7月18日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第6戦の公式予選が富士スピードウェイで行われ、ウェットの微妙なコンディションのなか、ザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)が、初のポールポジションを獲得した。
タイトルを争う太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、そして、富士を得意とする坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)の上位常連ドライバーが、Q1で姿を消すという大波乱の予選となった。
今回はオートポリス大会で中止となった第3戦の代替レースが組み込まれたため、土曜日の午前に第6戦、第7戦の予選を僅か1時間半のインターバルで行うという変則スケジュールとなった。
金曜日のフリー走行も不安定な天候のなか行われたが、この日も朝から上空は雲に覆われた。朝方の霧が徐々に晴れるなか、予選Q1が始まった。タイトルを争う注目の二人、岩佐はグループA、太田はグループBでの出走だ。
■Q1グループA
午前8時15分、グループAの公式予選Q1が始まった。
大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、オサリバン、小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が、次々にトップタイムを更新するなか、最後に塗り替えたのは、昨日のフリー走行でも速さを見せていたルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23)。
一方で、ディフェンディングチャンピオンの岩佐、先日のテストで絶好調だったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)がQ1で涙を呑むという波乱のQ1グループAとなった。
順位:ブラウニング-可夢偉-オサリバン-大湯-牧野-スタネック/フラガ-フェネストラズ-山下-松下-岩佐-Juju-
■Q1 グループB
このグループもポイントリーダーの太田、富士を得意とする坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が敗退するという波乱となった。
そんななか、トップタイムを記録したのは野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)。小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE SF23)らを退けて、貫禄を見せた。
順位:野尻-利徠斗-佐藤-福住-阪口-野村/太田-ブルツ-小出-笹原-坪井-アレジ
■Q2
4強と言われるチームでQ2に進出したのは、トムス0台、ダンディライアンが1台、無限1台、ナカジマ1台と予想外の結果となり、Q2にはいつもと異なる顔ぶれが揃った。
コンディションがさらに回復するなか、牧野と佐藤はスリックタイヤを選択するという賭けに出た。しかし、コースは思ったより濡れており、2台は途中でレインに交換せざるを得なかった。

終盤、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)が、1分32秒617をマークしてトップに出たときは、このまま初ポール獲得かと思わせたが、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)が32秒429で逆転。大湯本人もこの時点でポールを確信したと走行後に語っていたが、その大湯のタイムを最後の最後にオサリバンが32秒166で上回り、初のポールポジションを獲得した。3位にはQ1グループAでトップタイムを記録したブラウニングが入った。
近年、成績が低迷し、今季は1台体制となった名門インパルチームにとっては、久々に明るいニュースとなった。
決勝は、本日の午後4時15分から41周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: 日本レースプロモーション(JRP)

