VITA筑波シリーズ第2戦決勝は5月24日(日)に行われ、ペナルティで4番手スタートとなった川福健太(東京IRC従業員募集中vivoVITA)がオープニングラップで一気にトップに立つと後続を突き放し大差で優勝した。
決勝は12時38分スタート。予選が終わるころから晴れ間がのぞき始め、コースイン時にはすっきりと晴れ上がり、気温も22.9度、路面温度40.6度まで上昇したドライコンディションでレーススタート。
川福が公約通りロケットスタートを決めると第1コーナーへの加速で2番手オオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)3番手西濱康行(ETA白波ワークスVITA)の間にノーズをねじ込む。インに西濱、中央に川福、アウトにオオサワという3ワイドで第1コーナーに向けて加速すると、勢いに勝る川福が抜け出してターンイン、2位に上がる。第1コーナーでは西濱とオオサワによるサイド・バイ・サイドの3位争いが展開し、アウトからかぶせたオオサワが前に出る。5位藤原晃輝(エースラインズVita)に続いて中島正之(ビーンズスポーツVITA 2号車)が佐藤孝洋(Tipo ETA VITA01)のインを差して僅かに先行するが、S字で佐藤が逆に差し返して6位のポジションを守る。さらに後方では、8番手スタートの土屋伊津季(ディープレーシングVITA)に対して今回VITAレースデビューの四條健(Raise UP VITA01)が第1コーナーで見事なオーバーテイク。8位へと順位を上げる。
2位に上がった川福はトップ柿沼一峰(pt恵比寿 制動屋 NUTEC vita)のテールに張り付いてダンロップコーナーを通過。第2ヘアピンをタイトに旋回すると柿沼の右サイドに並びかけてバックストレートを加速。そのままイン側を抑えて最終コーナーへ。両車譲らずサイド・バイ・サイドでターンすると川福が前で立ち上がりメインストレートへ。オープニングラップで早くもトップの座を奪い取る。2位柿沼。3位7オオサワ、4位西濱、5位藤原、6位佐藤に続いて四條が中島も仕留めて7位で続いてオープニングラップを終了した。
2周目の第1コーナーでは柿沼がアウトから川福に仕掛ける。このバトルの間にオオサワが接近。第2コーナーで柿沼のインを突くとS字でオーバーテイク、2位に上がる。しかし続く3周目、今度は柿沼が逆襲。第1コーナーでインからオオサワに並びかけるが両者接触。柿沼はダメージがあった模様で第2コーナー出口のグリーンにストップしてしまう。オオサワは5位まで順位を落としたものの走り続けている。2位に西濱、3位藤原、4位佐藤とそれぞれ順位を上げる。6位には4四條。
これでトップ川福のポジションは安泰になり3周目を終えて2位西濱に2.724秒の差をつけると、毎ラップ0.5~0.8秒程度ずつ間合いをひろげていく。後方で緊張が増しているのが5位オオサワと6位中島の間で、5周目に1.284秒あった差が6周目には0.547秒差、7周目0.387秒差とじわじわ接近。しかしオオサワもペースを上げて8周目、9周目とギャップをひろげなおす。
トップ川福はペースを緩めることなく11周目に1分3秒149とこの日のファステストラップを叩き出して2位西濱との差を8.681秒までひろげて一人旅状態。西濱と藤原は単独走行だが、佐藤を先頭とする4位グループは、オオサワが0.192秒差、中島が0.530秒差と依然として接近戦だ。しかし続く12周目にオオサワがスローダウン、ゆっくりとピットに戻る。確認したところ佐藤とのバトルでスピンした模様だ。これで中島5位、四條6位。
ファイナルラップ、川福は勝利を確信したか僅かにペースダウン。それでも2位西濱に10.408秒の大差をつけてフィニッシュラインを通過。予選でコースレコードのトップタイムを出しながら走路外走行で降格したものの、圧倒的ともいえる速さで優勝を飾った。
これで川福は昨年の筑波最終戦に続いてスプリントレースは連勝。さらに今シーズンここまでもてぎSUGOシリーズ3連勝、5月9日に行われた富士のFCR-VITAでも優勝しており、これで今年出場したレースで5連勝ということになった。
筑波VITAシリーズ第3戦は3カ月のインターバルを置いて8月30日(日)開催予定。今回圧倒的に速かった川福が昨年の兒島弘訓と同様にシリーズを席巻するか。新たなライバルが現れるか注目だ。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA
Junichi SEKINE














