全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦の決勝が、4月25日、オートポリスで行われ、新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が、初ポールから危なげない走りで逃げ切り、嬉しい初優勝を飾った。
マスタークラスは、最終ラップのどんでん返しで、清水康弘(ART TASTE RACING 324)が今季2勝目を手中に収めた。
午後4時05分、曇り空のもと、スタートを迎えた。
ポールポジションの新原は好スタート。一方、2番グリッドのエヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)、3番グリッドの佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)はやや出遅れ、4番グリッドの三井優介(DELiGHTWORKS)が先行し、新原に続いた。
新原は、序盤に三井との差を2秒まで開くと、その差をキープしながらペースをコントロール。三井はジルテールに背後から迫られ、前を追いたいが防戦もしなければならないという状態で、2位を堅持し続けた。
しかし、ジルテールも、抜きどころの少ないオートポリス、まして空力マシンでは、背後につくと気流の乱れでダウンフォースが抜けてしまうため、チャンスを見出すことはできずにレースは周回だけが増えていく。
このトップ3者のペースは、1分40秒前後で安定しており、4位以下の佐藤、オスカー・ブルツ(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)の4位集団は徐々に引き離されていく。
終盤になっても順位は変わることなく、三井がペースを上げると、それに合わせるようにトップの新原はペースを上げる余裕を見せた。新原は危なげなく、21周を走り切って、今季3人目の勝者として名乗りを上げた。
2位の三井、3位のジルテールは、4戦を終えてすべて表彰台に上り、安定した力を見せている。
マスタークラスは、グリッド順のまま、DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が逃げ、7周目までに3秒のマージンを築くと、競り合う清水、KEN ALEX(BUZZ RACING)を尻目に、快調に周回を重ねた。
誰もがDRAGONの今季初優勝で決まったと思われたが、あろうことかDRAGON車は最終ラップにガス欠症状が出てストップ。漁夫の利を得た清水が、今季2勝目となるチェッカーを受けた。
第5、6戦の決勝は、明日の午前8時40分、午後0時15分から、それぞれ14周で行われる。ただし、天気予報は雨。霧が出ることの多いコースだけに、明日の状況は見えない。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhisa SUEHIRO
