フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第1戦レース1、2、3の公式予選が、2月28日、鈴鹿サーキットで行われ、小松響(Rn-sports F111/3)、洞地遼⼤(PONOS RACING F111/3)、三浦柚貴(PONOS RACING TOM'S TGR-DC FR)が、レース1〜3のポールポジションを獲得した。
マスタークラスは、植田正幸(Rn-sports F111/3)がレース1、3を、アキタ(ACR Formula R)がレース2のポールを奪った。
開幕大会のエントリーは16台。昨年FIA-F4ランキング5位の洞地、KYOJO CUPチャンピオンの下野璃央(Dr.Dry F111)らが加わり、昨年のWEC富士のサポートとして行われたときの15台を上回った。
優勝を争うと思われるのは、前日のフリー走行で上位を占めた5人。トヨタ育成の三浦と武藤雅奈(マツモトキヨシ TOM'S TGR-DC FR)、昨年もFRJに参戦していた小松と大宮賢人(PONOS RACING F111/3)、そして洞地だ。
上空に雲はあるものの、好天のもと、予選Q1、Q2が午前10時30分から15分ずつ、10分間のインターバルを挟んで行われた。Q1がレース1、Q2がレース2、Q1のセカンドタイムがレース3のグリッドとなる。
■レース1/3予選
開始から順当に三浦、武藤らがトップタイムをマークするが、10分すぎにマスタークラスのポール・ウォン(SKYMOTORSPORTS F111/3)が、ヘアピンでコースアウト。これにより予選が中断したことで、混乱が生じることになった。
最も煽りを食ってしまったのは洞地。赤旗の出たラップの前半区間で全体ベストを刻んでいたが、諦めざるを得なかった。
残り3分で再開されたが、時間的にワンラップしかアタックできず、前半にタイムを出していなかったドライバーは、セカンドタイムによるレース3のグリッドは本来の位置より後方からスタートすることになった。
最後のワンラップアタックを制したのは小松。そこまでトップだった洞地のタイム1分55秒252を逆転し、唯一54秒台に入れる1分54秒909を叩き出し、2026シーズン最初のポールシッターとなった。このタイムは昨年記録されたコースレコード(1分55秒160)を破るニューレコードとなった。2位以下は、洞地、三浦、武藤、大宮と続いた。
レース3のグリッドとなるセカンドタイムは、三浦、武藤、下野、リンチェンファ(RAGNO MOTOR SPORTS with TLM F111/3)、大宮、洞地の順となり、小松に至っては9番手と後方からスタートすることになった。
マスタークラスは、ベテランの植田が最後のアタックで1分58秒039をマークしてクラスPPを奪い、入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局Bellona)、ディフェンディングチャンピオンの鳥羽豊(AIWIN F111/3)と続いた。
セカンドタイムは、植田、アキタ、入榮の順。鳥羽は、トラブルが出て最後のアタックを走れずに基準タイムをクリアできなかった(タイム順ではクラス6位)。
■レース2予選
三浦、武藤が揃って1分55秒3を出してリードする形で始まったが、すぐさま小松が1分55秒209をマークしトップを奪う。しかし、これを大きく塗り替えたのは、集中したラップを見せた洞地。最後のシケインで前車がスピンし、危ない場面もあったが、1分54秒389と段違いの速さを見せ、コースレコードを塗り替えた。
後半になって、三浦、小松、チェンファも54秒台に入れるが、洞地のタイムには届かなかった。
マスタークラスは、アキタが1分56秒058と総合でも7位に入るタイムをマーク。2位以下を1秒以上引き離すタイムで、クラスPPを決めた。2位は入榮、3位はトラブルが解消して途中からコースに入った鳥羽となった。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSHO
