PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第5戦岡山決勝 向かうところ敵なし、伊東黎明が開幕から5連勝

優勝は伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6月30日、岡山国際サーキットで第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)が、ポールトゥウインで岡山2連戦を完勝。開幕からの連勝を5と伸ばした。

 決勝は予定より10分遅れの午後0時10分に14台が参加して、フォーメーションラップが始まる。早朝より降ったりやんだりだりの小雨は、スタート時には小康状態となった。ウェット宣言が出されたが、コースは乾きつつあり、全車ドライタイヤを履いてグリッドを離れた。

 フォーメーションラップ中にはIKARI(BJRacing PORSCHE)のマシンが白煙を吐いて周回。IKARIはピットインしたが、コース上にオイルが出たため、その処理のためスタートディレイとなった。

 レースは当初予定の17周から16周に短縮され午後0時30分、オイル処理が終わったばかりのコース確認を各ドライバーに促すためか、セーフティーカー(SC)先導でスタートが切られた。

 セーフティーカーは2周を回ってピットイン。レースは3周目から始まった。その2周目のパイパー立ち上がりでは、ポールポジション(PP)の伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)が早くも加速を開始。後続の2位呉良亮(OPERA 90 RACING)と3位山田遼(HYPER WATER Racing Team)は、このタイミングでの加速について行けず、伊東がコントロールラインで、2位の呉を1秒離してレースは始まった。3位には山田が、4位には平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)が続く。

 3周目にはトップ伊東は、2位呉との差を2秒とし、突き放しにかかる。呉と3位山田は接近戦だ。

 3位の山田は2位の呉を何度もバックストレートで追い詰めるが、パスするには至らす。そして7周目のバックストレートでは、スリップにつくと、その先のヘアピンで、呉のインが空いたのを見てズバッと切り込む。呉もインを閉めたため、2台は接触。呉はコースアウトし、マシンを壊したためこの周ピットに入ってリタイアした。

 この7周目を終わってトップ伊東と2位に上がった山田との差は3秒5。10周目には3秒7まで広がるが、ここから山田のペースが伊東を上回り始める。13周目にはその差は2秒7とするが、最終的には16周を走って伊東が1秒7差で逃げ切り優勝。開幕から5連勝を飾った。2位には山田が入った。

 平安山は、7周目の山田と呉との接触の際、3位に上がると立ち上がりの鈍った山田の背後0秒6まで迫る。13周目までは0秒7前後の差で接近戦を演じていたが、最後はペースが上がらず、3位のままレースを終えた。

 プロアマクラスは、SCスタートの3周目に入る周で、PP・武井真司(BINGO RACING)に予選2位のMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)が並びかけ1コーナーでトップ奪う。その後もMOTOKIは武井との差を徐々に広げ優勝した。2位の武井は3位浜崎大(VOING with VENTIER)との接近戦となったが譲らず2位でゴール。3位には浜崎が入った。

 アマクラスは、予選通りPP・BANKCY(BINGO RACING)、予選2位・Tiger Wu(BINGO RACING)、同3位・辻子依旦(PONOS RACING with CARGUY)の接近戦で始まる。しかし、徐々にBANKCYがこの集団から抜け出すと、そのまま優勝を飾った。Tigerと辻子は終止争っていたが、順位は変わらず2位Tiger、3位辻子の順でゴールした。

 第6戦、第7戦は舞台を富士スピードウェイに移し、7月19日、20日にスーパーフォーミュラのサポートレースとして開催される。

レースはセーフティーカースタートとなった

セーフティーカーが退きレースがスタートした

プロアマクラス優勝はMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)

アマクラス優勝はBANKCY(BINGO RACING)

■決勝後ドライバーコメント

優勝 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)
 「イレギュラーなSCスタートでしたが、スタートのタイミングがバッチリでした。ダブルヘアピン立ち上がってからとか、最終手前から加速するのはありがちですし、SCもバックストレートから加速してくれたので、ゆっくり走ってパイパー立ち上がりから加速しました。その後も、呉選手のペースもよくなくて、間が開きましたが、山田選手に代わってからは、後半詰めれました。最初からフルプッシュだったので、最後はタイヤもたれてきて、しんどかったです。富士に向けては直さないといけない課題も出てきたのでそこはしっかり合わせます。富士はスーパーフォーミュラだったり、ライツだったり、競女も走って、ポルシェとは一緒にレースをしていないカテゴリーで、路面が読めないし、どうなるか分からない部分もあります。今日も最初の一発とかのペースは出ているので、ショートの自信はあり、ロングでも調子を出したいと思います」
2位 山田遼(HYPER WATER Racing Team)
 「スタートがスタンディングじゃなくてSCになりました。まさかあのタイミングで加速するとは思ってなくて、出遅れたのと、呉選手のペースに3周くらい付き合ったので、それが敗因だと思います。抜きに行ったときに呉選手と当たったのは申し訳なかったです。あそこで行くしかなかったし、半分くらいノーズが入ってて絞められたのでどうしようもなかったです。後半のペースがよかったので残念です。原因もいろいろ分かったので、次の富士でリベンジしたいと思います」
3位 平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)
 「ずっと3位なのでそろそろ上の順位が欲しいところです。ドライを走ったのが昨日初で、クルマもドライビングも煮詰まっていない状態でした。昨日走った感じからセットを変えて、今日の決勝を走りましたが、感触はよくて、レースの内容は置いておいて、走りの内容はよくてポジティブでした。ペース的にも前よりはあったと思いますが、岡山は抜けないですし、スタートも大切です。ドライビングもスタートも集中して完璧にし、次の富士を頑張りたと思います」

オーバーオールの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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