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第5戦オートポリス決勝会見 小出峻「SCが入ったことで最後の3周はヒヤヒヤした」

第5戦優勝 小出峻(B-MAX RACING TEAM)

決勝記者会見:優勝した小出峻(B-MAX RACING TEAM)

 「今年の開幕大会ということで、未知の部分がすごく多くて。昨日のレースでタイヤの消耗具合などは分かりましたが、何が起きるかわからないと思っていたので、常に油断しないようにと思い、スタートについて昨夜もローンチコントロールの設定をどのくらいにしようかと入念に考えてました」

 「その結果いいスタートが切れて、後ろとも距離が取れました。ニュータイヤでいったこともあり、とりあえず1周プッシュしてファステストラップをとり、後ろを気にせずに前だけ見て走っていれば勝てるなと。その通りの展開になりましたが、SCが入ったことで最後の3周はヒヤヒヤしました。それでもオートポリスはオーバーテイクが難しいコースだということをF4の頃から肌で感じているので、普通に走っていれば抜かれないだろうなと思っていました」

 「オーバーテイクが難しいコースなので、次のレースでは野中選手がやったようにスタートである程度前に出て、そこから自分のレースをできたらなと思います」

第5戦決勝2位 中村仁(TOM'S)

決勝記者会見:2位の中村仁(TOM\'S)

 「昨日のレースが1周目でリタイヤという形になったので、レースを走り切るのは初めてでした。スタートから早速野中選手に抜かれてしまいましたが、野中選手はユーズドタイヤなので、自分に分があることはわかった上でレースをしていました。とはいえ、ダウンフォースの抜けに対処し切れず、オーバーテイクするまでに時間がかかってしまったことが今回の敗因です。最初の4〜5周がタイヤの美味しいところだとわかっていたので、そこを無駄にしちゃったのはもったいなかったです」

 「SCが入ってチャンスが巡ってきたにも関わらず、掴み切れなかったのは、タイヤのマネジメントや暖め方に問題があったのだと思います」

 「ここで14周を走ってデータも取れたので、自分の走らせ方で改善すべき点なども分かりました。(次のレースでは)最後尾スタートとはいえ、レースでは何が起きるかわからないので、掴み取れるものは出来るだけ掴み切っていくつもりで戦います」

第5戦決勝3位 野中誠太(TOM'S)

決勝記者会見:3位の野中誠太(TOM\'S)

 「スタートは本当にうまくいきました。昨日失敗した点についてデータログを見返したところ、改善するのは難しいことではなかったので、若干のアレンジをして対処することが出来ました」

 「中村選手が新品タイヤで迫ってきましたが、新品タイヤのピークグリップが最初の方にあることを理解していたので、最初の数周を抑えきれれば逃げ切ることができると思っていました。でも強い向かい風で、思っていたよりスリップが効きました。中村選手も最終コーナーをうまくまとめていましたし、速度差が予想以上でディフェンスが遅れてしまったことが反省点だと思います」

 「中古タイヤの中ではペースが良かったと思いますし、第4戦ではSC明けで出遅れてしまった点も改善できていたので、最後のレースもスタートをしっかり決めて、しっかり後ろを引き離して優勝できるように頑張ります」

決勝フォトセッション:トップ3のドライバー

Text: Kazuhisa SUEHIROa
Photo: Kazuhiro NOINE


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