岡山県美作市で行われているスーパーGTの公式テストは3月17日午前にセッション3を行い、GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が1分17秒418でトップタイム。GT300クラスは6号車VELOREX FERRARI 296 GT3(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が1分25秒964でトップだった。
セッション3は午前9時より180分間で行われた。サーキットの上空を厚い雲が覆い尽くし、いつ雨が降ってきてもおかしくないコンディションで各車コースインしていった。
なおこのセッションから、体調不良で公式テストを欠席した牧野任祐(100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT)に代わり、岩佐歩夢がチームに合流、100号車をドライブすることになった。
その100号車はまず山本が走り始めて7周目にピットイン。ここで岩佐に交代して15周目までを走行、1分22秒台後半から23秒台前半のペースで周回を重ねて再び山本に交代している。
開始から30分が経過した時点のトップは23号車MOTUL AUTECH Zでロニー・クインタレッリが1分17秒949をマークしている。
開始から間も無く50分が経過しようかというところで14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)が1分17秒796を20周目にマークしてトップに。14号車はそのままピットに戻ってきた。。
更に開始から55分が経過したところで、36号車au TOM'S GR Supra(山下健太)が1分17秒418までタイムを縮めてトップに浮上。100号車の山本は1分18秒473を20周目に出して6番手まで上がってきた。
そして開始から1時間45分が経過したところでコース上に雨が降ってきたため、各車相次いでピットイン。その後は多くのチームがピットにとどまる中、14号車と19号車WedsSport ADVAN GR Supraは1分30〜32秒台で精力的に周回を重ねていった。途中からは36号車、16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16らもこれに加わる
セッション3は天候の急変などはあったものの、赤旗中断や大きなアクシデントもなく正午にチェッカーフラッグが提示されて終了。
GT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)が1分17秒418でトップタイム、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)が1分17秒796で2番手、38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)が1分17秒938で3番手とここでもGRスープラ勢が1-2-3という結果となった。
ニッサンZ勢の最上位は23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)の4番手、ホンダシビック勢は8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)の6番手が最高だった。
GT300クラスは6号車VELOREX FERRARI 296 GT3(片山義章/ロベルト・メリ・ムンタン)が1分25秒964でトップタイム。65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が1分26秒004で2番手とFIA-GT3勢が1-2、3番手には1分26秒165で52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)がつけた。
スーパーGT公式テストはこのあと午後1時45分よりスタート練習を行い、午後2時よりセッション4が120分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Katsuhiko KOBAYASHI