GT500クラス 37号車Deloitte TOM'S GR Supra(TGR TEAM Deloitte TOM'S)
- 笹原右京(TGR TEAM Deloitte TOM'S)
-
「ポールポジションからスタートできましたが、天候が不安定でしたし、自分達が選択したタイヤがスタートにはあまり適していなかったので、結構厳しいスティントでした。ただファーストスティントはマージンを築けたし、いい流れで進めていました。14号車が非常に速いなという印象でしたが」
「セカンドスティントはタイヤを交換してちゃんと対策しましたが、ちょっとしたトラブルがありました。それでもトップでジュリアーノにクルマを渡すことが最大のタスクだったので、とにかく守り切ろうと。難しい場面が沢山ありましたが、チームがミスなく戦い切った結果です。14号車にペナルティがあったことは同じ陣営として残念ですが、僕たちは僕たちでミスなく戦い切りました」
「ホンダからトヨタに移籍してきて、今までにポールを取ったことはありますが、なかなか勝てそうで勝てませんでした。やっと今日勝利を手に入れることができて、ホッとすると同時にトムスの皆さんやTGRの皆さんには感謝してもしきれない。そういった思いです」
- ジュリアーノ・アレジ(TGR TEAM Deloitte TOM'S)
-
「非常にいいレースだったと思います。右京選手は素晴らしい走りをしてくれました。ポールポジションからのスタートはプレッシャーも半端ないと思いますが、最後までミスなく走り切ったのはさすがという他ありません」
「14号車との接戦の中で僕のスティントは始まりましたが、自分達にはペースがあると信じて走っていました。ピットストップの間に抜かれてしまいましたが、それについては僕らにはどうすることもできませんでした。残念ながら14号車にペナルティが出て、ポジションを取り戻すことができましたが、ペースには自信があったので37号車の実力で優勝できたと思っています。ホッとしましたし、僕らにとっては重要なレースでした」
「昨年からなかなか結果が出ず、残念な思いをしてきましたが、この結果でリセットできたと思います。この流れでこれからも頑張っていければと思います」
GT300クラス 777号車D'station Vantage GT3(D'station Racing)
- 藤井誠暢(D'station Racing)
-
「昨日ポールポジション会見に出席し、今日も会見の場に戻って来られて嬉しいです。自分はスーパーGTを長くやっているので優勝を経験していますが、D'station Racingはチームが立ち上がって1勝目になるので、それを達成できてホッとしています」
「天候が微妙だったので、タイヤが合う合わないとか色々考えないといけないんですが、ドライに関しては自信があったので、いいレースができるんじゃないかと思っていました。始まってみると実際にペースが速くて、大きなマージンを築くことができました」
「前回の富士ではタイヤバーストで悔しい思いをしましたが、今回はダンロップさんが持ってきてくださったタイヤがかなり良くて、自信を持って決勝に挑めました。セットアップも見直したので、タイヤトラブルに見舞われる可能性は100%ないと思っていましたが、タイヤマネジメントしながらそれなりにプッシュして戦うことができましたし、最後のスティントもプッシュして走ることができました」
「レースを長くやっていますが、こういった形で完璧に決められることはないので、それを決められて大変嬉しく思っています」
- チャーリー・ファグ(D'station Racing)
-
「初めての鈴鹿でのレースで、僕にとっては2戦目のスーパーGTでしたが、ここで優勝できたことを非常に嬉しく思っています」
「傍からは簡単に見えたかもしれませんが、僕自身はマネジメントしなければならない部分が沢山ありました。特にGT500のトラフィックにはまだ慣れていませんし。富士はコース幅が広いので気になりませんでしたが、ここでは上手く対処しなければと思っていました。その点を踏まえても自分のスティントはスムーズにいったと思います。チームにもダンロップにも感謝しております」
「明日自分の国に戻りますが、気分良く帰国できます」
※ なお、会見前に行った抽選により、第4戦の公式予選Q1ではGT300クラスはグループB(ここまでに獲得したドライバーズポイントの順位が偶数のチーム)が先に走行することが決まった。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum