SUPER FORMULA LIGHTS

開幕大会は車両パーツの問題発生により延期が決定

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)を運営する、一般社団法人SFLアソシエーション(SFLA)は、4月27〜28日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催を予定していた開幕大会(第1、2、3戦)を延期すると発表した。

 今シーズンから、トムス製エンジンのワンメイクとなり、それに伴いアップデートされた車両(ダラーラ324)を用いるSFLは、すでに合同テストも2回行われ、開幕に向け参加チームは準備を進めていた。

 SFLAのリリースによると、アップデートパーツとしてダラーラ社から供給されたとパーツ(ベルハウジング)が、製造工程上の問題によりクラックが発生していることが先週になって確認されたとのこと。

 これにより、安全に配慮し た結果、延期という判断になったという。SFLAとしては代替開催に向け日程を調整中とのことだ。

 スーパーフォーミュラへの登竜門として、今シーズンもトヨタ、ホンダ両メーカーの育成ドライバーが鎬を削るSFLは、参加台数こそ少ないものの、注目の若手が参戦するシリーズ。レースウィークには多くの走行時間が設けられることから、育成カテゴリーとして果たす役割も大きい。

 不測の事態で開幕大会が延期されることになってしまったが、当初の予定どおり6大会18レースが開催されることを期待したい。

Text: Shigeru KITAMICHI


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