SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿公式練習 トラブル続出の荒れた展開の中、GT500は#38ZENT、GT300は#69モスラーがトップタイムを記録

2011オートバックス スーパーGT第5戦「第40回インターナショナルポッカGTサマースペシャル」の公式練習は#38ZENT CERMO SC430(立川祐路/平手晃平組)がトップタイム。GT300クラスは#69サンダーアジアMT900M(メルビン・チュー/吉田広樹/横溝直輝組)がトップだった。

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伝統の耐久レース、ポッカGTは当初1000kmの耐久レースとして行われてきたが、リーマンショックに端を発する不況の影響で2009年よりレース距離を700kmに短縮、更に今回は震災の影響により500kmに縮めての開催となった。なお、二輪の鈴鹿8時間耐久ロードレースも今年はナイトセッションをなるべく行わない方向でスタート時刻を1時間早めている。

そうした中、スーパーGTの公式練習は午前9時55分より開始された。
当初の予定では11時40分までの1時間45分の走行であったが、開始10分余りで#86、#88の2台のランボルギーニガイヤルドがトラブルによりコース上にストップしたため、早々と赤旗が出され、走行は10分間にわたって中断された。
この時点でのトップはGT500が#46エスロードGT-Rで1分55秒515、GT300はサードドライバーの横溝直輝が2分6秒534を出した#69サンダーアジアMT900がトップだった。

車両回収の後、10時20分に走行は再開されたが、コースのいたるところでコースアウトやスピンが頻発する荒れた展開となった。
そんな中、走行再開から8分が経過したところで#38ZENT SCが1分55秒424を記録して一気にトップに躍り出る。ドライバーは立川祐路だ。立川はセッション終盤に1分55秒423とタイムを更に千分の1秒縮め、トップでこの公式練習を終えた。
2番手には#46エスロードGT-R、3番手には#39デンソーSCとミシュランタイヤ勢が続き、SUGOに続いて鈴鹿でも好調ぶりをみせつけた。
ホンダHSV-010勢の最上位は#1ウイダーHSVの4位。残り5分でロイック・デュバルが果敢にアタックを行ったが、惜しくもタイム更新はならなかった。

GT300クラスは序盤に横溝の出したタイムがそのまま最速タイムとなり、69号車がトップのまま午後の公式予選に臨むことに。前回のSUGOから加入した横溝がきちんと結果を出した格好だ。
2番手には昨年のこのレースで優勝した#62レガシィがつけ、#4初音ミクZ4が3番手につけた。

第5戦の公式予選はこのあとノックアウト方式で行われ午後0時55分より公式予選Q1が、午後3時25分よりQ2とQ3が行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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