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第2戦富士公式予選 GT500クラスは17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTが久々のPP獲得!!

GT500クラスポールポジションはAstemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)

 2024オートバックススーパーGT第2戦「富士GT3時間レース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)がポールポジションを獲得。塚越とREAL RACINGにとっては2019年9月の第7戦SUGO(当時はKEHIN NSX-GT)以来5年ぶりのポール獲得となった。

予選Q1 ホンダ勢が1-2-3を独占!

 GT500クラスの予選Q1は午後2時58分より10分間で行われた。

 コースオープンと同時に続々とコースに出ていく各車。やや遅れてコースインしたのが高星明誠(Niterra MOTUL Z)。残り6分30秒を切ったところで大草りき(Modulo CIVIC TYPE R-GT)がようやくピットを離れた。これで全車がコース上に。

 するとその直後、名取鉄平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が僅か3周でピットイン。3号車はそのまま走行を終えることに。

 コース上では、ベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)が1分27秒243、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が1分27秒134とまずはニッサン勢が好タイムを連発。

 しかし公式練習トップの太田格之進(Astemo CIVIC TYPE R-GT)がここでも1分26秒737とこの日最初の1分26秒台のタイムを叩き出すと、次の周では1分26秒709までタイムを縮めてきた。

 続いて野尻智紀(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8)も1分26秒973、1分26秒825と17号車に迫るタイムを記録。大津弘樹(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)も1分26秒944を記録し、終わってみればQ1はホンダシビックがトップ3を独占する結果となった。

 4番手には福住仁嶺(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分27秒050がつけ、高星明誠(Niterra MOTUL Z)が5番手で続いた。

予選Q2 ニッサン勢が1-2となるも、タイム合算では17号車が上回る

 GT500の予選Q2は午後3時54分から10分間の走行。ここで最初にアタックに入った佐藤蓮(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16)が4周目の1コーナー手前で痛恨のスピンを喫する。すぐにコースに復帰して次の周で仕切り直しのアタックを行った佐藤は1分27秒366を記録したが、この時コース上では別のクルマがスピンアウトしていたために黄旗が提示されており、残念ながらここでのタイムは無効になってしまった。

 続いてアタックに入ったのは8号車の松下で4周目に1分27秒969、5周目には1分27秒573と着実にタイムを縮めるが、三宅淳詞(Niterra MOTUL Z)が3周目にこれを上回る1分27秒205を記録してきた。

 続いて17号車の塚越広大が1分27秒222を記録、その直後に千代勝正(MOTUL AUTECH Z)が1分27秒077を叩き出してQ2のトップに立ったところでチェッカーフラッグが提示され、Q2は終了した。

 Q2のタイムではトップが23号車、2位に3号車がつづき、17号車が3位だったが、Q1とのタイム合算では17号車が2分53秒931、3号車が2分54秒339、23号車が2分54秒359となり、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)が5年ぶりのポールポジションを獲得、3号車Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)が2位、23号車MOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)は3位という結果となった。

 トヨタGRスープラ勢の最上位は14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)の7位、前戦岡山大会で優勝した36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/山下健太)は11位と後方からのスタートを強いられることとなっている。

 1994年5月1日のJGTC第1戦から丁度30年目の節目のレースで勝利するのは果たしてどのチームか。第2戦決勝は4日の午後1時30分より3時間(約118周)で行われる。

GT500クラス予選2位はNiterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)

GT500クラス予選3位はMOTUL AUTECH Z(千代勝正/ロニー・クインタレッリ)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo Motorsports Forum


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