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もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選 SUGO初見参の小田優がポールポジションを獲得

ポールポジションは小田優(Drago CORSE TAKE)

 2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦公式予選が7月20日にスポーツランドSUGOで開催され、昨年の日本一決定戦王者の小田優(Drago CORSE TAKE)が2位に0.448秒の大差でポールポジションを獲得した。

 東北地方は梅雨明けが宣言されていないが朝から蒸し暑い気候のスポーツランドSUGO。午前10時10分の予選開始時刻で気温は早くも31度、路面温度44度のドライコンディション。前日までは時折雨が降ったりで比較的涼しい温度だったそうで、いきなりの暑さにセッティングの見直しに追われたチームもあったようだ。

 本大会はスーパーFJジャパンリーグ戦も兼ねているため、スポット参戦のマシンもいて18台がエントリーした。1番ピットに陣取る大川烈弥(群馬トヨペット Team RiNoA ED)、丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)を先頭に全車コースインし15分間の予選が開始された。

 残り10分を切った計測2周目あたりから各車タイムアタックが本格化。まずは小田が1分29秒296のトップタイム。2番手に現在シリーズランキング首位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が29秒390で続き、以下酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)に続いて、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)、松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)と鈴鹿・岡山シリーズを主戦場とする2名が4、5番手。さらに今回スポットで参戦の田中風輝(M2engineering KK-SII)が6番手につける。

 残り8分30秒、もてぎでの開幕戦優勝の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)が1分30秒177で5番手に上がってくると、その直後にコントロールラインを通過した田中が29秒152でトップに出る。小田、松井、豊島、酒井、渡会、中澤はそれぞれ一つずつポジションダウン。

 残り7分を切って予選も後半戦。小田が1分28秒874と1分28秒台に入れてトップを奪い返す。田中も29秒024とベストタイムを更新するが2番手にダウン。

 ここまでの順位は

  • トップ小田 1分28秒874
  • 2番手 田中 +0.278秒
  • 3番手 松井 +0.515秒
  • 4番手 豊島 +0.516秒
  • 5番手 酒井 +0.635秒
と続き、6番手に29秒615の大川が浮上してくる。大川は前回もてぎでの第2戦終盤に目の前で起きたトップグループの接触に巻き込まれリタイヤ。その際にミッションを破損したそうで、交換するパーツが直前にやっと届いたということで、この間まったく練習ができていない状態でレースウィーク入りしているという。

 今回3台が出走のジェントルマンクラスでは こちらも鈴鹿・岡山が主戦場の板倉慎哉(AMORETOKYOwithRacing)が30秒532と全体13番手でトップ。クラス2位は畠山退三(HobbyBase & zapspeed)の31秒826で全体16番手、クラス3位の柴田泰知は(ZAP SPEED RD10V ED)35秒228で全体18番手。

 残り6分、一昨年のSUGOでコースレコードをマークしている渡会が1分29秒055で3番手へ上がる。さらに残り5分で松井が1分28秒256を出してトップに躍り出る。

 残り3分30秒、2番手に落ちていた小田が1分28秒517をマークして再びトップ、松井2番手で、田中が28秒875で3番手。さらに残り1分、豊島が29秒193と自己ベストを更新して6番手から5番手にアップ、酒井も自己ベストを短縮しているが6番手にドロップ。

 トップ小田はタイムアタックの手を緩めず、第1、第2セクターで全体ベストを更新、第3セクターを自己ベストで通過すると第4セクターでも再び全体ベストを更新してコントロールラインを通過、28秒308を叩き出しポールポジションを確定させた。2番手松井とは0.448秒の大差がついた。以下3番手田中、4番手渡会がセカンドロウに並び、5番手豊島、6番手酒井というトップ6になった。

 ジェントルマンクラスは全体13番手の板倉がクラストップ、以下全体15番手で畠山。ただし畠山はピットレーン速度違反があり2グリッド降格の裁定、クラス3位の柴田と並んでグリッド最後列に並ぶことになる。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦決勝は午後1時10分コースイン予定。引き続き暑いコンデションが予想され、ドライバーにもマシンにも厳しい戦いとなりそうだ。

予選2位は松井啓人(FTKレヴレーシングガレージ)

予選3位は田中風輝(M2engineering KK-SII)

予選4位は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)

予選5位は豊島里空斗(C.S.I Racing)

予選6位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

マスタークラスポールポジションは坂倉慎哉(AORE TOKYO with Racing)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA


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