SUPER GT

公式テスト岡山セッション2 新方式の予選シミュレーションは36号車au TOM'S GR Supraがトップ

公式テスト1回目セション2:GT500クラストップは坪井翔/山下健太組(36号車・au TOM'S GR Supra)

公式テスト1回目セション2:GT300クラストップは小高一斗/中村仁組(31号車・apr LC500h GT)

 スーパーGT公式テストセッション2が3月16日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われた。このセッションは新たに導入される予選方式のシミュレーションとして実施され、GT500クラスは36号車、GT300クラスは31号車がトップとなった。

 予選形式で実施されるセッション2は午後2時にGT300クラスA組のQ1がスタート。天候は晴れ。路面はドライだ。

 ここでトップに立ったのはルーキーの中村仁(31号車apr LC500h GT)で、タイムは1分26秒245だ。2番手は前年チャンピオンの吉田広樹(52号車Green Brave GR Supra GT)で1分26秒248、吉本大樹(60号車Syntium LMcorsa GR Supra GT)が1分26秒379で3番手とJAF-GT勢が上位を占めた。

 今シーズンから久々に参戦する777号車D'station Vantage GT3もマルコ・ソレンセンが1分26秒628で5番手につけ、Q2をグループ1で走ることになった。

 B組は小暮卓史(88号車JLOC)が1分25秒865でトップ。小林崇志(18号車UPGARAGE NSX GT3)が1分26秒097で2番手、谷口信輝(4号車グッドスマイル 初音ミク AMG)が1分26秒516で3番手という結果に。

 中村と同じくルーキーの小林利徠斗(30号車apr GR86 GT)も1分26秒690で7番手と、こちらもグループ1入りを果たしている。

 続いて行われたGT500クラスのQ1は計測3周目に1分17秒317を記録した福住仁嶺(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)がトップタイム。山下健太(36号車au TOM'S GR Supra)が1分17秒409で2番手、山本尚貴(100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT)が1分17秒695で3番手となった。

 Q2はまずGT300クラスのQ1で17位以下だった車両によるグループ2の走行が午後2時54分より行われ、井口卓人(61号車SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分26秒977を記録。合計2分53秒803でこのグループのトップに立った。2番手は冨林勇佑(9号車)で1分26秒839(2分54秒373)、3番手には佐々木大樹(56号車)が1分27秒322(2分55秒004)で続いた。

 グループ1は午後3時10分にコースオープンとなり、Q1の上位16台が出走。ここで小高一斗が1分25秒974をマーク。合計2分52秒219でこのクラスのトップとなった。2番手はこちらもQ1同様に野中誠太(52号車Green Brave GR Supra GT)が1分26秒323(2分52秒571)で2番手。3番手はケイ・コッツォリーノ(45号車PONOS FERRARI 296)が1分26秒161(2分52秒736)で3番手となった。コッツォリーノは今回一人だけでテストに参加しており、Q1とQ2を一人で走行している。

 また、古谷悠河(50号車ANEST IWATA Racing RC F GT3)が1分27秒025(2分53秒808)、永井宏明(30号車apr GR86 GT)が1分28秒800(2分55秒490)に終わったため、順位の入れ替えが行われて61号車が15番手、9号車が17番手、56号車が18番手となり、30号車は19番手に後退した。

 GT500クラスのQ2は午後3時24分にコースオープン。ここで坪井翔(36号車au TOM'S GR Supra)が1分17秒544を記録。合計2分34秒953でトップとなった。Q1トップの14号車ENEOS X PRIME GR Supraは大嶋和也が1分17秒873に終わり、合計2分35秒190で2番手。3番手には関口雄飛(39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分17秒859(2分35秒630)で続き、GRスープラが1-2-3という結果となった。

 ホンダシビック勢の最上位は Q1とQ2を一人で走った山本尚貴(100号車 STANLEY CIVIC TYPE R-GT)の4番手、ニッサンZは23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)の5番手が最高だった。

 スーパーGT公式テストは17日も引き続きセッション3、セッション4がおこなわれる。

公式テスト1回目セション2:GT500クラス2位は大嶋和也/福住仁嶺組(14号車・ENEOS X PRIME GR Supra)

公式テスト1回目セション2:GT500クラス3位は関口雄飛/中山雄一組(39号車・DENSO KOBELCO SARD GR Supra)

公式テスト1回目セション2:GT300クラス2位は吉田広樹/野中誠太組(52号車・Green Brave GR Supra GT)

公式テスト1回目セション2:GT300クラス3位はケイ・コッツォリーノ(PONOS FERRARI 296)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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