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SUPER FORMULA LIGHTS

第12戦富士決勝 小出峻が圧巻の独走劇で今季4勝目 オーバーテークショーの野中誠太が3位

優勝した小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12戦は21日、富士スピードウェイで15周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が圧巻の独走劇を演じ、今季4勝目を飾った。

 決勝は午前8時20分にフォーメーションラップが始まった。天候は晴れで気温28度、路面温度34度と発表されたが、体感的にはもっと暑そうだ。

 ポールポジション(PP)の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が好スタートで1コーナーへ向かう一方、2番グリッドの荒川麟(B-MAX RACING 324)と3番の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)は1コーナーで並走。アウト側の古谷が荒川にかぶせて2位を奪い、荒川は3位に落ちた。

 後方では4番グリッドの荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)と5番の中村仁(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)が接触。荒尾は4位で走行を続けたが、中村はスピンを喫し最後尾に落ちた。

 5位にケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、6位に小林利徠斗(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)、7位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が続くが、ダンロップコーナーで野中が小林をパスして6位に浮上した。

 オープニングラップでは、トップ木村が早くも後続を1秒8ちぎって戻ってきた。2位古谷、3位荒川、4位荒尾、5位フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、6位野中、7位小林と続く。

 2周目に入った1コーナーでは3位荒川が古谷をパスして2位に上がる。さらに最終コーナー立ち上がりでフレデリックに並びかけた野中が鼻先先行して5位に上がった。

 トップの小出は後続を圧倒。8周目には5秒4までリードを広げ、独走状態となる。9周目には、1コーナーで野中がインから荒尾をかわし4位に浮上。5位に落ちた荒尾を6位の小林も狙い、ダンロップでパスするが、直後の13コーナーでコースアウトを喫し、荒尾、フレデリックにもパスされ7位に落ちてしまった。

 このレースでオーバーテークショーを演じる野中は13周目、ついに3位を走る古谷を1コーナーでアウトから捉え3位と表彰台圏内に浮上した。

 レースは15周を回って小出が圧巻の独走で優勝。2位には僚友の荒川が、3位には野中が、4位には古谷が入った。荒尾は5位でゴールしたが、走路外複数回でタイムペナルティー5秒を科され6位に後退。5位には小林が繰り上がった。7位を走っていたフレデリックがファイナルラップでストップしたため7位には中村が入った。

 マスタークラスはPPの藤原誠(TEAM DRAGON 324)が後続との差を広げる展開となる。今田信宏(JMS RACING TEAM)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)は2位争いを演じていたが、7周目にはDRAGONが今田をかわし2位に浮上した。

 最終ラップではトップを走っていた藤原がスピン。DRAGONと今田の対決は優勝争いとなり、最終ラップの最終コーナー立ち上がりでDRAGONと並走した今田だったが、惜しくも千分の1秒差でDRAGONが先行して優勝。3位には清水康弘(GNSY 324)が入った。

 この3連戦の結果、小出が選手権ポイントを52まで伸ばし首位に浮上。2位野中が46ポイント、3位中村が40ポイントで続いている。

 次大会第13戦~15戦は、岡山国際サーキットに舞台を移し、9月14日、15日に決勝が行われる。

決勝がスタートした

優勝は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は荒川麟(B-MAX RACING 324)

決勝3位は野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320 TGR-DC)

マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON 324)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE


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