全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦の決勝が、5月23日、鈴鹿サーキットで行われ、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が、ポールから逃げ切って初優勝を飾った。
マスタークラスは、目まぐるしくトップが交替したが、KEN ALEX(BUZZ RACING)が、開幕戦以来の今季2勝目を手中に収めた。
午前10時40分、上空に厚い曇りが垂れ込めるなか、スタートが切られた。
2番グリッドの三井優介(DELiGHTWORKS)が、ポールポジションの梅垣を出し抜いてトップへ。オープニングラップは三井、梅垣、新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)の順に通過。
序盤勢いがあったのは、苦手なスタートで出遅れてしまったジルテール。オープニングラップでは5位まで落ちたものの、すぐに卜部和久(DELiGHTWORKS)を抜いて4位に浮上。6周目にチームメイトの新原を抜いて3位。さらに前を窺う。
7周目、トップ三井を徐々に追い詰めていた梅垣が、1コーナーアウト側からトップに出ると、快調なペースで後方で競り合う、三井、ジルテール、新原の2位集団との差を開いていく。
10周目の1コーナーで、ペースの上がらない三井を、ジルテール、新原が立て続けにパス。4位に落ちた三井はにはさらなる不運が襲いかかる。11周目のシケインで追い上げてきたオスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)と接触し、フロントのサスペンションを壊してリタイア。ポイントリーダーの座から脱落することになってしまった。
これでセーフティカーが入り、トップの梅垣が築いた約4秒のギャップはリセットされてしまったが、2位のジルテールのタイヤは、ここまでの追い上げでかなり摩耗しており、残り2周で再スタートした後は、梅垣がやや差を広げて初優勝のチェッカーを受けた。
2位フィニッシュのジルテールは、三井がノーポイントに終わったため、逆転でポイントリーダーに立った。
マスタークラスは、序盤、清水康弘(ART TASTE RACING 324)がリードするが、追い上げてきたDRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)と、3周目のシケインで接触。これで清水が遅れ、DRAGONがトップに立つが、そのDRAGONはタイヤトラブルを抱えて終盤急激にペースダウン。
最後のリスタート後に、KEN ALEX(BUZZ RACING)がトップに立ち、開幕戦以来、今季2勝目を飾った。
第8、9戦の決勝は、明日の午前8時20分、午後1時から、それぞれ12周で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI