2026年Formula Beat(F-Beat)地方選手権シリーズ第2戦公式予選が4月25日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、金井亮忠(チームNATS 正義 001)がコースレコード合戦を制してポールポジションを獲得した。
3月1日に鈴鹿で行われた開幕戦からやや長めのインターバルで迎えた第2戦、エントリーは11台、うち3台がジェントルマン(G)クラス、1台がグランドジェントルマン(GG)クラスで、マルチメイクらしく様々なマシンで構成されている。
午前10時40分コースオープン。15分前にFJ1500での予選を終えたばかりの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)を先頭に全車がコースインして15分間の予選が開始された。気温15.3度のドライコンディション、オフシーズンに全面的に張り替えられた路面でレコードタイムの更新が期待される。
まずは残り時間11分、酒井が1分53秒671のトップタイムをマーク、2番手はハンマー伊澤(萬羽アルカディア☆ハンマーR)の54秒486。伊澤のマシン「疾風改」は開幕戦を走ったブラックの車両と同じタトゥースのモノコックだが違う個体で組みあがったばかりのため、赤いカラーリングも元々のままだとのこと。
残り9分、酒井は最速タイムを1分52秒690まで短縮。早くも2023年に卜部和久が出したF-Beatのレコードタイム「53秒646」を上回ってきた。2番手伊澤も53秒342とレコードブレイク。3番手金井の54秒199、4番手村上太晟(ファーストガレージ FG01)55秒949、5番手KAMIKAZE(ファーストガレージ RD04W)56秒083。KAMIKAZEは昨年、一昨年とチャンピオンを獲得したジェントルマンクラス(40歳以上)を卒業、今年はオーバーオールで勝負することになった。6番手はそのジェントルマンクラスのトップ、三浦勝(PROTECH RACINGルノー)の58秒132。
残り7分、酒井はセクター2、4と全体ベストで周回し1分52秒025までレコードタイムを短縮。伊澤もセクター3でベストを刻み52秒364と酒井から0.339秒の差。金井も1分52秒台に入れて52秒798、酒井から0.773秒の差。日本自動車大学校(NATS)モータースポーツ科で教鞭をとる金井は授業の一環で学生をメカニックやエンジニアとして連れて来ての参戦のため、4月になるとピットクルーが一新される。F-Beatについては今回が彼らにとってのデビュー戦となる。
残り5分のタイミングで伊澤はピットイン。タイヤの内圧を調べたりしていたようだがここでマシンを降りて早々に予選を終了した。その間に酒井はトップタイムを1分51秒742まで短縮。2番手伊澤とのタイム差を0.622秒までひろげる。3番手金井は52秒615。この3台が他を圧倒するタイムを出していて、4番手KAMIKAZE54秒843、5番手村上55秒350、6番手三浦56秒374と続く。
残り時間1分、金井は自己ベストを1分51秒933まで短縮して伊澤を抜いて2番手へ上がり最後のタイムアタックへ。セクター1で最速タイムを刻むと、セクター2でも酒井を上回るタイムを出してコントロールラインを通過すると、ラップタイムは51秒618。酒井を上回るコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得した。卜部の記録を実に2秒以上塗り替えて、さらにはJAF-F4時代の牧野任祐の記録「1分51秒709」をも超えた。酒井は0.124秒差の2番手、伊澤52秒364で3番手、以下KAMIIAZE54秒208、村上54秒845、三浦56秒047というトップ6となった。三浦はジェントルマンクラスの1位、同クラス2位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)で総合7番手、1台出走のグランドジェントルマンクラス(60歳以上)は松本隆行(SHOUEI☆ミスト)が総合10番手。
Formula Beat第2戦決勝は本日最後のレースとして午後4時40分スタート予定。金井対酒井という構図になるか、レースに強い伊澤が両者の間に割って入るかが注目だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Kazuhiro NOINE








