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第10戦富士決勝 小出峻が今季3勝目 ポイントリーダーに立つ

優勝した小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦は20日、静岡県の富士スピードウェイで15周の決勝を行い、予選3位からスタートでトップに立った小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が逃げ切り優勝。今季3勝目を飾り、ポイントリーダーに立った。

 決勝は午前8時20分にフォーメーションラップが始まった。静岡県には熱中症警戒アラートが発令されているが、早朝の曇り空でかつ高地のため過ごしやすい気候となった。

決勝のスタートシーン

 スタートではフロントローの2人、ポールポジション中村仁(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)と予選2位小林利徠斗(モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC)のトムス勢がそろってスタートをミス。これに乗じて、2人の間に割って入った予選3位小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、予選4位荒川麟(B-MAX RACING 324)のB-Max勢が1コーナーで1-2を奪う。3位には予選6位から古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が上がってきた。

 オープニングラップの順位はトップ小出、1秒差で2位荒川、3位古谷、4位荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)、5位中村、6位小林、7位ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)、8位野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)だ。

 トップ小出は2位以下を突き放しにかかる。3周目、2位荒川の差は1秒3と開いた。さらに1秒6差で3位に古谷がつける。この周、野中がフレデリックを攻略して7位に浮上。

 トップ小出は盤石だ。6周目には2位以下との差を2秒1、9周目には3秒2、12周目には4秒と独走態勢に持ち込む。このまま15周を走りきり今季3勝目を飾った。

 2位以下も互いに決め手がなく順位は変わらず。2位荒川、3位古谷、4位荒尾、5位中村、6位小林、7位野中、8位フレデリックの順でゴールを迎えた。

 ここまでポイントリーダーの野中が無得点に終わったため、優勝した小出が41までポイントを伸ばしリーダーに立った。2位は38ポイントのままの野中、3位に中村が33ポイントで続いている。

 マスタークラスは初ポールポジションの清水康弘(GNSY 324)がリードして始まるが、2周目にDRAGON(TEAM DRAGON 324)がトップに浮上。6周目にはDRAGONをパスした藤原誠(TEAM DRAGON 324)がトップとめまぐるしくトップが代わるが、ここから2位以下を突き放した藤原が初優勝を飾った。

 2位争いはDRAGON、今田信宏(JMS RACING TEAM)、清水の3人で繰り広げられていたが、10周目にDRAGONをパスした今田が直後にスピン。2位にはDRAGON、3位には清水が入り、今田は4位でレースを終えた。

 第11戦決勝は本日20日、午後3時10分より21周で行われる。

優勝は小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)

決勝2位は荒川麟(B-MAX RACING 324)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

マスタークラス優勝は藤原誠(TEAM DRAGON 324)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhiro NOINE


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