フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットでレース4の決勝を行い、ポールポジションからスタートした片山義章(Team LeMans F111/3)が2位以下を圧倒して優勝した。
レース4決勝は午後2時45分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇りで蒸し暑い。
トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)。予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)は蹴り出しは良かったものの伸びが無く、予選3位の小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にアウトから並びかけられる。この2台は1コーナーで並走するもアウトにいた小川がコースアウト、最後尾まで落ちることとなった。代って3位には、スタートでマスタークラスポールポジションの畑亨志(A-NeKT F111/3)をかわした同予選2位のHIROBON(Rn-sports F111/3)が上がってきた。
トップに立った片山は、1周目には早くも2位の小山を2秒3離してコントロールラインに戻ってきた。ただ一人ニュータイヤを投入した片山は、この後も小山を突き放しながらレースは進行する。小山は序盤、クラッチにトラブルを抱えていて片山を追い切れない。
7周目には片山と小山の差は5秒まで広がる。この後、片山は2位との差をコントロールしなから一人旅。18周を回ってこのレースの優勝を独走で飾った。2位には小山が入った。
オープニングラップで最後尾まで落ちた小川はここから追い上げを開始する。3周目には辻子依旦(PONOS Racing)をパスして6位、4周目には三浦勝(F111/3)をパスして5位、6周目には畑亨志(A-NeKT F111/3)をパスして4位。そして8周目にはHIROBONをもパスし、予選順位の3位まで上がってきた。しかし、この時点で2位小山との差は13秒。追い切れる差では無く、このままの順位でゴールを迎えた。
マスタークラスは前述のとおり、スタートでHIROBONが先行。2周目にはHIROBONが2位の畑を1秒9まで離すが、TCRJとダブルエントリーのHIROBONが体力的にきつく、徐々に畑が差を詰め始める。5周目にはその差を0秒4とするが、6周目のアトウッドで畑がコースアウト。これで楽になったHIROBONが逃げ切り優勝を飾った。
明日26日はレース5決勝が午前10時35分から、レース6決勝が午後2時30分から、それぞれ18周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum