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第2戦もてぎ決勝 金井亮忠がぶっちぎりのポール・ツー・ウイン

トップでゴールする金井亮忠(チームNATS正義001)

 2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第2戦決勝予選が4月25日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートの金井亮忠(チームNATS 正義 001)が後続に31秒の大差をつけて完勝した。

 決勝は午後4時40分にフォーメーションラップ開始。かなり日が長くなったとはいえこの時間になると気温は下がって14度。さらに風が出てきており肌寒いくらいで路面温度もかなり下がってきている。11台がグリッドにつくと12周のレースがスタート。

決勝のスタートシーン

 ポールシッターの金井、2番グリッド酒井翔太(ファーストガレージ FG108)、3番グリッドのハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)まではスムーズに発進、そのまままの順位で第1コーナーで向かう。変動があったのが4番手以下で、4番手KAMIKAZE(ファーストガレージ RD04W)の蹴り出しがやや弱く、5番手村上太晟(ファーストガレージ FG01)が加速で前に出る。さらに6番手スタートのジェントルマンクラス三浦勝(PROTECH RACINGルノー)も7番手の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)に第1コーナーでアウトから差されて7位へとドロップ。

 酒井は金井のテールに張り付いて第3コーナーではアウトからブレーキングで勝負を仕掛けるが、金井も譲らず酒井のラインがややワイドになり金井がトップの座を守る。後方では長嶋対三浦、ジェントルマンクラス同士の6位争いが激しく、第5コーナーではインから三浦が前に出ると長嶋はクロスラインで差し返す。ダウンヒルストレートでは金井の車速が伸びるのか酒井とのギャップを10メートルほどまで広げるが、酒井は最終コーナーが速く、ここで間合いを詰めてオープニングラップを終了。トップ金井と2位酒井は0.375秒の差。3位伊澤はそこから0.859秒の差で続く。4位村上はすでに1.8秒後方だ。

 2周目に入ってセクター1では金井と酒井の間隔は変わらず、しかしファーストアンダーブリッジを通過したあたりで酒井のペースがガクっと落ちて伊澤が抜き去っていく。酒井はその後もスピードが上がらずをV字の立ち上がりで完全にスローダウン、最後尾まで落ちるとそのままピットイン、レースを終えた。酒井によるとミッショントラブルで3速がなくなったそうだ。

 2周目を終えてトップ金井と2位伊澤の差は1.712秒。酒井の脱落で3位は村上、4位KAMIKAZE、5位長嶋、6位三浦。接戦なのは長嶋と三浦のジェントルマンクラス争いだ。

 3周目の金井のラップタイムは1分52秒567、伊澤52秒697とこの2台の速さが突出しており、3位村上が54秒台。4位KAMIKAZEは55秒台とすでに伊澤から6秒以上離されている。

 4周目に入ると村上対KAMIKAZEのチームメイトの間合いが0.508秒まで接近。さらに5周目には1車長ほどの距離まで近づきKAMIKAZEが村上をロックオンして6周目へ。後方では長嶋対三浦のギャップも0.377秒とテール・ツー・ノーズ状態。

 最初に動きがあったのは三浦で、第5コーナーで長嶋のインを奪うとオーバーテイク成功、これで三浦が5位、ジェントルマンクラスのトップ。一方3位争いもKAMIKAZEが村上を仕留めてメインストレートに戻ってくる。

 後方のバトルをよそにトップ金井は6周目に1分51秒876と予選並みのタイムでリードを4秒以上にひろげてレースは後半戦へ。KAMIKAZEに3位を奪われた村上だが先輩相手に臆するところなく、第5コーナーへのブレーキングからインを差しに行くとテール・ツー・ノーズで130Rへ。逆襲のチャンスを狙っているがストレートスピードに勝るKAMIKAZEはダウンヒルストレートで間合いをひろげて行く。

 8周目、金井は1分51秒453とこの日のファステストラップのみならず予選を上回るコースレコードを叩き出して伊澤との差を6.979秒と一人旅状態。伊澤と3位KAMIIAZEの間も16秒以上の差と大きく開いている。KAMIAZEと村上の3位争いも決着を見たようで1.360秒差。これで後は各車淡々とゴールを目指すのかと思われた9周目、伊澤に異変が訪れる。ラップタイムが1分56秒016とダウン。さらに10周目には2分1秒台と明らかにトラブル発生を感じさせる状況で、3位KAMIKAZEとの差も7秒と縮まる。

 11周目、伊澤は第2コーナー立ち上がりでスローダウン。一度は持ち直すもののKAMIKAZEが背後につけるとV字コーナー手前で前に出る。続いて村上も先行。伊澤のマシンはテールライトを点滅させて後続車に注意を喚起している。

 金井は後続に29秒という大差をつけてファイナルラップへ。まったく危なげない走りで影さえ踏ませない完勝ぶりでチェッカードフラッグの下を通過。2位KAMIIAZE、3位村上と続き、三浦対長嶋のジェントルマンクラス優勝争いは最後に再び長嶋がテール・ツー・ノーズまで持ち込んだが三浦が0.309秒差で振り切ってそれぞれ4位と5位。この2台から遅れること8秒で伊澤は6位チェッカー。フィニッシュラインを超えるとそのままコースサイドにマシンを止めた。レース後聞いたところでは燃料がうまく供給されない現象だったとのこと。悔しい結果ではあったがまだ馴染んでいないマシンで終盤までは良い走りができていたので今後に期待が持てる。唯一のグランドジェントルマンクラス松本隆行(SHOUEI☆ミスト)はジェントルマンクラス3位の富澤もぐら(柏南同窓会公認車ハンマーR疾風)を仕留めて総合8位フィニッシュ。

 ポディウムに戻ってくると金井はマシンを降りて生徒の歓声に応え、ヘルメット越しでもわかる満面の笑みを見せる。年度が変わって新しいツナギで最初のレースを経験した学生たちは、表彰台の一番高い場所から先生の振りまくスパークリングウォーターを浴びてはしゃいでいた。

 Formula Beat地方選手権第3戦は5月16-17日に岡山国際サーキットで行われる。第1戦鈴鹿、第2戦もてぎと連勝を飾った金井を誰が止めるのか注目だ。

優勝は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝2位はKAMIKAZE(ファーストガレージRD04W)

決勝3位は村上太晟(ファーストガレージ FG01)

決勝4位、ジェントルマンクラス優勝は三浦勝(PROTECH RACINGルノー)

決勝5位、ジェントルマンクラス決勝2位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

決勝6位はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

グランドジェントルマン松本隆行とジェントルマン富澤もぐらの争い

チェッカー後にストップしたハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)

優勝した金井亮忠(チームNATS正義001)

総合の表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

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