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2011年8月

SUPER GT

SGT:第6戦富士からJIMゲイナーが植田正幸/川口正敬コンビを加えフェラーリ2台体制に (JIMGAINER)

 2011年 AUTOBACS SUPER GT 第6戦より2台体制で参戦いたします。

gt_r06_jg_10.jpg  JIMGAINERは2011年度 AUTOBACS SUPER-GTシリーズ GT300クラスに当初2台体制で参戦することを発表いたしましたが、東日本大震災の発生によりそれが叶わないでおりました。

 このたび第6戦富士から、弊チームより2009年にJAF-GTFerrari360で参戦しておりました植田正幸・川口正敬のコンビで参戦することが正式決定いたしました。

 車両はFIA-GT2 Ferrari 430GTCになります。この車両は昨年11号車の車両に使用されておりました。

 メンテナンスは株式会社JIMゲイナーが担当致します。引き続き皆様方のご声援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

2011年度AUTOBACS SUPER GT参戦体制
エントラントJIMGAINER(ジェイアイエムゲイナー)
ゼッケン1110
マシンFerrari 458 GTCFerrari 430 GTC
メインスポンサーZonaRn-Sports
チーム監督山本 俊茂山本 俊茂
チーフエンジニア福田 洋介小笠原康介
ドライバー田中哲也/平中克幸植田正幸/川口正敬
タイヤDUNLOPYOKOHAMA
エンジンチューナーMichelottoMichelotto
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:吉本大樹レースリポート"「タイヤ選択でリズムを崩してしまった・・・」 triple a vantage GT2、第5戦は12位フィニッシュ"

=============================== 【Hiroki Yoshimoto Race Reprot 2011】 =============================== 2011.08.20-21 Round_5 Suzuka CA2Y33SD.jpg 「タイヤ選択でリズムを崩してしまった・・・」 triple a vantage GT2、第5戦は12位フィニッシュ =============================== 【公式練習・予選】 2011.08.20 (Sta) =============================== タイヤ選択に泣いたtriple a vantage GT2 決勝は14番手スタート ■FP 【天候】 曇 【コース】 ドライ  【気温・路温】 開始時:25℃・28℃ 終了時:27℃・32℃ ■Q1 【天候】 曇 【コース】 ドライ  【気温・路温】 開始時:28℃・33℃ 終了時:26℃・32℃ ■Q2 【天候】 雨 【コース】 ウェット 【気温・路温】 開始時:24℃・28℃ 終了時:24℃・27℃ ■Q3 【天候】 雨 【コース】 ウェット 【気温・路温】 開始時:23℃・27℃ 終了時:23℃・27℃ 2011年AUTOBACS SUPER GT SERIES第5戦として行われた、今年で第40回にもなる伝統の一戦「40th International Pokka GT SUMMER SPECIAL」。シーズン後半戦最初のレースという事もありタイトル争いへのサバイバルも本格化する一戦だが、毎年この一戦では真夏の開催という過酷さが様々なドラマを生んできた。そんな一戦にタイトル争いへの生き残りを賭けて挑んだtriple a vantage GT2。迎えた初日の土曜日は、不安定な天候となった前戦SUGOを思わせるどんよりとした曇り空の下、午前9時55分からまず最初の公式セッションとなる公式練習がスタートした。 未明には雨も降ったこの日の鈴鹿サーキット。それでもその雨は朝方には上がっており、このセッションはドライコンディションでの走行開始となった。このセッションでは開始13分でいきなりNo.86 JLOC ランボルギーニ RG-3とNo.88 JLOC ランボルギーニ RG-3が相次いでストップ、赤旗による中断が入る等、この先の予選~決勝でも波乱が起こりそうな雰囲気を感じさせる展開となったものの、triple a vantage GT2はそれを後目に着実に周回を重ね、最後は9番手のタイムでまず最初のセッションを終了。まずはトップ10に名を連ね午後に行われる予選に挑む事となった。 その後、曇り空ながらコースコンディションはドライという状態で午後0時55分に始まった予選Q1セッション。このQ1はまず最初の30分間はGT500・300の混走が行われ、終盤は各クラス10分間のクラス占有走行が行われる。ここではドライバーの基準タイムクリアに加え、ノックアウト予選なだけにQ2に進出を決めるトップ16に入らなければならない。ところがtriple a vantage GT2はこの予選でまさかの苦戦を強いられる事になる。両ドライバーの基準タイムこそすぐにクリアしたものの、ハード側のタイヤのグリップ不足に苦しんだその後のアタックはことごとく不発に終わり、記録できたタイムは2'08"086。順位では何と18番手に沈む事になり、まさかのQ1敗退かと思われた。しかし本来ならQ1落ちとなるはずが、11番手のNo.69 サンダーアジアMT900Rと13番手No.7 エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTIONが予選基準タイムに達しないドライバーがいたためQ1脱落となり、これで2つポジションが上がったtriple a vantage GT2は16番手でぎりぎりQ1を通過、Q2セッションに進む事になった。 =============================== 【決勝】 2011.08.21 (Sun) =============================== triple a vantage GT2、追い上げ叶わず 決勝は12位CAD8TXTN.jpg ■フリー走行 【天候】 雨 【コース】 ウェット 【気温・路温】 開始時:25℃・26℃ 終了時:25℃・27℃ ■決 勝   【天候】 雨 【コース】 ウェット 【気温・路温】 26℃・28℃ 前日の予選では、Q1を通過するもウェットコンディションとなったQ2セッションにハードコンパウンドのレインタイヤしか用意をする事が出来ず、悔しい14番手に沈んだtriple a vantage GT2。それでも決勝はシリーズ最長となる500kmの長丁場という事もあり、チーム、ドライバー共に巻き返しを期しての決勝スタートとなった。 ウエットレースとなった40th International Pokka GT SUMMER SPECIAL。この決勝は500kmのレース中にドライバー交代を伴う2回のピットストップ義務が課せられる。そしてまず1スティント目を担当したのは吉本大樹。その吉本は「まずは安全に」とソフト側のタイヤを選択、500kmレースの序盤戦へとスタートを切る。しかしこのソフトタイヤについて「このコンディションで長くは持たない」と予想していた吉本は、前後のマシンのペースに惑わされずタイヤのライフをもたせる為、自らのペースを保つ形で周回を重ねていく。それでも3周目を終える頃にはペースを上げる事が出来ない状態にまでタイヤが垂れ始め、ここから我慢の時間帯が始まっていく。周囲のライバル勢の中には早々に見切りをつけタイヤを交換するマシンも出始め、レースは序盤から見た目上だけではポジションが解りづらい混戦の展開となっていく。 ライバル勢はコンディションに見切りをつけピットストップを早めるなど戦略を変更していくなか、状況把握に戸惑いtriple a vantage GT2は最初のスティントを引っ張りすぎてしまいトップ集団とのギャップを更に広げてしまう。更には吉本が最初のスティントを終えピットへと向かい星野選手にドライバーチェンジを行う際のタイヤ交換でタイヤ組み換えのミスがあり、フロントはソフト、リアはハードタイヤしかない事が発覚。混乱で大幅なタイムロスがあったうえ、星野選手は前後に全く性格の違う2種類のタイヤを履いての走行を強いられる事に。それでも長丁場のレースを戦い抜く為にもてる経験を駆使してこのスティントの周回を重ねていく星野選手。しかしこの時点でのコンディションでトップタイムを刻むマシンが履いていたのはインターミディエイト(浅溝)タイヤ。徐々に雨量が減っていく状態で、レインタイヤを履いたマシンよりも8秒~9秒程も早いペースで周回を重ね始める。すると今度はこれを見た陣営がインターミディエイトへと交換していく展開となるが、それでも星野選手は粘りの走りを見せ、与えられた周回数をこなしてゆく。そしてtriple a vantage GT2も2回目のルーティーンストップのタイミングが来るとインターミディエイトへとタイヤを交換し、ドライバーも星野選手から吉本大樹へと繋いでいく。 ところがこの時点でコースコンディションはどんどん回復する方向に向かっており、コースに戻った時には「ライン上はほとんど乾いている状態だった」と、3周程を走った時点でタイヤはボロボロに。その後吉本はtriple a vantage GTが2回目にルーティーンストップを行ったのと同じタイミングでスリックタイヤを履いたマシンが一気にタイムアップしている状況を見てすぐさまピットイン、スリックタイヤへとタイヤを交換し、ここから追い上げを開始する。しかしスタートからここまでタイヤ選択で遅れを取り続けてしまった差を埋めるには時すでに遅し。吉本は最後までプッシュを続けたものの、その追い上げも12位までが精一杯。チェッカー後には「タイヤ選択のミスが全てのリズムを壊してしまった」と、悔しい表情でコメント。シリーズポイント争いにおいても今回のレースがノーポイントに終わった事でランキングも7位に後退する事となってしまった。 次戦はtriple a vantage GT2が得意とする富士スピードウェイが舞台であり、シリーズ終盤戦に向けての巻き返しが期待される。 =============================== 【吉本大樹コメント】 =============================== CA0COTTE.jpg 残念すぎる結果となってしまいました。予選までは「失敗」の二文字で済まされたかもしれませんが、決勝では「戦略」、「判断力」、「洞察力」、「冷静さ」等、足らないものが多かった。それしか言いようがないです。ただ、これはマシンのどこかどうしようもない部分ではなく、人員的な要素で改善できる部分なので、自分も含め、改善させていきたいと思います。 あと、最近、一発タイムが出し辛い状況になっている事も懸念しています。この辺りもエンジニアやパートナーであるヨコハマタイヤさんと共に前進させ、次戦の富士は必ず結果を出します。 第5戦鈴鹿も応援ありがとうございました。 (C)HY Management Co.,Ltd.

スーパー耐久

S耐:スーパー耐久でAudi R8 LMSが3戦連続総合優勝

[スーパー耐久シリーズ第3戦「スーパー耐久&F3レースin岡山」:岡山国際サーキット(岡山県)] 2011/08/30 ● スーパー耐久で総合優勝、連勝記録を継続中。 ● 豪雨に見舞われても揺らぐことがない高性能を証明。 8月27〜28日、スーパー耐久シリーズ第3戦が岡山国際サーキットを舞台に3時間耐久レースとして開催されました。Hitotsuyama RacingからエントリーするAudi R8 LMSは、テクニカルコースとして知られる岡山国際サーキットでも、他を圧する速さを披露して、3戦連続の総合優勝を飾りました。 Audi R8 LMSを3戦連続の総合優勝に導いたのは、Hitotsuyama Racingの藤井誠暢、都筑晶裕、マイケル・キムの3選手。予選では開始早々にゲリラ豪雨に見舞われる波乱がありましたが、素早くベストタイムを出してコンディションの急変にも対処。そして、3戦連続でポールポジションから挑むことになった決勝レースは、青空のもと暑さの厳しい状態でスタートが切られましたが、スタートを担当した藤井選手は、オープニングラップだけで約3秒のリードを築き、そのまま後続を引き離していきました。コース幅が狭く、オーバーテイクが困難なレイアウトにも関わらず、絶えずバックマーカーが現れる難しい条件に、2番手を担当するキム選手も冷静にクリアし続けて、ほとんどのクルマを周回遅れとしてしまいます。都筑選手の担当した後半では残り30分を切ったところでセーフティカーが入り、せっかく順調に築いたリードを奪われてしまいましたが、再スタート後はまたリードを広げ、3戦連続でポール・トゥ・ウィンを飾りました。 「藤井誠暢のコメント」 岡山国際サーキットは周回遅れを抜くのがすごく難しく、その点での苦労はあったものの、チームがいい仕事をしてくれたおかげでクルマにはトラブルがまったくなく、タイヤも良かったからレースを楽しむことができた。ここまでレースには3回出て、ST-Xというクラスをチームみんなも楽しんでいる。3連勝を飾れて、とても嬉しいけれど、唯一残念だったのは予選でコンディションに恵まれなかったこと。まだまだタイムは縮められたと思うし、それができればAudi R8 LMSの高性能をもっと理解してもらえたはずだ。 日本独自のツーリングカーレース、スーパー耐久シリーズは、今年から国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA公認車両が参加できるST-Xクラスを新設。このクラスにおいて、Audi R8 LMS(Audi AG直轄のモータースポーツ部門 Audi Sportがプライベートチームに販売するレーシングマシン)がHitotsuyama Racingの手により参戦しています。ST-Xクラスが設定される次のレースは、スーパー耐久レース最終戦、11月27日 (日)もてぎ大会となります アウディジャパン・プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山決勝 Audi R8 LMSが開幕から3連勝を飾る

 スーパー耐久第3戦は28日、岡山国際サーキットで3時間の決勝レースを行い、105周を回ってST-Xクラスからただ1台参加するAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)が優勝した。

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 午後になっても岡山国際サーキットは雲は多いものの暑い。13時30分、フォーメーションラップが始まる。ペースカー先導で1周を回り、ローリングスタートで3時間の決勝レースがスタートした。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターでST-Xクラスからただ1台参加しているAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)の藤井。FIA GT3カーのため他を圧倒するラップタイムで、ドライバーをキム、都筑とバトンし、途中セーフティーカーランがあったものの3時間で105周を走って、今季開幕から3連勝を飾った。

 ST-1クラスは今回ポルシェが参加していないため、4台のBMW Z4M勢での争いとなった。序盤、28号車のPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(フェイ・ホーン・オオイ/片岡龍也/ファリーク・ハイルマン)の片岡がクラストップを快走。クラス2位には僚友の1号車同(ドミニク・アン/谷口信輝/柳田真孝組)の谷口が付け、同3位はKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86(植田正幸/GAMISAN/川口正敬組)の川口。

 しかし28号車が43周終わりで片岡からオオイに、1号車が47周終わりに谷口からアンにチェンジすると、この2スティント目でアンがオオイを抜き去り、1号車がクラストップに立ち28号車は2位に落ちた。

 ST-1クラスは1号車がアンから柳田、28号車がオオイからハイルマンにチェンジした3スティント目でもこの順位は変わらず、1号車がトップアウディから53秒遅れたものの同ラップで105周を走り切りクラス優勝を飾った。クラス2位には28号車が、同3位にはKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86が入った。

 ST-2クラスは有力チームの3台、エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)、新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広 /菊地靖組)、RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)の争いとなった。

 レース序盤はエンドレスランサーの峰尾が逃げ、これに新菱オートランサーの菊地、オガワランサーの阪口と続く。しかしレース中盤にオガワが2位に上がり、3位は新鋭オートと順位が入れ替わった。

 最終的にはエンドレスランサーがクラス2位のオガワランサーの6秒前でゴール。クラス優勝を果たした。クラス3位には新鋭オートランサーが1ラップ遅れで入った。

 ST-3クラスは、岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が優勝。2位にも岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)が入り、岡部自動車が1-2。3位にはasset テクノ Z33(NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔組)が入った。

 ST-4クラスはホンダ勢の争いだったが今回ロードスター、ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣(村上博幸/TOMI SAN/野上達也組)が初参加。優勝は、2人で97周を走りきったホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)。2位にはTRACY SPORTS S2000(金子昌広/藤田竜樹/藤村政樹組)が、3位にはコスモソニックFK・ings DC5(浅野武夫/森政行/岡野陽朋組)が入った。

 ST-5クラスは今回6台が参加し、5台のヴィッツに唯一参加のフィットが挑む。優勝はエンドレス・アドバン・トラストヴィッツ(駒木孝有/添田正/井尻薫組)。2位にミッドランド・TSK・Vitz(河野利尚/黒田保男/神谷慎司組)、3位にS.B岡山かばくろ豚蒲Vitz(金森哲也/和田慎吾/河村直樹組)とヴィッツ勢が表彰台を独占した。

 次戦、第4戦は10月23日、舞台を鈴鹿サーキットへと移し、WTCCのサポートイベントとして開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山決勝結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1053:00'31.303
2ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
谷口 信輝
柳田 真孝
10553.517
3ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
1041Lap
4ST-13*11KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
ガミさん
川口 正敬
1023Laps
5ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
1023Laps
6ST-213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
1023Laps
7ST-2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1023Laps
8ST-236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1005Laps
9ST-3115岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
1005Laps
10ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
1005Laps
11ST-3335asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
996Laps
12ST-3434asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
996Laps
13ST-35*7岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
996Laps
14ST-3651DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
987Laps
15ST-4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
978Laps
16ST-4241TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
藤田 竜樹
藤村 政樹
978Laps
17ST-4318コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
森 政行
岡野 陽朋
978Laps
18ST-4438TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
桑畑 四十郎
969Laps
19ST-4560RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
木下 淳
小幡 弘
969Laps
20ST-24*30森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
近藤 説秀
カルロス 本田
969Laps
21ST-5136エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
8916Laps
22ST-3739TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
8916Laps
23ST-524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
黒田 保男
神谷 慎司
8916Laps
24ST-5376S.B岡山かばくろ豚蒲Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
和田 慎吾
河村 直樹
8916Laps
25ST-46*88ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣
MAZDA ROADSTER
村上 博幸
TOMI SAN
野上 達也
8817Laps
26ST-54*19BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
西田 公也
8817Laps
27ST-38339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
8817Laps
28ST-55230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
8619Laps
---- 以上規定周回数(ST-X:73L/ ST-1:73L / ST-2:71L / ST-3:70L / ST-4:67L / ST-5:62L)完走 ----
-ST-4-*12無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
9015Laps
-ST-2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
安田 祐介
7827Laps
-ST-4-73mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
井ノ口 智大
備後 博司
3075Laps
-ST-4-333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
2580Laps
-ST-5-55吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一
樺田 祐司
まさやん
0105Laps
  • Fastest Lap: CarNo.21 Audi R8 LMS(藤井誠暢)1'34.793 (2/105) 140.631km/h
  • CarNo.7は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則2011年版第13条(10)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.88は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則2011年版第15条(7)(ピット作業人数超過)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.11は、2011岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第4章第18条2.(危険なドライブ行為)により、ペナルティストップ20秒を課した。
  • CarNo.12は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則2011年版第15条(12)(給油中のジャッキ作動)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.88は、国際モータースポーツ規則付則H項第2章2-9-10(SC解除後、再スタート時の追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.19は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則2011年版第15条(7)1-5(タイヤ交換時のタイヤ投げ置き)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.30は、国際モータースポーツ規則付則H項第2章2-9-10(SC解除後、再スタート時の追い越し)違反により、決勝結果に40秒を加算する。

Japanese F3

JF3:第11戦岡山決勝記者会見 各クラストップ3選手のコメント

■Cクラス
優勝 山内英輝(ハナシマ)
f3_r11_r_pc_yamauchi  「スタートは今季一番良かったです。今日のレースはもう決まったと思いました。その後は、予選の順位から見て後ろの2人の方が速いのが分かっていたので、序盤で離して行けるだけ行こうと思ったら、後ろがついて来ませんでした。自分のペースを崩さず1周1周プッシュして次の鈴鹿に向けて何が足りないのを考えながら走っていました。次につながる走りができたと思います。クルマのバランスは変わっていきましたが、自分のドライビングで合わせ込むことができました。チームが決勝に向けていいクルマを作ってくれたのも大きかったです。勝ったときは涙が止まらなくて前が見えませんでした。すごく嬉しかったです。ここに来るまですごく苦労しました。いい流れをつかめたので、次も勝てるようにがんばりたいと思います」
決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
f3_r11_r_pc_yasuda  「そんなに悪いスタートじゃなかったので、関口選手と並んだんですが、左後ろからすごい勢いでスタートダッシュを決めた山内選手が来ました。スタートはイン側で、リスクがあったしリタイアできないので抑え気味に入ったら、トップを走ることができませんでした。裏ストレートで関口選手が来たんですが、イン側を押さえたら抜かれないと思っていました。このサーキットは全然抜けないというのが分かっていたので、順位をキープして、後ろがもしペースを上げてきたら、タイヤを温存して最後に上げようと思っていました。昨日は攻めのレースでしたが、今日は守りのレースをキープしました。次の鈴鹿は厳しい状況になると思うので、チームのみんなとがんばって乗り切りたいと思います。F3の場合、スタートが重要なのでそこに重点を置いて挑みたいと思います」
決勝3位 関口雄飛(B-MAX)
f3_r11_r_pc_sekiguchi  「スタートでの反応が遅れて、1コーナーで山内選手と安田選手に抜かれてしまいました。バックストレートで安田選手のスリップに入れてインに行きたかったんですが、蒲生君も来てたし、彼は昨日を見てても信用できないので、インに切れ込めなくてアウトに行くしかなく、アウトに行ったら戻って来れなくて、その隙に4位に落ちました。前がトラプルで運良く3位になれたのでチャンピオンシップを考えたら良かったと思います。F3レースは速い人が勝つというよりは、スタートうまい人が勝つというカテゴリーなのでそれに対応していかないといけません。スタートを練習します。鈴鹿とSUGOと5レースあるのでまだあきらめていないです。次の鈴鹿ですが、今シーズン走ってないし、何を根拠にぼくが速いといってるのかわからないです。今日はクルマが良かったのに順位を落としてしまったのは自分の責任です。悔しいし、これをバネにして次は勝ちたいと思います」
■Nクラス
優勝 中山雄一(トムス)
f3_r11_r_pc_nakayama  「予選Nクラス3位で、間にCクラスがいたのでトップからは4番手のスタートでした。路面がさらさらの状態だったので回転が喰われることなくいいスタートを決めることができました。1コーナーに入っていくところで、佐々木選手と19号車がいて、19号車がにインに飛び込んだんですが、ブレーキが早すぎてぶつかりそうになり、タイヤがロックして佐々木選手に接触してしまいました。2人ともクラッシュすることがなく切り抜けられました。レース前にチームのみなさんにセットアップを考えてもらって、練習中には走れなかったセッティングだったんですが、ドライバーがなんとかしてくれということでした。序盤はなかなか走りを合わせることができなかったんですが、中盤からだんだん馴れてきて、佐々木選手とペースは変わらなかったので、ミスしなければ抜かれないと思っていました。不安に思うことなくレースをすることができました。野尻選手が優勝するかなと思ってたんですが彼のミスがありましたね。鈴鹿も前回、ぼくのマシンは良くなかったので、練習でマシンを作り上げて予選からポールトゥウインを狙っていきたいと思います」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r11_r_pc_sasaki  「スタートではホイールスピンをさせてしまって、でもそんなに悪くなかったんですが、19号車の伸びが良くて、イン側を差される形で併走して1コーナーに侵入しました。後ろから押されてしまって、ふらふらとしたところで中山選手に抜かれてしまいました。その後はペースが同じくらいだったので、気持ちで負けないようにプッシュしていれば相手もミスするだろうと思って、テールトゥノーズでいたんですが、抜くタイミングがなくて終わってしまったのは悔しいです。鈴鹿、SUGOと5連勝できるようにがんばりたいと思います」
決勝3位 千代勝正(NDDP)
f3_r11_r_pc_chiyo  「4番手でスタートは悪くなかったんですが、中山選手も佐々木選手もスタートが良くて、野尻選手が止まっていたので3位に上がれました。1コーナーで接触があって、インで見ながら、もうちょっと外へ行ってくれたら抜けるかなと思って、チャンスを狙ったんですが抜けませんでした。序盤は3台で同じくらいのペースで走れたんですが、中盤からタイヤがたれてしまって、離され、ギャリー選手が後から迫ってきました。抜けないコースなので集中して、前の2台もたれるかも知れないのでペースを上げられるようにプッシュしていました。今回、チームとしても岡山に入ってきてから速いクルマが作れなくて、予選も下位に沈んでしまいました。佐々木選手とぼくで違うセットをしてたんですが、自分の方が良くなかったみたいで、これを見直したいと思います。鈴鹿は分かってるので巻き返したいですね。今回、セットアップの部分で悩んでしまって、それを合わせられなかったのは自分のミスです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第11戦岡山決勝 Cクラスは山内英輝が今季2勝目、Nクラスは中山雄一が今季3勝目

 全日本F3選手権第11戦は28日、岡山国際サーキットで25周の決勝を行い、Cクラスは山内英輝(ハナシマ)が、Nクラスは中山雄一(トムス)が優勝した。

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 決勝のフォーメーションラップが始まる頃には朝から晴れていた岡山国際サーキット上空も雲が広がってきた。しかし雨の心配はなさそうだ。

 10時35分定刻、フォーメーションラップが始まった。グリッドオンし、シグナルブラックアウトでスタートが切られた。

 ここで予選4位の山内英輝(ハナシマ)が素晴らしいスタートを決め、1コーナーでホールショットを奪う。2位には安田裕信(スリーボンド)が付け、その背後では関口雄飛(B-MAX)、蒲生尚弥(トムス)を含めた3台がドックファイト。バックストレッチで安田のスリップに付きヘアピンでインを伺うが入れず、その間に関口に迫った蒲生は、関口とリボルバーで併走。1周目にコントロールラインに戻ってきたときは蒲生が3位に上がり、関口は4位に落ちた。

 このレース絶好調の山内は2位安田に対し0.5秒以上速いラップタイムで逃げる逃げる。5周を終わってその差は5秒弱、17周目にはついに2位安田以下との差を10秒以上と広げ、終盤はタイムをコントロールしたものの9秒4のぶっちぎりでこのレースをトップでゴールし、開幕戦に続き今季2勝目を飾った。

 2位でレースをスタートした安田は、3位蒲生もペースが上がらず単独走行。このままの順位でレースを終えることとなった。

 3位の蒲生は4位関口に背後に迫られるが、抜きどころの少ないここ岡山では、関口をもってしても決め手がない。このままの順位でレースを終えると思われた最終ラップ、なんと蒲生にマシントラブルが発生。スローダウンしてリボルバーのアウトでマシンを止めた。これで関口は難なく3位に繰り上がり、4位にはリチャード・ブラッドレー(トムス)が、5位には岡山初登場のマシュー・ハウソン(KCMG)が入った。

 Nクラスは、クラスポールシッターの野尻智紀(HFDP)が鬼門のスタートで失速。後続に次々とパスされ順位を落とした。これでトップに立ったのがクラス予選2位の佐々木大樹(NDDP)をかわした、中山雄一(トムス)。佐々木はクラス2位でレースを始めることとなた。

 クラス2位に落ちた佐々木は中山を1秒以内の差で終始追い詰めるが、やはりここ岡山では抜けない。結局中山が0.6秒差で逃げ切り今季Nクラス3勝目を飾った。

 Nクラス2位は佐々木。同3位にはファステストラップを叩き出して追い上げるギャリー・トンプソン(KCMG)を振り切った千代勝正(NDDP)が入り、トンプソンは同4位でレースを終えた。

 第12,13戦は9月3、4日、舞台を開幕大会の行われた鈴鹿サーキットに移し開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第11戦岡山決勝結果

スーパー耐久 & F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/28) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 11 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
15C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE2536'51.189
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE259.490
350C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2524.306
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2534.683
519Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2535.790
637N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE2550.018
722N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2550.667
823N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2554.727
920Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2555.908
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2557.091
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE251'05.427
121C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.5 山内英輝(PLANEXハナシマF308) 1'26.822 (2/25) 153.542km/h
  • Fastest Lap(N):CarNo.20 ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)1'29.423

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山フリー走行 Audi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)がトップタイム

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 スーパー耐久シリーズ第3戦は28日、岡山国際サーキットで決勝をにらんだ30分間のフリー走行を行い、ポールシッターのAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)がトップタイムをマークした。

 決勝日を迎えた岡山国際サーキットは朝から晴れ渡り、気温も上昇する中で8時30分から30分間のフリー走行が行われた。昨日基準タイムを満たせなかった4台も決勝への出走が認められ、参加全33台が出走した。

 ST-Xクラスからただ1台参加のAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)は、フリー走行序盤に1分34秒289をマーク。このタイムは走行終了まで更新されることをなく、トップでフリー走行を締めくくった。

 ST-1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(ドミニク・アン/谷口信輝/ 柳田真孝組)が、ST-2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)が、ST-3クラスはassetテクノZ33(NAKACHIN/浜野彰彦/塙翔組)が、ST-4クラスはRCB with KRPウインマックステイン(小林康一/木下淳/小幡弘組)が、ST-5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/西田公也組)がそれぞれトップタイムを記録した。

 決勝レースは本日28日、13時30分より3時間レースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山フリー走行結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/28) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1'34.289-141.382
2ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
谷口 信輝
柳田 真孝
1'36.620 2.331137.971
3ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
1'37.087 2.798137.308
4ST-139Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知
岡本 武之
佐藤 茂
1'39.939 5.650133.389
5ST-1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
ガミさん
川口 正敬
1'40.022 5.733133.279
6ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1'40.912 6.623132.103
7ST-3135asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
1'41.844 7.555130.894
8ST-223エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
1'41.905 7.616130.816
9ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
1'42.128 7.839130.530
10ST-236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'42.132 7.843130.525
11ST-3315岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
1'42.659 8.370129.855
12ST-347岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
1'42.771 8.482129.714
13ST-3551DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
1'42.846 8.557129.619
14ST-3614岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
1'42.958 8.669129.478
15ST-2430森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
近藤 説秀
カルロス 本田
1'43.554 9.265128.733
16ST-3739TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
1'43.912 9.623128.289
17ST-38339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
1'44.087 9.798128.074
18ST-2526エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
安田 祐介
1'44.44510.156127.635
19ST-4160RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
木下 淳
小幡 弘
1'45.95811.669125.812
20ST-4241TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
藤田 竜樹
藤村 政樹
1'45.97511.686125.792
21ST-4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
1'46.91512.626124.686
22ST-4418コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
森 政行
岡野 陽朋
1'47.01712.728124.567
23ST-4512無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'47.39413.105124.130
24ST-4688ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣
MAZDA ROADSTER
村上 博幸
TOMI SAN
野上 達也
1'48.55514.266122.802
25ST-4738TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
桑畑 四十郎
1'48.57814.289122.776
26ST-48333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
1'49.75015.461121.465
27ST-4973mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
井ノ口 智大
備後 博司
1'49.98215.693121.209
28ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
西田 公也
1'55.18920.900115.730
29ST-524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
黒田 保男
神谷 慎司
1'55.31621.027115.602
30ST-5336エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
1'55.43721.148115.481
31ST-5476S.B岡山かばくろ豚蒲Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
和田 慎吾
河村 直樹
1'56.64422.355114.286
32ST-55230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
1'59.61725.328111.446
33ST-5655吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一
樺田 祐司
まさやん
2'01.17426.885110.014

Japanese F3

JF3:第10戦岡山決勝記者会見 各クラス上位3選手のコメント

■Cクラス
優勝 安田裕信(スリーボンド)
f3_r10_r_pc_yaduda  「昨日の夕方調子が良くて手応えはあったんですが、予選1回目は思ったより路面温度が上がって調子が狂いました。2回目は5度くらい下がってドライも悪くない感触で予選を終えました。決勝はウェットには自信がありました。もてぎでタイヤ選択を失敗したので、今回は的確に行こうと思ったんですが、スリックでスタートになってしまいました。スタートはショートギアを入れているのでホイールスピンして進みませんでした。スタートしてからは周りのペースと自分のペースと路面を見て、前半プッシュするとクラッシュするだろうし様子をうかがっていました。蒲生選手がすごい調子が良かったんですが、その後、蒲生選手にペナルティが出て、タイヤもきつそうだったし、自分の方が1秒くらい速いペースで走ってたんですが、ペナルティのボードが見づらいのもあったんだと思いますが、それで引っかかってる間に、路面が乾いてくると関口選手の調子が良くて、最後はプレッシャーを感じました。前を走った方がこういう路面ではダウンフォースを稼げるので、最後落ち着いて走ってファステストも取れたし、天候がぼくたちのチームに味方してくれ、それを生かし切れたのは良かったです。この次の鈴鹿は関口選手の方が速いと思うので、ここで稼がないと追いつかれてしまいます。鈴鹿は苦手で、SUGOはスリーボンドは悪くないので、明日は意地でも優勝を取れるようにがんばります」
決勝2位 関口雄飛(B-MAX)
f3_r10_r_pc_sekiguchi  「こつをつかんでいたので、いいスタートが切れました。序盤はああいう路面が得意なのでギャップを築けたんですけど、セーフティカーが入って、そこからは内圧の問題とか合って我慢していました。最後はペースが上がったんですが、近づいてもダウンフォースが抜けてしまうので厳しかったです。明日はポールスタートなのでなんとかスタートを決めたいです。今日まではどんどんポイントが追いついていたので、無理しないでもポイントを詰められると思ってたんですが、今日は逆にポイントを広げられたので、明日からはリスクを冒していきたいと思います」
決勝3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r10_r_pc_gamo  「スタートからクルマがグリップしてペースは良かったんですが、中盤あたりからペースが上がらなくなって、安田選手から追い詰めらました。ペナルティのボードも見えづらくて見逃してしまいました。山内選手との接触はヘアピンでぼくがイン側に入ったんですが、イン側が濡れていてアンダーステアが出て膨らんでぶつかったという感じです。明日ですが、ここは地元なので少しでもいいところが見せられるようにがんばりたいと思います」
■Nクラス
優勝 野尻智紀(HFDP)
f3_r10_r_pc_nojiri  「前回までは良くないレースが数戦続いていて、その中で自分の良くないところ、また他の方からもアドバイスをいただいて、それを克服しようと昨日からいつもとは違う気持ちで臨んでいました。チームもすごくいいクルマに仕上げてくれて、予選もいいタイムを出せましたし、後ろとのギャップも築けて、2戦ともポールを取れました。決勝はスリックで行かないと勝てないレースだったと思います。難しいコンディションで、スタートは得意としていなかったんですが、最近こつをつかみ始めたところもあってまずまずいいスタートを切れました。セーフティカー出るまでもCクラスに付いて行って、最初からグリップはありました。セーフティーカー後もレインタイヤ勢が来ましたけど、すぐ離れたので、その後は落ち着いて自分のペースを守っていました。途中、中山選手が2番手に上がって、差が詰まったところもあったんですが、最終的にはファステストを取れました。ただトップを走っていて、差を縮められたところがあったのは反省点です。ぼくはリスクがあると思ってたんですが、それをリスクと感じなくなるようなドライビングをしていかなければと思います」
決勝2位 中山雄一(トムス)
f3_r10_r_pc_nakayama  「今日は3番スタートでぼくの後ろのマシンがレインタイヤを着けていて、グリップが全然良くてどんどん前に行かれてしまいましたたが、それはしょうがないと自分の中で思っていました。セーフティーカーが入って、その開けではもうスリックタイヤの方がペースいい状態になっていましたが、その中でレインタイヤのマシンをパスするのに時間がかかってしまい、トップは狙えなくなりました。今日のポジション取りが悪かったところだと思います。レース中のペースは濡れてるときは良くてどんどん野尻選手に追いついていったんですが、最後乾いてきてマシンのバランスが悪くなって、ファステストを取れなかったのは悔しいです。明日も3番手スタートなので天候はどうなるか分からないんですが、いいスタートを決めて少しでもいい位置でフィニッシュしたいと思います」
決勝3位 ギャリー・トンプソン(KCMG)
f3_r10_r_pc_thompson  「今日のレースは残念でした。コースコンディションが完全にドライか完全にウェットだったら2位からのスタートで優勝を狙えたのではないかと思います。後半ペースが良くなってきて、前の方に上がっていき、最終的に表彰台に上がれたんですが、3位より2位のほうが良かったと思います。セクター2、3のペースは良かったのでファステストを取れる状態ではあったと思いますが、セクター1が良くなかったので完ぺきではありませんでした。最後、後半の2つのコーナーで順位を上げようとトライしたんですがそれはかないませんでした。今日の予選でクラッシュしてタイヤをだめにしてしまったので、明日はタイヤがない状態で、今日レースをしたタイヤを明日も使わないといけないし、厳しい展開になると思います。明日は雨が降ってくれることを望んでいます」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第10戦岡山決勝 Cクラスは安田裕信が、Nクラスは野尻智紀がそれぞれ優勝!

 全日本F3選手権は27日、岡山国際サーキットで第10戦の決勝レースを行い、18周を回ってCクラスは安田裕信(スリーボンド)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)が優勝した。

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 スーパー耐久レースの公式予選が雨により赤旗が2度出る波乱となったため、F3第10戦のフォーメーションラップは16時開始となった。

 岡山国際サーキットの天候は徐々に回復。スタート前には太陽も顔を出したが路面はウェットのまま。スタート前のウォームアップでは安田裕信(スリーボンド)、千代勝正(NDDP)、佐々木大樹(NDDP)の3台がウェットタイヤを装着。他のドライバーはすべてドライタイヤを選択した。

 しかし、グリッド上で安田はウェットからドライタイヤに交換。逆に予選で下位に沈んだ三浦和樹(HFDP)、マシュー・ハウソン(KCMG)はドライからウェットタイヤへと交換した。

 レースは、ポールポジションの関口雄飛(B-MAX)がホールショットを奪い始まる。2位には山内英輝(ハナシマ)が予選順位のまま付ける。3位には予選3位の安田をかわした予選5位の蒲生尚弥(トムス)が上がってきた。予選4位のリチャード・ブラッドレー(トムス)は1コーナー立ち上がりでクラッシュ。スタート直後にレースを終えることとなった。

 Nクラスはクラスポールポジションの野尻智紀(HFDP)がトップ。2位、3位にはウェットタイヤを選択した千代と佐々木が上がってきた。

 1周を回り終える前にブラッドレーのクラッシュのため開始早々にSCが導入されることとなった。SCは3周を終わってピットロードへ。4周目からレースが再開された。

 4周目のヘアピン、3位の蒲生が2位を走る山内をインからパスしうようと並びかけるが、山内に接触。山内はコースアウトしてレースを終えた。

 蒲生はさらにトップの関口を追う。5周目には背後に迫り、6周目の1コーナーでインをさすが順位は変わらず。しかし、この先のアットウッドカーブで関口を捉えてついに蒲生がトップに立った。

 蒲生は後続を引き離しにかかり、11周目にはその差を4秒2とするが、なんと山内との接触で10秒のペナルティストップ10秒が課されてしまった。

 16周終わりで蒲生がピットインするとトップに立ったのは安田。しかし、背後からファステストラップを更新しながら関口が迫る。これに負けじと安田も最後はペースアップし、ファイナルラップではファステストラップを奪ってみせこのままトップでゴールした。2位には関口が、3位にはペナルティを受けたものののトップから46秒遅れで蒲生が入った。

 NクラスはSC後、トップ野尻、2位千代、3位佐々木、4位三浦の順で再開するが、ウェットタイヤを履いた千代、佐々木、三浦の3台はコースが乾き始めると徐々に後退。替わって2位には山中雄一(トムス)、3位にはギャリー・トンプソン(KCMG)が上がりレースはこのまま終了。野尻がクラスポールトゥウインを果たした。

 第11戦決勝は明日28日、10時35分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山公式予選 波乱の予選でAudi R8 LMSがポールポジション!

 スーパー耐久シリーズは27日、岡山国際サーキットで第3戦の公式予選を行い、AドライバーとBドライバーの合算タイムでST-XクラスはAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)が、ST-1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(フェイ・ホーン・オオイ/片岡龍也/ファリーク・ハイルマン組)が、ST-2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピード゙X(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)が、ST-3クラスはGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)が、ST-4クラスはTRACY SPORTS S2000(兵藤信一/吉田靖之/桑畑 四十郎組)が、ST-5クラスはS.B岡山かばくろ豚蒲Vitz(金森哲也/和田慎吾/河村直樹組)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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 公式予選はAドライバー30分、Bドライバー30分で行われ、両ドライバーの総合タイムで順位が決定する。

 13時15分、雨が空からぱらぱらと落ち始めたためウェット宣言が出される中、公式予選が始まった。

 まずはST-X,1,2クラスからだが、まだまだコースは濡れていないためドライタイヤで全車コースイン。しかし、Audi R8 LMSの藤井誠暢が1分36秒103でトップに立ったあたりから、雨は大粒に変わりまたたくまにコースをフルウエットにしてしまった。このためスリックで出ていた各マシンはピットに戻るもののウェットタイヤに交換してもタイムアップできないと判断したのか、この時点でこのセッションは事実上終了となった。

 Aドライバー総合でのトップはST-XクラスのAudi R8 LMSの藤井誠暢。ST-1クラスはKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86の植田正幸、ST-2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードXの峰尾恭輔となった。

 引き続きAドライバーST-3,4,5クラスの公式予選が行われたが、セッション開始と同時に雨がさらに激しくなったため早々に赤旗中断となった。

 雨が上がり、13時50分から再開されたが、各車ウェットタイヤでのアタックとなった。

 このセッション終盤までトップを守っていたのはなんとST-4クラスの無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS EDの松井隆幸。しかし終盤にST-3クラスのGPO + Kouta Racing NSXの北野浩正にトップを明け渡すこととなったが、総合でも12位に食い込んでみせた。

 ST-5クラスは、前戦でデビューウィンを飾ったBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRSの奥村浩一がここでも速くトップタイムを記録した。

 Bドライバー予選は14時20分から。まずはST-X,1,2クラスの走行が始まる。日が顔を出したものの、各車ウェットタイヤでコースインし、アタックが始まる。

 まずは、Audi R8 LMSの都筑晶裕が1分50秒662でトップタイムを記録し、これを1分45秒774まで更新するが、なんとST-1クラスPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEの片岡龍也が1分44秒291だしトップに立つと最終的にはこのタイムを1分40秒016まで伸ばしBグループ予選を締めくくった。2位にも僚友の同、谷口信輝が入り、BMW Z4M勢が1-2。

 ST-2クラスは新菱オート☆DIXCEL☆EVO IXの菊地靖がトップでこのセッションを終えた。

 引き続きST3,4,5クラスのBドライバー予選が始まる。路面はますます乾き、多くのマシンがドライタイヤでアタックを始める。しかし、予選中盤から再び大粒の雨がコースに落ち始め予選は赤旗中断となり、間もなくしてこのセッションの終了が発表された。

 タイミングよくこのセッションでトップタイムをマークしたのはST-3がGPO + Kouta Racing NSXの佐々木孝太、ST-4がTRACY SPORTS S2000の吉田 靖之、ST-5がS.B岡山かばくろ豚蒲Vitzの和田慎吾。

 A,Bドライバー総合でのポールポジションはAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕組)、ST-1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(フェイ・ホーン・オオイ/片岡龍也組)、ST-2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピード゙X(峰尾恭輔/高木真一組)、ST-3クラスはGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太組)、ST-4クラスはTRACY SPORTS S2000(兵藤信一/吉田靖之組)、ST-5クラスはS.B岡山かばくろ豚蒲Vitz(金森哲也/和田慎吾組)となった。

 決勝レースは明日28日、13時30分より3時間レースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第10戦岡山決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/08/27) Race Results Weather:Fine Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 10 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1831'27.607
250C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE180.801
38N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1821.185
437N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1833.263
520Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1833.375
6*1C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1846.021
722N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE181'15.578
87N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE181'16.710
919Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE181'17.592
1023N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE171 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ----
-5C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE315 Laps
-36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE018 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 安田裕信(ThreeBond) 1'28.139 (18/18) 151.247km/h
  • CarNo.1は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.(危険なドライブ行為)により、ペナルティストップ10秒及びペナルティポイント1点を課す。

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山A,Bドライバー公式予選総合結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/27) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
1'36.103
1'43.388
3'19.491-
2ST-1128PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ
片岡 龍也
1'42.231
1'40.016
3'22.247 2.756
3ST-213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
1'41.482
1'44.380
3'25.862 6.371
4ST-1211KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
ガミさん
1'41.745
1'46.391
3'28.136 8.645
5ST-131PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
谷口 信輝
1'48.724
1'41.658
3'30.38210.891
6ST-226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'46.771
1'43.912
3'30.68311.192
7ST-2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
1'47.442
1'44.590
3'32.03212.541
8ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知
岡本 武之
1'43.075
1'49.292
3'32.36712.876
9ST-2426エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
1'46.022
1'50.368
3'36.39016.899
10ST-2530森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
近藤 説秀
1'46.896
1'49.664
3'36.56017.069
11ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
1'56.166
1'46.161
3'42.32722.836
12ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
1'56.920
1'46.350
3'43.27023.779
13ST-3314岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
1'56.725
1'46.706
3'43.43123.940
14ST-3415岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
1'57.975
1'46.709
3'44.68425.193
15ST-35*39TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
1'56.900
1'49.033
3'45.93326.442
16ST-36*51DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
1'58.567
1'47.762
3'46.32926.838
17ST-37*35asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
1'58.034
1'49.027
3'47.06127.570
18ST-387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
2'00.500
1'46.682
3'47.18227.691
19ST-4138TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
2'00.205
1'48.425
3'48.63029.139
20ST-42*62ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
2'00.165
1'49.746
3'49.91130.420
21ST-43*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
1'58.399
1'52.265
3'50.66431.173
22ST-44*41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
藤田 竜樹
1'59.347
1'51.912
3'51.25931.768
23ST-4573mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
井ノ口 智大
2'02.074
1'51.307
3'53.38133.890
24ST-46*88ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣
MAZDA ROADSTER
村上 博幸
TOMI SAN
2'01.186
1'52.223
3'53.40933.918
25ST-4712無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'56.259
1'57.897
3'54.15634.665
26ST-4818コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
森 政行
1'59.848
1'56.235
3'56.08336.592
27ST-51*76S.B岡山かばくろ豚蒲Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
和田 慎吾
2'08.347
1'59.372
4'07.71948.228
28ST-5219BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
2'06.629
2'02.011
4'08.64049.149
29ST-5336エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
2'08.751
2'03.857
4'12.60853.117
30ST-49*60RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
木下 淳
1'57.813
2'06.054
4'03.86744.376
31ST-54*4ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
黒田 保男
2'09.732
2'01.492
4'11.22451.733
32ST-55*55吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一
樺田 祐司
2'11.056
2'06.516
4'17.57258.081
33ST-56*230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
2'10.520
2'22.660
4'33.1801'13.689
---- 以上予選通過 ----
  • CarNo.88,39,60,4,62は、スーパー耐久シリーズ2011シリーズ年版第7条(2)(クラスボード表示前にコースイン)により、罰金1万円を課す。
  • CarNo.76,55,230,333,41,51,35は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則2011年版第7条(2)(クラスボード表示前にファーストピットレーンに進入)により、訓戒とする。
  • CarNo.60,230は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ2011年版第7条(8)により、決勝レースの出走を認める。
  • CarNo.4,55は、スーパー耐久シリーズ2011第3戦特別規則第22条3.決勝嘆願書の受理により、決勝レースへの出走を認める。

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山Bドライバー公式予選結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/27) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-1128PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'40.016-133.287
2ST-121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'41.658 1.642131.134
3ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
都筑 晶裕1'43.388 3.372128.940
4ST-216新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖1'43.912 3.896128.289
5ST-223エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一1'44.380 4.364127.714
6ST-2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平1'44.590 4.574127.458
7ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太1'46.161 6.145125.572
8ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
前嶋 秀司1'46.350 6.334125.348
9ST-1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
ガミさん1'46.391 6.375125.300
10ST-337岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
山崎 学1'46.682 6.666124.958
11ST-3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一1'46.706 6.690124.930
12ST-3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 モジョル1'46.709 6.693124.927
13ST-3651DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
伊橋 勲1'47.762 7.746123.706
14ST-4138TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
吉田 靖之1'48.425 8.409122.950
15ST-3735asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
浜野 彰彦1'49.027 9.011122.271
16ST-3839TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
小林 敬一1'49.033 9.017122.264
17ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之1'49.292 9.276121.974
18ST-2430森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
近藤 説秀1'49.664 9.648121.560
19ST-4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
太田 侑弥1'49.746 9.730121.470
20ST-2526エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡1'50.36810.352120.785
21ST-4373mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
井ノ口 智大1'51.30711.291119.766
22ST-4441TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤田 竜樹1'51.91211.896119.119
23ST-4588ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣
MAZDA ROADSTER
TOMI SAN1'52.22312.207118.788
24ST-46333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一1'52.26512.249118.744
25ST-4718コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
森 政行1'56.23516.219114.688
26ST-4812無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
久保 宣夫1'57.89717.881113.072
27ST-5176S.B岡山かばくろ豚蒲Vitz
TOYOTA Vitz
和田 慎吾1'59.37219.356111.674
28ST-524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
黒田 保男2'01.49221.476109.726
29ST-5319BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
前山 亘2'02.01121.995109.259
30ST-5436エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正2'03.85723.841107.631
31ST-4960RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
木下 淳2'06.05426.038105.755
32ST-5555吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
樺田 祐司2'06.51626.500105.368
33ST-56230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博2'22.66042.64493.445

スーパー耐久

S耐:第3戦岡山Aドライバー公式予選結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/27) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2011 Super Taikyu Series Round 3 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-X121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢1'36.103-138.714
2ST-213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔1'41.482 5.379131.361
3ST-1111KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸1'41.745 5.642131.022
4ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ1'42.231 6.128130.399
5ST-139Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知1'43.075 6.972129.331
6ST-2226エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志1'46.022 9.919125.736
7ST-236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広1'46.77110.668124.854
8ST-2430森永チルミルB LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉1'46.89610.793124.708
9ST-2520RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄1'47.44211.339124.074
10ST-141PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン1'48.72412.621122.611
11ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正1'56.16620.063114.756
12ST-4112無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸1'56.25920.156114.665
13ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣1'56.72520.622114.207
14ST-3339TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹1'56.90020.797114.036
15ST-3434asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘1'56.92020.817114.016
16ST-4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一1'57.81321.710113.152
17ST-3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明1'57.97521.872112.997
18ST-3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN1'58.03421.931112.940
19ST-43333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛1'58.39922.296112.592
20ST-3751DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦1'58.56722.464112.433
21ST-4441TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広1'59.34723.244111.698
22ST-4518コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫1'59.84823.745111.231
23ST-4662ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州2'00.16524.062110.937
24ST-4738TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'00.20524.102110.901
25ST-387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛2'00.50024.397110.629
26ST-4888ダイニチATSアクエリアスMm☆CF亜衣
MAZDA ROADSTER
村上 博幸2'01.18625.083110.003
27ST-4973mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽2'02.07425.971109.203
28ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一2'06.62930.526105.274
29ST-5276S.B岡山かばくろ豚蒲Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也2'08.34732.244103.865
30ST-5336エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有2'08.75132.648103.539
31ST-544ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚2'09.73233.629102.756
32ST-55230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう2'10.52034.417102.136
33ST-5655吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一2'11.05634.953101.718

Japanese F3

JF3:第11戦岡山公式予選 ここでも関口雄飛(Cクラス)、野尻智紀(Nクラス)がそれぞれポールポジション!

f3_r10_q_50

f3_r11_q_12

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f3_r11_q_37

 全日本F3選手権は27日、第10戦に続いて第11戦の公式予選が行われた。ここでも第10戦と顔ぶれは同じ。Cクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)がポールポジションを獲得した。

 第10戦の公式予選から10分間の間隔を置いて引き続き第11戦の公式予選が9時50分より10分間にわたり行われた。

 ここでも予選アタックは終盤に行われた。安田裕信(スリーボンド)が1分25秒247でトップに立ち、2位に蒲生尚弥(トムス)、3位にリチャード・ブラッドレー(トムス)と続く。

 この後、ギャリー・トンプソン(KCMG)がコースアウトし、イエローフラッグが振られたため、関口雄飛(B-MAX)らのタイムアタックに支障が出ると思われたが、最後の最後に関口が1分25秒227を叩き出し、僅差で安田の前に出、6連続のポールポジションを決めた。山内英輝(ハナシマ)も1分25秒285で3位に割って入り、蒲生、ブラッドレーはそれぞれ4位、5位に順位を落とした。

 Nクラスはここでも野尻智紀(HFDP)が好調。中盤過ぎ1分27秒052でトップに立つとこのタイムを1分26秒680まで縮め、ポールポジションを獲得した。2位には大健闘の佐々木大樹(NDDP)が、3位には中山雄一(トムス)が入った。

 第11戦決勝は明日28日、10時35分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第10戦岡山公式予選 Cクラスは関口雄飛がNクラスは野尻智紀がポールポジション!

 全日本F3選手権は27日、岡山国際サーキットで決勝のグリッドを決める公式予選を行い、Cクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)がポールポジションを獲得した。

f3_r10_q_50

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 岡山国際サーキットは、朝から晴れ。吹く風は冷たいが日差しは強く気温は上昇気味。10時30分よりF3第10戦の公式予選が10分間にわたり行われた。

 今回、参加台数は12台。Cクラスは西本直樹に代わりマシュー・ハウソンがKCMGから初エントリーし、6台。Nクラスは野呂立、石川資章がエントリーを取りやめたため6台となっている。

 予選は後半から各車タイムアタックを開始。山内英輝(ハナシマ)が1分25秒776でトップに立つと、安田裕信(スリーボンド)が1分25秒655でこれを逆転。さらに山内が1分25秒416で再びトップに立った。

 しかし、ここで各セクターでトップタイムを更新し始めた関口雄飛(B-MAX)がチェッカー直前に1分25秒323を叩き出して一気にトップに躍り出た。関口は第6戦から5連続ポールポジション。岡山に来てもスピードは衰えていない。2位には山内が、3位には安田、4位にはリチャード・ブラッドレー(トムス)が入り、5位は蒲生尚弥(同)となっている。

 今回エントリーが6台となったNクラスだがこのうち5名のドライバーが今シーズンの優勝経験者。実力は伯仲している。抜きどころのないここ岡山での予選ポジションはとりわけ重要だ。

 予選中盤でクラストップに立ったのはここ数戦不調だった野尻智紀(HFDP)。タイムは1分27秒486。野尻はこのタイムをさらに1分26秒885まで縮め、クラス2位以下を0秒4弱ちぎるタイムでポールポジションを確定した。

 クラス2位には前戦優勝のギャリー・トンプソン(KCMG)が、同3位には中山雄一(トムス)、同4位には佐々木大樹(NDDP)と続いた。

 決勝レースは本日27日、15時40分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第11戦岡山公式予選結果

スーパー耐久 & F3レース in 岡山 -RIJ- (2011/08/27) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 11 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.227--156.42
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'25.2470.0200.020156.38
35C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.2850.0580.038156.31
41C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'25.3040.0770.019156.27
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.6810.4540.377155.59
68N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'26.6801.4530.999153.79
722N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'26.8131.5860.133153.56
819Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'26.8181.5910.005153.55
937N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'27.1551.9280.337152.96
1023N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'27.2502.0230.095152.79
1120Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'27.3662.1390.116152.59
127N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'27.4132.1860.047152.50
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.7788.5516.365142.15

Japanese F3

JF3:第10戦岡山公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/08/27) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 10 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.232--156.41
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.4160.1840.184156.07
312C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'25.6550.4230.239155.63
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'25.9810.7490.326155.04
51C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'26.1440.9120.163154.75
68N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'26.8851.6530.741153.43
719Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'26.9111.6790.026153.38
820Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'27.2291.9970.318152.83
937N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'27.2562.0240.027152.78
1022N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'27.3772.1450.121152.57
1123N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'27.3962.1640.019152.53
127N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'27.5442.3120.148152.28
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.9778.7456.433141.85

GT Asia

GTA:第7,8戦鈴鹿 Audi R8 LMS、GT Asia SUZUKA で記念すべき100 勝目を達成 (Hitotsuyama Racing

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 Hitotsuyama Racingは8月20~21日、鈴鹿サーキットで開催されたGT Asia 第7、8ラウンドにおいて2連勝を達成しました。

 今回Audi R8 LMSのステアリングを握る濱口弘は、2008年ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンに参戦。デビューイヤーでチャンピオンを獲得し、2010年にもデビューイヤーのSuper GT300クラスで優勝を経験するなど、「ジェントルマン・ドライバー」とは思えない並外れた実力を発揮しているドライバーです。

 8月20日午前、GT Asiaの予選は10分間のインターバルを挟んだ15分間×2回で行われました。予選1回目、濱口はコースイン後2周で丁寧にタイヤを温め3、4周目に連続アタックを行います。4周目にはGT300のタイムを上回る2分05秒929をマークし、早々にピットに戻ります。この時点で2位のFerrari 458とは1秒5の大差があり、Audi R8 LMS、そして濱口のポールポジションは不動のものとなりました。しかし、濱口はこのタイムには全く満足していない様子。予選2回目で2分04秒台をマークすることをチームスタッフに宣言し、再度マシンに乗り込みます。

 予選1回目と同様に3、4周目にアタックのタイミングを合わせる濱口。まずは3周目に2分05秒2をマークすると、続く4周目もセクターベストを連発。そのタイムは2分04秒748。周囲の予想を大きく上回るこの驚異的なタイムにはGT Asiaのライバルのみならず、併催のSuper GT関係者も愕然とした様子。

 Audi R8 LMS、そして濱口は圧倒的な速さで注目を浴びる中、午後の第7戦に挑むこととなりました。

 午後14時20分、厚い雲がサーキット全体を覆う中、40分間のレースがスタート。ポールスタートの濱口に加速で勝るFerrari 458、Porsche 997 GT3R、さらにはFord GTが襲いかかろうとするも、濱口はなんとか1位を死守して1コーナーをクリア。1周目終了時点で2位に3秒の差を築いた濱口は、その後独走態勢に。スタート後15~25分の間に課せられる85秒間のピットストップ義務も難なくこなし、最終的には2位のPorsche 997 GT3Rに54秒803の大差を築き圧勝しました。

gta_r07-08_hitotsuyama_02.jpg  続く第8ラウンドは小雨の8月21日午前11時40分、1周のローリングの後にスタート。前日の第7ラウンド同様、濱口は1周目から後続を引き離します。ウエットコンディションでは、もはや濱口のペースに付いていくことのできるライバルは存在せず、Audi R8 LMS、そして濱口は炎々と周回を重ねるのみ。それでも濱口は最終ラップまで一切ペースを緩めることはなく、40分間のレースで2位に55秒891の大差を築き前日の第7ラウンドに続く連勝を達成しました。

 今回Hitotsuyama Racingが記録した2勝は、2008年にAudi R8 LMS Customer Racing Projectが発足して以来、Audi R8 LMSによる99勝目、そして記念すべき100勝目にあたります。

 我々Hitotsuyama Racingは、この記念すべき勝利に決して満足することなく、R8 LMSでの勝利をさらに重ねていく次第でおります。

 また、今回のGT Asia SUZUKAには前戦FUJIラウンドでAudi R8 LMSのステアリングを握った小林賢二がGT Asiaに魅せられ、Hitotsuyama Racingから再び参戦しました。マシンは小林自身が2010年にポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンで戦っていたPorsche 997 CUP。GTMクラスで第7ラウンド2位、第8ラウンド3位を獲得し、Hitotsuyama RacingにGTMクラスの表彰台をもたらしました。

 現地では多くのお客様にお声掛けいただくことができました。ご声援いただいた皆様にこの場をお借りし、心より感謝申し上げます。次戦スーパー耐久シリーズ岡山ラウンドも、総合優勝を目標にチーム一丸となって臨む次第でおります。変わらぬご声援、宜しくお願い申し上げます。

