SUPER GT

第4戦富士予選 GT300クラスはLEON PYRAMID AMGがポールを獲得

GT300クラスポールポジションはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)

GT300クラス予選2位はMETALIVE S Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 2024オートバックスSUPER GT第4戦「富士GT350kmレース」の予選が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、GT300クラスは、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)が、ポールポジションを獲得した。

 今シーズンから、予選はドライバー2名の合算タイムで順位を決定する方式となったが、今回は、直前のFIA-F4レースでコース上にオイルが出てしまった。このため、Q1のA組、B組でコンディションが異なるとの理由から、合算は行わないという雨天ルールで行われることとなった。

 予選開始時刻の午後2時30分になっても、暑さが和らぐことはなく、気温は30度、路面温度は50度を超えるコンディションだ。

 A、B組に分けられたQ1では、ランキングトップの2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、同3位の52号車Green Brave GR Supra GT(吉田広樹/野中誠太)が、Q2への進出を逃したが、両者ともに50kgのサクセスウェイトを搭載しているので、無理からぬところだろう。

 Q1各組のトップ3は、先に走ったB組が、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口)、65号車LEON PYRAMID AMG(篠原)、56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(佐々木)。  A組が、777号車D'station Vantage GT3(藤井)、5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(藤波)、7号車Studie BMW M4(荒)といった顔ぶれだ。

 合算タイムルールでは、Q1順位を大きく覆すことは容易ではないが、Q2のみで順位が決まるとなると、逆転で上位グリッドを獲得する可能性は十分ある。

 迎えたQ2は、序盤は777号車D'station(ファグ)が1分38秒101をマークし、先制パンチを放つ。これを、65号車LEON(蒲生)(1分37秒764)と、今回から新型車両Evo.2を導入した87号車METALIVE S Lamborghini GT3(坂口)(1分37秒821)の2台が逆転。

 ポールを狙う87号車は、再アタックで1分37秒815と僅かにタイムを縮めるが、65号車には届かず。もう1台のランボルギーニ、88号車JLOC Lamborghini GT3(元嶋)も渾身のアタックを行うが38秒を切ることはできず。しかし、ランボルギーニはQ2で躍進。最終的に2番、5番グリッドを手に入れた。

 そして最後に3番手に食い込んできたのが、富士戦に強い4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡)。同じく富士を得意とする56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(オリベイラ)も6番手に入った。

 予選の結果、ランキング2位の88号車JLOC(26p)、同4位の777号車D'station(23p)、同5位の65号車LEON(21p)などが上位グリッドを獲得したため、現在ランキングでトップを独走する2号車muta(43p)にとっては、耐えるレースとなりそうだ。(※ポイントは第3戦終了時)

 決勝は、明日8月4日の午後2時30分から77周で争われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum


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