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公式テスト岡山二日目のコメント 松田次生「8年ぶりの勝利を近藤監督にプレゼントしたい」

公式テスト1回目:チームを移籍した松田次生(KONDO RACING)

 終始ウェットコンディションの中で行われた岡山テスト最後のセッションは、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)が制した。セッション終盤にトップタイムを叩き出した松田に話を聞いた。

 「このコンディションなんでね。ウェットコンディションの中で初めてヨコハマさんのタイヤを履いたんですが、すごく良い感触でした。自分の中でもすごくフィーリングを掴めました。ただ、この気温でのタイヤと、この先のコンディションのタイヤは違ってくるので、そこでどう合わせこむか、ということをしっかりやっておかないといけません。でもパッと乗ってこのタイムを出せるのはすごくポジティブです。進化を感じます。感じますがこのコンディションでレースをするとは限らないんで、暖かい時を見据えて開発を進めていかないといけません。でも横浜さんには良い刺激になったんじゃありませんか」

 「予選シミュレーションではブリヂストン勢がQ1とQ2でタイムの落ち込みが少なかったですね。そこでヨコハマ勢は後れをとってしまいました。もっともっと貪欲に開発しないといけませんが、向いてる方向性は一緒なので、それをどう実現していくかが課題ですね」

 「タイヤにポテンシャルはあると思うし、クルマの方もエンジニアの村田(卓児)さんとはフォーミュラで一緒にやったことがあるので、すごく良いフィーリングです。まだまだ改良の余地はあると思いますが」

 続いて新しいチームの印象を聞いた。

 「ワークスはいろんなミーティングが多かったりしましたが、KONDO RACINGはアットホームというか、昔フォーミュラをやっていた時と同じ感じで。みんな同じ方向を向いていて、やる気もあるし、すごく楽しみですね。名取選手もウェットの中で非常に良いタイムを出しているので、すごくポジティブな雰囲気だなと思います」

 最後に今シーズンの抱負を聞いた。

 「チャンピオンは難しいかもしれませんが、それはやってみないとわからないことです。チームとして8年間優勝がないと聞きましたので、まずは勝利を挙げて近藤監督にプレゼントしたいです。僕の最多勝(25勝)もかかっていますしね」

 KONDO RACINGの8年ぶりの勝利と自身の通算最多勝を目指して、松田は今シーズンも全力で戦う。

公式テスト1回目:チームを移籍した松田次生(KONDO RACING)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI


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