2024 AUTOBACS SUPER GT 第3戦「SUZUKA GT 3Hours RACE」の公式練習が、6月1日、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップタイムをマークした。
開幕戦の岡山では、予選3位を得ながらもトラブルとグリップダウンで26位、第2戦富士も予選はシングルグリッドを得ながらも、決勝の最後にガス欠でストップと、苦しいシーズンスタートとなっているSUBARU BRZ。三度目の正直となる鈴鹿では、公式練習からトップタイムをマークした。予選でも好位置を得て、優勝を飾りたいところだ。
2番手タイムをマークしたのは、2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)。開幕戦優勝、第2戦6位となったことで、クラス全車のなかで最も重いサクセスウェイト54キロを積んでの2番手タイムは驚くしかない。
3番手タイムは、777号車D'station Vantage GT3(藤井誠暢/マルコ・ソーレンセン/チャーリー・ファグ)。今シーズンから新たに参戦しているD'stationレーシングだが、開幕戦、第2戦とトラブルに泣かされ、まだ速さの片鱗を見せられずにいる。
4位以下は、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)、96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)、31号車apr LC500h GT(小高一斗/中村仁/根本悠生)と続くが、この3車はいずれもサクセスウェイト搭載車だ。
上記トップ6以外にも、前戦富士で優勝の88号車JLOC Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、表彰台を得た56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)にも注目だ。
公式予選は、午後3時から、A、Bグループに分けれられて行われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Atsushi BESSHO