■Cクラス
- 優勝 山内英輝(ハナシマ)
- 「スタートは今季一番良かったです。今日のレースはもう決まったと思いました。その後は、予選の順位から見て後ろの2人の方が速いのが分かっていたので、序盤で離して行けるだけ行こうと思ったら、後ろがついて来ませんでした。自分のペースを崩さず1周1周プッシュして次の鈴鹿に向けて何が足りないのを考えながら走っていました。次につながる走りができたと思います。クルマのバランスは変わっていきましたが、自分のドライビングで合わせ込むことができました。チームが決勝に向けていいクルマを作ってくれたのも大きかったです。勝ったときは涙が止まらなくて前が見えませんでした。すごく嬉しかったです。ここに来るまですごく苦労しました。いい流れをつかめたので、次も勝てるようにがんばりたいと思います」
- 決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
- 「そんなに悪いスタートじゃなかったので、関口選手と並んだんですが、左後ろからすごい勢いでスタートダッシュを決めた山内選手が来ました。スタートはイン側で、リスクがあったしリタイアできないので抑え気味に入ったら、トップを走ることができませんでした。裏ストレートで関口選手が来たんですが、イン側を押さえたら抜かれないと思っていました。このサーキットは全然抜けないというのが分かっていたので、順位をキープして、後ろがもしペースを上げてきたら、タイヤを温存して最後に上げようと思っていました。昨日は攻めのレースでしたが、今日は守りのレースをキープしました。次の鈴鹿は厳しい状況になると思うので、チームのみんなとがんばって乗り切りたいと思います。F3の場合、スタートが重要なのでそこに重点を置いて挑みたいと思います」
- 決勝3位 関口雄飛(B-MAX)
- 「スタートでの反応が遅れて、1コーナーで山内選手と安田選手に抜かれてしまいました。バックストレートで安田選手のスリップに入れてインに行きたかったんですが、蒲生君も来てたし、彼は昨日を見てても信用できないので、インに切れ込めなくてアウトに行くしかなく、アウトに行ったら戻って来れなくて、その隙に4位に落ちました。前がトラプルで運良く3位になれたのでチャンピオンシップを考えたら良かったと思います。F3レースは速い人が勝つというよりは、スタートうまい人が勝つというカテゴリーなのでそれに対応していかないといけません。スタートを練習します。鈴鹿とSUGOと5レースあるのでまだあきらめていないです。次の鈴鹿ですが、今シーズン走ってないし、何を根拠にぼくが速いといってるのかわからないです。今日はクルマが良かったのに順位を落としてしまったのは自分の責任です。悔しいし、これをバネにして次は勝ちたいと思います」
■Nクラス
- 優勝 中山雄一(トムス)
- 「予選Nクラス3位で、間にCクラスがいたのでトップからは4番手のスタートでした。路面がさらさらの状態だったので回転が喰われることなくいいスタートを決めることができました。1コーナーに入っていくところで、佐々木選手と19号車がいて、19号車がにインに飛び込んだんですが、ブレーキが早すぎてぶつかりそうになり、タイヤがロックして佐々木選手に接触してしまいました。2人ともクラッシュすることがなく切り抜けられました。レース前にチームのみなさんにセットアップを考えてもらって、練習中には走れなかったセッティングだったんですが、ドライバーがなんとかしてくれということでした。序盤はなかなか走りを合わせることができなかったんですが、中盤からだんだん馴れてきて、佐々木選手とペースは変わらなかったので、ミスしなければ抜かれないと思っていました。不安に思うことなくレースをすることができました。野尻選手が優勝するかなと思ってたんですが彼のミスがありましたね。鈴鹿も前回、ぼくのマシンは良くなかったので、練習でマシンを作り上げて予選からポールトゥウインを狙っていきたいと思います」
- 決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
- 「スタートではホイールスピンをさせてしまって、でもそんなに悪くなかったんですが、19号車の伸びが良くて、イン側を差される形で併走して1コーナーに侵入しました。後ろから押されてしまって、ふらふらとしたところで中山選手に抜かれてしまいました。その後はペースが同じくらいだったので、気持ちで負けないようにプッシュしていれば相手もミスするだろうと思って、テールトゥノーズでいたんですが、抜くタイミングがなくて終わってしまったのは悔しいです。鈴鹿、SUGOと5連勝できるようにがんばりたいと思います」
- 決勝3位 千代勝正(NDDP)
- 「4番手でスタートは悪くなかったんですが、中山選手も佐々木選手もスタートが良くて、野尻選手が止まっていたので3位に上がれました。1コーナーで接触があって、インで見ながら、もうちょっと外へ行ってくれたら抜けるかなと思って、チャンスを狙ったんですが抜けませんでした。序盤は3台で同じくらいのペースで走れたんですが、中盤からタイヤがたれてしまって、離され、ギャリー選手が後から迫ってきました。抜けないコースなので集中して、前の2台もたれるかも知れないのでペースを上げられるようにプッシュしていました。今回、チームとしても岡山に入ってきてから速いクルマが作れなくて、予選も下位に沈んでしまいました。佐々木選手とぼくで違うセットをしてたんですが、自分の方が良くなかったみたいで、これを見直したいと思います。鈴鹿は分かってるので巻き返したいですね。今回、セットアップの部分で悩んでしまって、それを合わせられなかったのは自分のミスです」