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合同テストMRもてぎ2日目 小出峻が貫禄のトップタイム、中村仁が食い下がり僅差の2位

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の合同テスト2日目が、3月11日モビリティリゾートもてぎで行われた。生憎の雨模様となったが、参戦2年目、昨年ランキング3位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が貫禄のトップタイム。これに新人、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が続いた。

 天候の悪化が予想されるため、当初のスケジュール(午前2時間、午後1時間)を変更して、午前3時間のみの走行となった2日目。雨の降りが強くないうちに周回を重ねようと、走行開始から全車がコースイン。

 走り始めは継続参戦組の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が1分57秒797、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が1分58秒498をマークして上位に並ぶが、この二人に食い込んできたのが、昨日トラブルで十分走行できなかったケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)。1分58秒211と、初体験のコースでのウェットコンディションをものともせずに小出に次ぐタイムを記録した。

 開始から1時間が経過する頃には雨足がやや強くなるが、そんななかでベストタイムを更新していたマスタークラスの清水康弘(GNSY 324)がコースオフ。グラベルに捕まり、車両回収のため走行が中断となった。

 初参戦組のなかでは最も元気が良い走りを見せる中村 仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が、1時間20分経過時に1分57秒886をマークして小出に次ぐ2位に浮上。さらに、コンディションが若干回復するなかで1分57秒598までタイムアップ。

 走行残り1時間を迎える頃になっても二人によるトップ争いは続き、迎え撃つ小出が自身のベストタイムを塗り替える1分57秒197をマークして迫る中村を突き放すと、中村も57秒550、57秒372、57秒272と必死に食らいつく。テストではあるがこの2人の攻防は見応えがあった。

 二人以外にも、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)57秒967、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)58秒063、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)58秒132と、自身のベストタイムを更新して上位につけた。

 マスタードライバーは、今季参戦する4台がコーチと乗り換えながら、走行を続け、DRAGON(TEAM DRAGON 324)、藤原誠(/TEAM DRAGON 324)、今田信宏(JMS RACING TEAM)、清水康弘(GNSY 324)の順でテスト2日目を終えた。

 昨年までの今田vsDRAGONの一騎討ちの構図がどのように変わるのか、こちらも注目したい。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI


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