2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、12周のレースを岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がスタートからトップの座を守り独走で優勝した。
本日2レース目のシリーズ第5戦決勝は午後1時30分コースイン。午前中の第4戦のフィニッシュからわずか2時間のインターバルしかない中で各チームはセッティングの見直しやドライビングの反省点の洗い出しなど慌ただしく準備を進めた。
その中でも第4戦で接触があった田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)と卜部和久(MYST KK-SII)のマシンはダメージのあった箇所のリペアや狂ったアライメントの取り直しなどの作業に追われていたが時間内に完了、エントリーした26台すべてが揃った。
また今大会の特徴として、予選は1回、決勝は2レースという事で予選と1レース目でタイヤ1セットを使用し、2レース目にはニュータイヤの投入が許される。これが経験がなく難しいと話すドライバーが散見された。タイヤのデクラデーション(性能劣化)を考えればニュータイヤの方が有利に思えるが、スタート時点ですぐにグリップが発揮されないのでユーズドの方が扱いやすいのでは? という声もあった。
朝から薄曇りながら、富士スピードウェイの気温は昼前から30度を優に超えて真夏のようなコンデションとなった。
全車クリーンスタート、2列目3番グリッドから発進の稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の出足がよく、ポールポジションの岡本とフロントロウに並んだ森山冬星(DIXCEL/ROYAL)の間に割って入るが、そこからの加速がのびず、ホールショットは岡本が奪い森山が続いてTGRコーナーに進入。稲葉は一歩引いて元の3位のポジションに戻るが、森山の背後に張り付き隙を伺う。これに対して森山もディフェンシブなラインを取って稲葉を抑えるが、その間に岡本がギャップを拡げて行く。
後方では3列目スタートの田上と卜部が、4番グリッドから出た小松響(Okabe Rn-sports KKS2)を相次いで攻略、小松は6位にポジションダウンする。
1周目の順位は岡本、0.896秒差で森山、0.801秒差で稲葉と続き、4位に上がった田上は稲葉から0.532秒と迫るが5位卜部、6位小松が直後につけている。
2周目には岡本と森山が稲葉をじわりと引き離し1.246秒差。4位田上は後方の卜部と小松がバトルで順位を入れ替えたためにこちらも1.285秒のマージンを得た。5位小松、6位卜部で卜部のテールには0.046秒差で安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が張り付いている。
3周目、4周目と岡本は連続でファステストラップを更新して森山を突き放しにかかり1.752秒差とし、3位稲葉は二人のペースについて行けないのか2秒以上の差をつけられる。4位田上の背後には卜部をかわした小松が0.8秒差とギャップを削り取る一方、小松とのバトルに敗れて6位に後退した卜部はペースが上がらないようで、一度は1秒以上引き離した安田が、宇高希(TAKEFIRST 10VED)を引き連れて再接近、5周目0.53秒、6周目0.121秒と詰め寄っていき、安田の後方には宇高をかわして白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が続いている。
6周目、岡本はこのレースの最速となる1分51秒734を叩き出し、森山との間に2.5秒以上のギャップを築く。
7周目、TGRコーナーで安田が卜部をかわして6位にポジションアップ。しかしこの時接触があり、卜部はスローダウン。状況は、まずストレートエンドで安田が卜部をパス、続いた白崎が安田を差しにいったが、それを抑えるために安田が右に進路変更し、そこで卜部と接触してしまった模様で、結局卜部はコースサイドにマシンを止めてしまう。
また、ここまで3位を走っていた稲葉が13コーナーでアウト側にマシンを出してストップ。ミッショントラブルとの事で、デビュー戦以来の連続表彰台獲得は5で途切れた。
これで安田5位、白崎6位に進出、ただし安田に関しては卜部との接触について審議中と通達される。
後方でのアクシデントをよそに岡本は着実に森山を引き離し8周目に2.766秒差。稲葉が脱落した3位は7周目に小松が田上の攻略に成功し田上は4位。しかしその差は8周目で0.566秒と僅か。安田と白崎も0.407秒差とテール・ツー・ノーズ状態。
結局岡本はポールスタートから一度もトップを譲る事なく独走でチェッカードフラッグを受け、森山は3.911秒の差をつけられて2位に終わった。
小松対田上の3位争いは最終ラップまでもつれ、2台が並んだ状態でフィニッシュラインを通過、小松は3位を確信した模様だったが、0.013秒差で田上が先着、表彰台をゲットした。小松は2レース連続僅差で表彰台を逃した。
安田は5位でチェッカーを受けたが卜部との接触に関してペナルティが課せられフィニッシュタイムに30秒が加算され、リザルト上は22位扱いとなった。これで白崎が5位、そして松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)が6位に繰り上がった。
■決勝後のコメント
- 優勝 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「1周目森山選手がスタートがあまり良くないのが見えて、予定としては1レース目と同じ(ような展開)になるかなと思ったのですが、意外と詰めて来る感じがなくて、作戦変えてフルプッシュで逃げ切る方向にシフトしました。(今年も日本一決定戦目指している?)まだ出るか出ないかもわからないです。ただ今回は今回でいい勉強になって、セッティングも細かい事をし始めたので、すごくいい収穫がありました」
- 2位 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
-
「今回全然速さがなかった。めっちゃ悔しいし、さっきの優勝も今の表彰台も(頭から)消して、また一からやり直して、次のレースからぶっちぎって勝てるように頑張ります」
- 3位 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
-
「(狙いすました表彰台?)ペース的には足りなかったですが、最後の周でたまたまヘアピンでミスしてくれて、そこで(後ろに)つけたので、そこはイエロー出ていたので抜けはしなかったけど、プレッシャーかけて、最終コーナーで突っ込んでいって、一度はクロス(ライン)差されたのですが、その後スリップ使って勝てました。(富士ならでは?)ホントそうだと思います、スリップが効きまくりで、途中も稲葉選手と離れたり近寄ったりしていましたけど、ストレートスピード(の伸びが)全然違うので、凄いなと思いました。(シリーズポイント的には有利になった?)筑波富士シリーズは逃げ切りたいなと思いますが、日本一決定戦に向けて、稲葉選手と比べてもまだかなり差があるので、そこをしっかり今日の経験生かしていきたいなと思います」
- 4位 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
-
「自分が3位だと思い込んでいたので、ポディウムにクルマ並べてしまって怒られました(笑)。(後ろから田上選手が来ていたのは分かっていた?)自分がシフトミスしてしまって、それで迫られてしまった。そのミスがなかったら離せていたのが仕掛けられる距離まで来てしまった。連続4位で表彰台を逃していて、飛躍できそうでできていない。次はまだ未定だが日本一決定戦には出るので、そこでリベンジしたいです」
- 5位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)
-
「ニュータイヤで挑んで暖め切れなくて、全然抜けなくて、前に行けなかったのが敗因ですね。ニュータイヤでいきなりレースというのは初めてで、暖めきろうと思ったのが全然暖まらなかった。力不足ですね。ダンゴの集団を抜けた後は安田選手が前にいたが、直線で追いつけなくて、厳しかったですね。イエローフラッグもあって抜きどころで全然いけなかったのが痛かったです」
- 6位 19号車・松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)
-
「正直自分の今の実力では精一杯の順位かなと思います。自己ベストをずっと出し続けて、やっと前の2台の4位、5位の子について行けるかなぐらいのレベルなので、トップはまだ遠いけれど、スポンサー様もいてくださってレースができているので、これから結果残せるように、また頑張りたいと思います」
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は7月31日に筑波サーキットで開催される。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 22'26.667 | - | - |
2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 12 | 22'30.578 | 3.911 | 3.911 |
3 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'40.816 | 14.149 | 10.238 |
4 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 12 | 22'40.829 | 14.162 | 0.013 |
5 | 26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'47.512 | 20.845 | 6.683 |
6 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 22'49.069 | 22.402 | 1.557 |
7 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 12 | 22'51.018 | 24.351 | 1.949 |
8 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'52.583 | 25.916 | 1.565 |
9 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'53.049 | 26.382 | 0.466 |
10 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 12 | 22'54.046 | 27.379 | 0.997 |
11 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 12 | 22'57.236 | 30.569 | 3.190 |
12 | 0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 12 | 22'57.552 | 30.885 | 0.316 |
13 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 12 | 23'00.001 | 33.334 | 2.449 |
14 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 23'00.640 | 33.973 | 0.639 |
15 | 7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 12 | 23'05.416 | 38.749 | 4.776 |
16 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'06.941 | 40.274 | 1.525 |
17 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'06.943 | 40.276 | 0.002 |
18 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'07.770 | 41.103 | 0.827 |
19 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 12 | 23'10.224 | 43.557 | 2.454 |
20 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'13.202 | 46.535 | 2.978 |
21 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 23'14.113 | 47.446 | 0.911 |
22 | *53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 12 | 23'16.623 | 49.956 | 2.510 |
23 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 12 | 23'44.112 | 1'17.445 | 27.489 |
24 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 11 | 22'38.152 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 10Laos)完走 ---- |
- | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 6 | 11'19.828 | 6Laps | 5Laps |
- | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 6 | 11'26.766 | 6Laps | 6.938 |
- Fastest Lap: CarNo. 5 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ) 1'51.734 (6/12) 147.017 km/h
- CarNo. 53は、一般競技規則第4章第16条5.(1)①②(他車への衝突行為、コースアウト)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、12周のレースで森山冬星(MYST)がドッグファイトの末に岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)を0.019秒差で振り切り優勝を飾った。
午前中の予選に続いて、決勝2レースが行われるスーパーFJレース。まずシリーズ第4戦は午前11時5分にコースイン。富士スピードウェイは時折陽が差す天候で気温はかなり高くドライコンディション。26台全車がグリッドにつき、レーススタート。
レッドシグナルが消えて全車クリーンスタート。ポールポジションの岡本の出足がよく、トップを守ってTGRコーナー(第1コーナー)をクリア、2番手スタートの森山がそれに続き、小松響(Okabe Rn-sports KKS2)までグリッド通り。後方では5番手スタートの卜部和久(MYST KK-SII)がTGRコーナー進入でアウト側から4番グリッドの稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)をかわして4位へアップ。しかし卜部はダンロップコーナーでオーバーランしかけて稲葉が4位を奪い返す。この2台の背後でチャンスを窺っていたのが6番手スタートの田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)で、ストレートへ戻ってくると卜部、稲葉をかわして4位へ。
1周目を終えて岡本と森山の差は0.248秒とテール・ツー・ノーズ状態。3位小松は0.966秒差。4位グループは順位を争っている間にトップ3台を逃がしてしまい、4位田上は小松と1.4秒差、そこから0.176秒差で稲葉、0.077秒差で卜部と3台がほぼ横に並んだ状態でコントロールラインを通過。
2周目のコカコーラコーナーで森山が岡本に仕掛けて前に出て首位に浮上。しかし岡本は森山を逃がさず、2周目終了で0.207秒差、3周目でも0.250秒差と背後からプレッシャーをかけ、ストレートでは森山の右後方につけて、ミラーに自分が映りこむポジションを取る。3位小松はそこから1.1秒遅れ、4位争いは2周目に稲葉が田上をしとめて前に出る。稲葉はここからペースを上げて、小松との差を0.906秒→0.712秒→0.382秒と詰めていく。田上はそこから離されて、背後を卜部に脅かされている。
4周目以降も岡本が森山にプレッシャーをかけ続ける展開は変わらずギャップは0.3秒程度。さらに5周目にはアドバンコーナー(ヘアピン)のブレーキングで森山のテールに接近する。
6周目を終えて森山と岡本のギャップは0.217秒とテール・ツー・ノーズ状態。3位小松はそこから1.849秒後方で、4位稲葉が0.482秒差、田上は3.794秒遅れて卜部が0.298秒差、加えて8番グリッドからスタートした安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が順位を上げて接近。0.381秒差と3台がとこちらもテール・ツー・ノーズ状態となり、各所で接近戦を行いながらレースは後半戦へ。
8周目も岡本は森山から0.154秒差。ストレートでは右後方に位置取りしたポジションを取る。気温がかなり上昇しており、真後ろにつくとラジエーターに風が当らず水温が上がるので、それを防ぎつつ、またタイヤも温存して終盤に勝負を仕掛ける作戦か?
9周目のアドバンコーナーで5位を争っていた田上と卜部が接触してポジションダウン、卜部7位、田上9位に後退。変わって安田が5位、白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が6位に浮上する。白崎は予選をスリップストリームを活かせない位置取りで失敗し、さらに走路外走行で4グリッド降格で14番手からのスタートだったが、レースでは順調にポジションを上げて来た。
10周目を終了したストレートで岡本が右側から森山に並びかけ前に出るがTGRコーナーでの進入で森山が再びトップ奪回。しかし森山がアドバンコーナーで姿勢を乱したのを逃さず岡本が先行するもダンロップコーナー入口で森山が再逆転。森山~岡本の順に0.122秒差でファイナルラップに突入する。
岡本はここで初めて森山の左サイドに位置を取り、ストレート後半で並びかけるとTGRコーナー進入で前に出る。しかしイン側を守った森山がみたびトップを奪い返す。すかざす岡本が100R手前で前に出たかに見えたが森山が抑え込んでアドバンコーナーへ進入、ダンロップコーナー入口で攻防戦を繰り広げながら最終セクターへともつれ込んでいく。
そして最終コーナーで森山をロックオンした岡本がチェッカードフラッグに向かって並走。2台はほぼ並んだ状態でフィニッシュラインを通過。僅かに森山が前で激戦をしのぎ切り優勝を飾った。その差僅かに0.019秒。
小松対稲葉の表彰台争いも最後までもつれ、ファイナルラップのTGRコーナーで稲葉が小松を攻略してフィニッシュ。小松は0.363秒の差で表彰台を逃した。5位は安田、6位白崎と続いた。
■決勝後のコメント
- 優勝 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
-
「すごいバトルでした。(岡本選手からのプレッシャーは感じた?)僕いつもミラーはトップ走っていても見ないので(笑)。もちろん視野には入れていますが、あまりプレッシャーとかは感じてなくて、でもフィーリングとしては(背後に居るのを)感じていました。ぶっちぎって優勝したかったですが、岡本選手の方が全然ペースよかったので、次のレースで前にいられたらダメなので、これからチームのみんなとも話し合ってぶっちぎって優勝するように、頑張ります。(最終ラップの攻防はどうだった?)楽しかったです、結構順位も入れ替わったし」
- 2位 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「(最終ラップの攻防は?)最終ラップだけ(アタックする)予定だったのが、その1周前から仕掛けたのですが、ホントは1コーナーで仕掛けて、インフィールドはこっちの方が速かったので、インフィールドで突いて逃げ切るという予定だったのですが、うまくいかず、意外とうまく守られてしまって、抜き切れずにおわった感じです。(ストレートで毎回右にズラしていたのは?)水温が鈴鹿の時厳しかったので。スリップで真後ろにつかないようにしていた。ストレートで張り付いて行く必要もなかったので、ちょっと横によけて、水温を下げようとしていました。(ファイナルラップだけ左側に出たのは?)向うが守りに入っていたので、こちらは自分のラインを走って、という感じでバトルになりました。思ったようにいかなかったレースでしたが、スリップにさえ入っていればついて行ける、ということでそんなに逃げ切られることはないとわかったので、それはよかったと思います。(次のレースもスタートで前に出ていきたい?)さっきは2周目のストレートで行かれてしまったので、そこをどうするか、戦略を考えます」
- 3位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)
-
「最終ラップのオーバーテイクは?)1コーナーのアウト側からブレーキングで何とか前に出た、という感じ。正直毎周ストレートで行けそうな感じだったけど、セクター2、3のスピードを後ろから(小松選手を)見ていると、離れていくので、前に出ても抜き返されちゃうな、と。バトルになると前を走るトップ2台を追いかけられなくなるので、ある程度の可能性はずっと残しておきながら、最後(トップの)3台ダンゴでバトルになったところで仕掛けるか、2台ずつの態勢で決定になった時に自分が前に出ようと決めていた、なので最終ラップまでずっとガマンして最後の最後で飛び込んだ、という感じです。本当ならプランAで行きたかったけど、プランBになってしまった感じで。スタートで出遅れちゃったのが大きかった。序盤のペースはよかったので、序盤に4番手の前に出られていたら、おそらく上位3人でバトルできていたと思います。予想よりレースペースが皆トントンだったので、次のレースも頑張ります」
- 4位 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
-
「稲葉選手にしてやられましたね。タイヤ的にも自分のは後半タレてきてしまって、それで後ろを気にしながらというのもあって、気持的にも向うの方が一枚上手だったな、という感じです。自分の調子としてはそんなに悪くなったのですが残りの2~3周の大事なタイミングでちょっとミスも出てしまったので、そういうメンタル面で負けちゃったな、と。走っていてベストラップとかもそれほど変わらず自分自身も悪くない感じなんですけど、ちょっと後ろを気にし過ぎちゃったかな、と思います。次はやり返します」
- 5位 53号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)
-
「(順位が)上がったというより前でアクシデントがあって上がれたに近い結果なので・・、前の4台が速すぎて、現状ではまったく見えないです。(その意味で)現状としては最善を尽くせたかな、とは思います。もう1レースあるので、トップ4台にもうちょっと近づいて絡めるように、攻めて行きたいです。(具体的にはセッティングとか?)セッティングではなくて新品タイヤがうまく使えていなかったな、という印象です。昨日の練習でもユーズドでは全然悪くなかったので、その辺りユーズドの方が乗れている感があるのかな。ただ次のレースは新品タイヤで走るので、そこはもうちょっとうまく、自分で(走り方を)変えられる様に、頑張ろうかな、と思います」
- 6位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)
-
「4つグリッド降格を食らったので、スタートでその4つを取り戻そうと思ってはいたので、スタートダッシュを決めてインに潜り込めた。田上選手のアクシデントもあって運も味方してくれたのかな、と思います。ペースはまぁよくて、4グリッド降格分だけ(ラップ)タイムの差があったので、そこまでは(前に)行けました。次のレースは表彰台を目指して、稲葉選手について行きながら頑張ります」
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦は本日午後1時半から開始される。森山が公約どおり連勝するか、岡本が意地を見せるか、はたまた新たなヒーローが現れるか、目が離せない。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 12 | 22'38.581 | - | - |
2 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 22'38.600 | 0.019 | 0.019 |
3 | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'40.416 | 1.835 | 1.816 |
4 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 12 | 22'40.779 | 2.198 | 0.363 |
5 | 53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 12 | 22'49.191 | 10.610 | 8.412 |
6 | 26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'50.381 | 11.800 | 1.190 |
7 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 12 | 22'57.747 | 19.166 | 7.366 |
8 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'58.438 | 19.857 | 0.691 |
9 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 12 | 22'59.556 | 20.975 | 1.118 |
10 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'00.764 | 22.183 | 1.208 |
11 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'01.421 | 22.840 | 0.657 |
12 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 12 | 23'01.839 | 23.258 | 0.418 |
13 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'02.458 | 23.877 | 0.619 |
14 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'02.542 | 23.961 | 0.084 |
15 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 12 | 23'03.474 | 24.893 | 0.932 |
16 | 0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 12 | 23'03.794 | 25.213 | 0.320 |
17 | 7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 12 | 23'04.750 | 26.169 | 0.956 |
18 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 23'13.463 | 34.882 | 8.713 |
19 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'14.341 | 35.760 | 0.878 |
20 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'14.365 | 35.784 | 0.024 |
21 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'15.320 | 36.739 | 0.955 |
22 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 23'16.026 | 37.445 | 0.706 |
23 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 12 | 23'25.344 | 46.763 | 9.318 |
24 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'29.545 | 50.964 | 4.201 |
25 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 11 | 22'40.696 | 1Lap | 1Lap |
26 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 10 | 22'52.722 | 2Laps | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 5 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ) 1'52.321 (10/12) 146.249 km/h
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦/第5戦公式予選が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がベストタイム、セカンドベストタイムともに最速で2レースのポールポジションを獲得した。
今回の富士スピードウェイのラウンドは2レース開催。予選は1度に行われ、各ドライバーのベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドを確定させる。今回エントリーは26台。筑波/富士シリーズ戦だが今年は年末の日本一決定戦がここ富士で行われ、その前の唯一のシリーズ戦のため、日本一決定戦を目指し他のエリアのシリーズで走る選手もエントリーして来ている。
予選は朝午前8時50分開始、天候は曇りで時折小雨が落ちるが路面はドライコンディション。全車スリックタイヤを装着し、戸谷友規(DEEP-R・10V・ED)を先頭にコースインして20分間の予選が開始。
前日の練習走行は雨でラバーが乗っていないコースに各車は慎重にウォームアップを行い、序盤は1分54秒台がトップタイム。そして残り13分となった辺りから本格的にタイムを出す選手が現われはじめる。
まずは残り13分、鈴鹿から遠征の森山冬星(DIXCEL/ROYAL)が1分52秒755でトップに立つ。森山は前週の鈴鹿シリーズ戦で優勝しシリーズトップに立ち、好調をキープして富士にやって来た。2番手は稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の53秒556。稲葉は昨年11月に地元である富士でレースデビュー。予選では2番手に0.5秒以上の大差をつけ、ペナルティで7番グリッドまで降格したものの、そこからトップに這い上がってデビューウイン、と驚速ルーキーぶりを見せつけている。3番手には岡本が53秒567と0.011秒の差で続く。
残り11分、森山は52秒328と自己ベストを縮め、岡本が52秒560で2番手へ浮上。岡本も鈴鹿シリーズが主戦場だが鈴鹿以外の各シリーズ戦からピックアップされる「スーパーFJジャパンチャレンジ」も意識しており、第1戦/第2戦のスポーツランドSUGO戦で連勝して3年連続王者の目がある。3番手には卜部和久(MYST KK-SII)の52秒991で、53秒が切れない稲葉は4番手へドロップ。
残り9分30秒、小松響(Okabe Rn-sports KKS2)が52秒759で3番手へ、トップ4台は鈴鹿からの遠征組で占められている。小松はさらにタイムを刻み52秒438で2番手へ浮上する。森山は残り7分で51秒814とひとり1分51秒台に入れてトップをキープ、さらにセカンドベストタイムでもトップの位置にいる。
残り5分30秒、岡本が1分51秒577を叩き出してトップに立つが、セカンドベストでは森山が上にいる。また田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)が52秒628で4番手に上がってくる。筑波富士シリーズともてぎSUGOシリーズの両方で現在首位に立っている田上は直近の筑波で連勝しておりこちらも好調さをキープしている。
岡本はさらに51秒467までタイムを削り、森山が51秒639、小松が51秒865と続く。ここまでが1分51秒台で、稲葉が52秒322と田上を逆転、4番手に浮上する。
残り1分、岡本はさらにタイムを詰めて1分51秒248としてポールポジションを確定。セカンドベストでも森山を上回りこちらもトップに立つ。森山~小松のタイムは変わらず、稲葉も52秒309まで縮めたが4番手で変わらず。ただし、セカンドベストでは52秒438の小松より52秒322の稲葉の方が速く、第5戦のスターティンググリッドは稲葉3番手、小松4番手となる。
そして最後にタイムを上げたのがは卜部で52秒423と田上を追い落とし5番手へ。ただしセカンドベストでは田上の方が上で第5戦は田上5番手、卜部6番手でスタートする。
■予選後のコメント
- 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
第4戦 ポールポジション 1分51秒248
第5戦 ポールポジション 1分51秒467
-
「(目標通りのタイム?)ポールが取れるとは全然思っていなかった。練習走行から遅いし、鈴鹿のレースからずっとストレートが悩まされていたので、このレースは4番手5番手からスリップ使って前に出ていくレースかなと思っていたのですけど。たまたま予選で、全周にわたっていいスリップ(ストリーム)が使えて、それでタイムが出せたのでトップになれたのですけど絶対、逃げ切りはないと思うので、レースしながらということになると思います。レースの展開と組み立て(が重要)になると思うので、ミスなくレースするしかないと思います。(富士でスーパーFJは初めて?)初めてです。ストレートも長いし、コーナーはいかにロスなく走るかということになってくるので、鈴鹿とセッティングも違うし、他のSUGOとかオートポリスとかとも違うあまりないタイプのサーキットだと思います。(決勝は前にいるのが有利とは限らない?)レースはぐちゃぐちゃになると思うので、何とかレースを組み立てて、レース勝ちしたいと思います」
- 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
第4戦 2位 1分51秒639 トップとの差0.391秒
第5戦 2位 1分51秒664 トップとの差0.197秒
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「(岡本選手と一騎討という感じの予選だった?)スリップが使えるのでこのタイムは狙えていたものだし、このベストタイムと他車にちょっとジャマされてちょっとしくじった部分もある。このまま決勝を勝てればいいと思っています。(先週の鈴鹿も勝って、調子いい?)今週も今年もずっと調子いいです(笑)。久々に富士に来たので去年(4位)のリベンジで、2レースとも優勝します」
- 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
第4戦 3位 1分51秒865 トップとの差0.617秒
第5戦 4位 1分52秒438 トップとの差0.971秒
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「(タイム的にはどうでした?)自分としては(良いのか良くないのか)よく分からなかったです(笑)。走りが決まったわけでもなく、ミスしたわけでもないので、ボチボチ走ったらこのタイムだった、という感じで、あまり手ごたえがなかったです。(その印象の割にはタイムが出ている感じ?)その通りです。タイム出ているなとは思っていましたが、51秒台に入るとまでは思っていなかったので、そう考えるとうまく行ったな、という感想です。年末の日本一決定戦に向けて練習の意味での参戦で、コースは昨日が初めてだった。中々時間のない中で、その中では筑波組にうまく割って入れたかな、と思います。鈴鹿ではダンゴになるレースはあまりないので、(スリップつかった)バトルの面ではまだちょっと自信ないので、そこはちょっと落ち着いて行きたいなと思います」
- 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)
第4戦 4位 1分52秒309 トップとの差1.061秒
第5戦 3位 1分52秒322 トップとの差0.855秒
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「ベストタイムが出た周も場所取りがあまりよくなくて(前に)詰まってしまった所があった。セクターベストが出ている時もあったけど、その後のセクションで詰まってしまった、というのがあって、その点やっぱり今ポールとセカンドにいる彼らは場所取りが巧かったので、そこで1本取られたな、と思います。スリップが効いてもその後詰まってしまったので、そこはちょっと改善の余地があったかな、と思います。(決勝は?)そういう事を考えればまだ1秒ぐらいは詰められると思うので、レースはついて行けると思います」
- 87号車・卜部和久(MYST KK-SII)
第4戦 5位 1分52秒423 トップとの差1.175秒
第5戦 6位 1分52秒791 トップとの差1.324秒
