Japanese F3

JF3:第10戦岡山決勝 Cクラスは安田裕信が、Nクラスは野尻智紀がそれぞれ優勝!

 全日本F3選手権は27日、岡山国際サーキットで第10戦の決勝レースを行い、18周を回ってCクラスは安田裕信(スリーボンド)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)が優勝した。

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 スーパー耐久レースの公式予選が雨により赤旗が2度出る波乱となったため、F3第10戦のフォーメーションラップは16時開始となった。

 岡山国際サーキットの天候は徐々に回復。スタート前には太陽も顔を出したが路面はウェットのまま。スタート前のウォームアップでは安田裕信(スリーボンド)、千代勝正(NDDP)、佐々木大樹(NDDP)の3台がウェットタイヤを装着。他のドライバーはすべてドライタイヤを選択した。

 しかし、グリッド上で安田はウェットからドライタイヤに交換。逆に予選で下位に沈んだ三浦和樹(HFDP)、マシュー・ハウソン(KCMG)はドライからウェットタイヤへと交換した。

 レースは、ポールポジションの関口雄飛(B-MAX)がホールショットを奪い始まる。2位には山内英輝(ハナシマ)が予選順位のまま付ける。3位には予選3位の安田をかわした予選5位の蒲生尚弥(トムス)が上がってきた。予選4位のリチャード・ブラッドレー(トムス)は1コーナー立ち上がりでクラッシュ。スタート直後にレースを終えることとなった。

 Nクラスはクラスポールポジションの野尻智紀(HFDP)がトップ。2位、3位にはウェットタイヤを選択した千代と佐々木が上がってきた。

 1周を回り終える前にブラッドレーのクラッシュのため開始早々にSCが導入されることとなった。SCは3周を終わってピットロードへ。4周目からレースが再開された。

 4周目のヘアピン、3位の蒲生が2位を走る山内をインからパスしうようと並びかけるが、山内に接触。山内はコースアウトしてレースを終えた。

 蒲生はさらにトップの関口を追う。5周目には背後に迫り、6周目の1コーナーでインをさすが順位は変わらず。しかし、この先のアットウッドカーブで関口を捉えてついに蒲生がトップに立った。

 蒲生は後続を引き離しにかかり、11周目にはその差を4秒2とするが、なんと山内との接触で10秒のペナルティストップ10秒が課されてしまった。

 16周終わりで蒲生がピットインするとトップに立ったのは安田。しかし、背後からファステストラップを更新しながら関口が迫る。これに負けじと安田も最後はペースアップし、ファイナルラップではファステストラップを奪ってみせこのままトップでゴールした。2位には関口が、3位にはペナルティを受けたものののトップから46秒遅れで蒲生が入った。

 NクラスはSC後、トップ野尻、2位千代、3位佐々木、4位三浦の順で再開するが、ウェットタイヤを履いた千代、佐々木、三浦の3台はコースが乾き始めると徐々に後退。替わって2位には山中雄一(トムス)、3位にはギャリー・トンプソン(KCMG)が上がりレースはこのまま終了。野尻がクラスポールトゥウインを果たした。

 第11戦決勝は明日28日、10時35分より行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum


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