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SUPER FORMULA

第6戦富士決勝 太田格之進、怒涛の12台抜きで今季3勝目を挙げる

 7月18日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)の第6戦の決勝が富士スピードウェイで行われ、13番グリッドスタートの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、激走を見せて、開幕もてぎ大会以来の今季3勝目を飾った。

 朝の濡れた路面に翻弄された予選では、ポイントリーダーの太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が13位、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)に至っては、22位に沈むという大波乱が起きた。

 さらに、坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が21位、テストで好調だったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が14位と、上位の常連たちが軒並み下位に沈んだ。

 普段とは大きく異なるグリッド、さらにスタート前に小さな雨粒が落ち、波乱の予感を感じさせながらスタートを迎えた。

 スタートダッシュを決めたのは、ポールシッターのザック・オサリバン(WECARS IMPUL with SDG SF23)。大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23)、ルーク・ブラウニング(REALIZE Corporation KONDO SF23)を従えて、オープニングラップを終える。

 オサリバンは、周回を重ねるたびに2位大湯に対しマージンを築いていく。7周目には、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がブラウニングを抜き3位に浮上。この頃から、セクター3で雨が落ちてきて全車のペースが落ちるが、オサリバンは安定した走りでトップをキープ。

 オサリバン、大湯、牧野、ブラウニング、ロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK SF23)によるトップグループは、各車の間隔がやや広がり膠着状態になるが、それとは対照的に激走を見せたのは13番手スタートの太田。5周目8位、9周目6位と、前車を次々とパス。11周目にはスタネックの後ろ5位の位置まで上がってきた。

 太田の勢いは衰えず、14周目にはスタネックをかわして4位。チームメイト牧野の1秒後方にまで迫ると、20周を終えたところでピットイン。スムーズなタイヤ交換作業でコースに戻った。

 オサリバンは、太田から遅れること3周の23周目にピットイン。太田の前でコースに戻るが、25周目の1コーナーでタイヤの温まっている太田が先行。ただし、太田はここまで追い上げるのにOTS(オーバーテイクシステム)を使い切っており、OTSを十分残しているオサリバンに分があるものと思われた。

 しかし、太田の意地の走りはOTSを使わなくとも、オサリバンのペースを上回り、終盤オサリバンがOTSを駆使しても若干差を縮めるに留まり、太田が「今までで一番嬉しい」という今季3勝目のチェッカーを受けた。

 オサリバンは悔しい2位だったが、チーム・インパルに久々の表彰台をプレゼント。3位には牧野が入ったが、悔しさのあまりインタビューに応えられないほどだった。

 4位には大湯、5位には終盤ハイペースで追い上げ、太田と同じく12台抜きを見せた小出峻(ThreeBond SF23)が入った。

 なお、ポイントは太田が20点を加え72ポイント、10位で1点しか加算できなかった岩佐はランキング2位を守ってはいるものの(38.5ポイント)、両者の差は大きく開くことになった。(※ポイント計算に誤りがあり修正しました)

 明日は、午前10時05分から第3戦の代替レースが25周で、午後3時35分から第7戦決勝が41周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: 日本レースプロモーション(JRP)

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