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「(走りは)うまくまとめられたのですけど、もうちょい、いい感じにスリップ使えたらもっとタイム出たと思います。(富士のスリップは効く?)もうめちゃくちゃ効いて1秒前後変わる時もある。僕はRD10Vの選手の後に付いたのですが、クルマの特性の違いで、ココは速いけどココは遅い、みたいな一長一短があって、そのせいで意外とうまくスリップにつけなくて、やっぱりKKS-2同士の同じ特性のクルマ同士の方が、うまく合わせられてスリップ使えたと思うので、そこはひとつ発見になりました。決勝に向けてはうまく集団についていきたいと思っています。レースは荒れると思うので、しっかり表彰台ねらって頑張ります」
- 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
第4戦 6位 1分52秒447 トップとの差1.189秒
第5戦 5位 1分52秒628 トップとの差1.161秒
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「序盤が前に詰まりすぎて、ちょっと出る場所を失敗したな、と。そこでタイヤの美味しいところが終わってしまったので、もったいなかったな、と反省していました。スリップが1回も使えなくて、それでタイムが稼げなかったです。データ見ても最終コーナーからコントロールラインまででコンマ5秒くらい違っていて、そこで稲葉選手に逆転されてしまったので、場所取りが悪かったな、というのが課題です。ペース的には悪くないし、ここ(富士)はスリップ使えて、たぶん大バトルもするでしょうし、前から離れなければ絶対チャンスあると思うので、そこを活かしてまとめて行きたいです。去年も走っているがタイヤも季節も違うしあまり覚えていないです(笑)。昨日、一昨日とコンデションが悪くて雨だし風がすごくて、例えば100Rが昨日は向かい風で全開で曲がっていけたのに、今日は全然いけないとか、そういう部分をしっかりアジャストしながらいかないと。前にクルマがいるともっと(ダウンフォースが)効かなくなるので、そういうところもちゃんと合わせながら、頑張りたいと思います」
第4戦決勝は11時5分スタート予定。6月としては猛暑の富士スピードウェイ。練習走行では雨が多く、高温のドライコンディションでのテストが不十分と各選手が言う状況でどんなレースが展開するか。上位を占める鈴鹿組にレギュラーが一矢報いることができるか、注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'51.467 | - | - | 147.369 |
2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 1'51.664 | 0.197 | 0.197 | 147.109 |
3 | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.322 | 0.855 | 0.658 | 146.247 |
4 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 1'52.438 | 0.971 | 0.116 | 146.097 |
5 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.628 | 1.161 | 0.190 | 145.850 |
6 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'52.791 | 1.324 | 0.163 | 145.639 |
7 | 53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 1'52.852 | 1.385 | 0.061 | 145.561 |
8 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'53.013 | 1.546 | 0.161 | 145.353 |
9 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 1'53.141 | 1.674 | 0.128 | 145.189 |
10 | 26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 1'53.153 | 1.686 | 0.012 | 145.173 |
11 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'53.520 | 2.053 | 0.367 | 144.704 |
12 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 1'53.565 | 2.098 | 0.045 | 144.647 |
13 | 7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 1'53.925 | 2.458 | 0.360 | 144.190 |
14 | 0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 1'54.006 | 2.539 | 0.081 | 144.087 |
15 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.159 | 2.692 | 0.153 | 143.894 |
16 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'54.215 | 2.748 | 0.056 | 143.823 |
17 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.236 | 2.769 | 0.021 | 143.797 |
18 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 1'54.307 | 2.840 | 0.071 | 143.708 |
19 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 1'54.555 | 3.088 | 0.248 | 143.397 |
20 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 1'54.601 | 3.134 | 0.046 | 143.339 |
21 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.712 | 3.245 | 0.111 | 143.200 |
22 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 1'54.856 | 3.389 | 0.144 | 143.021 |
23 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 1'55.439 | 3.972 | 0.583 | 142.299 |
24 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'55.590 | 4.123 | 0.151 | 142.113 |
25 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 1'57.932 | 6.465 | 2.342 | 139.290 |
26 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 1'59.395 | 7.928 | 1.463 | 137.584 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'25.362)予選通過 ---- |
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'51.248 | - | - | 147.659 |
2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 1'51.639 | 0.391 | 0.391 | 147.142 |
3 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 1'51.865 | 0.617 | 0.226 | 146.845 |
4 | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.309 | 1.061 | 0.444 | 146.264 |
5 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'52.423 | 1.175 | 0.114 | 146.116 |
6 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.447 | 1.199 | 0.024 | 146.085 |
7 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 1'52.693 | 1.445 | 0.246 | 145.766 |
8 | 53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 1'52.694 | 1.446 | 0.001 | 145.765 |
9 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'52.844 | 1.596 | 0.150 | 145.571 |
10 | *26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 1'52.889 | 1.641 | 0.045 | 145.513 |
11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 1'53.030 | 1.782 | 0.141 | 145.331 |
12 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'53.257 | 2.009 | 0.227 | 145.040 |
13 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 1'53.552 | 2.304 | 0.295 | 144.663 |
14 | *0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 1'53.751 | 2.503 | 0.199 | 144.410 |
15 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'53.849 | 2.601 | 0.098 | 144.286 |
16 | *7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 1'53.854 | 2.606 | 0.005 | 144.280 |
17 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 1'53.868 | 2.620 | 0.014 | 144.262 |
18 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.131 | 2.883 | 0.263 | 143.929 |
19 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.134 | 2.886 | 0.003 | 143.926 |
20 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.401 | 3.153 | 0.267 | 143.590 |
21 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 1'54.416 | 3.168 | 0.015 | 143.571 |
22 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 1'54.532 | 3.284 | 0.116 | 143.425 |
23 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'54.713 | 3.465 | 0.181 | 143.199 |
24 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 1'55.072 | 3.824 | 0.359 | 142.752 |
25 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 1'57.282 | 6.034 | 2.210 | 140.062 |
26 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 1'59.215 | 7.967 | 1.933 | 137.791 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'25.059)予選通過 ---- |
- CarNo. 26, 7は、一般競技規則第5章第17条3.(走路の安全規定、走路外走行複数回)違反により、予選結果より4グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo. 0は、一般競技規則第5章第17条3.(走路の安全規定、走路外走行複数回)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。
- 優勝 小山美姫(Super License)
-
「スタートは前のレースの再現ができ決まったので、片山選手が悪かったのかも知れませんが、前に出られて良かったです。クラッチはスタート直後は良かったんですが、残り10周くらいからずっと滑っていました。ベストタイムを更新できそうなのでプッシュしたかったんですが、ゴール前に壊れたたらいやなので抑えて走っていました。ランキングトップですが、まだ2大会しか終わってないし、出るメンバーも替らないと思うので、来週もいいポジションを取りたいと思います」
- 2位 片山義章(Team LeMans with OIRC)
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「練習で良かったスタートがうまくいきませんでした。去年とタイヤのグリップが替って、横の力も弱くなりコーナーで並んでも仕掛けるのが厳しくて、ヘアピンで抜くことがかないませんでした。それはみんな同じ条件なのでスタートを極めたいと思います。いいスタートを切った前の2人を称賛したいです」
- 3位 小川颯太(Bionic Jack Racing)
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「スタートは決まって並ぶことはできたんですが、小山選手は新品タイヤで最初から離されました。そこからは順位を守ることはできたんですが、予選と同じでフロントのフラップが取れてクルマがドアンダーになり抜かれてしまいました。タイムにはつながってないんですが、ドライブライン自体はレース5より良くなりました。そこをタイムにつなげたときに、速く走れるようになると思います。着実に成長してるので、来週のもてぎではしっかり3連勝したいです」
- マスタークラス優勝 畑亨志(Super License)
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「スタートではHIROBONさんと並んで走りましたが、こちらはハイダウンフォース仕様で、HIROBONさんは上手なので安心してクリーンなバトルでした。前に出てからはこちらのクルマが速いので集中して走りました。最後、小川選手に追いつきましたが、ストレートが速くて抜けませんでした。今年はこのレースが始めてて、中学生のバスケットのコーチをやっていて県大会があるのであと1つ出られないかも知れません」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は26日、岡山国際サーキットでレース6の決勝を行い、予選2位からスタートした小山美姫(TGR-DC F111/3)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝、2連勝を飾った。
レース6決勝は午後2時30分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇り、8人が参加してグリッドを離れた。
ポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)はまたしてもスタートをミス。予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)、同3位の小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にパスされ3位に落ちる。小川は1コーナーで小山に並びかけるが、ここは小山が先行。トップ小山、2位小川、3位片山の順でレースは始まった。
ニュータイヤを履いた小山は1周目に2位小川を1秒2離すと、小川より1秒近いラップタイムを刻み、独走態勢に持ち込む。その差は5周目には5秒弱、11周目には10秒弱と広げた。
トップ小山は、終盤にはクラッチに問題があり、2位以下との差を12秒前後に保ちながらマシンをいたわりゴール。18周を走りきり13秒差で優勝、独走での2連勝を飾った。
2位小川と3位片山は0秒6程度の差で接近戦を演じていたが、12周目には予選と同様に小川のフロントウイングのフラップが脱落。これで小川は失速し、片山が2位に上がりそのままゴールを迎えた。小川は3位に入った。
マスタークラスは、ポールポジションの畑亨志(A-NeKT F111/3)が序盤からトップに立つ。最後尾から2位に上がってきた田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)に迫られる場面をあったが、終盤には突き放し、トラブルでペースの上がらない小川に追いついたところでゴールを迎えた。2位には田中が入り、3位にはHIROBON(Rn-sports F111/3)が続いた。
第3戦は、モビリティリゾートもてぎに舞台を移し来週の7月2日、3日に開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 18 | 26'41.851 | - | - |
2 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 18 | 26'55.236 | 13.385 | 13.385 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 18 | 27'09.128 | 27.277 | 13.892 |
4 | 7 | M | 1 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 18 | 27'09.467 | 27.616 | 0.339 |
5 | 14 | M | 2 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 18 | 27'10.020 | 28.169 | 0.553 |
6 | 11 | M | 3 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 18 | 27'23.892 | 42.041 | 13.872 |
7 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 18 | 27'45.047 | 1'03.196 | 21.155 |
8 | 45 | M | 5 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 17 | 26'43.750 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(75% - 13Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 8 小山美姫(TGR-DC F111/3) 1'28.277 (6/18) 151.011 km/h
TCRジャパンサンデーシリーズ第2戦は26日、岡山国際サーキットで決勝を行いHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が優勝した。
決勝は午後0時10分からフォーメーションラップが始まった。
スタートでは、ポールポジションの猪爪杏奈(DOME RACING)の動き出しが鈍く、予選3位の大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)がトップに浮上。これに予選2位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が続くが、HIRBONはヘアピンで大蔵を捉えトップに立った。猪爪は後方の集団に飲み込まれてしまった。
オープニングラップ、トップでコントロールラインに戻ってきたのはHIROBONで2位以下を0秒9離した。2位には大蔵が、3位には混戦をくぐり抜けてきたMOTOTINO(55MOTO RACING)が予選5位から上がり、猪爪は4位に落ちた。
2周目にはトップHIROBONに大蔵が迫り、この2人は0秒6前後の差でレースは進行するが、6周目には大蔵にスタート手順違反でドライビングスルーペナルティーが科され後退した。これでHIROBONは安泰。2位以下がバトルをしていたため、最終的には9秒1差で悠々と優勝し、土日シリーズとも連勝となった。
当初は3位争いだった、MOTOTINO、猪爪、加藤正将(Audi Team Mars)の3人はスーターと直後から接近戦。特に猪爪はバックストレートでMOTOTINOに並びかける場面も何度かあったが、MOTOTINOがインを閉めてポジションをキープ。終始、この3人の順位は変わらず、2位MOTOTINO、3位猪爪、4位加藤の順でゴールを迎えた。
第3戦は、スポーツランドSUGOに舞台を移し、7月23日、24日に土、日シリーズが開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 15 | 24'57.977 | - | - | 8.899 |
2 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 15 | 25'07.153 | 9.176 | 9.176 | 8.845 |
3 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 15 | 25'07.474 | 9.497 | 0.321 | 8.843 |
4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 15 | 25'08.102 | 10.125 | 0.628 | 8.839 |
5 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 15 | 25'12.148 | 14.171 | 4.046 | 8.816 |
6 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 15 | 25'19.039 | 21.062 | 6.891 | 8.776 |
7 | *73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 15 | 25'21.572 | 23.595 | 2.533 | 8.761 |
8 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 15 | 26'12.283 | 1'14.306 | 50.711 | 8.479 |
---- 以上規定周回数(75% - 11Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 62 塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION') 1'38.635 (2/15) 135.153 km/h
- CarNo. 65は、2022 TCR JAPAN SERIES競技規則第29条-9(消灯前に前進)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- 優勝 小山美姫(Super License)
-
「今日もクラッチが調子悪くて、抜かれないように気をつけていました。でも、なんか気がついたらトップでした。ユーズドタイヤの落ち幅が大きくて、新品タイヤの小川選手が来てたのでやばいと思いましたが、なんかどんどん離れていって、よく分からないですが速かったみたいです。SCは、一番を走ってるときに限って入るので萎えていました。女性ドライバーは速さはあるが強さはないと言われているので、タイヤの暖めも入念に行いました。気温が上がってタイヤがずるずるになりましたが、コントロールすることができました。山下(健太)選手や松浦(孝亮)選手に乗ってもらってセットアップしてるのでどのコンディションでもマシンが強かったのだと思います」
- 2位 小川颯太(Bionic Jack Racing)
-
「作戦として新品タイヤで行ったんですが、なかなかペースが良くなくて厳しかったです。新品タイヤということでスタートで攻めて2位に上がれました。最初2~3周はペースは良かったんですが、そこから離されました。セクター3が課題です。結果も大事ですが、しっかり自分の走りを考えながらタイムアップできるようにしたいです。SC後に片山選手に迫られましたが、ふらふらの時にどう対処するかも課題です。問題の多いレースでした」
- 3位 片山義章(Team LeMans with OIRC)
-
「スタートが重要で、気合いが入っていましたが、思っているよりタイヤが食いついて、それで焦って早めにシフトアップして失速しました。それがなければ1位か、2位キープはできたと思います。1周目のヘアピンはブレーキ勝負で勝てると思いクロスラインを取りましたが、小川選手がニュータイヤの分、抜かれてしまいました。フロントウイングが振動とかで壊れてしまったのが影響しているのかも知れません。SC後も小川選手のタイヤが暖まってないので抜こうとしたんですが、後ろだとブレーキングのダウンフォースが抜けてしまうのでタイヤがロックしてしまいました。反省点が多いレースでしたが、今日もう1レース、リベンジするチャンスがあるのでしっかり決めたいと思います」
- マスタークラス優勝 田中輝揮(イーグルスポーツ)
-
「ぶっつけ本番でしたが、木金でしっかり練習できたのでクルマもドライバーも調子よくて練習どおりに走れました。ニュータイヤでしたのでその点も有利で、丁寧に走りました。スタートで2台抜いて、HIROBONさんは苦労しましたが、クリーンにバトルできました。後1レースありますがもうなくてもいいくらいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は26日、岡山国際サーキットでレース5の決勝を行い、予選2位からスタートした小山美姫(TGR-DC F111/3)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。
レース5決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。上空の雲もはけ太陽が顔を出し気温もぐんぐんと上昇。昨日所用でレースを欠席した田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)も最後尾での出走を認められ、全8人がグリッドを離れた。
スタートではポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)が蹴り出しよく1コーナーに向かうが、そこから伸びず、好スタートを切った予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)にインからかわされて2位に落ちる。片山は続くヘアピンでニュータイヤを履いた小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にもパスされ3位までドロップダウン。
2位に上がった小川は、トップを走る小山に狙いを定め、その差を詰め始まる。3周目にはその差を0秒7とするが、追い上げもここまで。その後は、小山がペースアップし小川を引き離し始めた。
6周目にはヘアピン立ち上がりで最後尾を走る辻子依旦(PONOS Racing)がマシンを止めたためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは10周を回ってピットイン。11周目からレースは再開された。ここでも小山は無難にリスタートを決め、1コーナーでトップを守る。2位の小川は、3位の片山にヘアピンで並びかけられるが、ここでは小川が片山を退け2位を堅守した。
その後も小山は2位以下を徐々に引き離し、終わってみれば18周を回り2位を3秒近くまで離し、初優勝を飾った。
2位には小川が、3位には片山が入った。
マスタークラスはポールポジションのHIROBON(Rn-sports F111/3)をスタートでかわした畑亨志(A-NeKT F111/3)のリードで始まるが、2周目の1コーナーで畑がオーバラン。HIOBONがトップに立つ。
一方、最後尾スタートの田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)はスタートで2台をかわして3位に上がると、畑の後退で2位。トップHIROBONに狙いを定める。
5周目にはヘアピンでHIROBONを攻略しトップに立つとそのまま逃げ切り、最後尾からの優勝を果たした。2位にはHIROBONが、3位にはコースアウトから追い上げた畑が入った。
レース6はこの後、午後2時30分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 18 | 29'44.368 | - | - |
2 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 18 | 29'47.343 | 2.975 | 2.975 |
3 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 18 | 29'49.871 | 5.503 | 2.528 |
4 | 14 | M | 1 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 18 | 29'57.472 | 13.104 | 7.601 |
5 | 11 | M | 2 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 18 | 30'02.384 | 18.016 | 4.912 |
6 | 7 | M | 3 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 18 | 30'02.812 | 18.444 | 0.428 |
7 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 18 | 30'15.384 | 31.016 | 12.572 |
---- 以上規定周回数(75% - 13Laps)完走 ---- |
- | 45 | M | - | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 5 | 7'54.316 | 13Laps | 13Laps |
TCRジャパンサンデーシリーズ第2戦は26日、岡山国際サーキットで公式予選を行い猪爪杏奈(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。
岡山国際サーキットは、一部青空が顔をのぞかせるもののほぼ曇り。予選は早朝のためまだ気温も低く過ごしやすい。午前8時25分から15分間の公式予選が始まった。
中盤あたり、最初にアタックを始めたのはMOTOTINE(55MOTO RACING)。1分39秒468から37秒371までタイムを更新し、まずはトップに立つ。
残り4分を切ったあたりで1分36秒749を出しトップに立ったのは昨日のサタデーシリーズのウイナー、HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】) だ。
残り3分では、猪爪杏奈(DOME RACING)が1分36秒645でHIROBONのタイムを上回りトップに浮上した。HIROBONはアタックを継続し、タイムを36秒703まで更新するも猪爪のタイムにわずか0秒058届かず、猪爪のポール-ポジションが確定、HIROBONは2位で予選を終えた。
予選3位には大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が入り、同4位は加藤正将(Audi Team Mars)、MOTOTINOは5位まで後退した。
サンデーシリーズ決勝は午後0時10分より23分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 1'36.645 | - | - | 137.936 |
2 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'36.703 | 0.058 | 0.058 | 137.853 |
3 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 1'37.308 | 0.663 | 0.605 | 136.996 |
4 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 1'37.343 | 0.698 | 0.035 | 136.947 |
5 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 1'37.371 | 0.726 | 0.028 | 136.907 |
6 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 1'37.932 | 1.287 | 0.561 | 136.123 |
7 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'38.655 | 2.010 | 0.723 | 135.125 |
8 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 1'41.311 | 4.666 | 2.656 | 131.583 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.310)予選通過 ---- |
フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットでレース4の決勝を行い、ポールポジションからスタートした片山義章(Team LeMans F111/3)が2位以下を圧倒して優勝した。
レース4決勝は午後2時45分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇りで蒸し暑い。
トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)。予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)は蹴り出しは良かったものの伸びが無く、予選3位の小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にアウトから並びかけられる。この2台は1コーナーで並走するもアウトにいた小川がコースアウト、最後尾まで落ちることとなった。代って3位には、スタートでマスタークラスポールポジションの畑亨志(A-NeKT F111/3)をかわした同予選2位のHIROBON(Rn-sports F111/3)が上がってきた。
トップに立った片山は、1周目には早くも2位の小山を2秒3離してコントロールラインに戻ってきた。ただ一人ニュータイヤを投入した片山は、この後も小山を突き放しながらレースは進行する。小山は序盤、クラッチにトラブルを抱えていて片山を追い切れない。
7周目には片山と小山の差は5秒まで広がる。この後、片山は2位との差をコントロールしなから一人旅。18周を回ってこのレースの優勝を独走で飾った。2位には小山が入った。
オープニングラップで最後尾まで落ちた小川はここから追い上げを開始する。3周目には辻子依旦(PONOS Racing)をパスして6位、4周目には三浦勝(F111/3)をパスして5位、6周目には畑亨志(A-NeKT F111/3)をパスして4位。そして8周目にはHIROBONをもパスし、予選順位の3位まで上がってきた。しかし、この時点で2位小山との差は13秒。追い切れる差では無く、このままの順位でゴールを迎えた。
マスタークラスは前述のとおり、スタートでHIROBONが先行。2周目にはHIROBONが2位の畑を1秒9まで離すが、TCRJとダブルエントリーのHIROBONが体力的にきつく、徐々に畑が差を詰め始める。5周目にはその差を0秒4とするが、6周目のアトウッドで畑がコースアウト。これで楽になったHIROBONが逃げ切り優勝を飾った。
明日26日はレース5決勝が午前10時35分から、レース6決勝が午後2時30分から、それぞれ18周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 18 | 26'48.612 | - | - |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 18 | 26'54.099 | 5.487 | 5.487 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 18 | 27'06.532 | 17.920 | 12.433 |
4 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 18 | 27'34.335 | 45.723 | 27.803 |
5 | 34 | M | 2 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 18 | 27'43.385 | 54.773 | 9.050 |
6 | 7 | M | 3 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 18 | 28'16.313 | 1'27.701 | 32.928 |
7 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 17 | 26'50.456 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(75% - 13Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 6 片山義章(Team LeMans F111/3) 1'28.638 (15/18) 150.396km/h
TCRジャパンサタデーシリーズは25日、岡山国際サーキットで決勝を行いHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が優勝した。
決勝は午後1時からフォーメーションラップが始まったが塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')がスタートできず、7台がグリッドを離れた。1周を回って各車グリッドに着こうとするが、なんとポールポジションのHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が自身のグリッドを行き過ぎ、前方に停止した。これにつらて後続のドライバーも自身と違うグリッドに着いたため、スタートはディレイ。もう一周のエキストラフォーメーションラップが行われることとなった。
これに動揺したのかHIROBONはスタートの蹴り出しが悪く、予選2位の大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)にインから1コーナーで先行を許す。レースは大蔵がリードして始まった。
レースは大蔵が0秒5前後差でHIROBONを従えて推移する。3位の猪爪杏奈(DOME RACING)は前2人の争いについて行くことができず、徐々に単独走行となった。
8周目、バックストレートでは2位HIROBONがトップ大蔵に並びかけるが、続くヘアピンでは大蔵がHIROBONを押さえてトップを死守。HIROBONの先行を許さない。
10周目には再び2位HIROBONが同じようにバックストレートで大蔵に並びかける。ここではヘアピンでHIROBONがインを差し、大蔵をパスすることに成功。ついにHIROBONがトップ浮上した。
11周目にはトップHIROBONが最終コーナー立ち上がりでオーバーラン。大蔵がストレートで並びかけるが、ここはHIROBONが大蔵を押さえて順位は変わらない。
