全日本スーパーフォーミュラ選手権の第1回公式テスト1日目が、2月25日、三重県・鈴鹿サーキットで行われた。終日、雨の中での走行となったが、安定した速さを見せたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が午前のセッションで、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が午後のセッションでトップタイムをマークし、“NAKAJIMA RACING速し”を印象付けた。

恒例のシーズン開幕前のテストが2日間の予定で始まった。
今シーズンのエントリーは24台。ルーキー6人、新規参入2チームと、程良い新陳代謝があり、外国勢もフラガ選手を含めると7人と、バランス良い構成になったという印象を受ける。搭載エンジンは、トヨタ14台、ホンダ10台と、台数的にはトヨタ優位だ。
また、このシーズンオフの間に、鈴鹿サーキットの西コース部分の改修が行われており、各チームはこのチェックも行いたいところだ。
■セッション1夜半からの雨でコースは完全ウェット。この難しいコンディションのなか、セッション序盤から上位に名を連ねたのは、やはり表彰台常連チームのレギュラー陣だった。
セッションの半分、1時間を過ぎた時点での順位は、佐藤、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、フラガ、坪井翔(VANTELIN TEAM TOMʼS)と常連が並んだが、これに続いたのが、ウィリアムズF1のリザーブドライバーを務めるルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)だ。


途中、雨が強くなる時間もあったが、セッション終了間際に雨足が弱くなると、各車は続々とタイムアップ。ここでも、ブラウニングは、きっちりタイムを上げ、ポジションも4位にアップ。今年の台風の目になる可能性を感じさせた。
最後は、フラガに逆転を許した佐藤がトップを狙うも、デグナーでコースオフ。KONDOから移籍し、好調を維持しているザック・オサリバン(TEAM IMPUL)も1コーナーでクラッシュを演じてしまい、セッションは終了となった。

順位は、フラガ、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、佐藤、ブラウニング、オサリバン、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)と続き、ここまでがトップ6。
セッション2
雨は降り続き、午前のセッションと同じく時折強くなったり、弱まったりを繰り返したが、このセッションも上位陣にアクシデントが続いた。
午前と同じく、好調さを見せていたフラガだが、開始28分が経過する頃、スプーンでスポジバリアにクラッシュ。ダメージは少なそうだが、これで走行は中断。
さらに、1時間20分経過時に、このセッションでも5位と健闘していたブラウニングが、高速の130Rでスピン。コントロールを失い、タイヤバリアを越えて横転してしまった。見かけは派手なクラッシュだったが、ドライバーにダメージがなかったのは幸いだった。

中断時間が、30分以上となったため、走行時間が30分延長されて再開したものの、雨量が多くタイムアップする者は現れず、佐藤、牧野、フラガ、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)、ブラウニング、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)の順で走行を終えた。

テストは、明日も午前、午後に2時間ずつのセッションが予定されている。明日はドライコンディションでの走行となりそうだ。路面改修がタイムにどのように影響するのかも気になるところだ。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atushi BESSHO
