もてぎ・菅生S-FJ選手権

第2戦もてぎ公式予選 豊島里空斗がただ一人2分3秒台に入れてポールポジションを獲得

ポールポジションは豊島里空斗(C.S.I Racing)

 2024年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦公式予選が4月28日にモビリティリゾートもてぎで開催され、昨年同シリーズ5位の豊島里空斗(C.S.I.Racing)が2分3秒926でポールポジションを獲得した。

 午前の第1戦に続いてタブルヘッダーで行われる第2戦の予選は午後1時30分から20分間で行われる。初夏の日差しがふりそそぐサーキットは気温28度まで上昇。路面温度は50度を超えている。1日2レースが行われる今回、各車は第2戦にニュータイヤの投入が許されているが、午前に行われた第1戦に比べた温度の変化への対応がチーム、ドライバー共に求められる。

 11台のエントリー数は第1戦と変わらないが、第1戦でジェントルマンクラス優勝の本間隆史(MATレーシングPJ10V)は第2戦を欠場。替わって第1戦には出場しなかった室龍太郎(HAMMER 10V)が出場する。室選手は昨年スーパーカートに出場、今回が初のスーパーFJ参戦となる。

 各車ウォームアップを終えて今回も5分が経過したあたりからタイムアタックが始まる。まずは第1戦3位の豊島が2分5秒158でトップ。2番手は第1戦優勝の中澤凌(ZAP NAKs 10VED)の5秒801。3番手に第1戦で豊島とバトルを演じて4位の大川烈弥(群馬トヨペット TEAM RiNoA ED)、4番手丸山陽平(群馬トヨペット TEAM RiNoA)とチームメイトが並ぶが2分6秒台ということでまだタイヤの発動を待っている状況か。

 残り13分、その大川が2分4秒859と最初に2分4秒台に入れてトップに立つ。2番手は5秒012で中澤、3番手5秒088の丸山。豊島は4番手にダウンするが、残り11分で4秒390をマークして再びトップへ。大川2番手、丸山は5秒002で3番手、中澤5秒012で4番手と続き、さらに松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、小田部憲幸(フォースリンク こたべZAP ED)と続いたが、ここに第1戦2位の樺木大河(ZAP SPEED 10VED)が5秒453を出して割り込み5番手へ。松原6番手、小田部7番手へドロップ。

 折り返しを過ぎて残り9分、中澤が2分4秒744で3番手へ上がるが直後にコントロールラインを通過した樺木が4秒700で中澤を上回る。その間にトップの豊島はベストタイムを4秒222から4秒081まで縮めて、2番手大川に0.61秒差と大きく引き離している。

 残り5分、トップ豊島は変わらず、2番手に丸山が2分4秒437で浮上、大川3番手、樺木4番手、中澤5番手で、6番手に小田部が上がってくる。さらに樺木が4秒638で大川をかわして3番手へ。

 残り3分、豊島はただ一人2分3秒台に入れて3秒926をマーク。午前中より路面コンデションが悪化したか、その後2分3秒台をマークする選手は現れず、豊島選手のポールポジションが確定した。しかし残り1分を切ってからから2番手以下は目まぐるしく入れ替わり、大川4秒052で2番手、中澤4秒500で3番手へとそれぞれポジションを上げ、丸山は4番手、樺木5番手とそれぞれドロップした。6番手は小田部が終盤に松原を上回り、松原は0.005秒及ばず7番手となった。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第2戦決勝は本日の最終レースとして、午後4時45分フォーメーションラップ開始予定。第1戦でドッグファイトを展開した豊島と大川がフロントロウから再び相まみえるか、3番手スタートの中澤が第1戦優勝の勢いを見せて巻き返すか、注目だ。

予選2位は大川烈弥(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選3位は中澤凌(ZAP NAKs 10V ED)

予選4位は丸山陽平(群馬トヨペットTEAM RiNoA)

予選5位は樺木大河(ZAP SPEED 10V ED)

予選6位は小田部憲幸(フォースリンクこたべZAP ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE


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