Text: Hitotsuyama Racing / Photo: Hitotsuyama Racing & Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 ウイダーHSV-010
ロイック・デュバル
gt_r05_r_pc_duval 「嬉しいです。難しくて、長いレースでした。僅かなミスでレースが終わってしまう状況で、常に集中を切らさないようにしなければなりませんでした。スタートで17号車にブロックされて12号車に先行されましたが、クルマはコンペティティブだったので12号車と46号車をパスすることができました。小暮選手も頑張ってくれましたが、セーフティーカーでマージンがゼロになった上、GT300と接触してしまって。それでもトップを奪い返してくれて僕に渡してくれました。46号車がスリックで追い上げてきたときはきつかったですが、終盤雨が降ってくれて本当にラッキーでした。ミシュランは温まりの速いスリックを持ち込んでいましたが、僕らのブリヂストンはハードスリックだったので、あの場面ではインターミディがベストだと判断しました」
小暮卓史
gt_r05_r_pc_kogure 「本当に大変なレースで、久々に感動しました。最後の数周で雨が降らなかったら2位で終わっていたでしょうけど、これもレースだと思います。(GT300と接触したときは)何が起きたか判りませんでした。相手が500なのか300なのかもわからず、頭が真っ白になりました。その後はイライラしながら走っていましたが、それでもタイムを取り戻すことができて、36号車が先にピットに入って前が開けたので、目一杯プッシュしました。46号車が2位になったことはシリーズを考えたら残念ですが、ハンデウェイトは僕らのほうがまだ軽いし、富士はHSVにとってはウェイトの影響を受けにくいコースなので、かなりのポイントを稼げると思います」
GT300クラス優勝 R&D SPORT LEGACY B4
佐々木孝太
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「しんどいレースでした。セッティングとか、タイヤ選択とか、こんなに色んなことを迷うレースはなかった。ある意味去年の700kmより疲れました。でもチームスタッフが頑張ってくださったお陰で今週末のB4はとても速くて、雨でもAWDのように走れましたよ(笑) 後ろからすごい勢いでハンコックが来たのは予想していませんでした。正美さんはフェアな人ですが、バトルになるのは嫌でしたね。130Rに並んで入っていったときはチビりそうでした(笑) 終盤また雨が降ってきたときは『鈴鹿の神様は意地悪だな。僕の地元のレースなのにどうして?』と泣きそうになりました。こんだけ事前に『勝つぞ』と言い続けてきたレースはなくて、そこで勝てたのは本当に嬉しいです」
山野哲也
gt_r05_r_pc_yamano 「鈴鹿は特別なレース。シーズンで最長だし、その長い中でどれだけパフォーマンスを出せるか。クルマが速いだけじゃ駄目で、チームの戦略とか全てが問われる難しいレースです。最初のピットストップでは雨が降ってくることを確認してウェットタイヤで山野に交代しました。ウェットタイヤでドライ路面を走るとすぐにタイヤが壊れてしまうんですが、無線では『プッシュして』といってくる中で、如何に壊さずに走れるかがポイントでした。ライバル勢がインターミディで追いかけてくる中、フルウェットタイヤでいいタイムで走れたと思います。最後のスティントはスリックでいけるよと伝えて孝太に交代しましたが、最後は僕も泣きたいくらいで『頼む孝太!』って念じていました。乾いたラインが一本しかない状況で、どこで抜くかがモニターでもわかって、そこで抜いてきてくれた時はスカっとしました。今年は鈴鹿だけに終わらないよう、残りのレースも頑張ります」
Text : Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿決勝 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が今シーズン2勝目、ポイントランキングで2位に浮上 (HONDA)

2011年8月21日(日)・決勝  会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:雨  気温:26℃(15:00現在) 路面温度:27℃(15:00現在)  コースコンディション:ウエット  観客:2万7000人

gt110821003L.jpg  8月21日(日)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第5戦「第40回インターナショナル ポッカGT サマースペシャル」の決勝レースが行われました。

 昨日に続き、気圧の谷が通過する影響で西日本は変わりやすい空模様となり、鈴鹿周辺は朝から時折り強く雨が降るあいにくの天気となりました。 にもかかわらず、毎年恒例の本イベントを観戦しようと各地より数多くのファンが鈴鹿サーキットに詰めかけ、正面ゲート前には朝8時の開門を待つファンのみなさんが長蛇の列を作ったほか、昼休みの時間帯を利用して行われるピットウオークにはGTマシンやドライバーの姿をカメラに収めようとするファンのみなさんが数多く参加されました。

 昨日行われた公式予選では、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が2番手でフロントローを獲得。さらに#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は3番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は6番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は13番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は14番手でそれぞれ予選を通過し、500kmで競われる本日の決勝レースに挑むことになりました。

 朝から雨模様となった本日、午前10時から45分間にわたってフリー走行が行われました。ここでトップに立ったのは#100 RAYBRIG HSV-010に乗る山本選手。昨日は予選3回目にデグナー・コーナーでアクシデントにあい、マシンのフロント部分に大きなダメージを負ってしまいましたが、チームの懸命な作業により今朝4時には修復が完了し、そのおよそ6時間後に行われたフリー走行でトップタイムを記録する快挙を成し遂げました。

 また、#32 EPSON HSV-010は2番手、#1 ウイダー HSV-010は4番手、#8 ARTA HSV-010は8番手、#17 KEIHIN HSV-010は10番手となり、いずれも決勝での上位進出に期待が高まりました。

 スターティングドライバーは、#17 KEIHIN HSV-010が金石選手、#1 ウイダー HSV-010はL.デュバル選手、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、#8 ARTA HSV-010は武藤選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手が務めます。

 午後3時15分に1周のフォーメーションラップを実施。その後、ローリングスタートにより決勝の火ぶたは切って落とされました。この段階ではまだ小雨が降り続け、ウエットコンディションでの戦いとなりましたが、その後は、路面が乾き始めたかと思うと雨脚が強まり、そうかと思えばまた雨が止んで路面が乾いていくというサイクルをチェッカードフラッグが振り下ろされるまでの間に2度ほど繰り返し、そのたびにレースの流れは大きく変わりました。

 今回は決勝レース中に2度のピットインが義務づけられました。また、レース距離は500km、87周ですが、もしも87周に達しないうちに午後6時30分を迎えた場合には、その直後にレースリーダーがフィニッシュラインを越えたところでレースを終了するという規定も設定されていました。

 5台のHSV-010 GTはいずれも無事にスタートを切り、#17 KEIHIN HSV-010は2番手、#1 ウイダー HSV-010は4番手、#100 RAYBRIG HSV-010は7番手、#8 ARTA HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010は14番手でオープニングラップを終えます。このあと、#17 KEIHIN HSV-010はリズムに乗りきれず、9ラップ目には9番手まで後退してしまいます。一方、スタート時に選択したウエットタイヤがコンディションと見事にマッチした#32 EPSON HSV-010の道上選手は次々とライバルたちをオーバーテイク、10周目には5番手まで浮上しました。しかし、その直後の最終コーナーで路面の濡れた部分に乗り上げてコントロールを失い、スポンジバリアに接触してしまいます。この影響で13番手となりましたが、幸いにもマシンに大きなダメージはなく、そのままレースに復帰し、追い上げを再開しました。

 12周目の段階で、Honda勢では#1 ウイダー HSV-010の4番手がトップ。続いて#17 KEIHIN HSV-010が8番手、#100 RAYBRIG HSV-010が9番手、#8 ARTA HSV-010が12番手、#32 EPSON HSV-010が13番手というオーダーです。ここから#32 EPSON HSV-010は群を抜くスピードを発揮し、17周目には8番手までポジションを上げました。

 続く18周目からGT500クラスの各チームは1巡目のピットストップを順に行っていきます。Honda勢では#17 KEIHIN HSV-010が19周目、#100 RAYBRIG HSV-010が20周目、#8 ARTA HSV-010は21周目、#1 ウイダー HSV-010と#32 EPSON HSV-010はともに25周目にピットストップを実施。この頃になるといくぶんか路面が乾いてきたため、どのマシンもそれまでより溝の浅いレインタイヤを装着してコースに復帰していきました。

 5台のHSV-010 GTが1回目のピットストップを終えた25周目、#1 ウイダー HSV-010は4番手、#32 EPSON HSV-010は6番手、#100 RAYBRIG HSV-010は9番手、#17 KEIHIN HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は13番手となっていました。

 26周目、11番手争いを演じていた#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手はライバルと接触。これによってマシンのフロントにダメージを負ってしまいました。残念ながら、#17 KEIHIN HSV-010が接触したのは黄旗が提示されている区間だったことから20秒間のペナルティストップを科せられ、33周目には15番手となります。

 同じ頃、残る4台のHSV-010 GTはいずれも好調なペースで周回を重ねていました。中でも、#1 ウイダー HSV-010の小暮選手はトップグループでもっとも速いラップタイムを記録しながら追い上げ、39周目には2番手に浮上。さらに43周目には先頭を走るライバルをダンロップ・コーナーで追い抜き、トップに浮上しました。

 これと前後して、4番手を走行していた#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手がヘアピンコーナー先の200Rでコントロールを失い、バリアに接触してしまいます。これで#100 RAYBRIG HSV-010はリタイアとなりましたが、ダメージを負ったマシンを回収するためにセーフティカーが導入されました。セーフティカーは43周目から46周目までレースカーの集団を先導。この時点では#1 ウイダー HSV-010が1番手、#32 EPSON HSV-010は8番手、#8 ARTA HSV-010は9番手、#17 KEIHIN HSV-010は13番手につけていました。

 路面はさらに乾き、4台のHSV-010 GTは引き続きライバルをしのぐペースで周回していきます。54周目に入ったところで2巡目のピットストップが始まりました。Honda勢では、#8 ARTA HSV-010が55周目、#32 EPSON HSV-010は57周目、#1 ウイダー HSV-010は62周目、#17 KEIHIN HSV-010は67周目にピットストップを行い、コースに復帰していきます。

 この頃、路面は引き続き乾いていきましたが、また雨が降り始める恐れもあったため、4台のHSV-010 GTはいずれも浅溝のレインタイヤを装着して走行を再開しました。

 路面が乾くにつれてさらにペースは上がっていき、レインタイヤよりもスリックタイヤの方が速く走れるコンディションとなりました。このため、GT500クラスの中にもスリックタイヤを装着するギャンブルを打ち、追い上げを図ろうとするチームも出てきました。この作戦を選択したライバルの1台は、62周目には10位を走行していたものの、64周目を過ぎるとHSV-010 GTよりも1ラップあたり3~4秒も速いペースで周回を重ねるようになり、急激に順位を上げていきます。そして80周目にはついに2位まで浮上。トップを走行する#1 ウイダー HSV-010との差は約12秒となりました。

 その後もライバルは1周あたり3~4秒のペースでギャップを縮めていき、このままでは87周を終える前に、#1 ウイダー HSV-010と順位を入れ替わる可能性も浮上してきました。そうした中、#1 ウイダー HSV-010に乗るL.デュバル選手は必死の力走を続けましたが、84周目には両車の差は1.8秒となってしまいます。

 ところがこのあと、コースの一部で雨が降り始めたためにライバルは急速に勢いを失い、85周目には4.6秒差と、#1 ウイダー HSV-010は逆にライバルを突き放します。さらに、この周回を終えた直後に午後6時30分となったため、規定に従い、決勝レースは86周目が終わったところで終了となりました。このとき、#1 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手はライバルを6.3秒リードしてチェッカードフラッグをかいくぐり、第3戦セパン大会に続く今シーズン2勝目を挙げました。

 Honda勢でこれに続いたのは#8 ARTA HSV-010の9位。そして#17 KEIHIN HSV-010は12位でフィニッシュし、タイヤ交換のためレース終盤にもう1度ピットストップを行った#32 EPSON HSV-010は13位で完走を果たしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では#1 ウイダー HSV-010に乗る小暮卓史/ロイック・デュバル組が20点を加算して44点とし、2位に浮上。#17 KEIHIN HSV-010に乗る金石年弘/塚越広大組は30点で5位、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢拓也/山本尚貴組は23点で9位、#32 EPSON HSV-010に乗る道上龍/中山友貴組は12点で13位、#8 ARTA HSV-010に乗る武藤英紀/小林崇志組は7点で14位につけています。なお、チーム部門ではウイダー ホンダ レーシングがトップと16点差の2位に浮上しました。

 次戦は9月10~11日に富士スピードウェイで開催されます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「ほっとしました。マレーシアで優勝したときは、もっとゆったりした気分で見ていられましたが、今回は順位を上げるマシンがいる一方でアクシデントにあうマシンもあり、そのたびに何度も一喜一憂を味わいました。本当に浮き沈みの激しいレースだったと思います。特に、#32 EPSON HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010は、非常にいいペースで走行していただけに、アクシデントにあったことは残念でした。一方、小暮選手とデュバル選手が奮闘してくれたおかげで#1 ウイダー HSV-010は優勝を果たすことができました。今日の勝因は、レース中盤を受け持った小暮選手が安定して速いペースで周回して大きなマージンを築いたこと、そして難しいコンディションの中、デュバル選手がライバルに追い上げられたレース終盤にふんばってくれたことにありました。次戦でもライバルを上回る成績を挙げ、チャンピオン争いを有利に進めたいと思います。今後もHSV-010 GTへのご声援をどうぞよろしくお願いします」
小暮卓史選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
 「すごいレース展開で久々に感動しました。最後に雨が降らなければ、2位になってしまう可能性もある状況で優勝することができて、本当にうれしく思います。トップを走行中のシケインで、後ろから衝撃を受けてスピンをしたときは、何が起きたかわからず頭が真っ白になりました。このため、キープしていた7秒のマージンを失ってしまったので、すぐに気を取り直して追い上げ、再びトップに立ってからもデュバル選手にバトンタッチをするまで攻め続けました。次回の富士スピードウェイですが、私たちのマシンはよいパフォーマンスを見せていますし、ハンディウエイトが多少重くても影響が少ないサーキットですので、多くのポイントを稼ぐために勝負をしていきたいと思います」
ロイック・デュバル選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
 「本当に難しいレースでした。路面のコンディション変化が大きく、最後まで集中を保ち続ける必要がありました。スタートはよかったのですが、2位争いの中でタイムロスをして順位を落としたため、遅れを取り戻すのに数ラップかかりました。2回目のスティントでは、乾き始めた路面状況を考えてタイヤ選択に悩みました。我々のドライタイヤは高めの路面温度を想定したハードコンパウンドのタイプしか用意していなかったので、浅溝のウエットタイヤを選択しました。レース終盤で、ドライタイヤを選択したライバルが後ろに迫ってきたときは心配しましたが、最後に恵みの雨が降ってくれたので逃げきることができました。この優勝は本当にうれしいです。早く帰国して、生まれて1カ月の子どもにこの喜びを伝えたいです」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿 天候に翻弄された鈴鹿でTDPコンビ石浦/井口組LEXUS SC430が5位 (TOYOTA)

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終盤追い上げたが最後まで天候に翻弄され
5位でフィニッシュしたDENSO SARD SC430 39号車

 SUPER GT第5戦「第40回 インターナショナル ポッカ GT サマースペシャル」が8月20日(土)、21日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 全8戦で戦われている2011年シーズンのSUPER GTも折り返しを過ぎ、後半戦に入った。今大会は、記念すべき40回目を迎える、伝統ある夏の鈴鹿長距離戦。震災の影響により、例年よりも短くはなったが、それでもシリーズ最長の500kmで文字通りの熱戦が繰り広げられる。今レースでは、ドライバー交代を伴う2回のピットストップが義務づけられる。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 20日(土)8月としては涼しい気候の下、ドライコンディションで午前9時55分から行われた公式練習では、ZENT CERUMO SC430 38号車がトップタイム。前戦2位のDENSO SARD SC430 39号車が3番手、PETRONAS TOM'S SC430 36号車とENEOS SUSTINA SC430 6号車が5,6番手と好タイムをマークし、予選、決勝へ向けての期待が高まった。

 午後0時55分からノックアウト方式での予選が開始。ドライコンディションで推移したQ1では、WedsSport ADVAN SC430 19号車がセッティングを詰め切れず15番手グリッドが確定。残る5台のLEXUS SC430勢はQ2へと進んだ。

 GTアジアのレースを経た午後3時25分からQ2が開始されたが、セッション開始直前に雨が降り始め、Q2はヘビーウェットコンディションで争われることに。この難しいコンディションでLEXUS SC430勢は苦戦を強いられ、上位7台がQ3へと進出できるQ2セッションで、36号車が8番手、以下6号車、D'STATION KeePer SC430 35号車、38号車と4台が続くこととなり、最終Q3への進出を逃してしまった。

 一方、唯一気を吐いた39号車は、2009年の同レースを制しているTDPドライバーの石浦宏明が2番手タイムをマークし、見事Q3進出。しかし、Q3ではTDPドライバーの井口卓人がタイムをのばせず、7番手から決勝をスタートすることとなった。

 GT300クラスでは、ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が17番手で惜しくもQ1敗退。前戦Q2へと進出したCOROLLA Axio apr GT 74号車も、Q1終了後にテクニカルトラブルに見舞われQ2に出走できず、16番手グリッドとなった。

 前戦初優勝を飾ったSG CHANGI IS350 14号車はQ2を勝ち抜き、最終Q3セッションへ進出すると、折目遼が好走を見せ4番手タイムをマーク。見事2列目グリッドを確保した。

◆決勝◆

 21日(日)も雨模様となった。レース前のセレモニーでは、SUPER GTの前身であるJGTC(全日本GT選手権)時代から100戦以上に渡ってスポンサーを続けてきた企業、今季LEXUSチームでは39号車をサポートしている(株)デンソーと、19号車をサポートしている(株)ウェッズに、その功績への感謝として、SUPER GTを統括・主催するGTアソシエイションから表彰が行われた。

 フォーメーションラップまでは降っていた雨は、スタート前にはほぼ止んだが、全車ウェットタイヤで午後2時15分に87周、500kmの長いレースへのスタートが切られた。

 LEXUS勢はグリッド通り順当なスタート。7番手グリッドから石浦がスタートを担当した39号車は、序盤前走車に前をふさがれる形となったが、7周目、8周目と連続してライバル勢をパスし、5位浮上。追い上げてきた36号車、35号車がこれに続いた。

 22周目、36号車がピットへ向かい、TDPドライバーの中嶋一貴へとドライバー交代。やや早めのピット作戦を採った36号車は、中嶋一貴が猛プッシュ。33周目に最後まで引っ張った39号車がピットインし全車が一回目のピットを終えた時点で、36号車は2位までポジションアップを果たした。

 しかし、ハイペースな追い上げでタイヤの摩耗が激しくなった36号車は、激しいバトルの中で、38周目のデグナーカーブでコースオフ。すぐにコースには復帰したが、3位へと後退。

 一方、石浦から井口へとドライバーを交代した39号車は、7位でコースに復帰したが、素晴らしい走りで前走車をパスし、42周目には5位に浮上。

 中盤42周目、クラッシュした車両撤去のためにセーフティカーが導入。レースは隊列を整えて仕切り直しとなり、47周目に再スタートとなった。

 3位、4位で再スタートを切った36号車と39号車は、前走車がコースアウトしたことでそれぞれ2位、3位へとポジションアップ。53周目には首位を行くウイダー HSV-010 1号車が接触でスピンを喫すると、ついに36号車が首位に立った。

 レース終盤へ向け、天候の変化をにらみながらピットタイミングと難しいタイヤ選択を余儀なくされた各チームであったが、1回目を早めのピットとした36号車は、さすがにタイヤが厳しくなり55周目にピットイン。浅溝のウェットタイヤを選択してロッテラーがコースへと復帰。6号車も浅溝ウェットタイヤでTDPドライバーの大嶋和也が再びコクピットに収まり、コースへと復帰した。

 しかし、その後雨は降らず、天候は回復傾向。60周目過ぎからピットへ向かう車両は、多くがスリックタイヤを選択し、好タイムをマークしていった。6号車の大嶋は、3度目のピットを決断し、スリックへとタイヤを交換。65周目にはピットを遅らせ、首位に立っていた39号車がピットへ。石浦へとドライバーチェンジし、スリックタイヤを装着し、6位でコースへ復帰した。

 39号車や6号車を含むスリックタイヤの車両がハイペースで追い上げる一方で、浅溝ウェットタイヤの36号車は、全車が2回目のピットを終えた時点で2位を走行。スリックタイヤを履いた後続の猛追を凌ぎ続けたが、77周目のスプーンコーナーでバトルの末に接触。痛恨のスピンを喫し、4位へと後退。その後、追い上げてきた39号車、MOTUL AUTECH GT-R 23号車の先行も許してしまった。

 39号車はスリックタイヤで4位までポジションを上げ、表彰台へ向けた終盤の追い上げに期待がかかったが、チェッカーを目前にして、再び雨が降り始め、無念のペースダウン。

 雨やセーフティカーで長時間となったレースは、規約により、午後6時半を過ぎた時点で終了となり、予定よりも一周短い86周でチェッカー。最後に23号車にかわされた39号車が5位。36号車が6位、35号車が7位、6号車が8位でフィニッシュした。

 天候に翻弄された大波乱のレースで厳しい戦いとなったLEXUS勢は、4台がポイントを獲得。次戦富士での巻き返しを図る。

 GT300クラスでは、4番手スタートの14号車が一時は2位につける好走を見せたが、終盤、ピット作業などで2度にわたるペナルティを科され、惜しくも後退。16番手スタートから追い上げた74号車が7位。14号車が8位。31号車は13位でレースを終えた。

Text & Photo: TOYOTA

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SGT:第5戦鈴鹿決勝 目まぐるしく変わる天候が演出したドラマ!#1ウイダーHSVが#46エスロードGT-Rの」猛追を振り切り、今季2勝目を挙げる

2011オートバックススーパーGT第5戦「インターナショナルポッカGTサマースペシャル」の決勝が8月21日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
昨日から続く不安定な天候によりコースコンディションが目まぐるしく変化する中、コースのいたるところでクラッシュやアクシデントが相次ぎ、レースは規定により午後6時30分に86周で終了。
この厳しい戦いを制したのは#1ウイダーHSV(小暮卓史/ロイック・デュバル組)。#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)の猛追を退け、第3戦セパンに続く今季2勝目を挙げた。
GT300クラスは昨年のポッカGTを制した#62R&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)が終盤まで展開された#33ハンコックポルシェ(影山正美/藤井誠暢組)とのバトルを制し、2年連続優勝を達成した。
(天候:雨>曇り>雨 コース:ウェット 観客動員数27,000人)

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決勝レースは午後3時10分にスタート。
コース上はウェットながら、スタート時点では雨がおさまりつつあったため、グリッド上で足回りのセッティングに手を加えるチームがいくつもみられる中、500kmの長い戦いが始まった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#46エスロードGT-R。2番手に#17ケーヒンHSVがつけ、4番手スタートの#12カルソニックGT-Rが3番手でオープニングラップを終える。12号車は3周目のシケインで17号車を抜いて2位に浮上、その後方では浅溝タイヤで5番手からスタートした#23モチュールGT-Rが5周目に入った辺りから急速にペースを上げて上位4台を切り崩しにかかった。
23号車のスタートを担当したトレルイエは5周目のダンロップで#1ウイダーHSVのインをこじ開けて4位に浮上すると、続くヘアピンでは#17ケーヒンHSVのインに飛び込み、一気に3位に浮上。更に7周目の1コーナーで#12カルソニックGT-Rを抜き去り、そのままの勢いでトップ46号車を追い上げにかかる。

こうしたバトルが展開している間に一時は8秒以上のマージンを築き上げていた46号車のクインタレッリだったが、11周を終える頃にはその差は1.1秒に縮まり、12周終わりではわずか0.6秒、そして遂に15周目の2コーナーで46号車が周回遅れに詰まったところをすかさずついてトレルイエはトップに立った。

これを見て他のチームも最初のピットストップで続々と浅溝をチョイス。#23モチュールの追い上げにかかる。
逆に23号車は28周目のピットインで雨脚の強まりを考慮してフルウェットに交換。
ところがこれが裏目に出て、2番手の本山は苦戦を強いられ、43周目のダンロップコーナーで#1ウイダーHSVを駆る小暮に捉えられてトップを明け渡してしまう。
ここで4番手を走行していた#100レイブリックHSVがヘアピン先200Rでクラッシュしたため、セーフティーカーが導入された。ドライブしていた山本尚貴は無事救出されたが、昨夜遅くまでかかって修復された100号車のレースはここで終わってしまった。

レースは47周目に再開。
ここで一気に後続を突き放しにかかる#1小暮。追う#23本山はペースが上がらず#36ペトロナス、#39デンソーの2台のレクサスSCに追いつかれて接近戦に持ち込まれた挙句、50周目のスプーンで痛恨のコースオフ。トップ争いから脱落してしまった。

この間に8秒以上のマージンを2位以下につけた#1ウイダーHSVだったが、53周目のシケインでなんと周回遅れのGT300クラス、#2エヴァンゲリオンRT初号機と接触のうえスピンアウト、2位につけていた#36ペトロナスSCの先行を許してしまった。
しかし36号車は54周終わりで早々と2度目のピットストップを行ったため、1号車は再びトップに返り咲くことに。ここで小暮は猛然とプッシュ、2分4秒台のファステストラップを叩き出しながら62周終わりでデュバルに交代する。
この時点では路面が乾き始めており、先にピットインした#46エスロードGT-R、#24コンドウGT-Rらがスリックタイヤを装着していたが、ウイダーのスタッフは敢えて浅溝を選択。
このことが終盤の展開に大きく影響することとなった。

序盤トップを快走していた46号車は、最初のピットストップを終えた辺りからペースが上がらず、一時は7位にまで後退していた。トップとの差は50秒以上。しかし乾き始めた路面にいち早く対応し、スリックタイヤを投入したことで、中盤に生じたビハインドを一気に削り取り始める。

最後のスティントを担当したクインタレッリは、2分フラットから1分59秒台のハイペース飛ばしに飛ばし、先行するクルマを次々にパス、77周を終える頃には#36ペトロナスSC、#12カルソニックGT-Rの2位集団に追いつくことに成功した。
そして78周目。併走状態でスプーンに進入した12号車が36号車を押し出してしまった隙に46号車は3位に浮上。さらに12号車との差を縮めて80周目の2コーナーでインをこじ開け、順位を2位まで挽回することに成功した。
トップを行く1号車との差はこの時点で15秒になっていた。
残り周回は7周。

浅溝タイヤの1号車とスリックの46号車では1周当たり4秒以上の差があったため、この15秒のギャップはあっという間に縮まってしまい、82周を終える頃には4.3秒、84周を終えた頃には1.8秒となった。
ところがここで再び雨が降り始め、46号車はペースダウンを余儀なくされる。
懸命に追い上げるクインタレッリだったが、ウェット路面になってはなすすべもなく、先行する#1デュバルとの差は徐々に広がり始めた。
更に、雨によるスローペースと中盤のセーフティーカーランの影響で、周回数の如何に関わらず午後6時30分をもってレースは終了することとなったため、86周でチェッカーが出され、#1ウイダーHSVは第3戦セパンに続く今季2勝目を、ホンダのホームコースである鈴鹿で手にすることとなった。

GT300クラスはポールポジションからトップに立った#43ガライヤを8周目の最終コーナーで抜き去った#62レガシイが終始好位置を快走。一時は#33ハンコックポルシェの先行を許すが、71周目のバックストレートで佐々木孝太が影山正美を攻略、再びトップを奪い返してそのまま逃げ切り、昨年に続いて2年連続でポッカGTを制することとなった。
2番手には#33ハンコックポルシェ。ポールシッターの#43ガライヤは60周目のダンロップに差し掛かったところでエンジントラブルによりストップ。完走扱いとはなったものの20位でレースを終えることとなった。

次戦は富士スピードウェイ。今季ウェイトハンデが課せられる最後のレースとなる。
9月11日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SGT:第5戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/21) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
11ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS48863:16'09.255
246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI82866.341
312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS408618.946
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS528647.571
539DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI408649.556
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS468659.602
735D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS2861'13.131
86ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS48861'22.247
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS10861'30.377
1024ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH44842Laps
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH28833Laps
1217KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS60833Laps
1332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL24815Laps
1438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS30815Laps
---- 以上規定周回数(60Laps)完走 ----
-100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS464145Laps
■GT300クラス

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/21) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH12793:16'28.055
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK567928.771
387リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH30791'47.669
411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL98781Lap
54初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH78781Lap
62エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH10781Lap
774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH58781Lap
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH40781Lap
925ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH38781Lap
1086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH2772Laps
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH34772Laps
1266triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH46772Laps
1331ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH16763Laps
1426Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH763Laps
1588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH24763Laps
1615ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH763Laps
1741NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH8763Laps
1869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
横溝 直輝
YH754Laps
1922R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH736Laps
2043ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS446019Laps
---- 以上規定周回数(55Laps)完走 ----
-7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
横幕 ゆぅ
YH5326Laps
-34ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK25128Laps
-5マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
筒井 克彦
YH44237Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.46 S Road LOLA GT-R 1'59.523 (75/86) 174.91km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.62 R&D SPORT LEGACY B4 2'09.877 (75/79) 160.96km/h
  • No.8 2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.17は、2011 SGT-SpR 第30条1項及び13項違反により、ペナルティストップ20秒を課した。
  • CarNo.23は、2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.12は、スポーツマン精神に反する行為のため白黒線分旗が提示された。
  • CarNo.24は、2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.15は、2011 SGT-SpR 第28条16. (スタート)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.7は、2011 SGT-SpR 第28条16. (スタート)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.27は、スポーツマン精神に反する行為のため白黒線分旗が提示された。
  • CarNo.4は、2011 SGT-SpR 第34条1.3 (燃料補給中の作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.5は、2011 SGT-SpR 付則-2.3 (SC導入中のピットレーン進入)違反により、ペナルティストップ60秒を課した。ペナルティ不履行のため、競技結果に60秒+27秒加算した。
  • CarNo.14は、2011 SGT-SpR 第34条1.3 (燃料補給中の作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.14は、2011 SGT-SpR 第28条 (ピットレーンの速度制限)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.88は、2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.7は、2011 SGT-SpR 第34条2. (ジャッキアップ中のエンジン始動)違反により、競技結果に27秒加算した。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:GTA定例会見 2012年シーズンのレース距離は元に戻す方向で

スーパーGT第5戦の開催されている鈴鹿サーキットで、今回もGTアソシエイション(GTA)による定例記者会見が行われ、坂東正明代表が前半戦の総括や震災復興活動の状況、来年以降のGT300クラスに関する考え方などを語った。
概要は下記の通り。

前半戦の評価
gt_r05_gta_pc 3月11日の東日本大震災は大きな影響を車業界にもたらしたが、我々モータースポーツ業界としてはそんな日本を少しでも元気付けるべく、日々取り組んでいる。先日は被災地宮城県のSUGOで第4戦を行ったが、石巻などの被災地からバスで現地にお越しいただいた。そうした取り組みによって被災した皆様が一日だけでも笑顔を取り戻していただければと思っている。
そのためにも、我々はきちんとレースをやり、一人でも多くのお客様にお越しいただけるようにしなければならない。企業協賛についても一生懸命取り組んでいる。
ここまでの観客動員は厳しい結果となったが、マレーシア戦に関しては前年比150%以上を動員した。競技運営自体は大変で、お互いに怒号も飛び交う場面もあったが、みんなの努力でできたと思っている。
後半戦も、チームやドライバーの真剣勝負をしっかりお客様にお見せしていきたいと考えている。
4大会平均の動員数は前年比97%。厳しい折だがこれからもプロモーションに努力していく。

復興支援活動について
GTAでは義援金の口座を設け、3月から5月までで2309万円、6月から7月で37万円を集めた。これらは全て日本赤十字に送っている。

2012年以降のGT300クラスについて
現状ではFIA-GT3が世界のメインになっているが、我々には国産メーカーに対する期待がある。GT3はレース車両の販売自体が目的のビジネスだが、JAF-GTには日本のものづくりへの思いがある。しかしJAF-GTの手法でFIA-GTと同等の車両を製作すると多くのコストが掛かってしまう。そこでGTAとしては国産メーカーやJAFに対して、「JAF-GTを作れる環境作り」を申し入れている。
GTAが開発したパーツを各エントラントに販売するようなやり方を考えているし、メーカーにはベースとなるシャシーの提供をお願いしている。ホワイトボディの提供のほか、市販車の名称だけでも使えないかと。また今までの車両についてはインディペンデントクラスの創設なども視野に入れている。
「日本は(性能調整などで)クルマをいじりすぎるので海外メーカーが売るのを嫌がっている」という噂があるようだが、具体的にどこのメーカーか言っていただければこちらから説明に行く用意がある。
来年はFIA-GT3のストレートスピードが上がる方向になると思うが、それに対応してGT500クラスの調整も考えている。

来年のレース距離について
基本的には以前の距離に戻す方向だ。今年はあくまで震災対応であり、また燃料供給の問題などに考慮したものだ。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿フリー走行 徹夜の修復にドライバーが応えた!#100レイブリックHSVがトップタイム!

鈴鹿サーキットで行われている2011スーパーGT第5戦のフリー走行は、昨日の予選でクラッシュした#100RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)がトップタイム。今日の早朝までかかってクルマを修復したチームスタッフの頑張りが報われる結果となった。
GT300クラスはポールシッターの#43ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮組)がここでも他を圧倒する速さをみせている。

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昨日の予選から降り始めた雨は夜半を過ぎても降ったりやんだりを繰り返し、決勝日を迎えても天候回復の兆しは見られない。
今日最初の走行となったスーパーFJ決勝はスタート直後に雨が土砂降りとなったために4周で赤旗終了となってしまった。
この雨のためにコースやピットのいたるところに川ができてしまう状況の中、スーパーGTの決勝前フリー走行は午前10時より45分間、定刻で行われた。

前回のSUGO、昨日の公式予選と、ウェットでの強さを見せ付けていた#46エスロードGT-R、#39デンソーSCのミシュラン勢ここでも序盤から好タイムを連発し、開始11分で#39石浦宏明がトップに立つと、予定時間の半分が経過したところで#46ロニー・クインタレッリがこれを上回り、ミシュラン勢が1-2を形成する。

しかしホンダHSV勢もホームコースの意地を見せ、セッション終盤には全5台が区間ベストを更新する積極的な走りで上位タイムを狙っていく。
その中には昨日の公式予選Q3で大クラッシュに見舞われ、フロント部分を大破した#100レイブリックHSVもいた。修復の今朝の4時までかかったという100号車を駆り、山本尚貴は終了3分前に4位に浮上すると、次の周で2分08秒490を叩き出し、トップに躍り出た。
さらには#32エプソンHSVも、道上龍のドライブにより2分08秒585を記録して2番手に食い込み、#46エスロードGT-Rを挟んで#1ウイダーHSVが4番手と、ホンダ勢が上位を占める結果となった。
一方、#12カルソニックGT-Rは開始早々にトラブルが出て殆ど走行できない状況に。決勝への影響が懸念されるフリー走行となった。

GT300クラスは、ポールシッターの#43ガライヤが序盤からトップに立ち、2位以下を1.5秒突き放す圧倒的な速さを見せ付けた。
2番手には今回Q1で基準タイムを満たせず、嘆願書での決勝出走となった#69サンダーアジアMT900がつける。サードドライバーの横溝直輝が意地を見せた格好だ。

第5戦決勝はこのあと午後3時10分より87周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿フリー走行結果

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/21) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
15001100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS462'08.490-162.699
2500232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL242'08.585 0.095162.579
3500346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI822'08.830 0.340162.270
450041ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS482'09.632 1.142161.266
5500523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS522'09.711 1.221161.168
6500635D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS22'10.166 1.676160.604
7500739DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI402'10.293 1.803160.448
850088ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS102'10.412 1.922160.301
9500936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS462'10.556 2.066160.124
105001017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS602'10.603 2.113160.067
115001124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH442'10.960 2.470159.630
12500126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS482'11.446 2.956159.040
135001338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS302'12.056 3.566158.306
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH282'13.062 4.572157.109
15300143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'22.75214.262146.444
16300269サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
横溝 直輝
YH2'24.21815.728144.956
1730034初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'24.22015.730144.954
18300425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'24.33815.848144.835
19300562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'24.56316.073144.610
20300614SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'24.62016.130144.553
21300731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH162'25.01616.526144.158
2230082エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH102'25.49817.008143.680
2330097エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
横幕 ゆぅ
YH2'25.61817.128143.562
243001086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'25.67217.182143.509
253001111JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL982'25.71017.220143.471
263001226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH2'25.71617.226143.465
273001374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH582'25.77717.287143.405
283001488JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'26.12917.639143.060
293001566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH462'26.61618.126142.585
305001512カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS402'26.87818.388142.330
313001615ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH2'26.89118.401142.318
323001722R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH2'27.69119.201141.547
333001841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH82'27.79119.301141.451
343001927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'28.20619.716141.055
353002087リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'29.37020.880139.956
36300215マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
筒井 克彦
YH42'29.54421.054139.793
373002233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'30.14521.655139.233
383002334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK22'32.92024.430136.707

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式予選 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)がフロントローとなる2番手を獲得 (HONDA)

2011年8月20日(土)・予選  会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:曇りのち雨 気温:28℃(13:00現在) 路面温度:32℃(13:00現在)  コースコンディション:ドライのちウエット

gt110820001L.jpg  8月20日(土)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第5戦「第40回インターナショナル ポッカGT サマースペシャル」が開幕し、公式予選が行われました。

 この週末は気圧の谷が西日本を通過する影響で、予選当日の鈴鹿付近は厚い雲に覆われる空模様となりました。最高気温は30℃に届かず、また午後2時過ぎまでは雨も降らなかったため、おおむね過ごしやすい一日でしたが、その後は小雨が降り始め、やがて雨脚が強まって本降りとなりました。このため、午前中に行われた公式練習と、午後12時55分にスタートした公式予選1回目はドライコンディションとなりましたが、午後3時25分に始まった予選2回目並びに3回目はウエットコンディションのもとで行われました。

 2008年まで「鈴鹿1000kmレース」の名称で開催されていた本大会は、2009年にレース距離が700kmに短縮され、今年は東日本大震災の影響にかんがみて500kmレースとされました。それでも通常250~300kmで開催されるSUPER GTのシリーズ戦に比べれば、およそ2倍のレース距離で競われることになります。

 低速コーナーから中高速コーナーまでがバランスよく配置され、大きく回り込むコーナーが多い鈴鹿サーキットでは、何よりも優れたシャシー性能が求められます。この点、Hondaの培ったシャシー技術が惜しみなく投入されたHSV-010 GTが、第3戦セパン大会に続く今シーズン2勝目を挙げることに大きな期待が寄せられています。

 ドライバー部門のタイトル争いでは、現在、合計30ポイント獲得の#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)がトップと11点差の2位につけているほか、#1 ウイダー HSV-010に乗る小暮卓史/ロイック・デュバル組は24ポイントで4位に名を連ねています。シリーズ終盤のタイトル争いを有利に進めるうえでも、本大会で上位フィニッシュすることが2台にとってはとりわけ重要だと言えます。

 午前9時55分から行われたこの日の公式練習では、1分55秒651を記録した#1 ウイダー HSV-010の4番手がHonda勢のトップ。さらに#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)は9番手、#17 KEIHIN HSV-010は12番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)は13番手、#8 武藤英紀/小林崇志組(ARTA HSV-010)は14番手となりました。

 今回の予選はノックアウト方式で行われました。予選1回目では上位11台が予選2回目に進出、予選2回目では上位7台が予選3回目に進出し、この予選3回目で記録した予選タイムにしたがって決勝レースのスターティンググリッドを決めます。また、惜しくも予選を通過できなかったチームは、その段階での予選順位が決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 午後12時55分に始まった予選1回目はドライコンディションのもと、#1 ウイダー HSV-010に乗るL.デュバル選手が1分53秒991を記録してトップに立ったほか、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は3番手、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は9番手のタイムを記録し、予選2回目への進出を決めました。一方、#8 ARTA HSV-010の武藤選手は13番手、#32 EPSON HSV-010の中山選手は14番手となり、この段階で決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。

 予選2回目は午後3時38分のスタート。このときすでに雨が降り始めていたため、これ以降の予選セッションはウエットコンディションで行われました。ここで#1 ウイダー HSV-010の小暮選手は2分7秒790のタイムをマーク、2番手につけます。また、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手は3番手、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は4番手となり、3台のHSV-010 GTはそろって予選3回目への進出を決めました。

 午後4時12分に始まった予選3回目は、さらに雨量が増えたために厳しい路面状況でのタイムアタックとなりました。ここで#1 ウイダー HSV-010に乗るL.デュバル選手は、デグナー・コーナーへの進入でスピンを喫してコースアウトしましたが、幸いマシンはどこにも接触しなかったため、そのままアタックを続行できました。ここでHonda勢のトップに立ったのは2番手タイムを記録した#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手。L.デュバル選手もスピンを乗り越えて3番手のタイムを記録しましたが、最後のアタックに挑んでいた#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手はL.デュバル選手と同じデグナー・コーナー手前でスピン。マシンのフロント部分がガードレールと接触し、大きく破損したためにタイムアタックをすることが不可能となったため、その直前に記録したタイムにより6番手となりました。

 この結果、#17 KEIHIN HSV-010は2番グリッド、#1 ウイダー HSV-010は3番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010は6番グリッド、#8 ARTA HSV-010は13番グリッド、#32 EPSON HSV-010は14番グリッドから明日の決勝レースに挑むことが決まりました。

 GT500クラスの決勝レースは、21日(日)15時10分より、87周で争われます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
「全般的にはまずまずの成績が得られたと思います。マシンの総合的なパッケージングを考えると、我々は決してウエットコンディションを得意としているわけではありませんが、それでも#17 KEIHIN HSV-010、#1 ウイダー HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010の3台が上位に食い込んでくれたので、手応えをつかむことができました。#1 ウイダー HSV-010はポールポジションを取ってくれると期待していましたが、アタック中のスピンでリズムを乱してしまったようで、3位となりました。ただし、あの状況でもマシンにダメージを与えないL.デュバル選手のテクニックはすばらしいと思いました。同じ場所でスピンをした#100 RAYBRIG HSV-010がダメージを負ったのは残念でしたが、明日までに問題なく補修作業は完了すると思います。明日はできればドライになり、#17 KEIHIN HSV-010と#1 ウイダー HSV-010には、タイトル争いを繰り広げるライバルの前でフィニッシュしてほしいですね。引き続きHSV-010 GTへのご声援をよろしくお願いします」
塚越広大選手(2番手 #17 KEIHIN HSV-010)
「今回は自分自身がドライビングで悩んでいる部分があって、事前に金石勝智監督に相談をしていたのですが、そこで金石監督に励ましていただき、思いきって走ることができました。予選3回目のときは雨が強く降っていて、路面はとても滑りやすい状態でしたが、なんとかコース上にとどまり、アタックを続けることができました。これが予選2位に結びついたと思います。チャンピオンシップのことを考えると今回はとても大切なレースなので、明日は、ポイントリーダーに立っているライバルの前でフィニッシュしたいと思っています」
ロイック・デュバル選手(3番手 #1 ウイダー HSV-010)
「僕たちはドライコンディションのほうが調子はいいので、予選もドライコンディションになることを期待していました。実際はウエットコンディションとなりましたが、幸運なことにウエットの路面でも僕たちは速さを示すことができました。3番グリッドは決して悪いポジションではないと思いますし、決勝レースでは何が起きるかわかりません。できれば明日はドライコンディションになってほしいところですが、仮に雨が降っても全力でレースを戦うつもりです」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式予選 各クラスのポールシッターのコメント

gt_r05_q_pc gt_r05_q_pc_500 gt_r05_q_pc_300

■GT500クラス
S Road MOLA GT-R
柳田真孝
 「天気予報が雨だったので、『早く降らないかな~』と思っていました。ドライでも調子は良かったんですが、ウェットだったらチャンスだと。先に走ったGT300でガライヤがポールをとり、松浦選手が頑張ってたんで『負けられない』と思いました。今回持ち込んだミシュランタイヤも良かったです。明日の決勝はクルマが重いのでどうなるか判りませんけど、折角一番前からスタートできるので、この位置を生かしてレースをしたいですね。正しい判断をすることを心がけて走ります。ミシュランタイヤには去年23号車が作ったベースが勿論生かされています。今年もニッサン勢一丸となってチャンピオンを獲りにいっていますよ」
ロニー・クインタレッリ
 「マー(柳田)が言ったとおり、ドライでも4番手といいタイムが出ていたので、Q2はハンデが強くて厳しかったけどなんとかQ3に行きたかった。雨が降って、タイヤ選択がうまくいって、Q3でマーが頑張ったからポールが獲れました。チームの作戦が当たった。マーがウェットで速いので、今回もいけると思った。明日はドライだと簡単じゃないけど、自分のペースでミスしないように走って、なるべく上位で完走したいです」
■GT300クラス
ARTA Garaiya
松浦孝亮
 「このメンバーでまた記者会見にこられてすごく嬉しいです。GTではアタックのチャンスがあまりなかったので、このポールは嬉しいです。自分が、というよりチームが獲ったポールだと思います。明日は天気次第ですが、自分たちの全力を尽くします。今晩エンジニアがいいセットを考えてくださると思うので。朝の仕上がりからQ1は楽じゃないと思いました。赤旗中断のあと、出しちゃいけないタイミングで高木さんを出してしまい、タイヤのいいところが使えませんでした」
高木真一
 「松浦が僕の言ったとおりに走ったから(笑)。完璧な走りでした。予選落ちから繰り上がって、Q1突破して、空を見上げたら雨雲が。地獄から天国に上がったような感じでしたね。Q2ではクラッシュしないように、松浦に無傷でクルマを渡すことを心がけて走りましたが、それでもマージンのあるタイムが出せました。明日のセットは雨とドライの中間になると思います。前回は3位で終わったので、今回こそは有償をと思っていますよ」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式予選総合結果

■GT500 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Qualify Weather:Cloudy/Rainy Course:Dry/Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI821'54.3232'08.8672'08.206
217KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'54.2862'08.1632'08.573
31ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'53.9912'07.7902'09.001
412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'54.5262'09.2622'09.010
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'54.6892'08.8152'09.111
6100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'54.8202'08.4932'09.719
739DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI401'54.0622'07.5862'09.787
836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS461'54.8382'09.484
96ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS481'54.9492'10.456
1035D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'54.5372'10.832
1138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'54.3522'11.167
1224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH441'55.000
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS101'55.271
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'55.292
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'56.110
■GT300 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2010/08/20) Knock Out Qualify Weather:Cloudy/Rainy Course:Dry/Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'08.0602'20.9572'20.696
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'07.6712'23.8292'22.073
362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'07.2222'21.9262'22.366
414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'07.3532'23.7452'23.176
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'07.9712'23.6932'25.113
64初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'06.8872'23.7352'25.196
787リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'07.0602'23.6392'25.289
888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'06.9522'22.8252'25.429
927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'07.8922'23.5182'25.719
1086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'07.4222'23.3882'50.904
112エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH102'06.8732'24.094
1226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH2'07.9662'25.084
1311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL982'07.8172'25.439
1466triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH462'08.0862'25.926
1534ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK22'07.9202'32.319
1674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH582'07.684no time
1731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH162'08.161
1841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH82'08.238
1915ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH2'09.497
205マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH42'09.653
2122R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH2'10.001
---- 以上予選通過 ----
-69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
横溝 直輝
YH2'07.887
-7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
横幕 ゆぅ
YH2'07.897
  • CarNo.69の横溝直輝選手は車両検査合格後、決勝レースへの出走を認める。
  • CarNo.69の メルビン・チュー選手は車両検査合格後、決勝日フリー走行の結果により決勝レースへの出走を最終判断する。
  • CarNo.7の水谷晃選手、横幕ゆぅ選手は決勝日フリー走行の結果により決勝レースへの出走を最終判断する。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式予選Q2、Q3 #46エスロードGT-R、#43ARTAガライヤが揃って2戦連続ポールを達成!

2011オートバックススーパーGT第5戦「インターナショナルポッカGTサマースペシャル」の公式予選が8月20日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
ノックアウト方式で行われた今回の予選はQ1がドライ、Q2、Q3がヘビーウェットという難しいコンディションでの走行となったが、終わってみればGT500は#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)、GT300は#43ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮組)と両クラスとも前回のSUGO戦と同じチームが2戦連続ポールを達成することとなった。

gt_r05_q_46 gt_r05_q_43

予選Q1が終了し、サポートレースのGTアジア決勝が行われている間にコース上には強い雨が降り始めたため、午後3時25分より行われた予選Q2、Q3は、完全なウェットコンディションでの走行となった。

予選Q2ではGT500クラスは上位7台、GT300クラスは上位10台がQ3進出の権利を得る。
GT500クラスでは序盤から#46エスロードGT-R、#39デンソーサードSCのミシュラン勢が1位2位につけていたが、39号車をドライブする石浦宏明がチェッカー直前に2分07秒586でトップに。更に終了間際には小暮卓史が2分08秒768を叩き出した#1ウイダーHSVが2番手、金石年弘の駆る#17ケーヒンHSVが3番手に割って入り、46号車は早めにピットインしたこともあってこのセッション6位ながら、無事Q3進出の権利を得た。
一方、レクサス勢はQ2に進出した5台のうち、ミシュランを履く#39デンソーを除く4台がここで下位に沈み、Q3進出を逃す結果となっている。

GT300クラスはQ1を17位で終えながら、#69サンダーアジア、#7エヴァ弐号機の2台の予選落ちによって繰り上げ出走を果たした#43ARTAガライヤが好調ぶりをみせ、見事トップでQ3進出を果たした。ドライバーは高木。終了間際に2分20秒957を記録した。2番手には#62レガシィの山野哲也がつけ、3位、4位を#88、#86のランボルギーニ勢が占める。
一方、Q1をトップで通過し、ここにエースの加藤寛規を投入した#2エヴァンゲリオンRT初号機は2分24秒094で11番手と、ここでまさかの脱落となってしまった。ランキングトップの#11JIMゲイナー458もQ2への繰上げ出走には成功したものの、平中克幸のタイムが2分25秒439に留まったため、13位に終わっている。

10分間のインターバルをおいて予選Q3が行われた。
GT500クラスは46号車を柳田、39号車を井口、1号車をデュバル、23号車をトレルイエがドライブする。
路面は依然としてウェットで、激しい水しぶきの舞い上がる中、SUGOで圧倒的な速さを見せ付けた46号車がここでも好タイムを連発、最後は2分08秒206までタイムを縮めて堂々の2戦連続ポールを達成した。
2番手には塚越広大の駆る#17ケーヒンHSV、3番手には1ウイダーHSVとホンダ勢が続き、12カルソニックGT-Rが4番手。もう1台のミシュランユーザー、#39デンソーSCは井口卓人が何度か区間ベストを更新してみせてはいたものの、最終的には7番手に終わっている。

GT300クラスは残り3分のところで松浦のドライブする#43ガライヤが2分20秒794トップに浮上、そのままタイムを2分20秒696まで縮めてこちらもSUGOに続く2戦連続ポールを達成した。
2番手には影山正美の駆る#33ハンコックポルシェ、佐々木孝太の#62レガシィが3番手と難しいコンディションを経験豊富なドライバーが制した格好だ。

第5戦決勝は明日午後3時10分より87周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

■GT500 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2010/08/20) Knock Out Q3 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
146S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI822'08.206--163.061
217KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS602'08.573 0.367 0.367162.594
31ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS482'09.001 0.795 0.428162.055
412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS402'09.010 0.804 0.009162.045
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS522'09.111 0.905 0.101161.918
6100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS462'09.719 1.513 0.608161.158
739DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI402'09.787 1.581 0.068161.073
■GT300 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Q3 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'20.696--148.584
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'22.073 1.377 1.377147.144
362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'22.366 1.670 0.293146.841
414SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'23.176 2.480 0.810146.011
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'25.113 4.417 1.937144.062
64初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'25.196 4.500 0.083143.979
787リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'25.289 4.593 0.093143.887
888JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'25.429 4.733 0.140143.748
927PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'25.719 5.023 0.290143.462
1086JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'50.90430.20825.185122.321

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Q2 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI402'07.586--163.852
21ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS482'07.790 0.204 0.204163.590
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS602'08.163 0.577 0.373163.114
4100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS462'08.493 0.907 0.330162.695
523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS522'08.815 1.229 0.322162.289
646S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI822'08.867 1.281 0.052162.224
712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS402'09.262 1.676 0.395161.727
---- 以上Q3進出 ----
836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS462'09.484 1.898 0.222161.450
96ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS482'10.456 2.870 0.972160.248
1035D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS22'10.832 3.246 0.376159.787
1138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS302'11.167 3.581 0.335159.379
■GT300 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Q2 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'20.957--148.309
262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'21.926 0.969 0.969147.296
388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'22.825 1.868 0.899146.369
486JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'23.388 2.431 0.563145.795
527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'23.518 2.561 0.130145.663
687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'23.639 2.682 0.121145.540
725ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'23.693 2.736 0.054145.485
84初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'23.735 2.778 0.042145.443
914SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'23.745 2.788 0.010145.433
1033HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'23.829 2.872 0.084145.348
---- 以上Q3進出 ----
112エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH102'24.094 3.137 0.265145.080
1226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH2'25.084 4.127 0.990144.090
1311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL982'25.439 4.482 0.355143.739
1466triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH462'25.926 4.969 0.487143.259
1534ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK22'32.31911.362 6.393137.246
1674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH58no time---

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式予選一回目 昨年優勝の#8ARTAがノックアウトの大波乱!各クラストップは#1ウイダー、#2紫電

2011オートバックススーパーGT第5戦鈴鹿の公式予選1回目は#1ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が専有走行の終盤にトップタイムを記録。1分53秒991だった。
GT300クラスは#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が2分6秒873だった。
一方、GT500では昨年の優勝者である#8ARTA HSVをはじめ、#24コンドウGT-R、#32エプソンHSV、#19ウェッズスポーツSCらがここでノックアウトされることとなった。

gt_r05_q1_1 gt_r05_q1_2

公式予選一回目は午後0時55分より、2クラス混走30分間、専有走行各10分間で行われた。
今回はこのセッションがノックアウト予選のQ1を兼ねることとなっており、ここでGT500は上位11台、GT300は上位16台が次のQ2に進むことになっている。
ところが開始10分で#41タイサンフェラーリがシケイン手前でタイヤバリアに突っ込み、コースにかかった状態でストップしたために赤旗中断となった。

41号車は自力でピットに戻り、走行は1時9分に再開。
ここで松田次生の駆る#12カルソニックGT-Rが1分55秒278を叩き出してトップに浮上。2番手には#39デンソーサードSCがつけるが、混走終了9分前に#38ZENTセルモSC、チェッカー直前には伊沢拓也の駆る#100レイブリックHSVがここに割って入り、結局12、100、38、39の順で10分間の専有走行に臨むこととなった。

GT300の走行を挟んで開始されたGT500クラスの専有走行では、終了1分前に#17ケーヒンHSVが塚越広大のドライブで1分54秒286を記録してトップに躍り出ると、それを石浦宏明の#39デンソーSCが1分54秒062上回り、最後にデュバルが唯一の53秒台となる1分53秒991を記録してトップに立った。

一方、ノックアウトゾーンの争いは#6エネオスSC、#24コンドウGT-R、#8ARTA HSVらによって争われたが、生き残ったのは#6エネオス。終盤タイム更新できなかった#24、#8、#32、#19がここで予選を終えることとなった。

GT300は一時#88、#87のランボルギーニ勢が1-2を形成したが、次第にタイムを挙げてきた#2紫電が加藤寛規のドライブにより2分6秒873を残り5分のところで記録してトップに立ち、谷口信輝の駆る#4初音ミクZ4が2分6秒887と僅差で続く展開に。
その一方で#31カローラアクシオ、#41タイサンフェラーリ、#15アートテイスト、#5マッハ号、#22R'Qsがここで予選を終えることになった。

また#69サンダーアジアMT900と#7エヴァンゲリオンRT弐号機は2名のドライバーが予選通過基準タイムをクリアできず、予選落ちとなった。69号車は横溝直輝に交代してピットアウトしたところで突如スローダウン、130R手前でストップしたため、まともにタイム計測ができない不運に見舞われている。
なお、この2台の予選落ちにより、終了時点ではノックアウトゾーンにいた#43ARTAガライヤ、#66triple aヴァンテッジらが繰上げでQ2出走を果たした。

公式予選Q2、Q3はこのあと午後3時25分より各10分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Q1 GT500 Weather: Course:
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
11ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'53.991--183.393
239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI401'54.062 0.071 0.071183.279
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'54.286 0.295 0.224182.920
446S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI821'54.323 0.332 0.037182.861
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'54.352 0.361 0.029182.814
612カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'54.526 0.535 0.174182.537
735D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'54.537 0.546 0.011182.519
823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'54.689 0.698 0.152182.277
9100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'54.820 0.829 0.131182.069
1036PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS461'54.838 0.847 0.018182.041
116ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS481'54.949 0.958 0.111181.865
---- 以上Q2進出 ----
1224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH441'55.000 1.009 0.051181.784
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS101'55.271 1.280 0.271181.357
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'55.292 1.301 0.021181.324
1519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'56.110 2.119 0.818180.047
---- 以上基準タイム(105%: 1'159.818)予選通過 ----
■GT300 Class

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Knock Out Q1 GT300 Weather: Course:
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
12エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH102'06.873--164.773
24初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'06.887 0.014 0.014164.754
388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'06.952 0.079 0.065164.670
487リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'07.060 0.187 0.108164.530
562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'07.222 0.349 0.162164.321
614SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'07.353 0.480 0.131164.152
786JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'07.422 0.549 0.069164.063
833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'07.671 0.798 0.249163.743
974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH582'07.684 0.811 0.013163.726
1011JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL982'07.817 0.944 0.133163.556
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'07.892 1.019 0.075163.460
1234ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK22'07.920 1.047 0.028163.424
1326Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH2'07.966 1.093 0.046163.365
1425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'07.971 1.098 0.005163.359
1543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'08.060 1.187 0.089163.245
1666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH462'08.086 1.213 0.026163.212
---- 以上Q2進出 ----
1731ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH162'08.161 1.288 0.075163.117
1841NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH82'08.238 1.365 0.077163.019
1915ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH2'09.497 2.624 1.259161.434
205マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
筒井 克彦
YH42'09.653 2.780 0.156161.241
2122R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH2'10.001 3.128 0.348160.808
---- 以上基準タイム(105%: 2'13.249)予選通過 ----
-69サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
横溝 直輝
YH2'07.887 1.014-2.114163.466
-7エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
横幕 ゆぅ
YH2'07.897 1.024 0.010163.453

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式練習 トラブル続出の荒れた展開の中、GT500は#38ZENT、GT300は#69モスラーがトップタイムを記録

2011オートバックス スーパーGT第5戦「第40回インターナショナルポッカGTサマースペシャル」の公式練習は#38ZENT CERMO SC430(立川祐路/平手晃平組)がトップタイム。GT300クラスは#69サンダーアジアMT900M(メルビン・チュー/吉田広樹/横溝直輝組)がトップだった。

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伝統の耐久レース、ポッカGTは当初1000kmの耐久レースとして行われてきたが、リーマンショックに端を発する不況の影響で2009年よりレース距離を700kmに短縮、更に今回は震災の影響により500kmに縮めての開催となった。なお、二輪の鈴鹿8時間耐久ロードレースも今年はナイトセッションをなるべく行わない方向でスタート時刻を1時間早めている。

そうした中、スーパーGTの公式練習は午前9時55分より開始された。
当初の予定では11時40分までの1時間45分の走行であったが、開始10分余りで#86、#88の2台のランボルギーニガイヤルドがトラブルによりコース上にストップしたため、早々と赤旗が出され、走行は10分間にわたって中断された。
この時点でのトップはGT500が#46エスロードGT-Rで1分55秒515、GT300はサードドライバーの横溝直輝が2分6秒534を出した#69サンダーアジアMT900がトップだった。

車両回収の後、10時20分に走行は再開されたが、コースのいたるところでコースアウトやスピンが頻発する荒れた展開となった。
そんな中、走行再開から8分が経過したところで#38ZENT SCが1分55秒424を記録して一気にトップに躍り出る。ドライバーは立川祐路だ。立川はセッション終盤に1分55秒423とタイムを更に千分の1秒縮め、トップでこの公式練習を終えた。
2番手には#46エスロードGT-R、3番手には#39デンソーSCとミシュランタイヤ勢が続き、SUGOに続いて鈴鹿でも好調ぶりをみせつけた。
ホンダHSV-010勢の最上位は#1ウイダーHSVの4位。残り5分でロイック・デュバルが果敢にアタックを行ったが、惜しくもタイム更新はならなかった。

GT300クラスは序盤に横溝の出したタイムがそのまま最速タイムとなり、69号車がトップのまま午後の公式予選に臨むことに。前回のSUGOから加入した横溝がきちんと結果を出した格好だ。
2番手には昨年のこのレースで優勝した#62レガシィがつけ、#4初音ミクZ4が3番手につけた。

第5戦の公式予選はこのあとノックアウト方式で行われ午後0時55分より公式予選Q1が、午後3時25分よりQ2とQ3が行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式練習結果

40th INTERNATIONAL Pokka GT SUMMER SPECIAL -RIJ- (2011/08/20) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'55.423-181.118
2500246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI821'55.515 0.092180.974
3500339DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI401'55.631 0.208180.792
450041ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS481'55.651 0.228180.761
5500535D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS21'55.684 0.261180.710
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS461'55.736 0.313180.628
7500712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS401'56.074 0.651180.102
850086ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS481'56.200 0.777179.907
95009100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'56.225 0.802179.868
105001023MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS521'56.229 0.806179.862
115001124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH441'56.255 0.832179.822
125001217KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'56.330 0.907179.706
135001332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'56.666 1.243179.188
14500148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS101'57.065 1.642178.578
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'58.300 2.877176.713
16300169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
横溝 直輝
YH2'06.53411.111165.214
17300262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH122'06.96311.540164.656
1830034初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH782'07.00211.579164.605
1930042エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH102'07.30911.886164.208
20300514SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH402'07.35511.932164.149
21300625ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH382'07.64612.223163.775
22300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK562'07.71712.294163.684
2330087エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
T.B.N
YH2'07.90312.480163.446
24300966triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH462'08.05712.634163.250
253001026Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
密山 祥吾
YH2'08.11312.690163.178
263001115ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH2'08.26912.846162.979
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH342'08.33912.916162.890
283001331ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH162'08.50013.077162.686
293001411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL982'08.55513.132162.617
303001543ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS442'08.61413.191162.542
313001688JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH242'08.63013.207162.522
323001787リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH302'08.81613.393162.287
333001886JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH22'08.89313.470162.190
343001974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH582'09.23213.809161.765
353002041NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH82'09.80314.380161.053
363002122R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH2'10.35014.927160.377
37300225マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
筒井 克彦
YH42'10.52915.106160.158
383002334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK22'11.12515.702159.430

D1 GRAND PRIX

D1:第6,7戦エビス 第6戦は古口美範が、第7戦は斎藤太吾が総合優勝!

 プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2011 グランツーリスモ D1 グランプリ第6・7戦エビスサーキット」は、8 月6 日(土)~8 月7 日(日)の2 日間、エビスサーキット南コース(福島県二本松市)で開催された。

 シリーズ第6戦、8月6日(土)に開催された単走ファイナルでは、ドライ路面を制した今村陽一(SGC.BOSS.withDUNLOP)が勝利し優勝。また追走ファイナルでは、再戦の末、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) が古口美範(KOGUCHI POWER)を破り、追走トーナメント優勝を果たしたが、単走5位・追走2位と確実にポイントを獲得した古口美範が総合優勝を飾った。

 翌日、8月7日(日)に開催されたシリーズ第7戦。単走ファイナルでは、進入スピードと美しい走行ラインで観客を沸かせた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)が優勝。追走ファイナルでは、途中、雷雨のため競技中断となり路面コンディションも難しくなった中、今大会のためエビスサーキットで練習を重ねたという斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が勝利し、そのまま総合優勝を飾った。

 第7 戦終了時のシリーズ総合順位は、斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、続いて9.5ポイント差で今村が2 位となり、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

 なお、観客数は8月6日(土)2,570 人、7日(日)は3,076 人だった。

【8月5日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 コーナー数が多く難度が高いエビスサーキット。このコースで高得点を獲得するポイントは、最終コーナーから、審査席前へ飛び込む車の速度・角度・アクセルの開度だが、ポイントをクリアしても、コースラインを乱すドライバーが多かった。そのため結果的にミスが少ないドライバーが予選通過を果たした。

 その中で、最高得点を獲得したのは、高速でダイナミックな走行を披露した手塚強(GOODYEAR Racing B324R)。また久々の参戦となった西田ラビー(HEY MAN!!)が予選通過。フェデリコシェリフォ(Lo Sceriffo DK17 Team Orange)はシリーズ戦初の予選通過を果たした。

【8月6日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走ファイナル

 予選1位通過の手塚強(GOODYEAR Racing B324R)がいい走りをみせるも、織戸学(MAX ORIDO D1 Project)が最終コーナーから1 コーナーまで猛烈なスピードでドリフトをつなげ、手塚の得点を上回った。続いてシード選手が登場すると、次々と高得点をマーク。

 シード1位の斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が129 キロの高速スピードで豪快な走りをみせたが、きれいな走行ラインで安定した走りをみせた今村陽一(SGS.BOSS.with DUNLOP)が僅差で勝利し、単走ファイナルの優勝を果たした。

■追走トーナメント

d1_r06_01.gif  単走で好調だった織戸学は、走行中にドライブシャフトが折れるトラブルでクラッシュ。また、手塚強も自らのミスでベスト24敗退。さらに単走ファイナルで接戦だった、今村陽一と斎藤太吾もベスト8で敗退となり、この日ベスト4まで勝ち上がったのは、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、古口美範(KOGUCHI POWER)、高橋邦明 (GOODYEAR Racing with Kunny'z)、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の4人となった。

 ここまで熊久保はミッションにトラブルを抱えたまま、相手のミスにも助けられて勝ち上がってきたが、熊久保vs古口の対戦では、熊久保がコース進入時にミスをし得点に結びつけることができず、古口が久しぶりに決勝に進出した。

 また高橋vs川畑の対戦は、決勝に勝ち進んだことがない高橋が、再戦まで持ち込むも、コースラインをはずす痛恨のミスをしたことにより川畑が決勝へ進んだ。

 決勝は、古口vs川畑の180SX対決。どちらも譲らない好勝負で再戦に突入。しかし後追いで古口がミスをし、川畑が勝利。追走ファイナルの優勝を決めた。

 尚、単走と追走のポイントを足した総合順位では、1位が古口美範、2位は高橋邦明、そして3位は、川畑真人となった。

古口美範選手コメント
 「昨日からの練習も納得できる走りができていなかったが、周囲からコーナーの出方など走り についてアドバイスをいただき、やっと形になり今日の総合優勝という結果になったと思う。ス ポンサー様、支えて下さっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。」
~D1GP シリーズ第7戦~
【8月6日(土)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■予選

 ドライで始まった予選。最初のグループ走行中に、雨が降りはじめ一時中断したが、すぐに雨が上がり路面が乾きはじめた。後半のグループは、濡れたところと乾いたところが混在する非常に難しいコンディションとなった。

 結果的にほとんどの選手が1本目のドライ路面での走行がベストスコアとなり、予選通過に繋がったが、トップ通過を果たしたのはウエット路面の状態で、指定されたラインを確実にトレースするマシンコントロールができた西田ラビー(HEY MAN!!)だった。

【8月7日(日)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■単走ファイナル

 参加車両24 台中14 台が、99 点台の得点を出すレベルの高い単走ファイナルとなった。Aグループから登場した日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)は最終コーナーを高速で飛び出し、さらに速度を維持しつつ美しい走行ラインで走り抜け、審査員のうち2人から100 点をつけられ最高得点をマークしトップに立った。

 その後走行したシード選手も99 点台後半を次々と叩き出した。斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)は豪快な走りで白煙をあげ観客を沸かせたが、日比野の得点にはわずかに及ばず、単走ファイナルの優勝は日比野哲也となった。

 またシリーズ単走ランキングでは斎藤が1位を獲得し、その結果2位以下に26ポイントの差をつけ最終戦に向けて好位置につけた。

■追走トーナメント

d1_r07_01.jpg  小雨が降る中で、スタートした追走トーナメント。途中雷雨による中断をはさみ競技が再開されたが、路面はドライとウェットが混在し難しいコンディション下で行われた。

 ベスト4に残ったのは、斎藤太吾、末永正雄(M7RE 雨宮SGC with TOYO TIRES D1RX8)、今村陽一(SGC.BOSS.with DUNLOP)、古口美範(KOGUCHI POWER)の4 人。

 マシンのフラつきや走行ラインのズレを起こしやすい状況下で、準決勝では斎藤が末永を、今村が古口を倒し、決勝進出を決めた。

 決勝では、これで11 回目の対戦となる斎藤vs今村の戦い。この時、路面はほぼドライになっていた。1本目、斎藤の進入スピードに合わせ、勝負に出た今村だったが、マシンコントロールができず、ピットウォールに接触。そのままコース上でストップし走行不能となった。

 これにより斎藤太吾の優勝が決まった。

 単走と追走のポイントを足した総合順位でも斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、9.5ポイント差で今村は2 位につけ、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

■斎藤太吾選手コメント
 「今大会のために、エビスサーキットに練習に通っていた。ハードウェットのときも走行していた ので、今日のウェット路面だったらいける!と確信して走行した。結果、優勝となりとても嬉しい。 最終戦富士は得意なコースなので、単走も追走も決めて、シリーズチャンピオンを獲りにいきたい と思う。
Text & Photo: D1 コーポレーション

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ 塚越広大選手が4位、伊沢拓也選手が6位入賞、スポット参戦の武藤英紀選手は10位完走を果たす (HONDA)

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 8月7日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝レースが開催されました。

 3月11日に発生した東日本大震災により、コースの一部が損傷したツインリンクもてぎでは、6月15日までにロードコースの補修作業を完了。7月2~3日には初のビッグイベントとなる全日本ロードレース選手権を開催したほか、7月9~10日には4輪耐久レースの"Joy耐"を開催し、今回のフォーミュラ・ニッポン第4戦に向けて万全の受け入れ態勢を整えました。

 第4戦でも前回の富士大会に続いて決勝レース中に2回のピットストップとタイヤ交換が義務づけられました。ただし、レース距離は前回の200kmよりも長い250kmとなるほか、ツインリンクもてぎと富士スピードウェイではコースの性格が大きく異なります。さらに、コースの補修作業にともなって大幅に再舗装された路面の状況もチームにとっては不確定要素となるため、今回も予断を許さない熱戦となることが期待されました。

 また、昨年までインディカー・シリーズに挑戦し、今シーズンは#10 小林崇志選手とともにSUPER GTに参戦している#11 武藤英紀選手が、小林選手と同じHP REAL RACINGよりスポット参戦することも、本大会の話題の1つとなりました。

 週末のスケジュールは、土曜日の午前中に1時間のフリー走行1回目を行ったあと、午後にはF1と同じノックダウン方式による公式予選を実施。日曜日は午前中に30分間のフリー走行2回目を行い、14時30分に決勝レースがスタートするスケジュールとなりました。

 ここ数年来の猛暑に比べればいくぶんしのぎやすいものの、8月初旬の栃木県地方の最高気温は30℃前後の夏日、真夏日が続いています。8月6日(土)も曇り空ながら蒸し暑い一日となり、公式予選が始まる13時50分には気温34℃、路面温度44℃を記録しました。

 出場17台から13台に絞られる公式予選の第1セッションでは、地元栃木県出身の#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が気迫のこもったドライビングで1分35秒921のトップタイムをマーク。さらに#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は1分36秒298で4番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は1分36秒487で8番手、小林選手は1分36秒507で9番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分36秒650で10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は1分36秒765で11番手となり、以上6名が第2セッション進出を決めました。

 一方、武藤選手は1分37秒049で15番手となり、この時点で15番グリッドから決勝に挑むことが確定しました。

 公式予選の第2セッションでも引き続き塚越選手が奮闘し、1分36秒178で4番手につけます。5番手は1分36秒427を記録した山本選手。伊沢選手は1分36秒536をマークして8番手につけ、以上3選手が第3セッション進出を果たしました。一方、小暮選手は9番手、小林選手は10番手、中嶋選手は11番手で、いずれも第2セッション突破はなりませんでした。

 続く第3セッションで、塚越選手は第2セッションのタイムを0.7秒近く上回る1分35秒489を記録、3番グリッドを手に入れました。伊沢選手も1分36秒を切る1分35秒943をマークして5番グリッドを獲得。1分36秒044を記録した山本選手は7番グリッドからのスタートとなりました。

 決勝レースが行われる7日(日)、サーキット周辺は午前中こそきれいに晴れ上がっていたものの、昼過ぎになると雲が広がり始めました。ただし、上空は全体的に明るく、すぐに雨が降り始める気配はありませんでした。

 14時30分より1周のフォーメーションラップが行われたあと、17台のマシンはスターティンググリッドに整列し、レッドシグナルの消灯を合図に52周の決勝レースが始まりました。

 スタートで大きな波乱はなく、7名のHondaドライバーは3位の塚越選手を先頭に、5位に伊沢選手、7位に山本選手、9位に小暮選手、10位に小林選手、15位に武藤選手、16位に中嶋選手というオーダーでオープニングラップを走り終えました。

 6周目に最初のピットストップを行った山本選手を先頭に、20周目までには全Hondaドライバーが1回目のピットストップを終えました。ただし、山本選手は右リアタイヤの交換に時間がかかったため、3輪のみ交換してコースに復帰しました。この結果、山本選手は4輪を交換する義務をまだ消化していないと見なされ、あと2回のピットストップが必要となってしまいました。

 20周目の段階で塚越選手は5位。伊沢選手は7位、中嶋選手は9位、小暮選手は10位、武藤選手は13位、小林選手は14位、そして山本選手は15位というオーダーです。

 21周目、9位争いを演じていた小暮選手は、90°コーナーの出口付近でライバルと接触。ここで単独コースアウトを喫し、惜しくもリタイアとなりました。

 同じ21周目、山本選手は再びピットストップを行い、義務づけられていた1回目の4輪交換を終えました。

 2回目のピットストップを最初に消化したのは中嶋選手の26周目。これから36周目までの間に小暮選手を除く6名のHondaドライバーはピットストップを行いました。その直後の37周目、塚越選手は5位につけていましたが、このとき2位を走っていたドライバーはまだ2回目のタイヤ交換を行っておらず、このドライバーがピットストップを行った39周目に塚越選手は4位に浮上しました。同じ39周目、伊沢選手は6位、中嶋選手は9位、武藤選手は10位、山本選手は14位、小林選手は15位で周回を続けています。小林選手は31周目に行った2回目のピットストップの際、規定の位置に止まりきれなかった影響で作業に40秒近くを要し、ここで15位に後退してしまいました。

 結果的に5名のHondaドライバーはこのままの順位で52周のレースを走りきり、塚越選手は4位、伊沢選手は6位、中嶋選手は9位、武藤選手は10位、山本選手が14位、小林選手は15位でフィニッシュしました。

 この結果、ドライバーのポイントスタンディングでは、塚越選手が通算18ポイントで4位の座を守り、伊沢選手が11ポイントで7位、小暮選手は10ポイントで8位、山本選手は5ポイントで10位、中嶋選手は1ポイントで12位となっています。

 フォーミュラ・ニッポン第5戦は9月3~4日に鈴鹿サーキットで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「前戦の富士でいくつか明らかになったことがあり、その対策を実施してから今回のレースに臨みましたが、残念ながら結果を残すことができませんでした。塚越選手の健闘は目覚ましく、レース中のペースでは日本人ドライバーの誰にも負けませんでしたが、ライバルには総合力の点で一歩及びませんでした。今後は、車体のセットアップやタイヤの使い方にも踏み込んで速さを追求することで優勝を目指します。シーズンも後半戦に入りますが、全力を挙げて勝利を目指していきますので、ご声援をよろしくお願いします」
塚越広大選手(4位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「毎戦、優勝するつもりでレースを戦っているので、4位という結果には決して満足できません。展開としては前回の富士と同じで、1周で大きく引き離されるわけではなく、少しずつの遅れが積み重なって、フィニッシュのときには大きく差をつけられる形になっています。ただし、チャンピオンシップのことを考えると、これ以上取りこぼすわけにはいきません。次戦までにチームとじっくり話し合い、ライバルを打ち負かせられるようにがんばります」
伊沢拓也選手(6位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「燃料を多めに積んでスタートし、レース中盤に追い上げる作戦を立てていましたが、ピットストップ後に遅いクルマに引っかかってしまい、思うように順位を上げることができませんでした。結果的には予選結果より1つ順位を落としてのフィニッシュなので満足はできませんが、まるで思うように戦えなかった前回とは異なり、プラスの要素がいくつかありました。いずれにしても、Hondaのエンジンでレースを戦っている以上、このような成績は受け入れられないので、みんなで力をあわせ、優勝を目指してがんばっていくつもりです」
武藤英紀選手(10位 #11 HP REAL RACING)
 「5年ぶりのフォーミュラ・ニッポン、そして初めての現行マシンへのチャレンジとなりました。予選結果の影響が大きく、決勝ではなかなか順位を上げることができませんでした。ただし、マシンを限界まで攻めながらコンスタントに走りきることができ、この点はすごくいい勉強になったと思います。HP REAL RACINGならびに田中弘監督には短時間でマシンをまとめ上げてもらいましたが、このデータを使ってさらにマシンを仕上げていけば、もっと上位が狙えるはずなので、今後も継続して出場したいと期待しています。9月のインディ・ジャパンにも参戦に向けて調整を行っているところなので、どうぞご期待ください」
Text & Photo: HONDA

Japanese F3

JF3:第8,9戦もてぎ 関口雄飛が第8戦、第9戦共に完全制覇! NクラスではTDPドライバー中山雄一が2戦共に2位 (TOYOTA)

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関口雄飛(中央)が第8戦、第9戦と連勝。
第8戦はTDPドライバーの蒲生尚弥(左)が2位表彰台を獲得

 全日本F3選手権の第4大会(第8戦、第9戦)が8月6日(土)と7日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全7大会、16戦で戦われる今季の同シリーズも今大会でシーズンの折り返しとなるが、これまでの7戦で、Cクラス、Nクラス共に4名のウィナーが生まれる混戦模様。若きドライバーによる熱戦が各大会で繰り広げられている。

 6日(土)は朝から好天に恵まれ、暑さの中で10時55分から10分間のインターバルを置いて10分間ずつの予選セッションが行われた。

 Cクラスは第8戦、第9戦共に、唯一1分46秒台に入れた関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)が、2位以下に大差をつけてポールポジションを獲得。関口は第5戦から5戦連続のポールポジションとなった。2番手以下は、両レース共に山内英輝(HANASHIMA RACING)が3番手、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が4番手、TDPドライバーの蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手と、Cクラスは全く同じ順位となった。

 Nクラスでは、第8戦、第9戦共に千代勝正(NDDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)は、第8戦予選でコースイン直後にエンジントラブルに見舞われタイムアタックできず。第9戦は修復してタイムアタックには入ったものの、別のメカニカルトラブルでコースオフ。クラス6番手からのスタートとなった。

 予選に続き、午後3時15分から予定されていた第8戦決勝レース(14周)は、レース開始直前になって急に空模様が悪化し、雨が路面を濡らし始めた。予定よりも5分遅れの午後3時20分にスタートが切られた時には、雷を伴う雨は土砂降りに。

 Cクラスは全車がグリッド上でレインタイヤへと交換。Nクラスの何台かは、フォーメーションラップ後にピットインし、タイヤをレインへと交換して始まった序盤戦は、ポールポジションの関口に3番手から一つポジションを上げた山内が続く展開となった。しかし、雨はどんどん強さを増し、山内が2周目の最終コーナーでスピン。翌周の最終コーナーでは首位を行く関口もスピン。その後もスピンする車両が続出し、レースは赤旗中断となった。

 1時間ほどの中断の後、雨は止んだが路面はウェットのため、セーフティカーの先導でレースが再開。6周目に再スタートが切られた。

 関口はこの再スタートも決め、首位をキープ。これを中断前に2位まで浮上していた蒲生が追う形となった。蒲生は関口と同等のペースで追い上げたが、終盤はタイヤの摩耗が厳しくなり、そのままの順位でチェッカー。関口が今季3勝目を挙げた。蒲生が2位。ブラッドレーは最後まで3位を争ったが及ばず4位。山内が5位となった。

 Nクラスでは、フォーメーションラップ後にピットでタイヤを交換したために順位を落としたポールポジションの千代が、レース再開後に首位を奪還するとそのまま独走で勝利。2位には激しいバトルを制した中山が入った。

 7日(日)は雨で荒れた前日とは一転、晴天に恵まれ、午前10時45分に第9戦決勝レース(20周)がスタート。ポールポジションの関口はスタートで若干出遅れ、並びかけられるものの首位の座は譲らず、その後は独走状態で後続との差を広げていった。

 3番手スタートの山内もポジションアップを狙うが、逆転には至らず。その後方では、5番手スタートの蒲生がチームメイトのブラッドレーをパスし4位に浮上。

 その後は15周目にブラッドレーがスピンを喫し、リタイアとなったが、上位勢の順位は変わらずチェッカー。関口は第8戦に続き、2戦連続でのポール・トゥ・ウィン。両レースでファステストラップも獲得し、もてぎを完全制覇。フルマークの24点を追加し、ランキングでも2位に浮上した。

 Nクラスではポールポジションから首位を走行していた千代を、2番手スタートのギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)が2周目にパスし、首位浮上。そのまま逃げ切り、全日本F3参戦2年目にして嬉しい初優勝を挙げた。

 トラブルのために6番手スタートを強いられた中山は、序盤から次々に前走車をパス。3周目に3位に浮上し、更に上位を狙った。2位を走行していた千代が7周目にコースオフを喫したため、中山は2位に浮上。その後は首位のトンプソンを追ったが届かず、2戦連続の2位フィニッシュ。ランキングでも、首位の野尻が今大会3位/6位に終わったためその差を詰めることとなり、野尻に7ポイント差の同点で千代と中山が並んだ。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ J.P.デ・オリベイラが今季初勝利! 2戦連続でトヨタエンジンが表彰台を独占 (TOYOTA)

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J.P.デ・オリベイラ(中央)が今季初勝利。
2位にアンドレ・ロッテラー(左)、3位にTDPドライバーの
中嶋一貴(右)が入り、トヨタエンジンが表彰台を独占

 フォーミュラ・ニッポンの第4戦が8月6日(土)、7日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

 ツインリンクもてぎでのフォーミュラ・ニッポン戦は、当初5月に予定されていたが、3月の東日本大震災でコースや施設にも大きな被害を受けたためにスケジュールが変更され、第4戦として無事修復なったコースで開催されることとなった。

 今大会は250kmとやや長めのレース距離設定となっており、レース中に2回のピットストップで、4本タイヤを交換することが義務づけられ、給油も含めた戦略やピット作業も勝負を左右する重要な要素となった。

 6日(土)午後1時50分から、夏の暑さの中でノックアウト方式の予選が行われた。20分間のQ1では、TDPドライバーの石浦 宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が14番手でまさかの敗退。ルーキーの嵯峨 宏紀(Le Beausset Motorsports)が16番手、アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が17番手でグリッド確定となる一方で、同じルーキーのアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)は初めてQ2に進出を果たした。

 Q2では、TDPドライバーの国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)がコースオフを喫し、12番手、カルダレッリが13番手でQ3進出ならず。

 最終Q3セッションは、空模様が怪しくなってきたためにセッション開始直後から各車積極的にアタック。今季ここまで2勝を挙げているアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)と、フォーミュラ・ニッポン初年度ながら1勝を挙げてランキング首位につけるTDPドライバー中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が好タイムをマークし上位につけたが、終盤、ディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が逆転でトップタイムをマーク。前戦に続き2戦連続のポールポジションを獲得した。ロッテラーが2番手、中嶋一貴が2列目4番手。Q3進出を果たしたTDPドライバーの大嶋 和也(Team LeMans)と平手 晃平(TEAM IMPUL)はそれぞれ6番手、8番手となった。

 7日(日)空には雲がかかっているものの、気温34度、路面温度44度という猛暑の中で、午後2時半に決勝レース(52周)のスタートが切られた。

 スタートではポールポジションのオリベイラが若干出遅れ、3コーナーあたりまで上位勢はサイド・バイ・サイドでの激しい順位争いとなったが、結局は予選グリッドとほぼ同じ順位に落ち着き、序盤戦へ。

 予選で14番手と後方スタートを強いられた石浦は1周目終了時に早くもピットイン。翌周には12番手スタートの国本もピットへ向かい、1回目のタイヤ交換義務を果たした。

 オリベイラとロッテラーが1-2で逃げる後方では、4位につけていた中嶋一貴が8周目終了時とやや早めにピットイン。早いピット作業から追い上げていた石浦の前でコースへ復帰した。

 各車次々にピットへと向かう中で、上位争いでは、ロッテラーがほぼ3分の1を消化した18周目終了時点でピットイン。好ピット作業でコースへと戻ると、翌周ピットへ向かったオリベイラも全く同タイムのピット作業で、ロッテラーの前に復帰した。

 1回目のピットを最後まで引っ張ったのは平手。レース折り返しとなる26周目終了時点でようやくピットへと向かったが、ここで若干のタイムロス。6位争いを展開していた石浦のすぐ後ろでコースへ戻ることとなってしまったが、すぐに石浦をパスし、5位に浮上した。

 首位を争うオリベイラとロッテラーの差は5秒ほどとなった35周目に、ロッテラーが2回目のピットを終えると、翌周オリベイラもピットへ。ここでタイヤ交換作業で僅かにタイムをロスしたオリベイラだったが、ロッテラーの前でコースへは復帰した。

 終盤戦は、スパートをかけて差をじりじりと詰めていくロッテラーと、逃げるオリベイラとのバトルが観客を沸かせたが、最後はオリベイラが逃げ切り、ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を飾った。ロッテラーが2位。中嶋一貴が3位に入り、トヨタエンジンが1-2-3位で表彰台を独占。8番手スタートから追い上げて見せた平手が5位。石浦が7位、大嶋が8位でポイントを獲得した。

 今季、1戦欠場しながらも、出場した3戦で2勝、2位1回と圧倒的な強さを見せるロッテラーは、チームメイトであり、ここまで4戦全てのレースで表彰台に上っている中嶋一貴とポイントで並び、勝利数の差でランキング首位に立った。また、ランキング3位のオリベイラもこの勝利でロッテラー、中嶋一貴と僅か3ポイント差までその差を詰めることとなった。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ決勝記者会見 上位3名と優勝チーム監督のコメント

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優勝 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
fn_r04_r_pc_oliveira  「まるで予選をしているようなタフなレースでした。スタートはよくなかったけど、アンドレもよくなかったのでポジションをキープすることができました。前に出られたら抜くのは難しかったと思います。いままで不調でしたが、クルマは速いので気にしていませんでした。ここまでクルマの細かいところでアダプトしたり、新しいレギュレーションにセッティングを合わせたりするのに時間がかかりました。ストラテジーに関してはトムスに分がありましたが、このもてぎの第4戦に向けて準備をしていて、今回は予定どおりで、チームのみんなの努力に感謝したいと思います」
決勝2位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r04_r_pc_lotterer  「JPに『おめでとう』といいたいです。素晴らしいレースでした。スタートでJPが一瞬ミスしたような気がしたので、そこを狙おうと思ったらぼくもミスしてしまいました。結局、同じポジションで1周目に入りました。ブレーキ、タイヤ、トラックの状況などすべてのバランスを見つけるのに時間がかかりました。JPはレースの前半、速くて付いていけませんでした。ピットストップしてからはチャンスを狙っていたんですが、前を走ってた山本選手がブルーフラッグが出てたのにどいてくれなくて、これではレースが成り立たないですよね。レース終盤ではJPとぼくは同じくらいのスピードで追い抜くことができませんでした。非常にコンペティティブで体力的にもタフなレースでした」
決勝3位 中嶋一貴(トムス)
fn_r04_r_pc_nakajima  「スタートは前回より良かったと思います。伊沢選手のスタートが良くて、目の前でドコモの2人が競ってるところを割って入り、伊沢選手の前に出られたのが大きかったですね。重く行って塚越の前にでるというのは想像通りでした。向こうも来るかなというのもあって、自分は違うストラテジーで3位になることができました。その分、前から離されてしまったので、これからの課題となると思います。1回目のストップが終わった後、同一周回の前の2台をタイムを大きく落とすことなくパスできたのも良かったと思います。シーズンを考えるとリードがなくなってしまい、JP、アンドレ、塚越も含めて速いので、予選から前に出られるように頑張りたいと思います」
優勝チーム監督 星野一義氏(インパル)
fn_r04_r_pc_hoshino  「久しぶりにレースをしたという感じで、これが本当のプロフェッショナルなレースです。コメントがないくらいすごいレースでした。さっき中嶋のオヤジにあって、カズキの名前が同じだから替えてくれっていったんですけど、ジョークです。ピットイン、ピットアウトが2回もあって、速いドライバーが2人いて、チームの総合力でトムスに負けているので、それをカバーしてドライバーに負担をかけないように、とにかく練習、練習でした。練習は素晴らしいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ決勝 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が今季初優勝!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは7日、栃木県のツインリンクもてぎで第4戦の決勝を行い52周を走って、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパルが)が今シーズン優勝を飾った。

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 厚い雲がツインリンクもてぎを覆い始めた14時30分、フォーメーションラップが始まった。全車グリッドに着き、シグナルブラックアウトで52周のレースがスタートした。

 ポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は少しミスしたものの無難なスタートを決め、トップで1コーナーへ。好スタートを切った予選3位の塚越広大(ダンディライアン)がアウトから並びかけ、そのインには予選2位のアンドレ・ロッテラーが付ける。オリベイラは塚越を押さえきり、2位にはイン側のロッテラーが上がり、塚越は3位で1コーナーを立ち上がる。結局予選順位のままでこの3台は1周目のストレートに戻ってきた。

 オリベイラはここから2位のロッテラーを突き放しにかかる。5周目に2秒0、10周目には3秒8のリードを築いた。

 17周目にトップを走るオリベイラに5秒0離されたロッテラーは18周を終わってピットイン。さらに次の周にトップのオリベイラがピットインし、両者1回目のタイヤ交換と任意の給油を行う。奇しくも両者同じ14秒5の所要時間でピットアウトし順位は変わらず。

 その後2位のロッテラーは、オリベイラに5.5秒離された35周終わりで2度目のピットイン。タイヤ交換と給油を15秒2で行う。これを見てオリベイラも36周終わりでピットイン。タイヤ交換と給油で17.7秒を要したが、築いた貯金は大きく、ロッテラーの前で戦列に復帰することに成功した。

 2位のロッテラーはあきらめずにトップを追う。一時4秒以上開いた差が44周終わりには2.4秒、49周目には2.2秒。しかし逆転するに至らず、最後は52周を走ってオリベイラが今シーズン初優勝を果たした。ロッテラーは1.9秒差の2位に入った。

 3位でレースを始めた塚越広大(ダンディライアン)は20周を終わって給油とタイヤを交換。13秒7と素早いタイムでピットアウトするも、8周を終わりにタイヤ交換だけ行った中嶋一貴(トムス)に先行を許す。

 3位に上がった中嶋一貴は30周終わりに2度目のピットイン。今度は給油も行い、各ドライバーが2度目のピットインを終えた40周目頃には3位に返り咲き。この順位でレースを終えることとなった。

 4位には塚越が、5位には最初のスティントを引っ張った平手晃平(インパル)が入った。

 6位には伊沢拓也(ダンディライアン)が、7位には1周目にピットインし、1度目のタイヤ交換を行う作戦を敢行した石浦宏明(キグナス)が入った。8位は大嶋和也(ルマン)でここまでがポイントを獲得。

 今回スポット参戦し、9月行われるインディカーレースへの出場も噂される武藤英紀(リアル)は周回遅れの10位と振るわなかった。

 この結果、チャンピオンシップポイントで中嶋一貴とロッテラーが28点で並んだが、優勝回数の多いロッテラーがポイントリーダーとなった。

 次戦第5戦は舞台を開幕戦が行われた鈴鹿サーキットに移し、9月4に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第4戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2011/08/07) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 4 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K521:26'07.270
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K521.960
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5221.523
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E5228.758
52平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K5246.413
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E5253.351
78石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K5254.539
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K521'07.789
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E521'18.771
1011武藤 英紀HP REAL RACINGHONDA HR10E511Lap 
1118アレキサンドレ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K511Lap 
1233国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K511Lap 
133アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K511Lap 
1416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E511Lap 
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E511Lap 
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K511Lap 
---- 以上規定周回(46 Laps)完走 ----
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2032Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(IMPUL) 1'36.761 (21/52) 178.64km/h
  • CarNo.3は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.8,10,40,62は、2011年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第31条2.違反により、訓戒とした。

Japanese F3

JF3:第9戦もてぎ決勝記者会見 各クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)
f3_r09_r_pc_sekiguchi  「スタートのタイミングは悪くなかったんですが、1速の加速が悪くて安田選手が横に来ました。まずいと思いましたが、2-3-4速とエンジンが速く2コーナーをトップで回れたので良かったです。あとは何も起こらなくて淡々と走りました。タイヤも最後までたれませんでした」
決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
f3_r09_r_pc_yasuda  「最近ドライでは関口選手の調子がいいので、勝負はスタートしかないと思っていました。スタートに集中して最高のスタートを切れたんですが、関口選手の2速、3速の伸びが良く、逆転されてしまいました。今回は、富士よりはクルマの差が出てたと思います。仕切り直しをしてクルマを作り上げ、岡山ではトップを走りたいと思います」
決勝3位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r09_r_pc_yamauchi  「スタートは良くなく、横の36号車に並びかけられたんですが、1コーナーで外からカバーすることができました。1周目の90度コーナーで安田さんに並びかけたんですが、クロスを取られて、その後は付いて行くのがやっとでした」
■Nクラス
優勝 ギャリー・トンプソン(KCMG)
f3_r09_r_pc_tompson  「いいレースでした。スタートでリードが取れ、クルマも走りも安定していました。昨日、タイヤのチョイスに失敗したので、今日の勝利は意味のあるものとなりました。チャンピオンシップポイントではまだまだ後ろの方なので、これからもポイントを稼いで行きたいと思います」
決勝2位 中山雄一(トムス)
f3_r09_r_pc_nakayama  「昨日の予選はなんとか3周することができ、6番グリッドでした。いいスタートが切れ、1コーナーでは3位に上がれ、2コーナーで千代選手に並びかけたんですが、競り合いで5番手まで落ちてしまいました。1周目に4位に戻り、何周か後に1コーナーで三浦選手がミスをしたので3位になりました。このレースは3位かなと思いましたが、千代選手がミスをしたので2位になれました」
決勝3位 千代勝正(NDDPP)
f3_r09_r_pc_chiyo  「スタートでギャリー選手に前に出られました。仕掛けるチャンスはあったんですが、当ててもいけないので、ギャリー選手を抜けませんでした。90度コーナーでオイルで滑った感じで左フロントがロックしてまっすぐ行ってしまいました。週末を通してクルマの状態は良かったし、トップで帰ってくれば優勝もできたのに、非常に悔しいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第9戦もてぎ決勝 Cクラスは関口雄飛が独走で優勝、Nクラスはギャリー・トンプソンが初優勝!

 全日本F3選手権第9戦は7日、ツインリンクもてぎで20周の決勝レースを行い、Cクラスは関口雄飛(B-MAX)が独走優勝、Nクラスはがギャリー・トンプソン(KCMG)が初優勝を果たした。

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 決勝レースは定刻より5分遅れて10時45分にフォーメーションラップを開始。全車1周を回ってグリッドに着いた。シグナルブラックアウトで勢いよく飛び出したのは安田裕信(スリーボンド)。ポールシッターの関口雄飛(B-MAX)の前に出、1コーナーでホールショットを奪った。しかし関口も2~4速の伸びが良く、安田に2コーナーで並びかけ、3コーナーまでにパス、1周目をトップで戻ってきた。

 ここから関口の独走劇が始まる。2周目にはこのレースをファステストラップとなる1分48秒041を叩き出すと、毎ラップ安田を上回るペースで逃げる逃げる。10周目には5秒3の差を付け、レース周回数の20周が終わってみれば7秒9差とぶっちぎりでの優勝を果たした。

 2位には安田が、3位にはオープニングラップで安田に迫ったが、その後は決め手がなく安田の後方3秒弱をたんたんと走り続けた山内英紀(ハナシマ)が入った。4位はオープニングラップで僚友のリチャード・ブラッドレー(トムス)を捉えた蒲生尚弥(同)。

 Nクラスは、予選2位のギャリー・トンプソン(KCMG)がポールシッターの千代勝正(NDDP)を従えオープニングラップを終える。千代はトンプソンとの接近戦を演じていたが、7周目の90度コーナーでコースアウト。コースには復帰したが、予選クラス6位から3位まで上がってきた中山雄一(トムス)の先行を許すこととなった。

 クラス3位に落ちた千代は、中山に迫るがパスするに至らず、このままの順位でレースは終了した。クラス優勝はトンプソンで初。2位には中山が、3位には千代が入った。ポイントリーダーの野尻智紀(HFDP)はクラス6位と振るわなかった。

 次大会第10、11戦は8月27~28日、岡山国際サーキットで開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第9戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2011/08/07) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 9 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2036'27.310
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE207.991
35C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE2010.885
41C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE2023.162
519C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2034.615
620Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2043.120
737N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE2052.162
823N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2053.050
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2054.973
1022N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2057.648
118N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE201'00.384
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE201'37.684
136N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE201'45.056
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-36Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE146 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX) 1'48.041 (2/20)

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