最終ラップとなった14周目、2位の大蔵はヘアピンで痛恨のオーバーラン。5位まで順位を落としてしまう。
結局優勝はHIROBON、繰り上がって2位には猪爪が入った。序盤から4位争いを展開していたMototino(55MOTO RACING)と加藤正将(Audi Team Mars)だったが、お互いに決め手がなく順位は変わらず。大蔵の後退で繰り上がり、3位にMOTOTINO、4位に加藤が入った。
なお、自身のグリッド枠を越えてスターティンググリッドに停車した上位6人にタイムペナルティー5秒が科されたが、順位に変動はなかった。
サンデーシリーズは明日26日、午前8時25分から15分間の予選が、午後0時10分から23分+1周の決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | *19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 14 | 24'51.164 | - | - |
2 | *98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 14 | 24'56.457 | 5.293 | 5.293 |
3 | *55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 14 | 25'01.206 | 10.042 | 4.749 |
4 | *65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 14 | 25'01.363 | 10.199 | 0.157 |
5 | *73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 14 | 25'02.933 | 11.769 | 1.570 |
6 | *17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 14 | 25'12.394 | 21.230 | 9.461 |
7 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 14 | 26'26.601 | 1'35.437 | 1'14.207 |
---- 以上規定周回数(75% - 10Laps)完走 ---- |
- | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | - | D.N.S | 14Laps | 14Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 73 大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)1'37.930 (4/14) 136.126 km/h
- CarNo. 19, 73, 98, 55, 65, 17は、2022 TCR JAPAN SERIES競技規則第29条9.(グリッド枠を越えて停車)により、決勝結果に5秒を加算する。
- 第2戦レース4, 5, 6ポールポジション 片山義章(Team LeMans with OIRC)
-
「今週も先週も練習する時間があって、17時間も走る機会がありました。どこのチームもセッティングが煮詰まっていて、ドライバーとしてのアドバンテージも少ないです。セッティングもみんないいところを見つけて、僅差の戦いになっています。練習中でも、小山選手に負けることもあって、予選も僅差の戦いになるのはわかっていました。Q1は合わせて行ったんですが、Q1からQ2は、今週末セッティングを迷っていたので大きな事もできませんでした。Q1はバランスが良かったのでQ2の路面次第でセッティングをどうするかどうか迷って結局、何もしませんでした。その分、途中まで小山選手に負けていて、もっと路面ができたときにドライビングを合わせることができ、最後ぎりぎりでポールポジションを取ることができました。今回は富士戦の雪辱で臨んでいます。決勝は抜きづらく、押させるところと抜くところは知っているので、あとはスタートに集中して、ポールトゥウィンを決めたいと思います。ここでは負けられないので、プレッシャーもあって胃が痛いです」
- 第2戦レース4, 5, 6予選2位 小山美姫(Super License)
-
「この週末はテストから0.050秒差で片山選手に負けることが多かったですが、ユーズドタイヤではトップでした。どんどん良くなってる感じで、予選はその集大成の走りができたらと思っていました。1セッション目は行ききれない部分もありましたが、2セッション目はクルマも変えずに合わせて行ったんですが、コンディションも変わって、ちょっと対応が遅れてた感じです。まとめられなかったのは自分のミスです。7秒0が出たときは自分の方が速いは分かってたんですが、まぁ、悔しいです。ちゃんと戦った中なので負けは負けです。このクルマはWシリーズと同じですが、タイヤが違うのでシンプルに難しいですね。決勝ですが、スタートはうまくなくて期待してないんですが、ここは抜くのが難しいので、ミスしないように行けるとこは行ってトップで帰ってきたいです」
- 第2戦レース4, 5, 6予選3位 小川颯太(Bionic Jack Racing)
-
「昨日の公式テストがタイムが出せなくてアジャストし、予選のバランスはよかったんですが、アタックラップ中にフロントのフラップが取れて、ドアンダーになりました。最初はパンクかなと思って2~3周走ってピットに入りました。2回目の予選では直す時間もあって、すばやく修復をしてもらったおかげで残り7分間走れました。クルマももう一段階アジャストしました。肝心な最後のアタック2周目でで1コーナーを飛び出してしまいましたが、意外にタイムが出ました。しっかりスタートを決めて、このタイム差だったら引き離したり守れたりできるので、ポジティブに考えて優勝を狙いたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットでレース5の公式予選を行い、片山義章(Team LeMans F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース5の公式予選は、レース4, レース6の公式予選から10分間のインターバルを置いて午前10時20分より15分間で行われた。
ここでもまずは片山義章(Team LeMans F111/3)が1分27秒924でトップに立つ。2位には小山美姫(TGR-DC F111/3)が28秒103と僅差で続き、このセッションはこの2人の一騎打ちとなった。
路面コディションは前セッションより改善し、片山は翌周にはレース4のポールポジションタイムを上回る1分27秒350でトップを堅守。小山もタイムを27秒565まで縮めるも片山に届かず。
片山はさらに1分27秒136とタイムを更新。ところが小山はここで28秒082をたたきだしトップに浮上した。
このまま小山がポールポジションを獲得するかと思われたが、最後のアタックで片山がペースアップ。ただ一人26秒台に入る1分26秒980をたたきだし、小山をうっちゃって土壇場でポールポジションを奪い返した。
結局、ポールポジションを獲得したのは片山。惜しくも2位は小山となった。
前セッションでトラブルの出た小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)は、マシンの修復に時間を要し、セッション中盤からコースイン。最後のアタックで小山のタイムに迫る1分27秒117をたたきだし3位に滑り込んだ。
マスタークラスは前セッションでポールポジションを獲得した畑亨志(A-NeKT F111/3)のタイムを終始リードしたHIROBON(Rn-sports F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース5決勝は明日26日、午前10時35分より18周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、レース4、レース6とも片山義章(Team LeMans F111/3)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前9時55分より15分間で行われた。ベストタイムでレース4のセカンドベストタイムでレース6のグリッドが決定する。
天候は曇り、ときおり太陽が顔をのぞかせる。参加ドライバーは8人で開幕戦より1人減った。その1人は開幕戦3レースですべてポールトゥウインを達成し、現在ポイントリーダーの澤龍之介だ。また、今田信宏が不参加で代わって昨年のマスタークラスチャンピオン畑亨志(A-NeKT F111/3)が参戦、田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)は所要により本日のセッション(予選、レース4)を欠席している。
よって公式予選は7人で争われた。
まずは、片山義章(Team LeMans F111/3)が1分28秒436でトップタイムをマーク。2位に28秒485で小山美姫(TGR-DC F111/3)が、3位に29秒235で小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)が続く。
次周には小山が1分27秒716までタイムを縮めトップに浮上。片山は27秒824まで縮めたものの2位に後退した。
しかし、片山はさらにペースアップ。2分27秒542、27秒391とタイムを更新しトップを奪い返した。小山も27秒500までタイム更新するも片山に届かず。
3位の小川は、フロントウイングの部品が脱落しアンダーが出てタイム更新ならず。結局ポールポジションは片山が獲得。2位に小山が、3位に小川となった。
セカンドベストタイムで争われるレース6のグリッドも片山がポールポジション、2位に小山、3位に小川と続いた。
マスタークラスは、レース4、レース6とも畑亨志(A-NeKT F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース4は本日25日午後2時45分より18周で、レース6は明日26日午後2時30分より18周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'26.980 | - | - | 153.263 |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 1'27.082 | 0.102 | 0.102 | 153.083 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'27.117 | 0.137 | 0.035 | 153.022 |
4 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'28.333 | 1.353 | 1.216 | 150.915 |
5 | 7 | M | 2 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 1'28.510 | 1.530 | 0.177 | 150.613 |
6 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'29.499 | 2.519 | 0.989 | 148.949 |
7 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'30.745 | 3.765 | 1.246 | 146.904 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'27.452 | - | - | 152.436 |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 1'27.564 | 0.112 | 0.112 | 152.241 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'27.991 | 0.539 | 0.427 | 151.502 |
4 | 7 | M | 1 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 1'28.998 | 1.546 | 1.007 | 149.788 |
5 | 11 | M | 2 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'29.469 | 2.017 | 0.471 | 148.999 |
6 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'30.228 | 2.776 | 0.759 | 147.746 |
7 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'31.727 | 4.275 | 1.499 | 145.331 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'27.391 | - | - | 152.542 |
2 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 1'27.500 | 0.109 | 0.109 | 152.352 |
3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'27.870 | 0.479 | 0.370 | 151.710 |
4 | 7 | M | 1 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 1'28.858 | 1.467 | 0.988 | 150.024 |
5 | 11 | M | 2 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'29.286 | 1.895 | 0.428 | 149.304 |
6 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'30.202 | 2.811 | 0.916 | 147.788 |
7 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'31.695 | 4.304 | 1.493 | 145.382 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
TCRジャパンサタデーシリーズは25日、岡山国際サーキットで公式予選を行いHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)がポールポジションを獲得した。
予選の行われる岡山国際サーキットは、昨夜降った雨も上がりコースにはウエットパッチが残っていたが、一時日差しもあり急速に乾いた。その日差しが陰った午前9時より15分間で公式予選が始まった。
参加ドライバー8人。開幕戦の9人より1人減った。
予選開始中盤には大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が1分36秒773でトップに立つ。2位には37秒798でMototino(55MOTO RACING)が、3位には38秒202で加藤正将(Audi Team Mars)が続く。
残り5分。HIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が1分36秒621をたたきだしトップに浮上。大蔵は2位に落ち、3位には37秒173で塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が上がってきた。
残り3分。ここで紅一点の猪爪杏奈(DOME RACING)が1分36秒992で3位に浮上。
予選はこのまま終了。ポールポジションはHIROBON、2位に大蔵が、3位に猪爪が入った。
サタデーシリーズ決勝は本日25日、午後1時より23分+1周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Maker Model Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 19 | HIROBON | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'36.621 | - | - | 137.970 |
2 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 1'36.773 | 0.152 | 0.152 | 137.753 |
3 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 1'36.992 | 0.371 | 0.219 | 137.442 |
4 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業with TEAM G/MOTION' | 1'37.173 | 0.552 | 0.181 | 137.186 |
5 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'37.408 | 0.787 | 0.235 | 136.855 |
6 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 1'37.676 | 1.055 | 0.268 | 136.480 |
7 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 1'37.769 | 1.148 | 0.093 | 136.350 |
8 | 24 | 滝川 聡 | Audi RS3 LMS TEAM MOTOYAMA | 1'42.245 | 5.624 | 4.476 | 130.381 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.284)予選通過 ---- |
――ステイアウトを選んだきっかけは?
「練習走行からタイヤのデグラデーションを感じやすくて、前回のオートポリスもピットインしてから第2スティントのペースがみんな遅かったので、ステイアウトしてクリーンエアで走れる方がいいと思いました。前があんなに入ると思わなかったので、そういう意味ではビッグチャンスだと思いました。実際ステイアウト組の中では一番速かったし、一度ピットインしたクルマよりも速かったので、作戦面では良かったと思ってます」
――しかし制限時間で水を差されてしまった
「それが結構大きいですね。ピット入ってから、タイヤもフレッシュで走れたので。ピットでの作業ミスがあってタイムロスしましたが、あれがなければ2番手くらいに入れたと思うし、そのあとのペースも絶対良かったはずなので、そのこととか時間制限など、流れがちょっと良くなかったです」
――サッシャとの差が何秒くらいになったら入ろうと思っていた?
「もともと時間レースになったら残り何分とか何周とかが分からなくて、サッシャとのラップタイム差が大きかったので、ギリギリまで引っ張って行けるところまで行きたいってチームには伝えてありました。入る周の前から遅い車両が前に現れてきたので、だったら入ろうということになりました。僕の中では残り6、7周はあると思っていたので、タイヤ交換してそこから追い上げようと思ったんですが、残りが2周しかなかった。そこは予想外でした」
「でもこうやって悔しいって思えるってことは、いい内容もあるし、課題や反省点も得られたということなので、まだまだ僕とこのチームには成長する証なので、これからも努力を続けて、優勝できるように頑張りたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
――ステイアウトの判断はセーフティーカー中にチームと相談した?
「そうですね。自分たちはポジションが後ろなので、どうしてもステイアウトする方に傾いちゃうんで。あとはどこのポジションで戻るかは運なので、そこはSUGOだとドライバーからは見えないので、チームがトラフィックを見ながら判断しました」
――終盤追い上げられたのは、クルマが軽くなって、タイヤも新しいから行けた?
「そうですね。タイヤがいいから、だけです」
――ここまで追い上げられた、というのは自分ではどう評価する?
「昨日の予選があまりにも悪かったので、今日はポイントを獲得するのが目標でした。傷を最小限にできて良かったです」
――ピットインのタイミングは誰が判断した?
「チームの判断です。ピットが準備できてるかどうかも関係してるし、先に入ってるグループとのタイム差も判断しなければならないので、そこはもうチームに任せて、自分は入るまでプッシュし続けるだけでした」
――制限時間のことは考慮していた?
「そうですね。早めに入らないと、と。そこは考慮した上での判断です。あそこで入ったのは成功ですね。緻密に判断するのは難しいんですけど、SUGOでは先に入った人たちが思っていた以上に前に引っかかっていたので、結果的に牧野とかは前に行っちゃったんですけど、ピットから出ていった時のタイミングが重要でした。なかなか難しかったと思うんですけど、僕らの入ったタイミングは良かったと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第5戦優勝 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-
「参戦3年目でやっと勝つことができて最高です。昨年はほとんど走ることができなかったし、2020年はDNFが多くて結果を出せていませんでした。コンドウレーシングとしても苦しいレースが続いていましたが、今日こうやって勝つことができて非常に嬉しいです。ケンタは残念な結果に終わりましたが、チームは今上昇気流に乗っていると思います」
「今回のレースで重要だったのはいいスタートを切ることと、タイヤのマネジメントでした。特に隊列の後ろで走っている時にデグラデーションを抑えながら走るのは大変でした」
- 第5戦決勝2位 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
-
「久しぶりに上位で争うことができて本当に良かったです。チームも作業を完璧にやってくれたので、こういう結果があるのだと思います。かなり苦しんだ前半戦でしたが、こうやってチーム全体で徐々に良くなってきているので、この結果によって、次に向かって士気も上がって頑張れるのではと思います」
- 第5戦決勝3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-
「またしても、という感じがすごいんですけども。まあでもチャンピオンシップを考えると3位という結果は悪くないなと。勝てなかったのは当然悔しいんですけど、シーズンの折り返し点まできてポイントランキングのトップにいますから。次まで1ヶ月くらい空くので、ここでゆっくり休息をとりたいです。勝てないレースが続いていますが、何度でも挑戦して悪い流れを打ち破った時に、スポーツ選手として皆さんに何かを感じ取ってもらうことができるのかなと思いますので、必死に頑張っていこうと思います」
- 優勝チーム監督 近藤真彦(KONDO RACING)
-
――2019年岡山以来の優勝ですが、今のお気持ちを
「やっぱり長かったな、という印象です。今年に入って、シーズンオフのテストからよくなっているのが実感として湧いていました。1レース、2レース、3レースと進んでいくごとにチームの安定した速さが分かってきたので、いつでもこういうチャンスが来るなという気持ちはありましたが、前のレースも、その前のレースも、何か一つ噛み合わないものがあって優勝を逃していました。予選をこの位置で終わっていれば、いつか必ず勝てると信じていました。前回の優勝からは長かったですけど、今シーズンだけ見れば早く勝てたなと思います」
――作戦面では難しいレースだったのではと思いますが
「ピットに入れてからは宮田選手との戦いになりました。もっとグングン来るんだったら困っちゃったんですけど、そのまま逃げ切れるように感じていました。サッシャは最後タイヤがきつかったんですけど、タイムは見えていたし、とにかく今回はスタートに尽きたなと」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が待望のスーパーフォーミュラ初優勝を遂げた。
第5戦決勝は午後2時30分にスタート。規定周回数は53。制限時間は70分だ。ウォームアップ走行の終わりごろから雨が降った影響からか、スタート前の気温は30℃、路面温度は43℃と予想よりは低めだ。雨はスタート進行の間に止み、路面もすぐに乾いたため、全車スリックタイヤでスタートに臨んだ。
スタートでトップに立ったのは予選2番手のフェネストラズ。ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は動き出しが遅れて2位に後退してしまう。後方では山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)に挟まれる格好になった山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が山本と接触して1-2コーナーでスピン。そのままイン側でストップしてしまったため、早くもセーフティーカーが導入された。
1周終了時点の順位は1位フェネストラズ、2位野尻、3位に大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が上がり、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が4位、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が5位で続く。
予選Q1で進路妨害があったとして2グリッド降格の12番手スタートとなった松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)は牧野に続く9位。山下と接触した山本は10位で走行を続けていた。
7周終わりでセーフティーカーはピットイン。レースは8周目から再開となるが、リスタート直後の1コーナーでアウトから牧野を抜こうとした松下が痛恨のスピン。凄まじい速度で1コーナーを飛び出し、激しくバリアに突っ込むクラッシュが発生。再びセーフティーカーが導入されることになった。
隊列が10周目に入ると、すかさずタイヤ交換義務を消化するために大半のドライバーが一斉にピットに飛び込んだ。これに対し宮田、牧野、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、そして三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19の7台はステイアウトを選択。
この結果、12周終了時点の順位は、1位宮田、2位牧野、3位平川、4位アレジの順となり、タイヤ交換を行ったフェネストラズは8位、ピット作業で野尻の前に出ることに成功した大湯が9位、そして野尻は10位となった。
セーフティーカーは14周終わりでピットイン。15周目からリスタートとなる。直後の1コーナーでは笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)を捉えて16位に浮上した。
17周目の1コーナーでは野尻がオーバーテイクシステムを使って大湯を捉えようとするが、大湯はタイヤスモークを上げながら懸命に野尻を押さえ込んだ。
20周目にはトップの宮田が1分8秒169のファステストラップを記録、フェネストラズとの差は13秒231に広がった。その後も21周目に13秒966、25周目は16秒975、31周目には21秒569と、宮田は着実にリードを広げていく。
32周目にはフェネストラズも自己ベストタイムを更新するが、そのタイムは1分9秒076にとどまり、宮田との差は21秒848と逆に広がる。35周終わってその差は23秒174となった。
しかしここで最大70分間という規定が宮田の前に立ちはだかる。宮田が37周を終えた時点で残り時間は13分だ。
これを見て平川が39周終わりでピットイン。7秒2の作業時間で笹原と坪井の間でコースに戻ると、軽くなった車体とフレッシュタイヤの組み合わせで猛然と追い上げを開始。42周目の馬の背で笹原を捉えて12位に浮上すると、その後も国本や福住を次々に抜いてポイント圏内の7位まで浮上してきた。
一方、宮田とフェネストラズの差は43周終わって27秒565とさらに広がった。
牧野は44周目にピットイン。7秒4の作業時間で大津の後ろでコースへ。そしてついに46周目、宮田がピットに飛び込んだが、右リヤの交換に手間取り、戻った位置は牧野の後ろ、5位だった。
これでフェネストラズがトップに返り咲いた。2位は大湯。しかしその差は5秒082だ。
そしてフェネストラズが48周に入ったところで遂に残り時間が0となったため、レースは49周目で終了となる。この結果、サッシャ・フェネストラズが今季初優勝を達成。牧野任祐が2位に入り、野尻智紀が3位でフィニッシュした。 宮田は結局大津の後ろ、6位でレースを終えている。
次戦の舞台は今季2回目の富士スピードウェイ。7月17日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第12戦優勝 小高一斗(TOM'S)
-
「2レース目ではうまくいかなかったスタートを3レース目はしっかり決められました。今回使ったタイヤは1レース目で使ったタイヤなので、終始グリップが厳しかったんですが、2レース目のペースが良くなかったことを踏まえてクルマにセッティング変更を加えていたおかげで、タイヤが悪いなりにも最後まで抜かれ流ことなく終われたと思います」
――今週末を総括すると、何が良かった?
「しっかり予選でフロントローを確保できたことと、1レース目のスタートで前に出られたことが三連勝につながったと思います。予選が大事なレースなので、今後も予選で最低限フロントローを確保して、スタートで絶対ミスしないようにしたいです」
――8月のもてぎに向けての抱負を
「富士、鈴鹿、SUGOでは久しぶりのライツでしたが、もてぎは去年唯一走っています。しっかりと残り2大会チャンピオンに向けて戦っていきたいです」
- 第12戦決勝2位 平良響(TOM'S)
-
「得意としているスタートで前に出られなくてすごく悔しいです。スタートで抜ければ、タイヤでは有利なのがわかっていたので、逃げられるレースだっただけに、悔しさがすごいです」
「タイヤ的に有利な状況だったので、小高選手についていくことはできたし、猛追することもできましたが、やはり高速のSPなどでダウンフォースが抜けてしまい、近づくことができませんでしたね。小高選手がミスしてくれればチャンスがあったんですが、全然ミスをしてくれなかったし、ミスを誘発することもできませんでした」
――もてぎ大会に向けての抱負を
「もてぎも僕が得意としているコースなので、最低でも3回の表彰台を。そしてできれば2回目の優勝を果たせるよう頑張っていきたいです」
- 第12戦決勝3位 野中誠太(TOM'S)
-
「4番手からスタートで平木選手の前に出ることができて、そこからはとにかく前をプッシュする形で攻めていったんですけど、前の二人に詰めていくことが難しかったです。クルマの仕上がりはとても良かったので、とにかく前にしがみついてチャンスを待っていました」
「中盤から後半にかけて、クルマのバランスが変わっていく中で、常にギリギリのプッシュを続けていたので。ファステストが取れたのもその結果だと思います。練習ではずっとスピードがあったのに、なぜ表彰台1回で終わったのか。原因は分かっていますし、同じミスを繰り返さないよう、残り2大会で自分の弱点を追求していきたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'32.529 | - | - |
2 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'37.833 | 5.304 | 5.304 |
3 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'39.550 | 7.021 | 1.717 |
4 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'39.675 | 7.146 | 0.125 |
5 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'43.416 | 10.887 | 3.741 |
6 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'44.183 | 11.654 | 0.767 |
7 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 49 | 1:10'47.494 | 14.965 | 3.311 |
8 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'50.600 | 18.071 | 3.106 |
9 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'51.691 | 19.162 | 1.091 |
10 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'52.003 | 19.474 | 0.312 |
11 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'53.864 | 21.335 | 1.861 |
12 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'54.935 | 22.406 | 1.071 |
13 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'55.220 | 22.691 | 0.285 |
14 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'57.712 | 25.183 | 2.492 |
15 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'00.747 | 28.218 | 3.035 |
16 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:11'05.483 | 32.954 | 4.736 |
17 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'05.717 | 33.188 | 0.234 |
18 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:11'07.557 | 35.028 | 1.840 |
19 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'13.073 | 40.544 | 5.516 |
---- 以上規定周回数(90% - 44Laps)完走 ---- |
- | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 7 | 15'36.760 | 42Laps | 42Laps |
- | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 0 | - | 49Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)1'07.125 (44/49) 192.349 km/h
- 優勝 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
-
「やっとこういうレースができました。序盤はきつかったですが、途中から何が変わったのかわからないんですが、マシンが乗りやすくなって、後半はこちらの方が優勢になると思いました。あきらめず追いかけていたらああいう展開になって良かったです。ラインキングトップになりましたが、最終戦も気を抜かずに、チャンピオンを考えず優勝を狙います」
- 2位 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「スタートは4位をキープするのが一番の目標でした。スタートと1周目には自信があったのでそこだけはアグレッシブにいきました。スタートで1台抜いて森山選手に何度か仕掛けたんですが、抜ききれず3位にとどまりました。2周目以降はダンロップタイヤのマネジメントをしていました。5周目あたりから後ろが近づいて来ましたが、タイヤを温存してた分で余力がありました。今日はこれが精一杯の走りでした」
- 3位 渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「表彰台にやっと乗れたのでめちゃうれしいです。心配だったスタートも無難でポジションを守れました。そこからペースが上がらなかったんですが、前がごちゃごちゃしたおかげでついて行けて、前に出られました。そこからもペースが上がらなくて後ろとのバトルになりましたが、バトルで勝てたので良かったです」
- リタイア 居附明利(SAccess Racing Es)
-
「マシンの状態は良かったんですが急にペースが上がらなくなりました。抜かれた周のヘアピンでシフトが3から4に入りづらくなって、そのときは入ったんですが、シケインの立ち上がりも4が入りづらくなって、1コーナーで5から4に入れたときに完全に逝ってしまいました。3に入ったままになりました。有効4戦ですが、次優勝しないとやばくなりました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第5戦は19日、鈴鹿サーキットで行われているクラブマンレース第4戦で決勝を行い、予選2位からスタートした森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)が優勝した。ポールポジションからスタートした居附明利(SAccess Racing Es)はトラブルでリタイアした。
決勝は午後1時20分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は快晴で夏の装い。ストレートで強いアゲンストの風が吹き、体感温度はそれほど高くない。23台が1周を回りグリッドに着いた。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの居附。予選2位の森山はホイールスピンが多かったが2位を守って1コーナーに進入。予選3位の山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)は、予選4位の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)にかわされ4位に後退。岡本は3位に浮上。山本は続くヘアピンでも予選5位の高木悠帆(MYST KKSII)にかわされ5位、さらに渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)にもかわされ、オープニングラップで3ポジションダウンの6位まで落ちた。
3位の岡本は1周目のシケインで2位森山に並びかけ、ストレートで鼻先分先行し2位に浮上するが、2周目に入った1コーナーで森山に抜き返され3位のまま。以下4位高木、5位渡会、6位山本と続く。
2周を終わってトップに居附と2位森山の差は0秒6。3位の岡本はトップ争いに着いていけずに遅れ始める。
トップ居附と2位森山との差は0秒4~0秒5あたりで一進一退。しかしこの差は6周目に一気に縮まり0秒1。森山は7周目の1コーナーでインから居附を差しトップに浮上した。
抜かれた居附は8周目にミッショントラブルが発生しスローダウン。悔しいリタイアとなった。
これでトップの森山は安泰。10周を走り、今季2勝目を飾った。
岡本は後続に迫られる場面もあったが、余力もあり終盤はペースアップして居附のトラブルにより2位でゴールした。
岡本の後ろ、高木と渡会、後方から追い上げてきた大木一輝(M2 KK-SII)の3台の争いは白熱した。5周目には渡会が130Rで高木をパス。9周目には2コーナーで高木が渡会を抜き返すが、シケインでは渡会が前。
最終ラップにはこの3台がストレートで3ワイド。インにいた渡会が1コーナーで3位を守りそのままゴール。4位大木、5位高木でこの争いに決着が付いた。6位には清水啓伸(Drago CORSE)が入った。
優勝した森山は20ポイントを加え85ポイントでリーダーに立った。居附はノーポイントで67ポイントのまま。6戦中5戦の有効ポイント制で、シリーズチャンピオンはこの2人に絞られた。森山は圧倒的に有利、居附は最終戦での優勝が絶対条件で窮地に立たされた。
最終第6戦は9月4日決勝が行われる。森山が逃げ切るか。居附の逆襲があるかに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL/MYST MYST KK-S2 | 10 | 22'52.984 | - | - |
2 | 8 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 22'55.413 | 2.429 | 2.429 |
3 | 7 | 渡会 太一 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 22'57.415 | 4.431 | 2.002 |
4 | 20 | 大木 一輝 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 22'57.759 | 4.775 | 0.344 |
5 | 61 | 高木 悠帆 | MYST KKSII MYST KK-S2 | 10 | 22'57.926 | 4.942 | 0.167 |
6 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 10 | 23'04.210 | 11.226 | 6.284 |
7 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'04.789 | 11.805 | 0.579 |
8 | 68 | 山本 聖渚 | MYST KK-SII . Team Sena MYST KK-S2 | 10 | 23'11.055 | 18.071 | 6.266 |
9 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 10 | 23'17.641 | 24.657 | 6.586 |
10 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'18.379 | 25.395 | 0.738 |
11 | 60 | 前田 樹 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 10 | 23'21.193 | 28.209 | 2.814 |
12 | 12 | 小川 涼介 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'21.403 | 28.419 | 0.210 |
13 | 1 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 10 | 23'21.984 | 29.000 | 0.581 |
14 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 10 | 23'23.585 | 30.601 | 1.601 |
15 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 23'23.844 | 30.860 | 0.259 |
16 | 53 | 鈴木 七瀬 | TQS・A-ONE KKS-II MYST KK-S2 | 10 | 23'30.243 | 37.259 | 6.399 |
17 | 51 | 岸本 尚将 | Tamayura athle ABBEY KKSII MYST KK-S2 | 10 | 23'33.188 | 40.204 | 2.945 |
18 | 78 | 三瓶 旭 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 10 | 23'33.245 | 40.261 | 0.057 |
19 | 79 | 山下 亮生 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 10 | 23'41.651 | 48.667 | 8.406 |
20 | 10 | 小合 将司 | LOVCA TeamNoel F.T.works MYST KK-S2 | 10 | 23'47.472 | 54.488 | 5.821 |
21 | 6 | 谷川 文啓 | LOVCA F.Tworks Noel Racing MYST KK-S2 | 10 | 24'02.799 | 1'09.815 | 15.327 |
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
- | 39 | 居附 明利 | SAccess Racing Es MYST KK-S2 | 8 | 20'09.274 | 2Laps | 2Laps |
- | 5 | 中平 凌央 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 3 | 7'07.530 | 7Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 56 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST) 2'16.576 (4/10) 153.066 km/h
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第12戦の決勝が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が今週末3連勝。今季通算6勝目を挙げた。
第12戦決勝は午後0時35分より19周で行われた。このレースのグリッドは第10戦の決勝結果に基づいて決められている。このため、第10戦でリタイヤした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)は10番手、木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)は11番手からのスタートだ。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの小高。2番手に平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が続く。3番手スタートの平木玲次(HELM MOTORSPORTS 320)はスタートで出遅れ、野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)と古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)の先行を許して5位に後退。これにより3位に野中、4位が古谷とトムスの1-2-3-4の状態となった。
しかしその後方で目の前のDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)をインからかわそうとした川合孝汰(Rn-sports 320)が後ろから来た太田と接触してスピン。木村も太田と接触して1コーナーを飛び出すアクシデントが発生。これにより直ちにセーフティーカーが導入された。川合はそのままリタイア。木村もフロントウィングを破損してピットインを余儀なくされた。
セーフティーカーは4周でピットイン。5周目からレースはリスタートとなる。トップ4台に順位変動はなく、小高、平良、野中の3台が接戦のまま周回を重ねていく。1レース目で使用したタイヤでスタートに臨んだ小高は終始グリップに不安を抱えており、後ろの二人を引き離すことができない。
その後方では太田が1コーナーのブレーキングでDRAGON、馬の背の手前で今田信宏(JMS RACING with B-MAX)を捉えて6位。木村も2コーナーで菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)を捉えると、DRAGONや今田も次々に抜き去って7位に浮上する。
その後も太田と木村は互いにファステストラップを更新しながら追い上げを展開。太田は8周目の1コーナーでインから平木玲次を抜いて5位に。木村も12周目の1コーナーで平木を捉えて6位に浮上した。
しかし追撃もそこまで。太田は4位を走る古谷の背後に迫るが、最後まで捉えることは叶わなかった。
一方、トップの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)も最後まで集中を切らさずに後続を押さえて19周を走りきり、今週末の目標としていた3連勝を達成。今季通算6勝目をものにした。
2位は平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)。野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が3位に入り、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が4位と、トムスが1-2-3-4フィニッシュを達成。ファステストラップは15周目に1分15秒426を記録した野中が獲得している。
またトムスによる表彰台独占は2009年9月の全日本F3選手権第15戦SUGO以来の快挙だ。この時優勝したのは現在もスーパーフォーミュラで活躍する国本雄資。2位は先日のインディ500マイルレースで優勝したマーカス・エリクソン。そして3位はGT300クラスでスバルBRZを駆る井口卓人だった。
2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は残りあと2大会を残すのみとなった。次戦の舞台は栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎ。8月20-21日に第13戦、第14戦、そして第15戦を行う。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 12 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 27'41.688 | - | - |
2 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 27'44.035 | 2.347 | 2.347 |
3 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 27'45.065 | 3.377 | 1.030 |
4 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 27'48.650 | 6.962 | 3.585 |
5 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 19 | 27'49.758 | 8.070 | 1.108 |
6 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 27'52.401 | 10.713 | 2.643 |
7 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 19 | 28'00.257 | 18.569 | 7.856 |
8 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 28'01.803 | 20.115 | 1.546 |
9 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 28'12.587 | 30.899 | 10.784 |
10 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 28'12.950 | 31.262 | 0.363 |
---- 以上規定周回数(90% - 17Laps)完走 ---- |
- | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1 | 1'52.775 | 18Laps | 18Laps |
- | *10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 0 | - | 19Laps | 1Lap |
- Fastest Lap: CarNo. 35 野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320) 1'15.426 (15/19) 171.180 km/h
- CarNo. 10は、2022全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第15条1. 1)(危険なドライブ行為――他車への接触)により、ペナルティーストップ10秒を科したが、リタイアのため未消化。
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行2回目が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。
フリー走行は午前10時10分より30分間で行われた。気温28℃、路面温度は47℃だ。
昨日の予選で圧倒的な速さを見せてポールポジションを獲得した野尻はここでも速さを見せ、5周目に1分7秒635のトップタイムを記録すると、その後は1分8秒台前半のペースで周回を重ねていった。
坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が3周目に1分7秒715を出して2番手。大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が5周目に1分7秒884を出して3番手だ。
またこのセッションは、トップから19番手のジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)までが1秒以内にひしめく接戦となった。ほとんどのドライバーが走り出してから5周目までにベストタイムを出し、その後1分8秒台で周回に入っているが、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は16周目に1分7秒969を出して5番手に上がってきている。
一方、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)はピットイン、アウトを繰り返してなかなかタイム計測に入れず、13分が経過したところでようやく周回に入った。これは走り出しでブレーキのローターから振動が出ていたために、チェックを行っていたため。福住は計測2周目に1分8秒455のベストタイムを記録すると、その後は1分8秒後半から1分9秒台のタイムで周回を重ねていった。
フリー走行2回目はその後も大きなアクシデントなどもなく順調に進行、予定通り午前10時40分に終了した。
第5戦決勝は午後2時30分より53周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第11戦優勝 小高一斗(TOM'S)
-
「スタート自体は昨日の方が良かったんじゃないかと思いますが、ポールポジションという有利な位置からそのままトップで1周目を終えられました。そこからはファステストラップを狙って、前半のタイヤがあるうちにと思っていたんですが、今のレースにクルマを合わせ切れていなかったこともあって取れませんでした。悔しいですけど、勝てて良かったです」
--今季初の連勝だが
「今週の目標にしている三連勝を、ここまで二つ勝つことでクリアできているので、ラスト1レースも勝ちたいと思います」
「(午後のレースに向けて改善点はあるか)改善点しかないと思っています。次のレースに向けて、もっといいペース、もっといい一発のタイムが出せるように。次のレースは1レース目で使った方のタイヤを履きますが、ファステストラップを狙ってプッシュして、パーフェクトな結果にしたいです」
- 第11戦決勝2位 古谷悠河(TOM'S)
-
「スタートは結構良かったです。今までレインではいいスタートができていましたがドライのスタートがあまりうまくいってなかったので、そこを今回改善することができて、太田選手をオーバーテイクできました。そのままあとは2位で走っていました。最初は太田選手のプレッシャーを感じていましたが、自分がミスさえしなければ抜かれることはないと思って、とにかく丁寧に走ることを心がけました」
「ただ小高選手に少しずつ離されてしまった、というところは、これからに向けて改善していかなくてはなりません。」
「昨日のレースに関しては自分の中でも思うところがあるというか、すっきりしない結果でしたが、今日のレースでリベンジというか、取り返せたかな、と思います」
「前回のオートポリスでは前で接触があったりした結果、運よく表彰台に上がれた部分がありましたが、今回は普通に順当に3位からスタートして2位に上がれているので、内容としてもしっかりしたものだったと思います。次も実力で表彰台に上がって、最後は優勝したいです」
- 第11戦決勝3位 太田格之進(TODA RACING)
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「スタートで前に出たかったです。動き出しは良かったんですが、そこからが前に出ることができませんでした。予想外に古谷選手のスタートが良かったので、ちょっとびっくりしています。スタートで一旦右から抜こうとしたら小高選手がブロックしてきたので、次は左に行こうとしたら緑のクルマが目に飛び込んできたので、誰かと思ったら古谷選手でした」
「あそこから抜き返そうとしても、昨日のレースみたいに当たるか、そのまま抜けないかだと思いました。そこで少しでもポイント差を少なくするためにも、ファステストを取らないとと思って、少し離れて、ファステストを狙いに行きました」
「昨日のレースが残念な結果に終わったので、次は後方からのスタートですが、着実にポジションを上げていくようなレースをしたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2022年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第11戦の決勝が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)がそのまま逃げ切り、第10戦に続いて2連勝を飾った。
第11戦決勝は午前9時10分より19周で行われた。天候は晴れ。路面はドライ。朝一番の走行ながらスタート時の気温は28℃、路面温度は37に達した。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの小高。予選3番手の古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が1コーナーで太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)を捉えて2位に浮上した。
3周目の1コーナーでは木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)をアウトから抜いて5位に浮上する。
一方トップの小高は3周終了時点で古谷との差を1秒311、5周目には1秒978、7周目には2秒219と着実に広げていき、10周を終えた時点では3秒180のリードを築き上げた。
小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)はその後も2位古谷との差を着実に広げ、最後はリードを5秒125としてチェッカーを受け、今季5勝目をものにした。2位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)、太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が3位だ。
