TCRジャパンサンデーシリーズ第2戦は26日、岡山国際サーキットで決勝を行いHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が優勝した。
決勝は午後0時10分からフォーメーションラップが始まった。
スタートでは、ポールポジションの猪爪杏奈(DOME RACING)の動き出しが鈍く、予選3位の大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)がトップに浮上。これに予選2位のHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が続くが、HIRBONはヘアピンで大蔵を捉えトップに立った。猪爪は後方の集団に飲み込まれてしまった。
オープニングラップ、トップでコントロールラインに戻ってきたのはHIROBONで2位以下を0秒9離した。2位には大蔵が、3位には混戦をくぐり抜けてきたMOTOTINO(55MOTO RACING)が予選5位から上がり、猪爪は4位に落ちた。
2周目にはトップHIROBONに大蔵が迫り、この2人は0秒6前後の差でレースは進行するが、6周目には大蔵にスタート手順違反でドライビングスルーペナルティーが科され後退した。これでHIROBONは安泰。2位以下がバトルをしていたため、最終的には9秒1差で悠々と優勝し、土日シリーズとも連勝となった。
当初は3位争いだった、MOTOTINO、猪爪、加藤正将(Audi Team Mars)の3人はスーターと直後から接近戦。特に猪爪はバックストレートでMOTOTINOに並びかける場面も何度かあったが、MOTOTINOがインを閉めてポジションをキープ。終始、この3人の順位は変わらず、2位MOTOTINO、3位猪爪、4位加藤の順でゴールを迎えた。
第3戦は、スポーツランドSUGOに舞台を移し、7月23日、24日に土、日シリーズが開催される。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum