームスタッフに心より感謝いたします。来年は新しい体制でまた再びプロジェクトをスタートできるように準備しておりますので、また改めて皆様にご報告させていただきます。最後にこの場を借りまして、BRPの活動にご支援・ご声援を頂く全ての方に感謝申し上げます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
Birth Racing Project Press Release
ポール・トゥ・ウィンでスーパーフォーミュラ初優勝を飾り、
JAFグランプリを獲得した国本雄資(中央)。
2位にロイック・デュバル(左)、3位に松田次生(右)が続き、
トヨタエンジンがRV8K最後のレースで表彰台を独占した
11月23日(土)と24日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで「JAF Grand Prix SUPER GT & SUPER FORMULA FUJI SPRINT CUP 2013」が開催された。
24日(日)は前日のレースに続き、スーパーフォーミュラの決勝レース、SUPER GTの第2レースが行われ、栄光の「JAFグランプリ」のタイトルが決定した。
この日も好天に恵まれた富士スピードウェイには、3万9千人のモータースポーツファンが集結。シーズンを締めくくるイベントで、最高峰の走りを満喫した。
スーパーフォーミュラの決勝レース前には、往年の名ドライバーが出場することで恒例となった「レジェンドカップ」が開催。今年はナンバー付き車両で行われているワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」の参戦車両、TOYOTA「86 Racing」とSUBARU BRZ「RA Racing」を使用し、現役ドライバーとレジェンドドライバーのコンビで、ドライバー交代を伴うレースが争われた。
元F1ドライバーを含む名だたるレジェンドドライバーの参加に加え、中嶋悟/一貴の親子F1ドライバーコンビなど、話題も多かった同レースは、笑いの中にも本気のバトルが繰り広げられ、片山右京/谷口信輝組が優勝。中嶋悟/一貴組は5位に入った。
◆スーパーフォーミュラ決勝◆
午後12時45分、全22周、100kmというスプリントで争われるスーパーフォーミュラの決勝レースがスタート。ポールポジションの国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)はスタートを決め首位をキープ。
その後方では、4番手グリッドの松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が好ダッシュで2位に浮上。これに2番手グリッドのロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が続いた。
2周目の1コーナー進入では、デュバルが前を行く松田に並びかけ、松田がオーバーラン。これでデュバルが2位に浮上。中嶋一貴も平手をかわし、平手が徐々にポジションを落とすこととなった。
2位に上がったデュバルは国本に追い着き、2台による首位争いが展開されたが、国本は落ち着いてデュバルとのマージンを維持し、首位を堅守。
レースが折り返しを過ぎると、2位のデュバルに松田が追いつき、また、4位の中嶋一貴と、それを追う山本尚貴(TEAM 無限)とのバトルも激しさを増した。
スプリントレースならではの僅差の争いは続き、ファイナルラップに入るストレートでは、ほとんどの車両がオーバーテイクシステムのランプを輝かせながらの見応えあるレースが最後まで繰り広げられたが、首位の国本は2位デュバルに1.6秒の差を付けてトップチェッカー。
23歳、トップフォーミュラ参戦3年目の国本が、スーパーフォーミュラでの嬉しい初勝利を挙げた。2位はデュバル、3位に松田、4位に中嶋一貴と続き、トヨタRV8Kエンジンが最後のレースで上位4台を独占して有終の美を飾った。
◆SUPER GT第2レース決勝◆
午後3時35分、今シーズン最後となる、GT500クラスの第2レースがスタートした。通常とは異なるスタンディングスタートながら、ポールポジションのENEOS SUSTINA SC430 6号車 大嶋和也は首位を守り、3番手グリッドのPETRONAS TOM'S SC430 36号車 中嶋一貴がこれに続いた。最前列2番手のZENT CERUMO SC430 38号車 平手晃平は出遅れ5位に後退。DENSO KOBELCO SC430 39号車 石浦宏明との5位争いとなった。
首位を逃げる大嶋と、追う中嶋一貴はハイペースでのバトルを続け、周回を重ねる毎に3位以下との差は広がって行った。これにより首位争いは2台のLEXUS SC430による一騎打ちの様相に。後方では、平手、石浦を含む数台による、抜きつ抜かれつの激しい5位争いが繰り広げられた。
首位大嶋と2位中嶋一貴の差は1秒ほどで推移していたが、レースが後半に入ると、中嶋一貴がその差をじりじりと詰めていき、テール・トゥ・ノーズに。残り4周となった第1コーナーで大嶋のイン側を伺うように攻めた中嶋一貴だったが、パスするまでには至らず。
その後も、チェッカー直前まで大嶋を攻め続けた中嶋一貴だったが、逆転は叶わず、逃げ切った大嶋がポール・トゥ・ウィンで第2レースを制した。中嶋一貴が僅か0.229秒差の2位で続き、LEXUS SC430は2006年から8年間にわたって戦ってきたSUPER GTでの最後のレースを、1-2フィニッシュで締めくくることとなった。
終盤ペースを取り戻しポジションを上げた平手が4位。石浦は後半タイヤのグリップダウンに苦しみ7位に終わった。 GT500クラスの前に行われたGT300クラスでは、19番手スタートのPanasonic apr PRIUS GT 31号車(新田守男)が15位でフィニッシュした。
今大会に冠された、「JAFグランプリ」のタイトルは、スーパーフォーミュラでは国本が獲得。2レースの総合結果で決められるSUPER GTでは、立川祐路/平手組が僅か2ポイント及ばず総合2位。中嶋一貴/ジェームス・ロシター組が総合3位となった。
- スーパーフォーミュラ 優勝 P.MU/CERUMO・INGING 39号車 ドライバー 国本雄資:
- この最後の大きなチャンスで、今年課題だったスタートを失敗することなく決めることが出来て良かった。ポールからのスタートで緊張するかと思っていたが、いつも通り臨むことが出来た。その後のペースも良く、序盤から後続を引き離せた。ロイック選手は速かったが、自分の走りに集中した。チームの皆に優勝をプレゼントすることが出来て嬉しい。
- SUPER GT第2レース 優勝 ENEOS SUSTINA SC430 6号車 ドライバー 大嶋和也:
- とにかく嬉しかった。あまり感情を表に出す方ではないのだが、フィニッシュ後は無線で叫んでしまった。中嶋選手が追ってきて、最終戦よりも気の抜けない厳しいレースだっただけに、喜びも格別だ。今シーズンは、シリーズ中盤苦しかったが、最後に良い形で締め括れたと思っている。来季からクルマが変わるが、オフシーズンの間に皆で良いクルマを仕上げて、開幕に臨めるよう頑張りたい。
トヨタモータースポーツニュース
JAFグランプリ「富士スプリントカップ」GT500クラスの第2レースは、ポールシッターの#6大嶋和也(ENEOS SUSTINA SC430)が接戦ながら最後まで逃げ切り、最終戦もてぎに続いて2連勝を達成した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜/8,100人 土曜/23,000人 日曜/39,000人 大会総入場者数/70,100人)
第2レース決勝は11月24日午後3時35分より22周で行われた。
やや慎重な動き出しながらトップで1コーナーに飛び込んだのはポールの#6大嶋。
予選3番手の#36中嶋一貴(ペトロナスSC430)が2番手で続き、もう一人のフロントロー#38平手晃平(ZENT SC430)は出遅れて5位に後退して#12J.P.デ.オリベイラ(カルソニックGT-R)、#100伊沢拓也(レイブリックHSC-010)らと激しい3位争いをレース序盤に展開した。
#38平手は後方から追い上げてきた#18フレデリック・マコヴィッキィの先行を許し、一時は6位に後退する場面もあったが、その後15周目のコカコーラコーナーでマコヴィッキィを抜き返し、17周目のダンロップコーナーでは#100伊沢をパスして4位でこのレースを終えた。
トップ2台はその後も0.9秒前後の間隔を保って周回を重ねていたが、レース後半になってペースの上がらなくなった#6大嶋に#36中嶋が急接近、14周終わりでは僅か0.3秒差にまで迫った。 しかし大嶋も巧みなライン取りで中嶋を抑え、立ち上がりスピードを稼ぐ走りで中嶋の追撃を振り切ろうとする。 その後も20周終了時点で0.7秒、21周終わりで0.6秒と僅差ながら中嶋は決め手を欠き、ファイナルラップの最終コーナーをアウト気味から進入して最後のストレート勝負に出たものの、わずか0.2秒及ばず、大嶋が最終戦もてぎに続いて今季2勝目を挙げた。 3位には#12ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。
また、#17金石年弘がこのレースで6位に入り、5ポイントを加算したことにより、第1レース、第2レースの合計ポイントでは#17KEHIN HSV-010が25ポイントで最多となり、総合優勝を獲得した。
2013年のスーパーGTはこれで全日程を終了。 GT500クラスはDTMと同一規格のシャシーに2リッター直噴ターボの新エンジンを搭載と、全てがリニューアルされて開幕を迎えることになる。 2014年シーズンは4月6-7日に岡山国際サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/24) GT500 Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 6 | 大嶋 和也 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 34'31.193 |
2 | 36 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 0.229 |
3 | 12 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | 11.921 |
4 | 38 | 平手 晃平 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 13.093 |
5 | 100 | 伊沢 拓也 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 22 | 18.078 |
6 | 17 | 金石 年弘 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 22 | 19.611 |
7 | 39 | 石浦 宏明 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 20.137 |
8 | 18 | フレデリック・マコヴィッキィ | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | MI | 22 | 30.479 |
9 | 19 | 荒 聖治 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | YH | 22 | 31.473 |
10 | 24 | ミハエル・クルム | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 22 | 32.681 |
11 | 37 | 伊藤 大輔 | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 38.937 |
12 | 32 | 道上 龍 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | DL | 22 | 42.993 |
13 | 8 | ラルフ・ファーマン | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 22 | 43.116 |
14 | 23 | 柳田 真孝 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 22 | 43.634 |
15 | 1 | 本山 哲 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 22 | 1'33.225 |
---- 以上規定周回数(15 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.6 大嶋和也(ENEOS SUSTINA SC430) 1'32.627 (2/22) 177.344km/h
JAFグランプリ「富士スプリントカップ2013」GT300クラスの第2レース決勝は、予選7番手からスタートした#2加藤寛規(エヴァ初号機RTアップルMP4-12C)が接戦を制し、今季初優勝を達成した。
第2レース決勝は11月24日午後2時5分より22周で行われた。
スタートで勢い良く飛び出したのはポールシッターの#3星野一樹(S Road NDDP GT-R)。1周目から一気に後続を突き放してトップでホームストレートに戻ってきたが、星野のスタートは誰の目にも明らかなジャンプスタートだったため、ドライブスルーペナルティが課せられてしまった。
これで#3星野は20位あたりまで後退。その後もファステストラップを叩き出すなどトップグループを上回るハイペースで懸命の追い上げを図ったが、7位でレースを終えることになった。
代わってトップに立ったのは#55高木真一(ARTA CRZ)。
しかし予選7番手からスタートで一気に3番手まで上がってきていた#2加藤が徐々に差を詰め、7周目の1コーナーで#55高木をかわしてトップに躍り出た。
続いて今回スポット参戦の#35ルーカス・オルドネス(ニスモアスリートGT-R)も8周目の1コーナーで#55高木を捉えて2位に浮上、一気にトップの#2加藤とのギャップを削り取ってテールに食らいつくが、昨日アレックス・バンカムにも生じたタイヤトラブルにより14周目にピットインを余儀なくされた。
これにより、#55高木が再び2位に浮上したが、その55号車を16周目にあっさり抜き去ったのが#11平中克幸(ゲイナーSLS)だった。
平中はオープニングラップで一旦7位まで後退したものの、ストレートスピードの速さを生かして5周目に#16中山友貴(無限CR-Z)をパス、つづいて数周に渡る激しいデッドヒートの末13周目の1コーナーで#4谷口信輝(初音ミクBMW)をアウトから抜き去って#55高木を追い上げていたのだ。
一時は3秒弱のギャップがあった#2加藤と#11平中だったが、ペースに勝る平中は着実に加藤との差を縮めていき、19周目にはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込む。
しかしストレートの伸びではマクラーレンMP4-12の方が僅かに勝っており、#2加藤は最後まで#11平中の追撃を凌ぎ切って今季初優勝をものにした。
2位は#11平中。3位には19周目のセクター3で接戦の末#55高木をかわした#4谷口が入っている。
このあとGT500の第2レース決勝は午後3時35分より22周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/24) GT300 Final Race 2 Weather:Fine Course:Wet
2013 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 2 | 加藤 寛規 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 22 | 36'42.791 |
2 | 11 | 平中 克幸 | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 0.576 |
3 | 4 | 谷口 信輝 | GSR 初音ミク BMW BMW Motorsport Z4 GT3 | YH | 22 | 4.053 |
4 | 55 | 高木 真一 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 22 | 4.522 |
5 | 16 | 中山 友貴 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 22 | 10.500 |
6 | 10 | 田中 哲也 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 18.933 |
7 | 3 | 星野 一樹 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 19.172 |
8 | 88 | 吉本 大樹 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | YH | 22 | 25.357 |
9 | 33 | 藤井 誠暢 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | HK | 22 | 27.053 |
10 | 62 | 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 22 | 27.397 |
11 | 30 | 岩崎 祐貴 | IWASAKI OGT Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 28.107 |
12 | 50 | 安岡 秀徒 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 29.712 |
13 | 0 | 横溝 直輝 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 22 | 30.242 |
14 | 22 | 和田 久 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 22 | 31.067 |
15 | 31 | 新田 守男 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | YH | 22 | 40.680 |
16 | 86 | 細川 慎弥 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | YH | 22 | 47.873 |
17 | 9 | 密山 祥吾 | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | YH | 22 | 49.718 |
18 | 35 | ルーカス・オルドネス | NISMO ATHLETE GT-R GT3 NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 50.010 |
19 | 21 | 都筑 晶裕 | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | HK | 22 | 54.581 |
20 | 48 | 高森 博士 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 56.431 |
21 | 96 | 田中 勝輝 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT3 CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | YH | 21 | 1Lap |
22 | 61 | 山野 哲也 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 20 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(15 Laps)完走 ---- |
- | 5 | 玉中 哲二 | マッハGoGoGo車検 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 6 | 16Laps |
- Fastest Lap: CarNo.3 星野一樹(S Road NDDP GT-R) 1'38.432 (3/22) 166.885km/h
- CarNo.3は、反則スタートによりドライビングスルーペナルティを科した。
11月24日、JAFグランプリ スーパーフォーミュラ富士スプリントカップの決勝レースが富士スピードウェイで行われ、#39国本雄資(P.MUセルモ・インギング)がポールポジションから逃げ切って、現行SF13型マシン最後のレースを初優勝で締めくくった。
昨日の予選で初ポールを奪った#39国本は、グリッド上でやや緊張の面持ちだった。それもそのはず、22周というスプリントレースではスタートがいつも以上に大きな意味を持つ。せっかく手に入れた座をやすやすと譲るわけにはいかない。何としても初ポールを優勝に結び付けたいところだ。
一方、#39国本をスタートで食ってやろうと虎視眈々と狙う2、3番グリッドの#8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)や#38平手晃平(P.MUセルモ・インギング)をはじめとして、後方には優勝経験者がずらりと並び、背後から国本にプレッシャーをかける。
迎えたスタート。そのプレッシャーを跳ね除けるように#32国本は素晴らしいスタートを決める。
後方では、#31中嶋大祐、#32小暮卓史(ともにナカジマレーシング)がスタートの混乱の中で同士討ち。接触でダメージを負い、#31中島は早々にレースを終え、#32小暮もピットインで周回遅れとなってしまった。また#40伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアン)もエンジンストールで大きく順位を落としてしまう。
レース前半、快走する#39国本を追い上げたのは#8デュバル。1.7秒あった差を5周目には0.8秒まで詰める。しかし、その勢いも8周まで。9周目以降は逆にその差がジワジワと開き始める。これは#39国本のペースが上がったのではなく、逆に#8デュバルが遅れた形だ。
縦に長い展開となったレースは中盤から膠着状態となるが、このあたりからペースの上がらない2位#8デュバルを3位#20松田次生(レノボ・チームインパル)が徐々に攻め始める。さらにその後方では、4位#1中嶋一貴(ペトロナス・チームトムス)と5位#16山本尚貴(チーム無限)の新旧チャンピオンの争いが繰り広げられた。
しかし、これらのバトルも並走するまでには至らず、大きな順位変動はないままチェッカー。プレッシャーをものともせずに快走した#39国本がポール・トゥ・ウィンで初優勝を飾り、SF13型最後のレースを締めくくった。
マシンを降りた国本は、優勝の喜びを噛みしめるようにスタッフと何度も何度も抱き合った。最高の形でシーズンオフを迎える国本の来季の活躍が楽しみだ。
Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/24) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 22 | 31'27.103 |
2 | 8 | ロイック・デュバル | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 22 | 1.632 |
3 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 22 | 2.548 |
4 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 22 | 3.750 |
5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 22 | 4.661 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 22 | 5.257 |
7 | 2 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 22 | 6.209 |
8 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 22 | 9.293 |
9 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 22 | 10.307 |
10 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 22 | 17.589 |
11 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 22 | 24.256 |
12 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 22 | 24.764 |
13 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 22 | 27.469 |
14 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 22 | 30.807 |
15 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 22 | 36.873 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 22 | 37.662 |
17 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 22 | 41.490 |
18 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 21 | 1Lap |
---- 以上規定周回(19 Laps)完走 ---- |
- | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 0 | 22Laps |
- シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.40 伊沢 拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1'25.043 (8/22) 193.159km/h
11月24日、JAFグランプリ富士スプリントカップ恒例のサポートレース「レジェンドカップ」が行われた。往年の名ドライバーが顔を揃え、現役ドライバーとのペアで戦うレースは、元F1ドライバー片山右京と鈴木亜久里がワンツーフィニッシュ。スタンドに詰めかけた多くの観客を沸かせた。
高橋国光、鮒子田寛、桑島正美、黒澤元治、長谷見昌弘、星野一義、関谷正徳、中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京……名前を挙げきれないほど、かつて日本の、そして世界の舞台で戦った名ドライバーが顔を揃えた。
使用マシンは今話題の姉妹車スポーツカー、トヨタ86とスバルBRZ。レース形式は、今年行われたワンメイクレースの車両と現役ドライバーが、レジェンドドライバーと組んで戦うというもの。
10周を2人で交替して走るという普段では考えられないシステムだが、決して“お遊び”ではないことはレジェンドドライバーの予選タイムを見れば明白だ。トップ3の#82片山右京、#11黒澤琢弥、#85影山正彦は2分7秒台、、#34土屋圭市、#557鈴木亜久里、#773関谷正徳、#7高橋国光、#101中嶋悟と4~8位までも2分8秒台と、現役ドライバーのなかに入ってもトップグループで十分戦えるタイムを叩き出しているのだ。
とはいえ、楽しいレースであることは間違いない。決勝のグリッドを決めるにあたっては、#7高橋国光組、#82片山右京組、#96岡田秀樹組に対して「ありえない最高速を叩き出したため、グリッド降格とした!!!」と公式結果に記され、3台は最後列からスタートすることになった。
決勝は、危険回避のため(?)まず現役のワンメイクレースドライバーがスタートを務め、その後レジェンドに交替するというルールとなった。
スタートで大きくジャンプアップしたのは#82片山右京の相棒、現役GTドライバーの谷口信輝。ワンメイクドライバーとは言い難い格の違いを見せ、21番グリッドから1周目には一気に7位まで順位を上げた。
その後も#82谷口は順調に順位を上げ、2周目5位、3周目3位、4周目にはトップに立つと5周目にピットイン。片山右京に後半を託した。
3番、4番グリッドからスタートしたオートバックスカラーの#34土屋圭市組、#557鈴木亜久里組も相方のドライバーが順位を上げ、4周目に土屋、亜久里に仲良くバトンタッチ。その後は、トップ#82片山右京組を追う展開となった。
トップ争いは、逃げる#82片山、追う#557亜久里となり、奇しくも元F1ドライバーの戦いとなった。#82片山は「谷口選手のおかげでプレッシャーが大きくなった」とはいえ、その後も安定した走りで快走。#557亜久里に3.5秒の差を保ってチェッカーを受け、久しぶりのレース、久しぶりの優勝に満面の笑みを見せた。
もう一人のF1経験者#101中嶋悟も、息子一貴からステアリングを引き継ぎ、5位でフィニッシュ。まだまだ腕が衰えていないことを証明した。
レース中も「ジャンプスタート星野選手に対して父からの訓戒処分」、「ジャンプスタート腕立て伏せ30回」、「右京さんドーナツターンは禁止ですが、冠スポンサーのためセーフ」など、服部尚貴競技長からシャレの効いたペナルティが出され、楽しいレースは幕を閉じた。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Yoshinori OHNISHI
GOOD SMILE LEGEND CUP -RIJ- (2013/11/24) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 Legend Cup JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | *82 | 谷口 信輝 片山 右京 | GSR初音ミクコウベトヨペット86 TOYOTA 86 | 10 | 22'30.641 |
2 | 557 | 大西 隆生 鈴木 亜久里 | オートバックスG7 86ポテンザ TOYOTA 86 | 10 | 3.490 |
3 | 11 | 吉本 明 黒澤 琢弥 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 10 | 12.967 |
4 | 34 | 松原 怜史 土屋 圭市 | オートバックスED86Moty TOYOTA 86 | 10 | 14.019 |
5 | 101 | 中嶋 一貴 中嶋 悟 | GAZOO Racing 86 1号車 TOYOTA 86 | 10 | 14.896 |
6 | 85 | 八講 めぐみ 影山 正彦 | GREEN TEC 86R TOYOTA 86 | 10 | 34.417 |
7 | 55 | 森山 鉄也 津々見 友彦 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 10 | 35.070 |
8 | 16 | 古場 博之 舘 信秀 | N中部ペトロナスK&GWM86 TOYOTA 86 | 10 | 39.059 |
9 | 80 | 柳田 真孝 柳田 春人 | OTG 86 TOYOTA 86 | 10 | 39.848 |
10 | *773 | 塚本 奈々美 関谷 正徳 | KYOSHO JKB86 TOYOTA 86 | 10 | 44.025 |
11 | *17 | 羽根 幸浩 近藤 真彦 | スペックス・K-one 86 TOYOTA 86 | 10 | 44.064 |
12 | *102 | 黒澤 翼 黒沢 元治 | GAZOO Racing 86 2号車 TOYOTA 86 | 10 | 45.389 |
13 | 69 | 長渕 蓮 見崎 清志 | ROCKSTAR86モデリスタ TOYOTA 86 | 10 | 45.501 |
14 | 76 | 坂本 祐也 寺田 陽次郎 | 神奈川トヨタ☆DTEC86R TOYOTA 86 | 10 | 45.972 |
15 | 7 | 山野 直也 高橋 国光 | P. MU RACING 86 TOYOTA 86 | 10 | 51.155 |
17 | 96 | 黒岩 唯一 岡田 秀樹 | KUHL Racing GY86 TOYOTA 86 | 10 | 1'21.027 |
18 | 61 | 山野 哲也 辰巳 英治 | SUBARU BRZ RA Racing SUBARU BRZ | 10 | 1'33.537 |
19 | 70 | 石橋 義三 星野 薫 | 欧州車販売の外国屋86 TOYOTA 86 | 10 | 1'49.983 |
20 | 95 | 佐々木 敬規 桑島 正美 | ミッドレス86ライトニング TOYOTA 86 | 10 | 2'05.711 |
21 | *60 | 星野 一樹 星野 一義 | OTG GY 86 TOYOTA 86 | 10 | 1:00'36.534 |
22 | 52 | 牧 智晴 長谷見 昌弘 | NUTECリミットN中部86 TOYOTA 86 | 10 | 1:01'03.307 |
23 | *81 | 井上 貴志 鮒子田 寛 | まんさく自動車ルブロス86 TOYOTA 86 | 9 | 1Lap |
- Fastest Lap: CarNo.11 黒澤拓弥(ROCKSTAR86モデリスタ)2'07.031 (6/10) 129.313km/h
- CarNo.60は、ジャンプスタート。星野一樹選手に対して父からの訓戒処分
- CarNo.773,17は、ジャンプスタート。腕立て伏せ30回のペナルティ
- CarNo.773(関谷正徳さん),102(黒澤元治さん)は、当たってます。終了のペナルティ
- CarNo.52,81,60は、出口のスピード違反のため、3600秒加算のペナルティ
- CarNo.82(片山右京さん)、ドーナッツターンは禁止ですが、冠スポンサーのためセーフ
■レジェンドドライバー/スターティンググリッド
GOOD SMILE LEGEND CUP -RIJ- (2013/11/24) LEGEND Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Legend Cup JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | *82 | 片山 右京 | コウベトヨペット86 TOYOTA 86 | 2'07.211 | - | - | 129.130 |
2 | 11 | 黒澤 琢弥 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 2'07.532 | 0.321 | 0.321 | 128.805 |
3 | 85 | 影山 正彦 | GREEN TEC 86R TOYOTA 86 | 2'07.953 | 0.742 | 0.421 | 128.382 |
4 | 34 | 土屋 圭市 | オートバックスED86Moty TOYOTA 86 | 2'08.334 | 1.123 | 0.381 | 128.000 |
5 | 557 | 鈴木 亜久里 | オートバックスG7 86ポテンザ TOYOTA 86 | 2'08.391 | 1.180 | 0.057 | 127.945 |
6 | 773 | 関谷 正徳 | KYOSHO JKB86 TOYOTA 86 | 2'08.886 | 1.675 | 0.495 | 127.452 |
7 | *7 | 高橋 国光 | P. MU RACING 86 TOYOTA 86 | 2'08.934 | 1.723 | 0.048 | 127.405 |
8 | 101 | 中嶋 悟 | GAZOO Racing 86 1号車 TOYOTA 86 | 2'08.942 | 1.731 | 0.008 | 127.397 |
9 | *96 | 岡田 秀樹 | KUHL Racing GY86 TOYOTA 86 | 2'10.361 | 3.150 | 1.419 | 126.011 |
10 | 102 | 黒沢 元治 | GAZOO Racing 86 2号車 TOYOTA 86 | 2'10.670 | 3.459 | 0.309 | 125.713 |
11 | 60 | 星野 一義 | OTG GY 86 TOYOTA 86 | 2'11.442 | 4.231 | 0.772 | 124.974 |
12 | 69 | 見崎 清志 | ROCKSTAR86モデリスタ TOYOTA 86 | 2'11.512 | 4.301 | 0.070 | 124.907 |
13 | 80 | 柳田 春人 | OTG 86 TOYOTA 86 | 2'11.707 | 4.496 | 0.195 | 124.722 |
14 | 70 | 星野 薫 | 欧州車販売の外国屋86 TOYOTA 86 | 2'11.757 | 4.546 | 0.050 | 124.675 |
15 | 52 | 長谷見 昌弘 | NUTECリミットN中部86 TOYOTA 86 | 2'11.868 | 4.657 | 0.111 | 124.570 |
16 | 76 | 寺田 陽次郎 | 神奈川トヨタ☆DTEC86R TOYOTA 86 | 2'12.411 | 5.200 | 0.543 | 124.059 |
17 | 17 | 近藤 真彦 | スペックス・K-one 86 TOYOTA 86 | 2'12.417 | 5.206 | 0.006 | 124.054 |
18 | 55 | 津々見 友彦 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 2'12.472 | 5.261 | 0.055 | 124.002 |
19 | 123 | 鈴木 恵一 | Netz富山Racing86 TOYOTA 86 | 2'12.511 | 5.300 | 0.039 | 123.966 |
20 | 16 | 舘 信秀 | N中部ペトロナスK&GWM86 TOYOTA 86 | 2'14.844 | 7.633 | 2.333 | 121.821 |
21 | 95 | 桑島 正美 | ミッドレス86ライトニング TOYOTA 86 | 2'15.679 | 8.468 | 0.835 | 121.071 |
22 | 61 | 辰巳 英治 | SUBARU BRZ RA Racing SUBARU BRZ | 2'16.483 | 9.272 | 0.804 | 120.358 |
23 | 81 | 鮒子田 寛 | まんさく自動車ルブロス86 TOYOTA 86 | 2'17.249 | 10.038 | 0.766 | 119.686 |
- スターティンググリッドはレジェンドドライバーのタイム順で決定されますが、以下のように主催者の恣意的なペナルティが3台に出たため、この3台は最後尾グリッドとなりました。
- CarNo.7,82,96は、ありえない最高速をたたき出したため、グリッド降格とした!
■86/BRZドライバー
GOOD SMILE LEGEND CUP -RIJ- (2013/11/24) 86/BRZ Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Legend Cup JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 82 | 谷口 信輝 | コウベトヨペット86 TOYOTA 86 | 2'06.030 | - | - | 130.340 |
2 | 557 | 大西 隆生 | オートバックスG7 86ポテンザ TOYOTA 86 | 2'06.853 | 0.823 | 0.823 | 129.495 |
3 | 76 | 坂本 祐也 | 神奈川トヨタ☆DTEC86R TOYOTA 86 | 2'07.175 | 1.145 | 0.322 | 129.167 |
4 | 34 | 松原 怜史 | オートバックスED86Moty TOYOTA 86 | 2'07.495 | 1.465 | 0.320 | 128.843 |
5 | 69 | 長渕 蓮 | ROCKSTAR86モデリスタ TOYOTA 86 | 2'07.513 | 1.483 | 0.018 | 128.825 |
6 | 101 | 中嶋 一貴 | GAZOO Racing 86 1号車 TOYOTA 86 | 2'07.528 | 1.498 | 0.015 | 128.809 |
7 | 55 | 森山 鉄也 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 2'08.170 | 2.140 | 0.642 | 128.165 |
8 | 123 | 松本 裕太 | Netz富山Racing86 TOYOTA 86 | 2'08.540 | 2.510 | 0.370 | 127.796 |
9 | 16 | 古場 博之 | N中部ペトロナスK&GWM86 TOYOTA 86 | 2'08.559 | 2.529 | 0.019 | 127.776 |
10 | 773 | 塚本 奈々美 | KYOSHO JKB86 TOYOTA 86 | 2'08.575 | 2.545 | 0.016 | 127.761 |
11 | 11 | 吉本 明 | BRIDE ADVAN 86 TOYOTA 86 | 2'08.576 | 2.546 | 0.001 | 127.759 |
12 | 60 | 星野 一樹 | OTG GY 86 TOYOTA 86 | 2'08.651 | 2.621 | 0.075 | 127.685 |
13 | 81 | 井上 貴志 | まんさく自動車ルブロス86 TOYOTA 86 | 2'09.224 | 3.194 | 0.573 | 127.120 |
14 | 17 | 羽根 幸浩 | スペックス・K-one 86 TOYOTA 86 | 2'09.778 | 3.748 | 0.554 | 126.577 |
15 | 102 | 黒澤 翼 | GAZOO Racing 86 2号車 TOYOTA 86 | 2'10.158 | 4.128 | 0.380 | 126.208 |
16 | 85 | 八講 めぐみ | GREEN TEC 86R TOYOTA 86 | 2'10.631 | 4.601 | 0.473 | 125.750 |
17 | 52 | 牧 智晴 | NUTECリミットN中部86 TOYOTA 86 | 2'10.917 | 4.887 | 0.286 | 125.475 |
18 | 80 | 柳田 真孝 | OTG 86 TOYOTA 86 | 2'11.567 | 5.537 | 0.650 | 124.855 |
19 | 61 | 山野 哲也 | SUBARU BRZ RA Racing SUBARU BRZ | 2'12.467 | 6.437 | 0.900 | 124.007 |
20 | 70 | 石橋 義三 | 欧州車販売の外国屋86 TOYOTA 86 | 2'12.706 | 6.676 | 0.239 | 123.783 |
21 | 95 | 佐々木 敬規 | ミッドレス86ライトニング TOYOTA 86 | 2'13.073 | 7.043 | 0.367 | 123.442 |
22 | 96 | 黒岩 唯一 | KUHL Racing GY86 TOYOTA 86 | 2'13.176 | 7.146 | 0.103 | 123.347 |
23 | 7 | 山野 直也 | P. MU RACING 86 TOYOTA 86 | 3'03.756 | 57.726 | 50.580 | 89.395 |
SUPER GT第1レースで2位フィニッシュを果たした
ZENT CERUMO SC430 38号車
「JAF Grand Prix SUPER GT & SUPER FORMULA FUJI SPRINT CUP 2013」が11月23日(土)と24日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されている。
日本のモータースポーツシーズンを締めくくるイベントとしてすっかり恒例となった「富士スプリントカップ」。2010年に、20年ぶりに復活した「JAFグランプリ」の名称を冠し、初めて国内最高峰のフォーミュラレースとGTレースである、スーパーフォーミュラ(当時はフォーミュラ・ニッポン)とSUPER GTを一つのイベントで楽しめる大会として実施され、今年は4回目の開催となる。
スーパーフォーミュラ、SUPER GT共に選手権シリーズは終了しており、ポイントが得られるわけではないが、「JAFグランプリ」のタイトルと、成績に準じてかけられた多額の賞金を目指し、シーズン最後の熱いバトルが展開された。
レースはシリーズ戦とは異なるフォーマットで実施。SUPER GTは土・日の両日に渡って2つに分けられたスプリントレース(22周)が行われる。ドライバー交代はなく、各レース1人ずつのドライバーが戦い、2レースの総合成績で「JAFグランプリ」を決定する。
GT500とGT300もそれぞれ別のレースとして実施される。また、スタートは通常のローリングスタートではなく、静止状態から走り出すスタンディングスタートとなるのも選手権のレースとは異なる。
スーパーフォーミュラは、土曜日に予選、日曜日に決勝というスケジュールで実施され、今日は予選が行われた。
◆SUPER GT予選◆
23日(土)は朝から非常に忙しいスケジュールとなり、GT500クラスは午前8時25分から第1レース、午前9時13分から第2レースの予選が20分のセッションで行われた。今大会SUPER GTは練習走行が無く、ぶっつけ本番での予選アタックとなった。
天候には恵まれたものの、気温の低い中で、タイヤを暖めるのに苦労しながらアタックが繰り広げられ、セッション終盤には順位が激しく入れ替わった。
第1レースの予選は、ZENT CERUMO SC430 38号車の立川祐路が3番手、PETRONAS TOM'S SC430 36号車のジェームス・ロシターが4番手で2列目に並んだ。DENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が7番手、ENEOS SUSTINA SC430 6号車の国本雄資が8番手、KeePer TOM'S SC430 37号車のアンドレア・カルダレッリと WedsSport ADVAN SC430 19号車のアンドレ・クートが12,13番手となった。
予定よりもやや遅れて開始された第2レース予選では、6号車の大嶋和也が、昨年自身が記録したコースレコードを上回る好タイムを叩きだし、ポールポジションを獲得。2番手に平手晃平の38号車、3番手に中嶋一貴の36号車が続き、LEXUS SC430がトップ3グリッドを独占。
39号車の石浦宏明が6番手、37号車の伊藤大輔が8番手、19号車の荒聖治が13番手となった。
GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が、第1レース(嵯峨宏紀)20位、第2レース(新田守男)19位につけた。
◆スーパーフォーミュラ予選◆
SUPER GTの予選の後、スーパーフォーミュラはフリー走行を経て、午前11時55分から25分のセッションで予選が行われた。
今大会の予選は通常のノックアウト方式ではなく、1セッションのみでグリッドが決定。前半は中嶋一貴がトップにつけていたが、終盤の最後のアタックで次々にタイムが塗り替えられていった。チェッカー目前のアタック合戦を制したのは、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)。国本は日本最高峰フォーミュラに参戦して3年目にして初めてのポールポジション獲得。
2番手には最終戦欠場で約2ヶ月ぶりのスーパーフォーミュラ参戦となったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。3番手に国本のチームメイトである平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)、4番手、5番手にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)のインパル勢が続き、6番手に中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)と、3列目までをトヨタエンジンが占めることとなった。
ルーキーの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はパドルシフトトラブルで11番手。最終戦の欠場で、惜しくもタイトル獲得を逃したアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)はアタック中に前走車に阻まれまさかの14番手。このロッテラーまでがトップから1秒以内、トップ15台がコースレコードを更新するという、現行のシャシー&エンジンでの最後のレースにふさわしい、速さとハイレベルな戦いを示した予選となった。
◆SUPER GT第1レース決勝◆
やや日が傾きかけてきた午後3時35分、22周のGT500第1レースがスタート。通常とは異なるスタンディングスタートで、2列目3番手グリッドの立川が好ダッシュを決め、一気に首位に浮上。序盤から後続を引き離していった。
4番手グリッドのロシターはスタートではポジションをキープしたものの、8周目にかわされ5位に後退。
首位を逃げる立川は、一時は2位に3秒近い大差を築いたが、レースが折り返しを過ぎたあたりで、タイヤの摩耗が厳しくなり、ペースダウン。追い上げる後続との差はみるみるうちに縮まっていった。
トップ3台がテール・トゥ・ノーズ状態でのバトルとなった16周目、最終コーナーでKEIHIN HSV-010 17号車(塚越広大)にかわされた立川は、その後のストレートで17号車を抜き返したが、必死のブロックも及ばず、翌周再びかわされ、2位に後退。
立川はそのまま2位でチェッカー。ロシターが5位、19号車のアンドレ・クートが6位に入った。
GT300クラスでは、嵯峨の31号車が20番手スタートから追い上げ12位でフィニッシュした。
明日24日(日)はスーパーフォーミュラの決勝レースとSUPER GTの第2レースが行われ、SUPER GTは2レースの総合結果でJAFグランプリのタイトルが決定される。
- スーパーフォーミュラ ポールポジション P.MU/CERUMO・INGING 39号車 ドライバー 国本雄資:
-
フリー走行ではクルマのバランスがあまり良くなく、思ったような走りが出来なかった。前回富士を走った夏のレースで調子が良かったので、それに近いセッティングにして予選に臨んだ。2セット目のアタックで、最後の1周に賭けてタイヤを暖め、結果的に全てが上手く行った。クールダウンラップ中に無線でポールだと伝えられたが最初は信じられなかった。GTの予選があまり良くなかっただけに、スーパーフォーミュラで初めてのポールポジションが獲得出来てほっとしている。
- SUPER GT第1レース 2位 ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 立川祐路:
-
今回はフリー走行がなかったこともあり、タイヤ選択が大きく結果に響いた。全車、何もデータのないまま予選と決勝に臨むことになったが、我々はソフトタイヤで行くことにした。クルマの状態は大変良かったので、2位に入れたことはシーズンの締めくくりとして、とても良い結果だと思っている。明日は、今日のデータで各チームがタイヤを揃えてくるかも知れないが、そういう意味で今日の第1レースは興味深いものになったと思う。
トヨタモータースポーツニュース
- GT500クラス優勝 #17塚越広大(KEHIN HSV-010)
-
シーズン中は勝てそうで勝てないレースが多くて、もう2位は嫌だと思ってずっとレースしていて、やっとJAFグランプリで勝つことが出来て、本当に皆に感謝の気持ちで一杯です。
予選は朝いきなりのスタートでクルマのセットも出来ない状況で、自分としてはもう少しアジャスツィたかったんですけど、5番手だったら勝てるかなと。決勝のペースには自信があったので、あの辺にいられたことがとりあえずよかったのでしょうね。
決勝はタイヤが暖まってからはずっとペースがよかったので、最後まで手を抜かずにプッシュし続けました。おそらく他車は後半きついだろうと思っていたので、後半自分の手の届くところにトップがいれば必ず抜けるという自信はありました。
立川選手も小暮選手も手強くて、シーズンはずっと負けていたので、この2台にだけは絶対負けたくないと思っていました。立川さんは一旦抜いた時も抜き返されて、もう一度抜いた後もスピンしそうになりました。あそこで持ちこたえられたところが勝負の分かれ目だったと思います。
HSV-010最後のシーズンで、自分が最初から最後まで関わったこのクルマに恩返しできたかなと。
来年NSXになっても強いケーヒン号いられるように頑張ります。
若い時からお世話になった金石勝智さんのために勝ちたい、優勝をプレゼントしたいと思っていたので、それが出来て知らないうちに涙が出てしまいました。
- GT300クラス優勝 #3佐々木大樹(S Road NDDP GT-R)
-
本当に今日勝てたことを嬉しく思いますし、シーズン中結果を残すことが出来なかったので、日産、ニスモさんを始め、応援して下さった皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。
今日のレースは予選から速さを見せることが出来ました。GT-Rは富士と相性が良くて、その速さをしっかり見せつけることが出来ました。今までは決勝でポジションを落とすことが多かったんですが、逆に今日は自分がスタートで出遅れてしまって、そこは反せすべき点なんですけど、そこから追い上げることが出来て、後半まで良いペースで走ることが出来て、他車を抜いていくシーンを作れたことで、GT-Rはレースでも速いということが証明できました。
運に恵まれた面もありましたが、諦めないで最後までプッシュすることが出来たのが勝因だと思います。
シリーズで結果を出せず、ずっと星野一樹さんに教わったりサポートしていただきました。
スーパーGTは二人で勝利を勝ち取るレースなので、明日は一樹選手にも勝っていただいて喜びたいなという気持ちです。
来年何に乗れるかは決まっていませんが、精一杯頑張っていきます。
まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
JAFグランプリ「富士スプリントカップ2013」GT500クラスの第1レース決勝は、予選5番手からスタートした#17塚越広大(KEHIN HSV-010)が激しいドッグファイトの末トップに立ち、今季初勝利を挙げた。
第1レース決勝は午後3時35分より22周で行われた。
ホールショットを奪ったのは#38立川祐路(ZENT SC430)。 スタートで出遅れた後続に飲み込まれたポールシッターの#18山本尚貴(ウイダーHSV)の脇をすり抜けてトップで1コーナーへ。そのまま一気に差を広げにかかる。
2番手には#100小暮卓史(レイブリックHSV)、3番手には#36ジェームス・ロシター(ペトロナスSC430)がつけた。
一旦は4位まで後退した#18山本だったが、3周目の1コーナーで#36ロシターのインをついて3位に浮上すると、すぐさま#100小暮のテールに食らいついて何度もオーバーテイクを試みる。
しかしどうしても前に出ることが出来ないまま、残り周回数はどんどん減っていく。更にレースが後半に差し掛かるともう1台のHSVが#18山本の背後を脅かし始めた。
それが#17塚越だった。
#17塚越はオープニングラップで一旦は7位まで後退するものの、2周目のプリウスコーナーでアウトにはらんだお#23ロニー・クインタレッリ(モチュールGT-R)をかわして6位に浮上すると、4周目には#12松田次生(カルソニックGT-R)、8周目には#36ロシターをパスしてトップ3に一気に追いついてきた。
そして12周目の1コーナーでインを抑えにいった#18山本をクロスラインでかわして3位に浮上すると、そのまま#100小暮をも射程圏内におさめ、15周目のプリウスコーナーで#100小暮のインに飛び込んで2位に浮上する。
トップの#38立川もすぐ目の前だ。
スタートでトップに立って一時は3秒以上のマージンを築き上げた#38立川はレース後半に入ってペースが伸び悩み始め、2位争いを繰り広げていた#100小暮と#17塚越に追いつかれてしまっていたのだ。
猛然と#38立川を攻めたてる#17塚越。
16周目の最終コーナーで一旦はトップに立った#17塚越だったが、#38立川も負けじと次のストレートで抜き返す。コーナーでも懸命に#17塚越を押え込む#38立川。
しかし両者のコーナリングスピードの差は明らかで、#17塚越は17周目の第13コーナーで半ば強引にアウトから#38立川のアウトから被せてトップに立ち、そのまま22周を走り抜けて今季初、GT通算では2010年の第4戦SUGO以来の勝利をもぎ取った。
2位は#38立川、3位には#100小暮がつけた。
GT500クラスの第2レース決勝は明日の午後3時35分より、同じく22周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/23) GT500 Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 17 | 塚越 広大 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 22 | 34'37.791 |
2 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 3.285 |
3 | 100 | 小暮 卓史 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 22 | 4.439 |
4 | 18 | 山本 尚貴 | ウイダー モデューロ HSV-010 HONDA HSV-010 GT | MI | 22 | 6.223 |
5 | 36 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 9.947 |
6 | 19 | アンドレ・クート | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | YH | 22 | 11.218 |
7 | *23 | ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 22 | 14.904 |
8 | 12 | 松田 次生 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | 15.007 |
9 | 39 | 脇阪 寿一 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 16.582 |
10 | 24 | 安田 裕信 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | 22 | 21.778 |
11 | 6 | 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | BS | 22 | 1'16.698 |
12 | 32 | 中嶋 大祐 | Epson HSV-010 HONDA HSV-010 GT | DL | 22 | 1'33.909 |
13 | 8 | 松浦 孝亮 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | BS | 17 | 5Laps |
---- 以上規定周回数(15 Laps)完走 ---- |
- | 1 | 関口 雄飛 | REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 13 | 9Laps |
- | 37 | アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S SC430 LEXUS SC430 | BS | 8 | 14Laps |
- Fastest Lap: CarNo.6 国本雄資(ENEOS SUSTINA CERUMO SC430) 1'32.847
- CarNo.23は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.(3)h.(スタート進行要領)違反により、訓戒とする。
JAFグランプリ「富士スプリントカップ2013」GT300クラスの第1レース決勝が11月23日、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションの#3佐々木大樹(S Road NDDP GT-R)がスタートの失敗を見事に挽回してGT参戦以来初の勝利を挙げた。
決勝レースは午後2時5分スタート。
ポールの#3佐々木はスタートに失敗、一気に後続に飲み込まれてしまう。
代わってトップに立ったのは今回急遽スポット参戦の決まった#35アレックス・バンカム(ニスモアスリートGT-R)。バンカムは序盤から一気に逃げにかかり、着実に後続との差を広げていった。
一方、スタート失敗で1周目を7位で戻ってきた#3佐々木はそこからバンカムをも上回るハイペースで追い上げを開始、3周目には#48千代勝正(DIJON Racing IS GT-R)のすぐ後ろ、5位で戻ってきた。
コースの至る所で並びかけようとする佐々木の猛攻を巧みに押え込んでいた千代だったが、ペースに勝る佐々木は6周終わりのホームストレートで遂に千代を捉え、続く1コーナー千代の前に。
続いて10周目には#55小林崇志(ARTA CR-Z)を捉えて3位に浮上した。
しかしこの時点でトップの#35バンカムとは8.5秒。2位の#11ビヨン・ビルドハイム(ゲイナーSLS)とも4.7秒の差がついてしまっていた。
それでも#3佐々木はその後も上位陣を上回るペースで追い上げを続け、14周目には#11ビルドハイムを射程距離に捉えることに成功、16周目のホームストレートでこれを捉えて前に出た。
するとその直後、ぶっちぎり状態で快走を続けていた#35バンカムの左リヤタイヤがバースト、そのままピットインを余儀なくされた。
これでトップに立った佐々木は僅かにペースを落としながらもビルドハイムの追撃を退け、昨年の鈴鹿1000kmで第3ドライバー登録され、第6戦富士で決勝レースを走って以来初の勝利をこの特別戦でものにした。
2位は#11ビルドハイム、#55小林が3位に入った。
GT300の第2レース決勝は明日午後2時5分より同じく22周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/23) GT300 Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 3 | 佐々木 大樹 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 36'38.256 |
2 | 11 | ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 1.200 |
3 | 55 | 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 22 | 9.302 |
4 | 48 | 千代 勝正 | DIJON Racing IS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 11.301 |
5 | 62 | 黒澤 治樹 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 22 | 19.163 |
6 | 16 | 武藤 英紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 22 | 20.418 |
7 | 0 | 峰尾 恭輔 | ENDLESS TAISAN PORSCE PORSCHE 911 GT3 R | YH | 22 | 21.522 |
8 | 88 | 山内 英輝 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | YH | 22 | 26.037 |
9 | 22 | 城内 政樹 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 22 | 26.794 |
10 | 5 | 山下 潤一郎 | マッハGoGoGo車検 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 35.969 |
11 | 10 | 植田 正幸 | GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 39.908 |
12 | 31 | 嵯峨 宏紀 | Panasonic apr PRIUS GT TOYOTA PRIUS | YH | 22 | 42.109 |
13 | 21 | リチャード・ライアン | ZENT Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | HK | 22 | 45.122 |
14 | 2 | 高橋 一穂 | エヴァRT初号機アップルMP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | 22 | 52.081 |
15 | 86 | 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO GT3 | YH | 22 | 52.438 |
16 | 50 | 加納 政樹 | Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | 22 | 54.827 |
17 | 9 | 横幕 ゆぅ | NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ PORSCHE 911 GT3 R | YH | 22 | 1'16.367 |
18 | 96 | 井上 恵一 | DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT3 CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | YH | 21 | 1Lap |
19 | 35 | アレックス・バンカム | NISMO ATHLETE GT-R GT3 NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 20 | 2Laps |
20 | 30 | イゴール・スシュコ | IWASAKI OGT Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 19 | 3Laps |
---- 以上規定周回数(15 Laps)完走 ---- |
- | 61 | 佐々木 孝太 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | 13 | 9Laps |
- | 4 | 片岡 龍也 | GSR 初音ミク BMW BMW Motorsport Z4 GT3 | YH | 6 | 16Laps |
- | 33 | 影山 正美 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | HK | 1 | 21Laps |
- Fastest Lap: CarNo.35 アレックス・バンカム(NISMO ATHLETE GT-R GT3) 1'38.438 (7/20) 166.875km/h
- PP #39国本雄資(P.MUセルモ・インギング)
-
「朝のフリー走行では、マシンのバランスが良くありませんでした。最終戦鈴鹿のマシンセッティングでは合わなかったので、急きょ予選で2位だった7月の富士仕様にしました。それでも、予選1回目のアタックではタイヤの温め方を失敗してしまったので、最後のアタックに賭けました。
最後のアタックは本当にうまくいきました。走っていても手応えを感じることができ、最終コーナーを上がったところでイケルと思いました。
GTの予選が良くなかったので、その分こっちで頑張らなくちゃと思っていたので、この結果は嬉しいですし、結果が出せたことにほっとしています」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
11月23日、JAFグランプリ スーパーフォーミュラ富士スプリントカップの公式予選が富士スピードウェイで行われ、シリーズ戦では10位と悔しい結果に終わった#39国本雄資(P.MUセルモ・インギング)が鬱憤を晴らす初のポールポジションを獲得した。
シリーズ戦と異なり25分間で決まる予選は、コース上での位置取りが重要だ。19台が一斉にコースインするため、いかに前後に空いている状態をつくることができるかが鍵になる。そして、アタックのチャンスはタイヤ1セットで1回ずつの計2回。
序盤、この状態をうまくつくり1回目のアタックを終えたのが#1中嶋一貴(ペトロナス・チームトムス)、#20松田次生(レノボ・チームインパル)、#16山本尚貴(チーム無限)らのシリーズ上位陣だった。
2回目のアタックでも、これらシリーズで安定した力を見せたドライバーがポールポジションを奪うことになる……誰もがそう思っていた。
しかし、最後の最後、チェッカーの振られるなかストレートを走り抜け、タイミングモニターの最上段に名を連ねたのは、#39国本雄資(P.MUセルモ・インギング)だった。
7月に行われた富士の予選でも2位を奪い、自信を持って予選に臨んでいた#39国本は、最後のアタックに賭けていた。朝のフリー走行ではセッティングがうまく合わなかったものの、大きくマシンの仕様を変えた予選では自身も「手応えがあった」というように、セッティングがズバリ当たっていた。
「すべてのコーナーでうまくいった」と#39国本が言うとおり、2回目のアタックで最高のラップを刻み、2度目のアタックで早々に好タイムを出していた#8ロイック・デュバル(キグナス・スノコ・チームルマン)、渾身のアタックで2位につけたチームメイトの#38平手晃平を出し抜く大逆転で、自身初のポールポジションを決めた。
決勝は、明日12時45分から、22周という超スプリントで行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FUJI SPRINT CUP 2013 -RIJ- (2013/11/23) Qualfying Session Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA JAF Grand Prix 富士スピードウェイ 4.563km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | R1'22.718 | - | - | 198.59 |
2 | 8 | ロイック・デュバル | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'22.810 | 0.092 | 0.092 | 198.37 |
3 | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | R1'22.829 | 0.111 | 0.019 | 198.32 |
4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'22.870 | 0.152 | 0.041 | 198.22 |
5 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | R1'22.914 | 0.196 | 0.044 | 198.12 |
6 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'22.961 | 0.243 | 0.047 | 198.01 |
7 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'23.035 | 0.317 | 0.074 | 197.83 |
8 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | R1'23.062 | 0.344 | 0.027 | 197.77 |
9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | R1'23.086 | 0.368 | 0.024 | 197.71 |
10 | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'23.164 | 0.446 | 0.078 | 197.52 |
11 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | R1'23.232 | 0.514 | 0.068 | 197.36 |
12 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | R1'23.334 | 0.616 | 0.102 | 197.12 |
13 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | R1'23.339 | 0.621 | 0.005 | 197.11 |
14 | 2 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'23.472 | 0.754 | 0.133 | 196.79 |
15 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | R1'23.845 | 1.127 | 0.373 | 195.92 |
16 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'24.311 | 1.593 | 0.466 | 194.84 |
17 | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'24.598 | 1.880 | 0.287 | 194.17 |
18 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'24.679 | 1.961 | 0.081 | 193.99 |
19 | 15 | 佐藤 琢磨 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'27.741 | 5.023 | 3.062 | 187.22 |
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'28.508 | 5.790 | 0.767 | 185.60 |
- シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'24.290)を更新しました。
2013年の締め括りとなる富士スプリントカップ。来シーズンからマシンが新型SF14に切り替わるため、現行マシンSF13にとってはこれが最後のレースとなる。各ドライバー、チームは好成績で終え気持ちよくオフを迎えたいところだ。
予選日朝、午前9時48分から30分間行われたフリー走行では、#20松田次生(レノボ・チームインパル)がトップタイムをマーク。好条件に恵まれたとはいえ、松田の叩き出したタイム1分23秒7は、従来のコースレコードを0.7秒も更新。予選ではどこまでタイムが削られるのか楽しみだ。
朝から秋晴れの好天に恵まれた富士スピードウェイ上空は雲一つなく、絶好のレース日和となった。
シリーズ戦ですでにデータを得ている各マシンは、走行開始からほぼ全開走行。開始5分には#39国本雄資(P.MUセルモ・インギング)が早くもコースレコードを更新してしまった。シリーズ戦では富士のレースは7月に行われる。気温が低いこの季節はエンジン、タイヤにとって好条件が重なっており、これが最後の勇姿となるSF13型マシンも気持ち良く走っているようだ。
スーパーGTとのダブルヘッダーであり走行時間が限られている今回のレースでは、このフリー走行の間に、予選と決勝のセッティングを確認する必要がある。このため、開始15分を過ぎた頃には上位陣のタイムはほぼ出揃った。
#20松田次生に続いたのは、チームメイトの#19J.P.デ・オリベイラ、#32小暮卓史(ナカジマレーシング)、#40伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアン)。最終戦鈴鹿で大逆転チャンピオンとなった#16山本尚貴(チーム無限)は8番手で走行を終えた。
予選は、このあと午前11時55分から行われる。シリーズ戦とは異なり25分間の一発勝負だ。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI