SUPER FORMULA LIGHTS

合同テストMRもてぎ1日目 小林利徠斗がトップタイム、初参戦組が上位を占める

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の合同テスト1日目が、3月11日、モビリティリゾートもてぎで行われ、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がトップタイムをマークした。

 今シーズンのSFL選手権はは、若干モデファイされたダラーラ324(320)+トムス製エンジン+クムホタイヤという新しいパッケージで行われるため、各ドライバーは感触を探りながら走り込みを行った。

 今回のテストは2日間に渡って行われるが、2日目が雨予報のため、当初のスケジュールを変更し、初日は走行時間が3時間に延長となった。

 セッション開始から積極的に周回を重ねたのはトムス勢とTODAレーシング。B-Maxは1号車、50号車に原因不明のトラブルが出てしまい、その修復にかなりの時間を費やした。

 安定した速さを見せたのは、トヨタ育成ドライバーの中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)。セッション終盤までタイムチャートのトップに居続けた。

 終盤のアタック合戦では、2023FIA-F4チャンピオンの小林と、フランスF4、GB3を経てSFライツに参戦する荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)が僅かに中村のタイムを更新したが、3人は僅差で並び適応力の高さを見せた。


 三人に続いたのは、前半トラブルで走れなかった小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)、そして野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)の参戦継続組。

 実力が未知数なのが、ケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)。小出と同じく原因不明のトラブルに見舞われ、初のコースを満足に走ることができずに終わってしまった。昨年の岡山のテストでは抜き出た速さを見せているだけに、明日の走行で天候が持つのを祈るしかない。

 明日のテスト2日目は、9時30分〜11時30分(2時間)、14時30分〜15時30分(1時間)の2セッションが行われる。ただし、明日は昼前から降雨予報だ。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI


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