筑波・富士S-FJ選手権

第4戦筑波公式予選 角間光起が千分の7秒差でポールポジションを獲得

ポールポジションは角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 2024年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦公式予選が5月26日(日)に筑波サーキットで開催され、20分間の予選で終始トップ争いを演じた角間光起(ELIVレーシング10VED)が石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)を0.007秒差で制してポールポジションを獲得した。

 5月5日の第3戦から短いインターバルで開催の第4戦のエントリーは16台、開幕2連勝のセントラフナトアレックスショウタ(TRS 10V ED)と第3戦優勝の角間の戦いが期待されたが、アレックスがレーシングカートでのトレーニング中に肋骨を骨折したとの事で欠場になり、15台が出走することになった。

 本大会はスーパーFJジャパンリーグ第4戦も兼ねており、同シリーズを転戦する磐上隼人(アルビ富士吟景GIAKKS2)と酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)にとってはライバル不在の中ポイント獲得のチャンスである。

 まず20分間の予選は午前8時40分から開始。五月晴れの筑波サーキットは気温20.9度、路面温度32.1度で絶好のドライコンディション。

 計測2周目あたからペースがあがり、まず伊藤駿(ZAPSPEED10ED)が58秒862でトップに立ち、2番手には58秒900で塚本凜世(F-BrainウインズS2ED)、3番手津田充輝(ファーストガレージKK-SII)の58秒952。

 続いて5分経過時点で石井が58秒334でトップ。角間が58秒709で2番手へ。津田、伊藤と続くところに内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が58秒712を出して4番手に割り込む。

 7分経過、毎ラップ自己ベストを短縮していた角間が58秒231をマークトップに出る。石井は2番手にドロップし、3番手に58秒483で伊藤が進出するが、さらに伊藤のチームメイトの黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)が58秒391を出して6番手から3番手へポジションアップ。伊藤4番手にダウンで5番手津田、6番手に塚本の順。

 残り10分を切って予選は折り返し。この時点での順位は

  • トップ  角間 58秒231
  • 2番手  石井 58秒238(+0.007秒)
  • 3番手  黒川 58秒391(+0.160秒)
  • 4番手  伊藤 58秒436(+0.205秒)
  • 5番手  津田 58秒529(+0.298秒)
  • 6番手  塚本 58秒628(+0.397秒)

 続く周回で塚本が58秒470で津田を逆転して5番手へ。

 残り6分、伊藤が58秒356を出して3番手へポジションアップする頃から各車タイムが頭打ちになる。

 そしてタイムアップ直前の残り20秒、酒井が58秒408をマークして8番手から5番手へ上がり、チェカードフラッグが振られ予選終了。角間のポールポジションが確定、石井がキャリア初のフロントロウを獲得。以下伊藤、黒川のZAP SPEED勢がセカンドロウに並び、5番手酒井、6番手塚本というトップ6となった。

 3台が出走のマスターズクラスは全体9位の秋山健也(スーパーウィンズKKS2)が58秒720でクラストップ、全体12位の畠山退三(KK-S2)がクラス2番手、同13位の本間隆史(MAT Racing PJ10V)が3番手。レースデビューの二人は中村ブンスーム(ファーストガレージ10V)が59秒143の11番手、児島優太(ELEVレーシングDream)が59秒899で15位となった。

 決勝は12時35分コースイン予定。アレックス不在で、残る敵は伊藤のみかと思われた角間に、今年デビューで7位-4位-3位と表彰台まで上がってきて勢いのある石井が挑む構図となり予断を許さない。

予選2位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)

予選3位は伊藤駿(ZAP SPEED 10V ED)

予選4位は黒川史哉(ZAP黒川&もみちゃんED)

予選5位は酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)

予選6位は塚本凜世(F-BrainウィンズS2 ED)

予選9位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS2)

予選12位、マスタークラス2位は畠山退三(KK-S2)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE


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