2024年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第3戦/第4戦がスポーツランドSUGOで開催された中に、今回レースデビューを迎えた新人ドライバーがいた。予選開始間際の慌ただしい時間の中でインタビューを行った。
36号車「アルビ開志ED 10V」をドライブする小林留魁はレーシンカート出身で、昨年はJAF地方カート選手権新潟シリーズFP-3部門で初代チャンピオンに輝いている。今回はアルビレックスレーシングチームから出場する。
――今までモータースポーツの経験は?
「2年間カートレースをやって、今年も出場しています。フォーミュラでのレースは今回が初めてです」
――ここまで練習で走った印象は?
「初日よりマシになってきて、もっと走りをまとめられたら、いいかなって感じです」
――カートとフォーミュラの違いは難しい?
「ぜんぜん違いますね。いろんな部分が。でもだんだん馴染んで来て、適応できるようにしてきました。(具体的には?)アクセルを開閉するスピードとか、ブレーキのリリースポイントとかが全然違いますね。車体の重さは「ちょっと重たいな」という感じです」
――今シーズンこの後の予定は?
「もてぎとかシリーズで走って行こうかなと思っています」
――今回のレースの目標は?
「まずは入賞を目指していきたいです」
迎えた初レース、シリーズ第3戦は18台が出走する中トップから2.683秒差の予選16位、決勝はひとつ順位を上げて15位という結果。翌日の第4戦では予選16位と変わらずもトップからの差は2.074秒まで短縮。決勝は途中から雨がパラつく難しいコンデションの中、SCランやリスタートも経験して15位完走。まずは無事にレースデビューを終えた。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Asako SHIMA
Junichi SEKINE