小高はこのレースで優勝と併せてポールポジションとファステストラップの両方のポイントを獲得しようと目論んでいたが、残念ながらファステストラップは7周目に1分14秒529を記録した太田のものとなった。小高のベストは5周目の1分14秒622と、コンマ1秒及ばなかった。
第12戦決勝は午後0時35分より19周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'07.635 | - | - | 190.898 |
2 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'07.715 | 0.080 | 0.080 | 190.673 |
3 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'07.884 | 0.249 | 0.169 | 190.198 |
4 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'07.938 | 0.303 | 0.054 | 190.047 |
5 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'07.969 | 0.334 | 0.031 | 189.960 |
6 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'08.005 | 0.370 | 0.036 | 189.860 |
7 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'08.089 | 0.454 | 0.084 | 189.625 |
8 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'08.211 | 0.576 | 0.122 | 189.286 |
9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'08.257 | 0.622 | 0.046 | 189.159 |
10 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'08.258 | 0.623 | 0.001 | 189.156 |
11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'08.313 | 0.678 | 0.055 | 189.004 |
12 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'08.320 | 0.685 | 0.007 | 188.984 |
13 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'08.329 | 0.694 | 0.009 | 188.959 |
14 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'08.340 | 0.705 | 0.011 | 188.929 |
15 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'08.434 | 0.799 | 0.094 | 188.669 |
16 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'08.440 | 0.805 | 0.006 | 188.653 |
17 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'08.455 | 0.820 | 0.015 | 188.611 |
18 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'08.493 | 0.858 | 0.038 | 188.507 |
19 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'08.615 | 0.980 | 0.122 | 188.172 |
20 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'08.662 | 1.027 | 0.047 | 188.043 |
21 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'08.687 | 1.052 | 0.025 | 187.974 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 11 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 23'51.460 | - | - |
2 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 23'56.585 | 5.125 | 5.125 |
3 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 19 | 23'58.401 | 6.941 | 1.816 |
4 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 24'02.125 | 10.665 | 3.724 |
5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 24'02.480 | 11.020 | 0.355 |
6 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 19 | 24'06.667 | 15.207 | 4.187 |
7 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 24'08.274 | 16.814 | 1.607 |
8 | 10 | | | 川合 孝汰 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 19 | 24'09.011 | 17.551 | 0.737 |
9 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 24'54.438 | 1'02.978 | 45.427 |
10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 19 | 24'55.137 | 1'03.677 | 0.699 |
11 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 19 | 24'55.336 | 1'03.876 | 0.199 |
12 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 17 | 24'57.921 | 2Laps | 2Laps |
---- 以上規定周回数(90% - 17Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 1'14.529 (7/19) 173.240 km/h
――第10戦は表彰台も見えていたと思うが、残念な結果になった
「全然いけてたと思いますよ。結果からいうと電気系のトラブルでした。(平木玲次に)仕掛けようと思って準備していたんですが、馬の背で急にパワステが効かなくなって、ステアリングが重くなったんですよ。まあパワステが壊れてもハンドルが切れないわけではないので、SUGOだと結構きついけどなんとか耐えよう、と思ったんですが、ステアリングのシャフトあたりから煙が出て、焦げ臭くなったんです。そのままSPに入っていったら電圧が落ちて、エンジンが止まったわけではないんですが、アクセルを踏んでも加速しなくなりました。焦げ臭いことからオイル関係のトラブルも疑われたので、火が出ても嫌だし、そのまま走って最終コーナーのコース上にでも止まったら他のドライバーに迷惑をかけてしまうので、コース脇に止めることにしました」
「あのまま走っていればストレートで平木選手を抜けたと思うし、小高選手を抜くことはペース的に難しくても表彰台の2番手には上がれたと思います。第3レースも有利に戦えるな、と思っていたのに、ライツでは運がないなあというか。第1レースじゃなくて、せめて第2レースで起きたんだったら、次のレースへの影響もなかったんですけどね」
「僕は周りの方に協力してもらいながら、一戦一戦ギリギリでやっているので、こういうのでチャンスを逃していくのが本当に残念です。チームオーナーの植田さんには本当によくしていただいてて、相談にも乗っていただいてるし、ライツに乗るチャンスもいただいています。鈴鹿では別のドライバーが乗りましたが、もともとスポット参戦の予定だったところを、いろいろ話をして続けさせていただいています。そう言った意味でもチームに早く恩返ししたいですし、毎戦毎戦スポンサー活動をしながらなんとか乗せていただいています。前回のオートポリスでエンジンとモノコックが壊れて、その費用面のダメージも大きくて、SUGOも正直厳しいだろうなと思っていましたが、植田さんやチームの方々に支えていただいて今回も出られることになりました」
「練習走行ではずっと調子が良かったんですが、予選ではいろんなバランスがずれてうまく決まりませんでした。決勝ではスタートを落ちついていって、前方のクラッシュをうまく避けることができ、表彰台圏内まで上がれました。前の平木選手のペースもわかっていたので、2番手は堅いと思っていたのですが」
「僕はライツでしっかり結果を残して、次のステップに繋げたいと思って参戦しています。最終目標はアメリカやヨーロッパのフォーミュラをやることなので、そのためにもメーカーのサポートを受けられるドライバーになって、海外に行きたいと考えています。普通のサラリーマン家庭なので、持ち出しで海外というのは難しいですから、サポートを受けていくしかチャンスはないと思っています。そういう意味でも、このライツに賭けていますし、GTで乗ってる埼玉トヨペットさんにもその辺は相談しながらやらせてもらっているので、こういう形で終わってしまうのは非常にショックです」
「いまチームの皆さんが一生懸命クルマを直してくださっているので、僕は最大限の力を出して、次のレースでは表彰台をプレゼントしたいですし、もちろん勝ちたくてやってるので、しっかり気持ちをリセットして、調子の良かった練習の状態に戻して、1台1台抜いていけるよう頑張ります」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
--野尻選手とは対照的な結果になったが
「いつもはだいたい野尻選手と同じようなコメントになるんですが、今回は走り始めから全く自信が持てないというか、今までの良さはどこに行っちゃったんだろうというぐらいのクルマになっていました」
--今回何か野尻選手のセットとは大きく変えたことがあるのか
「いえ。基本的な方向性は野尻選手と似ていて、細かなアジャストを入れてる程度なんですが、走り始めからグリップ感がなくて、タイヤを全然機能させられていない感じです。自分としてはうまくアタックできたと思っていても、グリップを引き出せていないのでタイムが出ていない状態です。現状より1秒以上速くないとダメなんですが、そのためにはもっとタイヤをグリップさせないといけません。今週末を通じてタイヤをうまく使えていないというか、そこが不可解ですね。ピットインしたあとのタイヤを見ても全然摩耗していない感じです」
--いつ頃からそういう状態?
「今週SUGOに来てからですね。フリー走行の走り出しで『あれ?』っていう感じで。簡単にいうとタイヤが接地していないみたいなフィーリングです。ブレーキも全然止まらないし、曲がらないし、リヤも出ちゃうし、という感じで。グリップが足りなくて次元が低くなっちゃってます。あらゆる箇所を変えて探ってみたんですけど、まだ全然足りないというか、不可解な感じです」
--オートポリスから何かを大きく変えたのか
「大きくは変えていません。もちろんコースに合わせたセットアップはしてきましたけど、そこがずれているのか、その辺が全くわからなくて、全然タイヤを機能させられていません。セットを変えても反応が薄すぎて、すごく不安です」
--決勝に向けて何に取り組む?
「まだ24時間あると考えて、寝ないでやるしかないですね。普通の感覚にさえ戻せれば、間違いなく速いクルマだという認識はできてるし、手応えもあるので、タイヤを機能させられない原因がなんなのかを突き詰めて、決勝では追い上げたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
――予選を振り返ってください
「フリー走行で上位から大きく離されていたので、クルマに大きな変更を加えてQ1に臨みました。それがうまくハマってQ1を突破することができました。Q2ではそこからさらにセットを進めていき、すごくフィーリングが良かったんですが、セクター1、セクター2と自己ベストを削っていけたのに、セクター3で自分がミスをしてしまったので、そこがすごく悔やまれます。次の周も続けてアタックしましたが、あそこでスライドさせてしまったことでタイヤの表面がかなりヒートしてしまい、ほとんどグリップしない状態でした。それでタイムが出ませんでした」
――クルマ自体はいい状態?
「今回は今までとは大きくコンセプトを変えたものを持ってきたので、それがうまくいって今後に向けてはすごくポジティブな結果でした。予選よりは決勝の方がペースがあると思うので、一台ずつ抜いて前に行きたいです。事前にシミュレーターで試したデータの中でポジティブなものがいくつかあるので、それを明日のフリー走行で確認したいです」
――明日の目標を
「セーフティーカーが入るかどうかで戦略の幅が広がると思うので、できる限り前が開けた状況を探して、しっかりとペースを作りたいです。チームとしても前回表彰台を獲得しているので、それ以上の結果を目指します」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第10戦優勝 小高一斗(TOM'S)
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「予選は2番手でしたが、スタートでしかトップに立てないと思っていたので、しっかり決めようと。そこをうまく決められたので、あとは何も起きなくても勝てると思っていました。そこからセーフティーカーが2回入って、赤旗になって、という流れでした。自分とチャンピオン争いをしている選手が次々と脱落していく中、リスタートでも危なげなく走ることができました。ファステストラップも絶対取りたいと思っていましたが、平良選手が刺激をくれたので最後まで頑張れました」
「(第10戦で勝って第12戦のポールを獲得し、三連勝したいと言っていたが、ここまでは予定通りか)そうですね。昨日の練習では調子が良くなくて、オートポリスみたいなレースになっちゃうのかなと思っていましたが、しっかり改善をして、予選に合わせ込むことができました。1セット目は良かったんですが、2セット目でコンディションの変化に合わせきれず、1戦目のポールは取れませんでした。でも1戦目を勝てて、2戦目、3戦目をポールからスタートできることになったので、明日のレースもしっかり勝って終わりたいと思います」
- 第10戦決勝2位 平良響(TOM'S)
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「得意としていたスタートでストールしてしまいました。原因はこれから研究していかないといけませんが、一番は隣の野中選手がフライング気味に動いてしまったのに動揺して、足が動いてしまったというのがあります。それで最下位近くまで落ちてしまいましたが、SCが入って、赤旗という流れの中で、上位の選手が次々に消えていく状況だったので、もしかしたら追い上げられるかもしれないと思い、諦める気持ちはなかったです。その結果順調に前のクルマを抜いていくことができて、最後は小高選手にも近づく場面もあったので、ペース的にも展開的にもいいレースができたかな、と思います」
「(平良選手にとってはいい展開だったかと思うが)そうですね。ラスト10周くらいでまたSCが入ると聞きました。その時は平木(玲次)選手とすごく差があったので、本当にチャンスが来たなと思いました。チャンスを逃さずSC明けの1コーナーで抜くことができて良かったです。」
「(明日に向けての抱負を)明日の第2レースは4番手からなので、スタートをしっかり決めて、表彰台を目指して頑張ります。第3レースは初のフロントローなので、得意のスタートで小高先輩を抜いて優勝したいです」
- 第10戦決勝3位 平木玲次(HELM MOTORSPORTS)
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「スポーツランドSUGOは非常に抜きにくいコースなので、序盤で上位勢が無理なところで仕掛けに行くと予想できたので、スタートは落ち着いて行きました。そうしたら菅波選手と古谷選手が接触しました。そこをうまく切り抜けられたのが、今日のレースで一番良かったところです。そのあとのペースは上がらなかったので、防戦一方の苦しい展開になりましたが、この3位というのはチームにとっても大切ですし、雰囲気がいい方向に向かうきっかけになると思います」
「(古谷選手や平良選手が追い上げてきて、ラスト10周は非常に苦しかったと思うが)そうですね。最終コーナーから1コーナーまでにスリップストリームにつかれてしまうと完全に抜き切られてしまうと平良選手の時に分かったので、そこをなんとか死守すれば順位は守れるだろうなと。古谷選手とはすごく激しい争いになりましたが、最後まで守り切れました」
「(明日のレースに向けていいヒントが見つかったか)明日は3番手グリッドから上位勢と一緒に走れるので、明確なペースの違いとかをレースの中で吸収して、次の大会に生かしていきたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- ポールポジション 居附明利(SAccess Racing Es)
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「ダンロップのウエットタイヤは初めてで、どんな感じで走ればいいのかまったく分からなかったですが、ポールを取れて良かったです。雨が降ったりやんだりで難しいコンディションでした。タイヤがぜんぜん暖まらず、ドライタイヤよりがんばって暖めました。ダンロップのタイヤは雨が降った方がグリップする感じでした。あしたは、いいクルマを作ってくれたチームに感謝しながら走ります」
- 予選2位 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
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「序盤に行けたら良かったんですが、タイヤも温め切れてなかったです。遅めに出たのは、水しぶきのないクリアなところに行きたかったからです。前の人と空けたつもりだったんですが、差が激しすぎてきつい状況になりました。最低限の位置にはいるので、あしたはスタートを決め、しっかりレースを組み立てて優勝し、ポイントリーダーになれるようにがんばります」
- 予選3位 山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)
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「今年2戦目です。前半の雨が少ないときにもうちょっと出しておけば良かったかなと思います。ちょこちょこミスしていたのがもったいなかったです。もうちょっといけたという感じはありますが、クルマの挙動が全般的にピーキーなところがあって、危ない感じでミスをしました。あしたも雨の方がいいです」
Text: Yoshinori OHNISHI