F110 CUP

西日本王者決定戦岡山ラウンド公式予選 藤原優汰が連続ポールを獲得

レース1、2ともポールポジションの藤原優汰(AKILAND F110)

 F110Cup西日本王者決定戦の公式予選が4月28日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、藤原優汰(AKILAND F110)がレース1、レース2ともにポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時45分より15分間で行われた。ここでのベストタイムがレース1の、セカンドタイムがレース2のグリッドとなる。

 コースオープンとともに各車走行を開始、1周目、2周目とタイヤに熱を入れながら徐々にペースを上げていくが、渡会太一(KF MOTORSPORT)はギヤボックスの破損により、残念ながらガレージから一歩も出ることなく予選を終えることに。このダメージは深刻な模様で、このあとの決勝への出走も難しい状況だ。

 一方、コース上では藤原が1分35秒204を3周目に記録してトップに立つ。2番手は酒井翔太(ファーストガレージF110)で1分36秒176、3番手には三浦愛(Team M with ULS)が1分36秒531で続く。

 藤原は4周目に1分35秒025、5周目に1分34秒620、6周目に1分34秒511と着実にタイムを上げ、早々と7周で走行を切り上げた。

 一方、2番手以下の争いは接戦となった。まずは三浦が4周目に1分35秒742を出して2番手に浮上すると、7周目には1分35秒421までタイムを縮める。これを酒井が8周目に1分35秒191を記録して上回ってきた。

続いて9周目に松本拓海(AKILAND ERS F110)が1分35秒158を叩き出すが、酒井も1分35秒043までタイムを縮めて2番手を死守。ここでチェッカーが提示され、予選は終了。

 ベストタイムでは1分34秒511を出した藤原がトップ、1分35秒043の酒井が2番手、1分35秒158の松本が3番手に。

 セカンドタイムでも1分34秒620の藤原がトップ。1分35秒191の酒井が2番手となるが、3番手は1分35秒421の三浦が獲得する結果となった。

 F110Cup決勝は、このあと正午よりレース1が、午後4時20分よりレース2がそれぞれ12周で行われる。

レース1、2とも予選2位の酒井翔太(ファーストガレージF110)

レース1予選3位、レース2予選4位の松本拓海(AKILAND ERS F110)

レース1予選4位、レース2予選3位の三浦愛(Team M with ULS)

レース1、2とも予選5位の小野陽平(REVERSAL SPIRIT)

レース1、2とも予選6位の山岸洋之(イーグルスポーツMTNF110)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Atsushi BESSHO


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