8月8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の公式予選が、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、今季2度目のQ3を制した野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が、今季2回目、通算25回目のポールポジションを獲得した。
予選開始時刻が近づくと、雨雲が最終コーナー側に出て、いつ雨が降ってもおかしくない状況のなか、Q1グループAからセッションが始まった。
■Q1グループA
午後2時20分、グループAの公式予選Q1が始まった。ゆっくりとウォームアップをした各車は、一旦ピットに入ってタイヤを交換すると、残り4分でコースイン。
1分05秒台半ばから後半での攻防となり、最初にサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)が1分05秒924をマークするが、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max SF23)らが、次々にフェネストラズのタイムを上回り、今季予選では苦戦しているフェネストラズは、カットライン外へ弾き出されてしまった。
このグループのトップは、1分05秒625の牧野。以下、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、岩佐、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)、野村、小林利徠斗と、ここまでがQ2進出。野村、利徠斗のルーキー二人が揃ってQ1を通過した。
エンジンメーカーでは、ホンダエンジン搭載車3台、トヨタエンジン搭載車3台と均衡のとれた結果となった。
順位:牧野-大湯-岩佐-福住-野村-利徠斗/佐藤-フェネストラズ-山下-松下-笹原-Juju
■Q1 グループB
雨が降り出すリスクを避けるためか、小出峻(ThreeBond SF23)、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)は、ニュータイヤでコースインし、早めに1分05秒から07秒のタイムを出す。
ほとんどの選手は、いつもどおりユーズドでコースインしてから、ピットに戻ってタイヤを替えてアタックに入った。まず、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が1分05秒354をマークしてトップに立ち、早めにコースに入った野尻が、ゆっくりタイヤを温めて、太田のタイムに迫る05秒412で2番手に付けた。
以下、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、ザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)と続き、Aグループと同じく、ホンダ3台、トヨタ3台がQ2に進出した。
順位:太田-野尻-阪口-坪井-フラガ-オサリバン/ブルツ-スタネック-アレジ-小出-ブラウニング-可夢偉
■Q2Q2への進出は、チーム別に見ると、無限、ダンディライアン、セルモが2台ずつ。トムス、ナカジマ、ルーキー、B-Max、TGM、インパルが1台ずつと、いつもとはやや異なる結果となった。
Q2で抜け出したのは、太田。2位のフラガを0.2秒「も」引き離す大差でトップタイム。2位以下は、100分の1秒を争う超々僅差の結果となり、野尻、坪井、牧野と、お馴染みの顔ぶれがQ3進出を果たした。
惜しくもQ3進出ならなかった小林利徠斗に至っては、1000分の3秒という差で、涙をのんだ。
順位:太田-フラガ-野尻-坪井-牧野/利徠斗-福住-野村-岩佐-阪口-大湯-オサリバン
■Q3
ここまでの流れを見る限り太田有利と見られており、最初にアタックして1分04秒896と、Q2のタイムを更新。これを破る者は出ないと思われた。しかし、太田曰く「Q1、Q2は上手く行き過ぎた」と、Q3は思うような結果ではなかったようで、その言葉を裏付けるように、野尻が1分04秒864と、予選で初めて04秒台にいれると、太田のタイムを上回り、第7戦富士に続き、今季2度目のポールを獲得した。
残る3人、フラガ、牧野、坪井は、05秒の壁は破れなかった。
決勝は、明日9日、午後2時20分から51周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE



