スーパーGTをプロモートするGTアソシエイション(GTA)は4月14日に岡山国際サーキットで行われた定例会見の中で、ポノス株式会社がシリーズパートナーに、アサヒビール株式会社がシリーズスポンサーに加わったことを発表した。
ポノスは「にゃんこ大戦争」をはじめとしたゲーム事業を展開している会社で、モータースポーツにおいても過去にトムスをスポンサードしており、現在もスーパーフォーミュラにおいてはナカジマレーシングのメインスポンサーとなっているほか、スーパーGTにもポノスレーシングとしてGT300クラスに参戦、この岡山大会でも11位と善戦した。また代表取締役の辻子依旦氏自身もドライバーとしてレースに参戦しており、先日鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリで併催されたポルシェカレラカップ・ジャパンではアマチュアクラス3位入賞を果たした実力を持つ。
またアサヒビールは「アサヒスーパードライ」をはじめとしたビール類、酒類の製造販売を行う会社として広く知られており、今回はノンアルコールのビールテイスト飲料「ドライゼロ」のプロモーションの一環としてスーパーGTをスポンサードするほか、第2戦富士、第3戦鈴鹿、第4戦富士そして第5戦鈴鹿の4大会において特設ブースを開設してサンプリングを行うという。
会見にはポノスの辻子依旦代表取締役と、アサヒビールからは村尾雄一副部長が出席。今回スーパーGTをサポートすることになった経緯と狙い、今後の展開について語った。
- ポノス代表取締役 辻子依旦氏のコメント
- 「我々はゲーム事業を軸としてエンタメ事業を展開しており、スーパーGTにもポノスレーシングとして参加しております。このタイミングでレース事業を軸にしていきたいなと思い、多くの方に知っていただくきっかけになればと参画させていただくことになりました」
- アサヒビールマーケティング本部新価値創造推進部 担当副部長村尾雄一氏のコメント
- 「スーパーGTさんは今年で30周年を迎えられるということで、そういった節目の年に参加できることを非常に嬉しく思っております。ドライゼロは今年『気持ちアガる瞬間に』というテーマのもとにさまざまなプロモーションを展開しております。私も昨年の最終戦を視察させていただきまして、レースの迫力、サーキットの持つ高揚感、熱狂的な団の姿を目にし、ブランドの持つ世界観と一致するなということで協賛することにいたしました。自動車ファンが多いということもあり、ノンアルコールのドライゼロならではのことを考えられないかと、4大会においてブースを出展し、ドライゼロに氷を入れて飲んでいただくという体験の場を作っていきたいと考えております」
- GTA代表取締役 坂東正明氏のコメント
- 「また新たにパートナーを迎えることができて嬉しく思います。お互いにWin-Winになれる関係を作り上げ、モータースポーツをより一層知っていただければと思います。我々がより多くのお客さんをここに集めて見ていただける状態を作り上げれば、自ずから投資をしていただける皆さんも増えていくと思います。どうやってその環境を作っていくか。ここへくるお客さんに満足してもらって、またスーパーGTに来てみたいと思ってもらえるかをきちんと作り上げれば、パートナーの皆さんにもお返しができると思いますし、モータースポーツがより盛り上がると思います」