優勝 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)
――今季10戦8勝、最終戦も勝ちました、今の気持ちを
「振り返ってみたら、10戦中8勝という結果で終われて、第2大会で勝てなかったのがすごく悔やまれるところです。それ以外のレースは実力を発揮する走りができたので、よかったと思います」
――前回大会でタイトル獲得を決めての最終戦ということでしたが、この週末はどんな気持ちで臨んだか?
「プレッシャーはまったくなくて、ただチャンピオン取って最終戦いどむからには優勝しないといけない、という思いはあったので、プレッシャーはなかったけれど、真剣にテストから取り組んで、予選も決勝も走りました」
――シリーズチャンピオンという称号を得て、来年以降の活躍が楽しみですが、これからどんなドライバーになっていきたいといった展望はありますか?
「まずはKYOJO Formula初代チャンピオンを取れたので、チャンピオンとして女子の中で一番速いドライバーで、これからプロを目指す女子たちに憧れられるような、ドライバーになりたいです」
2位 翁長実希(Kids com KDDP KC-MG01)
――今日のレースを終えた今の気持ちをお聞かせください
「このまま勝ち逃げさせない、という気持ちで挑んだのですが、ちょっとこの週末はスピードが足りない所があった中でもしっかりたて直して、予選では3番手だったのですが、スプリントでは2番手、決勝でも2番手を守ることができた。そこで1番を追っていけなかったというのは自分のなかですごくつらい景色が12周あったので、この悔しさを忘れずに。いいところもシーズン通してあったと思うので、そこは自信を持って。足りないものも明確に、今シーズンたくさん学ばせてもらったので、チームや支えてくれた皆さんに、すごく申し訳ないシーズンになったのですが、しっかり恩返しができるように、来シーズンに向けて準備をしていきたいとおもいます」
――この週末を通してご自身の中でハイライトになるシーンや気持ちが動いた場面はありますでしょうか?
「週末通して練習では9番手とかそういうところからスタートしたので、どうにもこうにも、というところから、予選の前でもまだ自信を持って挑めかなった自分の弱さもありましたし、どうにか、シーズン途中で落ち込んだ自分の成績と、気持ちをどうにか上げて終わりたい、と思って。スプリントではタイミングもよく仕掛けられて抜くこともできて、ペースもよかったので、そこは自信となるものを取り戻せたし、でもまだ足りない部分も確かにあるので、そこをオフシーズンでちゃんと準備して、来年はこれで成績出なかったら辞めるぐらいの覚悟でいきだいです」
――課題を克服した先に、どんなドライバーになりたいと思っていますか?
「下野選手と似たような流れになってしまいますが、やはり憧れられるドライバー。私も憧れる人を見て今ここにいるので、自分がそういう姿を見せ続けて、自分がなりたい、夢を持ってもらえるような、ふるまいだったりレースだったり、もっと子供たちとか来てくれれば。レベルも上がるでしょうし、もっと盛り上げて、ここにいろいろな人が関わって行きたいと思われるようなドライバーになりたいです」
3位 斎藤愛未(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)
――今日の3位という結果は今どう受け止めているでしょうか?
「3位ということで負けた、という結果ではありますが、今年通して、初めてのフォーミュラのシーズンなので、わからないことだらけで、最初は大変で。最初はディフェンディングチャンピオンとして、時間に追われる前半戦になってしまって、雨もあまり得意じゃなくて順位を落としてしまったり、なんてこともあった中で、今日は雨での走りも少し成長した自分を見せられたのではないかな、と思います。ただやっぱりバトルの面では足りない部分もありましたし、まだまだ来年に向けて、成長できるところはたくさんあるな、としみじみ感じた決勝になりました」
――今シーズンを振り返った中で、ハイライトや印象に残っているシーンはありますか?
「自分としては悪いハイライトになってしまうのですが、スプリントの最終コーナーでスピンしてしまったというのを自分の中で忘れてはいけないミスだし、そこはハイライトなのですが、逆にスプリントでフォーミュラで初めて勝てた時もハイライトです。その二つのハイライトを胸に刻んで来年につないでいきたいなと思います」
――来シーズン以降、将来的にどんなドライバーになりたいですか?
「私は唯一の既婚者ということで家庭を持っている身であります。女性だとなかなか、結婚するとキャリアを築けない部分が世の中的にあると思うのですが、そんなことはないんだよ、というのを自分が体現していきたいなと思っているので、そこはしっかり結果を出して、家庭と両立できるようなドライバーになりたいと思います」
Text: Junichi SEKINEPhoto: Kazuhiro NOINE






