全日本スーパーフォーミュラ選手権は、この日2回目の合同テストを行い、午前の1回目に続き牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)がトップタイムを記録した。
2回目の合同テストは、前プログラムのフォーミュラリージョナルテストで接触があったため、20分遅れの午後3時5分より始まった。当初2時間の予定だったが、荒天のため1時間30分に短縮。明日の4回目のセッションを2時間30分に延長すると発表された。依然として小雨は降り続き路面はヘビーウエット、場内には霧も立ちこめてきた。午前中にクラッシュした大湯都史樹(P. MU/CERUMO・INGING SF23)は出走をキャンセルした。
開始7分、スプーン入口で太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)がギアボックスのトラブルでストップ。赤旗が提示された。
走行は残り1時間10分で再開。まずは小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分57秒884でトップに立つ。2位には小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が、3位には坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がつけた。
その後、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が1分55秒766でトップに立つと、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が55秒501で逆転。TEAM MUGENが1-2体制となる。3位には牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が上がった。
残り50分、スプーンでJuju(TGM Grand Prix SF23)がコースアウト。赤旗が提示されるが、Jujuは自力でコースに戻った。
走行は残り45分で再開。野尻が1分54秒936と自身のタイムを更新。佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が55秒182で3位に浮上した。
残り23分、牧野が1分54秒483を出しトップに浮上。野尻、岩佐は2、3位に落ち、4位に佐藤が、5位に大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)がつける。
残り18分、岩佐が1分54秒544とトップに迫るタイムで、野尻をかわし2位に浮上した。
この後、午前に比べコンディションが悪化しているようで、上位陣に大きな変動はなく、午前に続いて牧野がトップタイム。ここれもTEAM MUGENが2-3につけたが、今回は岩佐が2位で、野尻が3位となった。
上位陣で唯一タイムアップしたのは小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)で、4位に食い込みトヨタ勢のトップで走行を終えた。
5位には佐藤が、6位には大島が続いた。
明日22日の合同テストは、3回目が午前10時45分から2時間、4回目が午後2時30分から2時間30分で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum