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SUPER FORMULA LIGHTS

第16戦もてぎ決勝 野村勇斗がポールtoウィンで10勝目、Mクラスは清水康弘が優勝で王者に

マスタークラスで優勝して同クラスのチャンピオンを決めた清水康弘(GNSY RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦の決勝が、11月29日、モビリティリゾートもてぎで行われ、ポールスタートの野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、スタートでトップを守ると、そのまま逃げ切ってポール・トゥ・ウィンで10勝目を挙げた。

 マスタークラスは、ポールのKEN ALEX(BUZZ RACING)がスタートで遅れ、清水康弘(GNSY RACING 324)が今シーズンのチャンピオンを決める優勝を飾った。。

 午後2時10分、日差しが強くなるなかスタートを迎えた。

 勝負はスタートで決まった。好スタートの野村はトップを守って1コーナーへ。一方、2番グリッドの佐野は、スタートに賭ける気持ちが空回りしてしまい、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)に次ぐ4位にまで順位を落としてしまう。

 佐野はすぐに三井をかわして1つ順位を回復したものの、その間にトップ2台に差を開かれてしまった。

 逃げる野村、追う小林。レースは、今シーズン活躍した若手を代表する二人の一騎打ちとなった。しかし、このカテゴリーでの野村の強さは秀でており、ギャップは5周目に1.5秒にまで広がった。

 3位以下は、佐野、三井、山越陽悠(DELiGHTWORKS)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)と続いた。

 トップ二人の差が、2秒に広がった9周目。マスタークラスの今田信宏(JMS RACING TEAM)がヘアピンでコースオフ。グラベルに止まってしまい、セーフティカーが入った。これで各車の間隔は詰まり、隊列を整えて再スタートを待つことになった。

 残り2周でリスタートを迎えるが、トップ野村に死角はなく、小林につけ入る隙を与えず、小林を従えてチェッカーを受けた。

 「ポールを取れたことが大きかった」と語る野村は、これで16戦10勝。その勝利すべてがポール・トゥ・ウィンという記録は、野村の言葉どおり、SFライツにおいてはいかに予選が重要で、かつ野村がいかにスタートでミスをしていないかの証左である。

 マスタークラスは、クラスポールスタートのALEXがスタートで大きく遅れ、好スタートの清水がトップに立つと、2位DRAGON(TEAM DRAGON 324)との差を開いていく。3位走行の今田は今回なぜか歯車が噛み合っておらず、9周目のヘアピンでコースオフしてレースを終えた。

 セーフティカーランで、清水、DRAGON、ALEXが連なり、リスタート後はALEXがDRAGONを攻めたが、順位は変わらずゴールを迎えた。清水は8勝目。フル参戦2年目でマスタークラスチャンピオンを手中に収めた。

 第17戦の決勝は、明日の午前9時5分から14周で、第18戦は午後1時30分から19周で行われる。

スタート直後のバックストレート

レースは終盤、セーフティーカーが導入された

優勝は野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は小林利徠斗(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL )

決勝3位は佐野雄城(モビリティ中京 TOM\'S TGR-DC SFL)

マスタークラス優勝は清水康弘(GNSY RACING 324)

マスタークラス決勝2位はDRAGON(TEAM DRAGON 324)

マスタークラス決勝3位はケン・アレックス(BUZZ RACING )

トップでゴールする野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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