カテゴリー

ニュース内検索

SUPER GT

第2戦富士決勝GT300クラス リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rが3年ぶりの優勝を飾る

 2026オートバックスSUPER GT第2戦「FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL」の決勝が、5月4日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(J・P・デ・オリベイラ/木村偉織)が、1時間経過時にトップに立つと、2023年の富士大会以来、3年ぶりの優勝を飾った。

 2位は、ディフェンディングチャンピオンの65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟/黒澤治樹)、3位には31号車apr LC500h GT(小高一斗/小山美姫/チャーリー・ブルツ)が入った。

 前日からの雨も上がり、快晴となったGWの富士スピードウェイには、サーキットで一夜を明かした強者を含め、5万人を超える観客が詰めかけた。グランドスタンドの2階席まで埋まったファンが見守るなか、午後2時にスタートが切られた。

 序盤は、ポールポジションスタートの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)が逃げ、31号車apr LC500h GT(小山美姫)、52号車Green Brave GR Supra GT(野中誠太)、56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(J・P・デ・オリベイラ)が2位集団を形成するという展開が続いた。

 予選のタイム差からすると、61号車SUBARUが2位以下を引き離すと思われたが、30分経過時には、一時3秒差つけていた61号車に、31号車apr、52号車Green Brave、56号車リアライズが追いつき、4台がトップグループを作る。

 トップ61号車SUBARUに異変が起きたのは、42分を経過した25周目。左フロントタイヤがパンクしてしまい、スロー走行でピットに戻り、給油とタイヤ交換をこなす。これで大きく後退。昨年の大会ではチェッカー目前のエンジントラブルで優勝を逃しているだけに、今回はリベンジに燃えていたが、今年もトラブルに泣くことになった。

 スタートから1時間を経過しようという時点で、56号車リアライズが31号車aprを最終コーナーでパス。すると、31号車aprはこのタイミングでピットに滑り込み、ドライバーを小山からチャーリー・ブルツへ交替。

 1時間を経過すると、上位陣でピット作業をする車両が出始める。38周目に7位11号車GAINER TANAX Z、40周目3位666号車seven x seven PORSCHE GT3R EVO、42周目トップ56号車リアライズ、43周目2号車HYPER WATER INGING GR86 GTなどが続々とピットに滑り込む。

 1時間15分が経過した時点で、GT500クラスの37号車が最終コーナーを上がったストレート上にストップしたため、FCY(フルコースイエロー)となった。このあおりを食ってしまったのが、このときトップを争っていた52号車。丁度ピットに入って給油を行おうとしていたタイミングでFCYとなったため、燃料が足りずにたまらず違反であることを承知の上でピットに入るしかなくなってしまった。

 上位陣が一通りピット作業を終えた1時間30分経過時に、52号車にはピットストップ60秒のペナルティが課され、不運な展開で優勝争いから脱落してしまった。

  レース折り返しでの順位(トップ10)は、56号車リアライズ(木村偉織)、31号車apr(チャーリー・ブルツ)、666号車seven x seven(スヴェン・ミューラー)とこの3台がトップを競り合い、8秒離れて、65号車LEON(菅波冬悟)、32号車ENEOS X PRIME AMG GT3(小林可夢偉)、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)、61号車SUBARU(山内英輝)、777号車D'station Vantage GT3(チャーリー・ファグ)。2号車HYPER WATER(堤優威)、96号車K-tunes RC F GT3(高木真一)。

 折り返し以降、トップ争いは膠着状態に。3秒間隔で連なる3台は、ラップタイムも1分39秒前後とほぼ同じ。この状態は2時間経過時あたりで二度目のピットインが始まるまで続いた。

 最初にピットに滑り込んだのは31号車apr(68周目/ブルツ→小高)、続いて666号車seven x seven(70周目/ミューラー→藤浪)、そして、トップの56号車リアライズは、残り45分まで引っ張り、78周目にピットイン。木村からオリベイラにステアリングを託した。

 これで、56号車リアライズ(オリベイラ)、6秒遅れて666号車seven x seven(藤浪)、10秒遅れて31号車apr(小高)という位置関係になるが、666号車には序盤の接触で、レース結果にプラス10秒のペナルティが課されており、31号車との間隔を気にしながら、残り40分先のゴールを目指すことになった。

 ところが、終盤になって、このトップ3の争いに、ディフェンディングチャンピオンの65号車LEON(蒲生)が加わる。83周目までピットインを遅らせた65号車は、給油時間を短縮してコースに戻り、666号車と31号車の間、3位の位置に割って入ることに成功した。

 終盤、2位666号車を引き離した56号車は、周回遅れの車両にパッシングをしながら、残り周回を走り切って独走で今季1勝目のチェッカーを受けた。

 チームとJ・P・オリベイラにとっては、2023年第2戦の富士大会以来3年ぶり、新加入の木村偉織にとっては、参戦2戦目、自身としては昨年の第8戦もてぎ大会以来、半年ぶりの優勝となった。

 2位、3位には、666号車のペナルティによって、65号車LEON、31号車aprが入った。両車は開幕戦でも上位入賞(65号車5位、31号車3位)に入っており、サクセスウェイトを搭載しながらも安定した力を発揮した。

 次の大会は、6月に開催予定だったセパン大会が中止となったため、少し間が空いて8月1〜2日の富士大会だ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI

検索

最新ニュース