2024年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第5戦がモビリティリゾートもてぎでで開催され、22台がエントリー。その中に今回S-FJのレースデビューを迎えた新人ドライバーが一名。前日の練習走行前にショートインタビューを行った。
51号車「ファーストガレージKK-SII」をドライブする野々垣善也は昨年富士のFCR-Vitzレースにスポット参戦、今回は念願かなってフォーミュラカーレースデビューとあいなった。ファーストガレージと言えば若手を積極的に登用することで知られているが、野々垣のように29歳でチャンスを掴むケースもある。
――今までモータースポーツの経験は? 「一昨年FCR(富士チャンピオンカップレース)-Vitzに1回だけ出場したことがあります(2022年第5戦)。それ以外にはモータースポーツの経験はありません」
――練習はかなり積んだ?
「今まで1年くらい練習してきて、今回『出ていいよ』と言ってもらえたので、初めてスーパーFJに参戦する、という流れです。自分はずっとレーシングカーに乗るっていうのがやりたくて、いろいろあってできるタイミングが今になったということです。もてぎをメインでかなり練習してきました」
――それならコースの習熟はばっちり?
「だといいですね(笑)」
――実際にスーパーFJマシンをドライブしての感想は?
「めちゃめちゃ楽しいですね(笑)。「ホントにレーシングカーだ」って感じがするので、とてもいいクルマだなって思います」
――今回のレースの目標は?
「まず後悔がないように精一杯、いろんなことをやり切るのが目標になります」
迎えた初レース、22台が出走する中予選はトップから1.687秒差の18位、決勝はひとつ順位を上げて17位で無事に完走。前を追いかけ接近戦も経験し僅か0.267秒差のフニッシュという結果で、フィニッシュ後の満足そうな表情が印象的だった。今後の活躍を期待したい。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Mizune NOINE