PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第4戦岡山決勝 伊東黎明が開幕から無傷の4連勝

優勝は伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6月29日、岡山国際サーキットで第4戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)が、ポールトゥウインで開幕からの連勝を4と伸ばした。

 決勝は午後3時にフォーメーションラップが始まる。上空には雲が広がりいくぶん涼しくなってきた。1周を回って14台がグリッドに着き、シグナルブラックアウトで決勝の幕が開いた。

決勝のスタートシーン

 ポールポジションの伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)、予選2位の呉良亮(OPERA 90 RACING)は好スタートを切り、予選順位のまま1コーナーへ向かう。一方、同3位の平安山良馬(Porsche Japan Junior Programme)はスタートで出遅れた。同4位の山田遼(HYPER WATER Racing Team)もエンスト気味だったが、平安山の前に出ることに成功し、3位に順位を上げる。

 オープニングラップを終えてトップは伊東、0秒9差で2位呉、さらに0秒6差で3位山田。平安山はスタートで5位まで落ちたが、一つポジションアップし、山田の後ろ1秒5差の4位につける。

 トップに立った伊東はファステストラップを更新しながら逃げる。4周目にこのレースのファステストラップとなる1分32秒566をたたき出し、2位呉との差を1秒7に広げる。

 2位呉も必死に伊東に食らいつき、少しずつタイム差を削り始める。7周目に1秒6、9周目に1秒5とわずかに接近するが、リアタイヤのグリップに問題を抱えており、10周目にオーバーステアを出すと、その差が1秒9と一気に広がった。この周、1秒前後で背後に従えていた3位山田にも0秒7差まで迫られることとなった。

 ここからトップ伊東が逃げる一方、2位呉と3位山田の争いが勃発する。12周目のコントロールラインでその差は0秒1差となるが、1コーナで山田は呉をパスできず。バックストレートでも山田が呉のインをうかがうが、並びかけることができない。山田もリアタイヤのグリップダウンが進行し、追いつけどオーバーテークに至る決め手は見いだせないようだ。

 結局、レースは17周を回って終了。優勝は伊東で開幕から無傷の4連勝を達成した。2位争いも順位は変わらず、2位が呉、3位が山田となった。4位の平安山は最終ラップで前の2台にようやく追いついてゴールを迎えた。

 プロアマクラスはスタートで先行したポールシッターの武井真司(BINGO RACING)、クラス予選2位のMOTOKI(47TRADING with Rn-sports)、同3位の浜崎大(VOING with VENTIER)の接近戦となる。しかし、互いに決め手を欠き順位は変わらない。終盤には浜崎が遅れだし、武井とMOTOKIの争いとなるが、結局、優勝武井、2位MOTOKI、3位浜崎の順でゴールした。

 アマクラスは、スタートで予選クラス2位のTiger Wu(BINGO RACING)が同ポールシッターのBANKCY(BINGO RACING)をかわしてトップに立つ。この2台は一時接近戦となるも、最終的にはTigerが抜けだし優勝した。2位にはBANKCYが入り、少し遅れて3位には辻子依旦(PONOS RACING with CARGUY)が入った。

 第5戦は明日30日、午後0時から17周の決勝が行われる。予報は雨。ウエットの練習でも好調だったという伊東の開幕6連勝なるか、土をつける選手が現れるかに注目だ。

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はTiger Wu(BINGO RACING)

■決勝後ドライバーコメント

優勝 伊東黎明(SHOWA AUTO with BINGO RACIG)
 「前回の富士は2戦とも至近距離のレースでしたが、今回は差をつけてゴールできたので、速さはあったと思います。前戦までの傾向で1周目にペースがあり、離すことができたので、自信を持って挑みました。そこで間が開き、流れを作ることができました。中盤以降はタイヤが厳しくなりましたが、後続よりドロップしなかったので、最後も安心して走ることができました。事前のテストの感じでタイヤ内圧低めがよかったので、決勝に反映しました。最初はグリップが無かったんですが、4周目くらいに内圧が来てグリップがきたので、そこから安定してタイムがでました。明日は雨予報ですが、金曜日の雨の感じだとパフォーマンスも高いですし、岡山もけっこう走っているので、雨でも勝ちます」
2位 呉良亮(OPERA 90 RACING)
 「スタートはまあまあ決まったんですが、リアタイヤがよくなくて、最初からずるずるいっていました。黎明君についていこうとしても、離されました。最期の方で山田くんにも追いつかれて、十何周は人間もきつくてヒイヒイいいながら抑えることに集中しました。防戦一方でしたね。あしたウエットですが、頑張ります」
3位 山田遼(HYPER WATER Racing Team)
 「スタートはタイヤがすごくグリップして、エンストし、決まったとはいえません。平安山選手がミスして3位に上がっただけなので、そこはうれしくないです。予選がすべてでしたね。もうちょっと決め手を作って途中タイヤが残っているところで、一発いきたかったですね。みんな同じように、特にリアのタイヤが落ちてくるので、抜くのはきつかったです。走り込みとセットだしが1日みんなより少なかったので、それが出ました。あしたコンディションは分かりませんが、頑張るしかないです」

オーバーオールクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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