2025年JAF地方選手権、スーパーFJ筑波・富士シリーズ第7戦は11月30日にモビリティリゾートもてぎで開催された。17台のエントリーの中には今回初のJAF公認レースを迎えた選手がいた。
8号車「CMSC ZAP 10VED」をドライブする佐久間俊は28歳の社会人、前日の練習走行前に話を聞いた。
――今までのモータースポーツ歴は?
「普段は草レース出ていまして、ハコ車の方で、福島県のエビスサーキットの12時間耐久レースとかをやっていました。ミラージュとかシビックとか1.6リッタークラスの車両です。あとは先日行われたS耐チャレンジにもロードスターの33号車で参加させて頂きました。フォーミュラカーは初めてです」
――練習はどのくらい積んだ?
「今年で2年目になります、練習はもてぎと筑波で練習していました」
――クルマへの習熟度合いは?
「だいぶ習熟しましたが、今回ドライブするのは違うクルマ(RD10V)なので、普段乗っていたクルマはウエスト07Jの一世代前のタイプとかZAPさんの109に乗っていたので、ちょっと感覚が違う部分があって、10Vに乗り慣れていない部分があります。そこは今日の練習走行で慣れたいと思っています」
――10Vの走行は何回め? 「実は今日でまだ3回目で、まずはクルマとコースに慣れることからです」
――今大会の目標は?
「まずクリーンなレースを心掛けること。あとはシングル順位を狙いたいと思っています」
――念願かなってのレース参戦?
「幼いころからレーシングドライバーをやってみたいな、と思っていたので、その夢がようやく叶ったのかなと思っています。明日にむけて頑張りたいと思います」
社会人らしく、はきはきした話しぶりに落ち着いて現場の空気に呑まれない振る舞いで、レースでの活躍に期待したい。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Junichi SEKINE
Kazuhiro NOINE


