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2007年5月

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ決勝 最後尾から驚異の追い上げで5位! (INGING)

■ 5月20日 決勝

 Fニッポンで初の試みとなるスペシャルステージによる予選が行なわれた今回のもてぎだが、マシンのポテンシャル自体はもっと高いところにあるものの、土曜の走行ではアタックの際に雨が降るなど不運に見舞われたクインタレッリと横溝、そしてINGINGのスタッフたち。

 しかし、日曜朝のフリー走行では燃料を積んだ状態でのコースインながら、クインタレッリ、横溝ともにフィーリングもまずまずで、クインタレッリが1分38秒396で2番手、横溝が1分38秒555で4番手に。ともに決勝に向けて自信を深めてスタートの瞬間を待つこととなった。

■第3戦決勝

 決勝は予報どおりの好天となり、2台揃っての追い上げのレースが期待された。

 横溝が16番グリッドから、クインタレッリが22番グリッドからのスタートとなるが、午後2時34分、ついに戦いの火蓋は切って落とされた。

 いっせいに全車がスタートを切る中、クインタレッリと横溝も猛然とスタートを切る。しかし、1コーナーにアプローチした横溝のマシンの前方で、片岡龍也が他車の接触を受けてスピン状態となったため、横溝はこれを避けきれず追突。フロントウイングにダメージを追ってしまう。

 1周目を横溝16位、クインタレッリ19位で終えたINGINGだが、序盤のうちに13番手とした横溝は佐々木孝太に、クインタレッリは柳田真孝との攻防を展開することに。

 他車の脱落やスピンもあって、横溝は2周目に13位、クインタレッリも2周目に17位とするが、横溝はフロントウイングとともにサスペンションにもダメージを受けており、前の佐々木をなかなかかわすことができない。一方のクインタレッリも、柳田はパスしたものの、5周目から前にいる立川には手を焼いてしまう。 14周目に12位に浮上した横溝だったが、壊れたフロントウイングがバタついていたこともあり、オレンジボールを恐れて早めにピットインすることに。16周終了時点でピットインした横溝は、給油とタイヤ交換というルーティンワーク以外にもフロントノーズごとウイングを交換。49秒と予想外に長いピットストップを強いられ、いったん最下位に甘んじることになった。

 一方、ようやく立川をパスしたクインタレッリは、その後次々に先行するマシンを捕らえ、ポジションを上げていく。少しでもピットインのタイミングに自由度を持たせようと、ガソリンを満タンに搭載していたこともあり、クインタレッリが先行車を料理するたびに、結果的にチームではピットインを引き延ばす作戦に。

 1分40秒127というベストラップを叩きだし、最後尾からの追い上げを図る直樹に対し、クインタレッリもじりじりとポジションを上げていく。クインタレッリはレースの折り返しとなる30周を過ぎた頃には、なんとトップ6圏内に進出することに成功。ライバルたちのピットインもあって、35周の段階でロニーはついに2番手にまで浮上すると、ついに36周終了時点でピットイン。スタッフは落ち着いた迅速な作業で、タイヤ交換と給油を終え、約20秒でクインタレッリを6番手でコースに復帰させる。

 クインタレッリはいったん荒聖治の先行を許すが、荒にドライブスルーペナルティーが下って、再び逆転。さらにクインタレッリは51周目の90度コーナーで前戦の覇者である本山哲を見事に攻略し、5位に浮上。横溝も手負いのマシンながら、なんとか立川を抜こうと奮闘するが、ストレートが早くチャンスが訪れない。

 結局クインタレッリはそのまま5位の座を守りきってチェッカー。最後尾からの5位入賞ということを考えると予想以上の大健闘であったといえるだろう。一方の横溝もマシンにダメージを負ってしまったものの、粘り強いドラビングを見せて13位でのフィニッシュとなった。

■ロニー・クインタレッリ

 「スタート直後の1コーナーは非常に危ない状況だった。その中でナオキがダメージを負ったのはアンラッキーでしたね。序盤はフルタンクでバランス的に辛かったこともあり、柳田選手と立川選手を抜くのに時間が掛かかってしまいました。しかし中盤以降、特にピットストップの後は非常にマシンの調子が良かったので、とにかく今日はたくさんのクルマを抜くことができてレースを楽しむことが出来たと思う。その結果、本山選手までオーバーテイクして5位になれたので、僕にとってもチームにとっても充分以上に納得できるレースでしたね。次の舞台はFニッポン初開催の岡山国際ですが、今回もてぎに居残ってテストがあるので、そのあたりで得られたデータを生かしつつ、次も良いレースができるよう頑張ります」

■横溝直輝

 「スタート直後の1コーナーで、集団の中で突然前を走っていた片岡龍也選手のマシンが誰かにヒットされてスピン状態になって、避けることができず当たってしまったのが残念です。もうどうすることもできませんでした。あそこでウイングとサスペンションにダメージを負ってしまうようなことがなければ、クルマのフィーリングは良かったので、確実に上位に進出できたと思うのですが。それでもなんとか走っていたのですが、ウイングがバタバタしてしまって、予定より早めにピットに入りました。その分後半のスティントが長く、少し辛かったですね。前のクルマに追いつくと、どうしてもダウンフォースが減って攻めあぐねてしまう部分がありました。とはいえ次の岡山につなげられる何かをつかむことが出来たんじゃないかと思います」

■由良拓也監督

 「ロニーに関しては、これ以上はないというぐらいの良いレースをしてくれたと思います。また、横溝についても、1周目の片岡との接触でウイングを壊してしまいましたが、あれがなかったら、横溝もきっとポイント圏内にまで浮上できていたと思います。それだけに残念ですが、インパルの一角を崩した、というのは大きな意味があると思います。ちゃんと予選で走れていれば、悪くても2位にはなれたんじゃないでしょうか。抜きどころの少ないもてぎという舞台で、最後尾から追い上げての5位ですから、まずまずだったと言っていいでしょうね。昨日までは本当に運と流れが悪かったのですが、昨日の雨でそれも洗い流せたと言うことでしょう。次の岡山ではロニーも横溝もF3で走っていますから、きっと速いと思いますよ。さらに上位を狙えるよう頑張ります」

33号車ロニー クインタレリ5位トップ差45秒771
34号車横溝 直輝13位トップ差1分20秒587

 皆様の応援、有難うございました。今後とも、IMSへの応援をどうぞ、宜しくお願いいたします。

Text: INGINGモータースポーツ事務局

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ ロッテラーが2位フィニッシュ (TOYOTA)

トムスのA.ロッテラーが2位フィニッシュ
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第3戦で2位に入ったA.ロッテラー(#36 DHG TOM'S)

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3戦が5月19日(土)と20日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 19日(土)は午前中にスペシャルステージの出走順を決める予選1回目、そして午後に1台ずつのアタックとなるスペシャルステージが行われた。予選日は、変わりやすい天候で、セッション中の降雨もある波乱の展開。今大会より参戦22台全てが1台ずつのタイムアタックを行うこととなったスペシャルステージでは、最後にアタックした松田次生(mobilecast TEAM IMPUL)が他を圧倒するタイムでポールポジションを獲得。2番手には本山哲(Arabian Oasis TEAM IMPUL)が入り、トヨタエンジン搭載車が最前列を独占して決勝へと臨むことになった。

 20日(日)に行われた決勝レースでは、最前列グリッドの松田次生、本山哲の2台が好スタートを切ったが、ポジションを守り切ることが出来ず、予選4番手から浮上したA.ロッテラー(DHG TOM'S)がトヨタエンジン搭載車最上位となる2位に入った。松田次生は3位、チームメイトのB.トレルイエが4位でチェッカーを受け、本山哲は6位だった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第5,6戦もてぎ ジャービスとストレイトが優勝 (TOYOTA)

F3第3大会もてぎ 第5戦でO.ジャービスが今季2勝目。
第6戦はR.ストレイトが競り合いを制して今季2勝目を挙げる
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第5戦で今季2勝目を挙げたO.ジャービス

 全日本F3選手権第5、6戦が5月19日(土)と20日(日)の両日、ツインリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポンとの併催で行われた。

 第5戦、第6戦の予選が行われた19日(土)の午前中は、朝の雨で当初路面は濡れていたものの、徐々に乾き、第5戦予選では、激しいタイムアタックの末、TDPの支援ドライバーである大嶋和也(トムス)が2番手最前列グリッドを獲得。チームメイトのO.ジャービス(トムス)が3番手、R.ストレイト(INGING)が4番手につけた。

 続いて行われた第6戦予選では、O.ジャービスがトップタイム。R.ストレイトが続き、2列目に大嶋和也、石浦宏明(トムス)のTDPドライバーが並ぶこととなった。

 19日(土)午後1時40分から開催された第5戦決勝では、最前列グリッドの大嶋和也がスタートを失敗。その隙をついてトップに立った予選3番手スタートのO.ジャービスが逃げ切り、今季2勝目を挙げた。2位にはやはりスタートでポジションを上げたR.ストレイトが続き、予選5番手スタートの石浦宏明が4位。予選2番手スタートの大嶋和也は6位に終わり、7位にはTDPの支援を受けるルーキーの関口雄飛(ナウモータースポーツ)が入った。

 第6戦の決勝レースが行われた20日(日)は好天に恵まれた空の下でスタート。予選2番手グリッドのR.ストレイトが激しい競り合いの末に今季2勝目を獲得。これに予選4番手スタートの石浦宏明が続いた。初のポールポジションからスタートしたO.ジャービスはペナルティを受けて後退を余儀なくされ、5位。大嶋和也もコースアウトとペナルティのために9位に終わった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ予選 バッドラックだった両ドライバー (INGING)

■ 5月19日 予選

 第2戦の鈴鹿ラウンドではロニー・クインタレッリが6位に入賞、横溝直輝も健闘しポイント目前となる9位でのフィニッシュを飾ったINGING。今回の舞台となるもてぎでは、さらに上位進出を目指すべくサーキット入りをしたチームと両ドライバーは、金曜に行なわれた第5回合同テストでは走り出しから好調ぶりを発揮。午前のセッションでは横溝が4番手、クインタレッリが6番手と上々の滑り出しを見せる。

 午後に入っても好調なINGINGは、今度はクインタレッリが4番手に食い込み、横溝も8番手と、ともにトップ10に。総合でもクインタレッリ4番手、横溝9番手と手応え充分の状況で、土曜の予選セッションに臨んだ。

 公式予選1回目は、朝方雨が断続的に降るなど肌寒く、非常に難しいコンディションで迎えた予選1回目。コースの後半部分では雨がパラついているような不安定な状況の中、午前10時34分にスタートしたセッションでは、クインタレッリが6台目にコースイン。横溝もこれに続き走行を開始し、セッション序盤は平穏な立ち上がりに。

 ところが、走行開始から24分経過した午前10時57分、90度コーナーで片岡龍也がコースアウトしたためセッションは赤旗中断に。ここでクインタレッリ、横溝ともにピットに戻り、セットアップを微調整することとなった。

 再開後は各陣営のラップタイムが上がってくるとクインタレッリ、横溝のタイムも1分40秒を切り始め、横溝が1分37秒858で4番手、クインタレッリが1分37秒951で5番手とまずまずのポジションにつける。ところが、残り10分ほどとなった午前11時23分に今度はV字コーナーで小暮卓史のマシンがストップしたため、再度赤旗が提示される。

 仕切り直しとなったセッション終盤、残り時間8分で再開となったものの、残り1分43秒の段階でV字コーナーで柳田真孝がストップしたため、大会審査委員会は残り3分でのセッション再開を決定。 この段階ではコンディションの好転と上位陣のタイムアップの中で、横溝9番手、クインタレッリ11番手あたりとなっていたが、再開後、最終アタックに賭けたINGINGの2台は、ファイナルラップでクインタレッリが1分36秒407、横溝が1分36秒703とタイムアップに成功する。

 これによりクインタレッリ5番手、横溝8番手で午後のスペシャルステージに臨むものと思われたが、INGINGの2台がファイナルアタックをしている最中、最終コーナーでコースアウトしたマシンがあったため、当該区間は黄旗が提示されることに。そのため、当該区間でベストタイムをマークしていたクインタレッリは、黄旗区間での減速義務違反をにより訓戒を受けることに。一方当該区間ではベストタイムをマークしていなかった横溝だったが、こちらも当該時間帯のラップタイムは予選結果として採用しないというJAFの規定により、クインタレッリともどもファイナルアタックのベストタイムは残念ながら採用されず、結果的に直樹は1分37秒850で13番手、クインタレッリは1分37秒951で16番手となってしまう。

 公式予選2回目は、今大会の目玉として、通常とは異なり、フォーミュラニッポン初となる全車によるスペシャルステージ方式で行なわれることとなった午後の予選2回目。1台ずつがコースインし、1周のウォームアップ後に1周のみの計測を行うという形態だが、言ってみれば予選1回目はこのスペシャルステージの出走順を決めるセッションであったのに過ぎない。

 このスペシャルステージ出走順は、クインタレッリが7番目、横溝が10番目。今や遅しとコクピットで出走を待つドライバーだったが、なんと4番目のアタッカーである荒聖治のころから、ツインリンクもてぎのコースには雨粒が落ち始めると、時折強さを増して瞬く間にコースを濡らしていってしまう。

 7番目にコースインしたクインタレッリのアタックラップのころには、皮肉にも雨が最も強い状況となってしまい、懸命にアタックをしたクインタレッリだったが、すべてのセクションでコンマ3~4ほどの遅れを喫し、合計タイムは1分38秒059という不本意な結果に。クインタレッリはこの段階で悔しい最下位となる7番手に甘んじる。

 一方10番目にコースインした横溝のころから、ようやく晴れ間が見え始めるものの、路面状況は一気に好転するはずもなく、各セクターでコンマ数秒ずつ遅れを取る横溝。セクター1でコンマ5、セクター2でコンマ9とトップタイムとにギャップは、セクターごとに広がる苦しい展開になり、結局横溝のタイムは1分36秒505と、その時点での5番手に。

 最終的に、後続のマシンはコンディションに恵まれてタイムアップを果たしたため、横溝が16番手、クインタレッリは最後尾となる22番手と、不完全燃焼となったINGINGの2台は、決勝で後方グリッドからの追い上げを図ることとなった。

■ロニー・クインタレッリ

 「今週末は非常に良い滑り出しで、昨日の合同テストでも常に安定したパフォーマンスを発揮することができ、常にトップ5にいることが出来た。予選でも上位に入ることが出来るはずと自信を持って臨んだけれど、予選1回目の赤旗中断や黄旗にリズムを崩されてしまったね。特に、セッション最後のアタックはかなり決まっていたのに、コースアウトしたマシンがあったせいで、ベストタイムが採用されず、その結果スペシャルステージの出走順が早くなり、結果的に最悪のコンディションで走らざるを得なかったのが残念だね。とはいえ、明日は最後尾からのスタートと、本来の自分たちのパフォーマンスとはかけ離れた位置から追い上げを図ることとなるが、このコースは非常に抜くことが難しいし、スタートとピットストップ、チームの戦略が非常に重要になってくるだろう。現実的にどこまで上がれるか分からないが、トップ10に入ることができれば、まずまず納得できる結果だと考えるべきだろうね」

■横溝直輝

 「朝の予選1回目も黄旗による影響で順位が悪かっただけで、クルマのポテンシャル的にはトップ6に入れるレベルにあったと思います。そのため、午後のスペシャルステージには自信を持って臨んだのですが、不運にも雨が降ってきてしまって。僕のアタックの際には、ちょうど雨が止んできたのですが、路面コンディションがドライにはなり切らず、自分の本来の力を出し切ることができなかったということで、非常に残念な結果となりました。今週は悪くてもトップ10圏内にいられるような状況で進んできた中で、16番手と言うのは悔しいですが、決勝では今季安定したラップで走れているので、明日もあきらめずに300kmの長丁場を戦います」

■由良拓也監督

 「不完全燃焼というか、それ以前に燃焼もしなかったような一日でした。何か大きな変更を行なってきた、というのではなく、開幕前から準備をし、マレーシアのテストから少しずつ積み重ねてきたことが徐々にタイムに現れたという感じで、昨日は今季一番の滑り出しで非常に流れも良かったのですが……。今回は予選2回目がスペシャルステージということで、天候が不安定になることが予想されていましたから、あまり予選1回目はムキにならず、ずっとスペシャルステージで求められる1周でいかにタイヤを早く温めるか、という部分にポイントを絞っていましたが、あの黄旗の状況は仕方なかったと思います。ロニーはこのところずっとバッドラックですですが、これも今日で終わりにしてもらって、横溝も決勝ではずっとペースが良いですから、明日は粘り強く戦います。とはいえ、ここは抜きどころのないサーキットですし、今回のレースでポイントを追い求めるとレースが組み立てられないと思いますので、次のもてぎでのレースを想定して、フルタンクでの検証などに充当し、気持ちを切り替えて決勝に臨みたいですね」

 皆様の応援、有難うございました。今後とも、IMSへの応援をどうぞ、宜しくお願いいたします。

Text: INGINGモータースポーツ事務局

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

KAIKEN

 

小暮 小暮卓史(優勝)
スタートは決まってポジションキープで1コーナーに入っていけました。
フリー走行も軽い状態でそこそこいけると感じてましたし、1ストップだとインパル勢を抜くのに苦労するだろうと思ったので、 最初から2ストップのつもりでした。1スティント目さえうまくいって前に出られれば、あとはなんとかなると思っていましたが、 そのとおりになりましたね。
ピットストップに不安はありませんでした。みんなプロフェッショナルですから。

ロッテラーアンドレ・ロッテラー(2位)
今日の結果はハッピーです。表彰台に立て たし、スタッフも喜んでると思います。
今シーズンを振り返ると、富士ではクラッチが壊れ、鈴鹿では予選でクラッシュして最後尾スタートになって、と結果が出せませんでしたが、 クルマ自体はいいパッケージに仕上がってますので、これからも期待できると思います。
終盤マツダに追いつかれたことからも、今後の課題は、2スティント目を早くすることですね

松田松田次生(3位)
今回はスタートは悪くなかったんですが、そのあとのペースが上がりませんでした。最後の1周でマッピングを以前のものに戻したら、 すぐにペースがあげられたので、判断ミスもあったと思います。
燃費もきつかったし、レースセットもできていませんでした。
去年とは正反対のクルマですね。

中嶋悟(優勝チーム監督)
理想はこの形(2ストップ)というのは以前から判っていました。今まではなかなかうまくいかなかったのですが、 今回小暮がそれを実現してくれたということです。
中嶋一番短い時間でレース距離を走りきるにはどうすればいいかを考え、追い求めた結果がようやく出ました。
ピット作業の1回目は予定より2秒早く給油リグを引き抜いてしまったのですが、 2回目を早めに入ればいいだけのことなので大きな影響はありませんでした。2回目は無線が聞き取りにくくて、 小暮とのコミュニケーションに時間がかかっただけです。
今回はドライバーがしっかりといい仕事をこなしてくれた結果、ということですね。

まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ決勝結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2007/05/20) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E621:44'32.258
236アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J6219.392
32松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J6220.940
41ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J6222.170
533ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J6245.771
619本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J6247.834
720ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J6248.063
84ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J621'01.366
98高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J621'16.823
1056金石 年弘ARTAHONDA HF386E621'18.647
1140ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E621'19.518
1211立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J621'20.345
1334横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J621'20.587
1412佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J621'23.431
15*37荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J611Lap 
1655井出 有冶ARTAHONDA HF386E611Lap 
175平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E611Lap 
186吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E593Laps
-------- 以上規定周回(55 Laps)完走 --------
-3柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J359Laps
-31ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E161Laps
-41ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E161Laps
-7片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J062Laps
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(PIAA NAKAJIMA) 1'38.785 (39/62) 174.98km/h
  • CarNo.37は、2007年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(裁定時刻14:40)
  • CarNo.37は、2007年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第28条11.(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。(裁定時刻15:55)

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ決勝 2ストップ作戦大成功!小暮が3年2ヶ月ぶりの勝利を挙げる

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の決勝が5月20日、晴天のツインリンクもてぎで行われた。
レース距離300kmの長丁場を制したのは小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)。
軽い燃料搭載量で逃げに逃げる2ストップ作戦が見事に決まり、今シーズン初勝利、通算2勝目を挙げた。
2位はアンドレ・ロッテラー(DHGトムス)、3位には僚友ブノワ・トレルイエの猛追を退けた松田次生(モバイルキャスト・チームインパル) が入った。

file_20070520T183427390 午後2時30分、フォーメーションラップが開始され、 62周の長い戦いの幕が切って落とされた。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの松田。
予選後の記者会見で「まずはスタートを決めることがひとつのステップ」と語っていた松田は、その言葉どおりにトップに立ち、 レースの主導権を握る....はずだった。

ところがその松田の目論見を、3番手スタートの小暮が打ち砕く。
小暮はスタート直後の1コーナーを本山に続く3番手で立ち上がると、早くもその周のダウンヒルストレートで本山のインに並びかけ、 90度コーナーのブレーキングであっさりと2位にポジションを挙げる。
続く2周目には同じダウンヒルストレートで松田をもアウトから抜き去り、あっという間にトップに躍り出た。 file_20070520T183611140

コーナーの立ち上がり、ブレーキングの深さで明らかに勝る小暮。
それは中嶋企画が何度も試み、そのたびに敗れ去った2ストップ作戦を予想させるに十分なものだった。
それを証明するかのように、他のドライバーが41~42秒台で周回する中を39秒台で疾走する小暮。 4周目には38秒台まで飛び出すハイペースぶりだ。

その後方では、予選4番手からスタートし、オープニングラップを4位で終えたロッテラーも序盤からハイペースで順位を上げにかかる。 ロッテラーは2周目に本山、5周目には松田をも抜き去って2位に浮上してきた。
しかしそれでもなお、小暮のハイペースぶりにはかなわず、両者の差は確実に開いていく。 file_20070520T183616406

一方、小暮、ロッテラーに立て続けに抜かれた本山は、松田の背後にぴったりつけて隙をうかがっていたが、 7周目の3コーナー立ち上がりで痛恨のコースアウト。逆に8位に順位を落としてしまう。
懸命に順位挽回を図る本山は、早めのピット作業で5位集団をかわしたまでは良かったものの、最後尾から追い上げてきたロニー・ クインタレッリにレース終盤抜かれて6位でフィニッシュすることとなった。

小暮は27周目にロッテラーとの差を37秒670とすると、次の28周終わりで最初のピットストップ。22秒の作業時間で松田の後ろ、 3位でコースに復帰した。

これでトップに繰り上がったロッテラーは31周終わりでピットイン。こちらも22秒の作業時間でピットアウトしていく。
小暮はこの間、松田を追い上げて30週目の90度コーナーでインから抜き去っており、 ロッテラーがルーティンストップを行ったことで再びトップの座に返り咲く。

file_20070520T183819421 その後も小暮は31周目に1分38秒787、39周目には1分38秒765と、 この日のファステストラップを記録するハイペースで逃げに逃げ、42周目に はロッテラーとの差を52秒315とし、 43周終わりで2度目のピットストップを行う。
給油とタイヤ交換に26秒5を費やしてもなお、ロッテラーの10秒前方でコースに戻った小暮は、 その後も手綱を緩めることなく1分39秒台で周回を重ね、最後は2位に19秒392の大差を築いて、シーズン初勝利を挙げた。

この優勝はまた、小暮にとっては2004年3月の鈴鹿以来、実に3年2ヶ月ぶりの待ちに待った勝利だった。

2位にはロッテラー。終盤松田に2秒弱差まで詰め寄られたが、その松田も僚友トレルイエに執拗なアタックを受け、 最後の数周はそれを押さえ込むので精一杯となったため、ロッテラーは辛くも逃げ切った。
松田も最後までトレルイエを押さえ切って3位と、終わってみれば 3人の中嶋門下生が表彰台を占める結果となった。

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次回第4戦は、フォーミュラニッポン初開催となる岡山国際サーキット。
6月10日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Japanese F3

JF3:第6戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/05/20) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 6 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
13ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE2036'24.945
237石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE202.940
311伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C206.536
410塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C209.352
5*1オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE2010.339
612ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE2026.995
733関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE2027.914
814安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE2028.452
9*36大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE2033.614
1062嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE2047.220
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE201'44.823
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-2中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1010 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 オリバー・ジャービス (DHG TOM'S G307) 1'47.835 (16/20) 160.29km/h
  • CarNo.36 2007年全日本フォーミュラ3選手権統一規則27条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(裁定時刻10:53)
  • CarNo.1 2007年全日本フォーミュラ3選手権統一規則28条12.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティおよびペナルティポイント1点を課した。(裁定時刻11:00)

Japanese F3

JF3:第6戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

Rd61stロベルト・ストレイト(優勝)
昨日からどうやってトップでファーストコーナーへ入ろうかと、そればかり考えていましたから、 スタートでジャービスとサイドバイサイドになったときは引くべきかどうか迷いました。
でも結局彼はミスをしてペナルティを受け、そのおかげで僕がトップになりました。
スタートでグリーンゾーンに押しやられたときに『日本だったら80%の確率でペナルティが出るな』と思っていたので、 落ち着いて自分のペースで走っていました。だから8周目にジャービスにドライブスルーが出たのを見て安心しました。
その後はベストラップを出すつもりでプッシュして、残り5周のところでベストラップが出たので、 これでファステストラップのポイントが取れたかと思いましたが、その後オオシマがタイムアップしたので取れませんでした。
クルマ自体が終盤はオーバーステアになっていたので、そのなかでできる限りプッシュしようと思って走りました。

Rd62nd石浦宏明(2位)
今週は金曜まで流れが悪かったんですけど、金曜の夜にチームが3時間もミーティングして、セッティングを一から見直してくれて、 僕のドライビングスタイルに合うクルマを作ってくれました。 ですから昨日のレースでも前を押さえられてなければもっといいペースで走れたはずなんで、今日もクルマは殆どいじらずにレースに臨みました。
スタートを決めればいける、と思っていたんですが、思うようなスタートができなくて、 ポジションキープで1コーナーに入っていったら2台外にはみ出したのが見えました。 それからロベルトに3コーナーと5コーナーで並びかけたんですけど、ロベルトにうまくライン取りされて前にいけませんでした。
その後オリバーのペナルティってなって、それを聞いても『自分には関係ない』と思ってとにかくロベルトを追いかけました。

Rd63rd 伊沢拓也(3位)
スタートで前に行くことだけを考えていました。スタートはすごく良くて、1コーナーで大嶋君と石浦君の間に入っていこうと頑張ったんですが、 大嶋君と一緒にはみ出してしまいました。
開幕から考えたら、トップとの差は縮まっていますし、自分としては今日はいいレースができたと思います。
今まではダラーラと自分の走りがなかなか合わなかったんです。童夢だとそういう部分を吸収してくれてたんですが。 それも前回のもてぎテストから、だんだん走らせ方がわかってきて、セッティングも合ってきています。

まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第6戦もてぎ決勝 ジャービス痛恨のペナルティ!勝ったのはストレイト

全日本F3選手権第6戦の決勝は、ロベルト・ストレイト(インギング)が2位に2秒.940差をつけて20周を走りきり、 第4戦鈴鹿に続く今季2勝目を挙げた。

file_20070520T125553687 午前10時45分、フォーメーションラップが開始され、20周の戦いが始まった。
ポールシッターのオリバー・ジャービスとセカンドグリッドのロベルト・ストレイトによる激しい先陣争いはジャービスに軍配。
しかしこのとき、ストレイトをグリーンゾーンまで押しやったジャービスの行為が審議対象となってしまう。

その後方では石浦宏明と大嶋和也が3位を争った結果、大嶋が2コーナーでアウトに飛び出してしまう。
大嶋は大きく順位を落とし、1周目を10位で戻ってきたが、 更に3周目にはジャンプスタートによるドライビングスルーが課せられることになり、 これを4周終わりで消化した大嶋はとうとう最後尾に落ちてしまい、その後も懸命に順位回復を図ったが、 結局9位でレースを終えることとなった。

大嶋のジャンプスタートに続いて、8周目にはついにジャービスに対してもドライビングスルーペナルティがポストから提示された。

file_20070520T125558765 9周終わりで手を挙げて合図したジャービスは10周目にピットイン、塚越の後ろ、 5位でレースに復帰した。
これでストレイトがトップに繰り上がった。

ストレイトはその後も2位石浦の追撃を退け、最後は2.94秒の差をつけて20周を走りきり、今季2勝目を上げた。
また、ジャービスが5位、大嶋が9位に終わったことにより、 シリーズポイント上もストレイトがトップに立って次戦岡山ラウンドに臨むこととなった。

file_20070520T125603171

第7戦&8戦は岡山国際サーキット。6月9日、10日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎフリー走行結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2007/05/20) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'37.136--177.95
233ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J1'38.3961.2601.260175.67
319本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'38.5401.4040.144175.41
434横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'38.5551.4190.015175.38
531ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'38.5601.4240.005175.38
641ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'38.5801.4440.020175.34
736アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'38.8241.6880.244174.91
87片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'38.8731.7370.049174.82
956金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'38.9531.8170.080174.68
1037荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'39.0101.8740.057174.58
1140ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'39.1181.9820.108174.39
125平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'39.1622.0260.044174.31
1355井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'39.3852.2490.223173.92
144ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'39.6422.5060.257173.47
1512佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'39.6992.5630.057173.37
1620ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'39.7332.5970.034173.31
1711立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'39.7802.6440.047173.23
183柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'39.7812.6450.001173.23
192松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'39.8042.6680.023173.19
201ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'39.8182.6820.014173.16
216吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'39.9112.7750.093173.00
228高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'40.0492.9130.138172.76
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎフリー走行 トップタイムは小暮

フォーミュラニッポン第3戦の決勝前フリー走行は、小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1分37秒136でトップタイム。 2番手にロニー・クインタレッリ、3番手には本山哲がつけた。
一方、ポールシッターの松田次生は19番手、ディフェンディングチャンピオンのブノワ・トレルイエは20番手に留まった。

file_20070520T093630086 天候の変化に翻弄された公式予選日とは対照的に、 決勝日を迎えたツインリンクもてぎは朝から快晴、絶好のレース日和となった。

決勝前フリー走行は午前8時30分から、30分間で行われた。

今回はレース距離300km、燃料最大積載量122リットルと、決勝ではピットストップが必要になってくる。
このため、各チームとも入念にピットストップ練習を行いながら、走行を重ねていった。

このセッションでトップタイムを記録したのは予選3番手の小暮。開始10分で1分37秒136のベストタイムを出し、 その後も37秒後半から38秒前半のタイムで快調に走行し、決勝に向けての仕上がりのよさをアピールした。

file_20070520T093634164 その一方で、昨日のポールシッターの松田、予選2番手の本山らは、19位、 20位といったあたりで周回を重ねている。本山は残り1分で3番手タイムを記録したが、松田は39秒804がベストという状態。 また、昨日のスペシャルステージで間違ってユーズドタイヤを装着し、 10番手に終わったトレルイエもこのセッションは20番手と低迷した。

この、モバイルキャストインパル2台のタイムが何を意味するのか、決勝での作戦とどう関連するのか、興味は尽きない。

第3戦決勝は今日午後2時30分から、62周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ 予選上位3人のコメント

QTop3

 

QMatsuda 松田次生(ポールポジション)
午後のスペシャルステージでは、アタック云々よりも天気がどうなるかが心配でした。最終コーナーでロスしてしまいましたが、 あれがなければもっといいタイムが出ていたと思います。
クルマの状態も良かったし、チームも頑張ってくれました。
明日はポールポジションからスタートしますが、スタートをちゃんとすることが最初のステップだと思ってまして、 ここを越えれば結果はついてくるはずです。
金曜のテストでも満タンでどこまでタイムがダウンするか、エンジニアと確認していますから。
明日は長いレースなので何があるかわかりません。
今まで2位ばっかりだったので、明日こそはトップでフィニッシュしたいです。

QMotoyama本山哲(予選2位)
天気が心配だったので、予選1回目はなるべく上の順位にならないように調整していました。
結果的に雨は降ってこなくて、松田に大きなタイム差をつけられてしまいましたが、正直あのタイムは見えてなかったです。
今回も鈴鹿に似た展開になってきていますが、長いレースでは何があるかわからないので、 チャンピオンシップを考えても明日は2位以上で終わりたいですね。

QKogure 小暮卓史(予選3位)
1回目の予選ではみんなに迷惑をかけてしまいました。
オーバースピードでS字に入ってしまって、飛び出してしまいました。
2回目の予選では、走り出す直前に雨が降ってきて、セクター1、2ではヘルメットに雨粒が上がってきましたが、 路面のグリップ感は変わりませんでした。
精神的には良くなかったですけど。
セクター1、2はまだまだいけたと思いますが、3、4はパーフェクトでした。
鈴鹿と同じスタート順になりましたが、今回はスタートで失敗しないよう対策してきましたし、前についていければチャンスはあると思います。

まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

OJオリバー・ジャービス(優勝)
2回目の予選はトップを取れましたが、1回目は雨で路面が濡れていたこともあり、大きなミスをして順位を上げられませんでした。
決勝ではスタートが一番重要だと思っていましたが、いいスタートが切れましたね。クルマの調子も良かったし、自信もありましたので、 序盤に前に出てミスさえしなければ勝てると思っていました。

RSロベルト・ストレイト( 2位)
1回目の予選ではクルマがすごく調子良かったので、ポールを取れると思っていましたが、 最後のアタックでトラフィックに捕まってしまいました。残念です。
2回目の予選でもできるだけハードにプッシュしたんですが、それ以上にオリバーが速かったですね。
決勝ではスタートに集中しました。1コーナーの手前でツカコシとオオシマがガッチリ前を固めていましたけど、追い越すことができました。 そこからはハードにプッシュしましたが、オリバーについていくのも難しい状態でした。

KT塚越広大(3位)
1回目は天候やコースコンディションが好きな場面になって、それが奏功してポールポジションが取れました。
2回目は何でタイムが伸びなかったのかわからない状況で、順位も下のほうになってしまいました。
スタート直後の1コーナーでは自分の行き場がなくなってしまい、4位に下がるしかありませんでした。そこからできるだけプッシュしましたが、 追いつけませんでした。
表彰台に上がれたのは良かったですが、できれば優勝したかったですね。

まとめ & Photo:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ予選2回目 初の全車参加スペシャルステージを制したのは松田!

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦で初導入された、参加全22台によるスペシャルステージは、午前中トップの松田次生(モバイルキャスト・チームインパル)が、他を圧倒する1分34秒775を叩き出してポールポジションを獲得した。

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予選1回目終了後、何人かのドライバーがイエローフラッグ無視やスキッドブロックの規定違反によりベストタイム抹消やタイム無効とされたため、スペシャルステージを前に、出走順が大きく変更されることになった。
その上、セッションの途中で雨が降ったり止んだりと非常に不安定な天候だったため、この出走順がスターティンググリッドに大きく影響を及ぼすこととなった。

そうした順位変動の影響を被った一人、スキッドブロックの違反でタイム無効とされた金石年弘は最初のアタッカーとして1分35秒361を叩き出す。これは午前中の松田のベストをも上回る好タイムだ。

更に自ら赤旗の原因を作って午前中18番手に終わった小暮卓史も、 降り始めた雨が路面を濡らしきる前に果敢にコースを攻めて135194を叩き出し、この時点でのトップに立った。

逆に、 降り始めた雨に翻弄されてタイムを落としたのが荒聖治とロニー・ クインタレッリだった。
滑る路面に手を焼いた荒は137576、 最も雨脚の強いタイミングで走らざるを得なかったクインタレッリは138059を出すのが精一杯だった。
続くファビオ・カルボーン、柳田真孝も、濡れた路面のために低迷する。

しかし雨はファビオ・カルボーンが走り終えたあたりで完全に止んだ。
空は次第に明るくなっていき、強い陽射しが路面をどんどん乾かしていく。
ここからは、 セッションが進めば進むほどラバーグリップが上がっていく通常のドライセッションとなった。

横溝直輝は平凡なタイムに終わったものの、 続く井出有治はセクター12で小暮を上回る区間タイムを出してみせる。 しかしセクター3,4が延びず、終わってみれば135818と、この時点での3番手となった。

続く吉本大樹、平中克幸、ロイック・ デュバルらも小暮のタイムには及ばず、8位、4位、3位に終わるが、その次にコースインした本山哲は135183と小暮を僅かに上回ってトップに立った。
本山は、「午後3時以降に雨」という天気予報にあわせて、 なるべく順位を上げないようにと予選1回目のペースを調整していたのだった。

続く高木虎之介、ビヨン・ビルドハイム、J.P.オリベイラ、ミハエル・クルムは本山に及ばず、ディフェンディングチャンピオンのブノワ・ トレルイエでさえも135960と苦戦。
このまま本山のポールが決まるかと思われたが、 最後に出走した松田がセクター123でことごとく本山を上回る快走を見せ、 最終コーナーでは大きく姿勢を乱したものの134775と、唯一34秒台にはいる圧倒的なタイムで本山を0.408秒上回り、前戦鈴鹿に続いての2戦連続ポールを達成することとなった。

フォーミュラニッポン第3戦決勝は明日午後230分スタート。今回は給油ありの300kmフルディスタンスだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎスペシャルステージ結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2007/05/19) Super Lap Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2007 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'34.775--182.38
219本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'35.1830.4080.408181.60
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.1940.4190.011181.58
436アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'35.2780.5030.084181.42
520ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'35.3500.5750.072181.28
656金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'35.3610.5860.011181.26
731ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'35.4700.6950.109181.05
840ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'35.7440.9690.274180.53
955井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'35.8181.0430.074180.39
101ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'35.9601.1850.142180.13
115平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'35.9931.2180.033180.06
128高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'36.0671.2920.074179.93
134ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'36.3421.5670.275179.41
1411立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'36.4301.6550.088179.25
157片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'36.4621.6870.032179.19
1634横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'36.5051.7300.043179.11
1712佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'36.5121.7370.007179.10
186吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'36.7321.9570.220178.69
1941ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'37.5092.7340.777177.27
2037荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'37.5762.8010.067177.14
213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'38.0163.2410.440176.35
2233ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J1'38.0593.2840.043176.27
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/05/19) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
11オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1425'13.870
23ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE144.165
310塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C147.808
437石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE149.103
511伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1413.062
636大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1413.594
733関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1421.801
812ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1422.242
914安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1423.392
102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1430.107
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1442.035
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE141'17.250
  • Fastest Lap: CarNo.1 オリバー・ジャービス (DHG TOM'S F307) 1'47.447 (9/14) 160.87km/h

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ決勝 スタートの混乱を制したジャービスが今季2勝目を挙げる!

全日本F3選手権第5戦の決勝は、 スタートでトップに躍り出たオリバー・ジャービス(DHGトムス)が、そのまま後続を引き離して14周を走りきり、富士での開幕戦以来の今季2勝目を挙げた。

file_20070519T175419328

結局、予選でのダブルチェッカーによるベストラップ抹消が確定し、石浦は5番手からスタートすることとなった。

5戦決勝は午後140分にフォーメーションラップが開始された。

ポールシッターの塚越広大はまたしてもスタートを決めることができず、ホイールスピンから失速。 2番手スタートの大嶋が並びかけるが、 この2台の間にジャービス、 ストレイトの2台が割って入り、 一気に1位、2位を奪い取って1コーナーへ飛び込んでいく。

これで大嶋は3位、塚越は4位に後退。

大嶋はその後も果敢にストレイトに仕掛けていくが、90度コーナーで痛恨のオーバーラン。6位に後退してオープニングラップを終えることになってしまう。

これで3位に繰り上がった塚越の背後には石浦が迫る。

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その後方では、5位伊沢と6位大嶋の熾烈なバトルが展開された。
3
周目に一旦は伊沢を抜いて5位に上がった大嶋だったが、伊沢はすかさず3コーナーでインにノーズをねじ込んで順位を奪い返す。 その背後にはルーキーの関口、今回から参戦のベン・クルーカスが接近してきた。

トップのジャービスはその後も徐々に2位のストレイトを引き離し、最後は4165の差をつけてチェッカーを受け、 開幕戦の富士以来4戦ぶりの優勝を飾った。

2位にはストレイト、3位には塚越がつけ、4位に幻のポールとなった石浦。

結局大嶋は伊沢を攻略することができず、6位に終わった。

6戦決勝は明日午前1045分より、20周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ公式予選1回目 トップタイムは松田次生

全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選1回目は3度の赤旗が出る荒れた展開となった。
そうした中でトップタイムを記録したのは松田次生(モバイルキャスト・チームインパル)。唯一の35秒台となる1分35秒451を記録し、 午後のスペシャルステージでトリを務めることとなった。

file_20070519T132111796 第3戦の舞台はツインリンクもてぎ。
ここでは全車参加のスペシャルステージによるグリッド決定という、従来とは全く違う予選方式が採られることとなった。
このため、午前中に行われた予選1回目は、午後のスペシャルステージにおける出走順を決めるためのもの、という位置づけとなる。

予選1回目は午前10時35分に開始された。
F3の予選中から再び降り始めた雨のため、開始時点の路面はウェット。一旦はスリックを履いて出て行ったドライバーたちも、 すぐにウェットタイヤに履き替えて走行を重ねることとなった。ラップタイムもこの時点ではアンドレ・ ロッテラーの1分57秒657がトップという状況で、コースのあちこちで水しぶきが上がっていた。

しかし雨は予選開始10分足らずで止み、ドライバーたちも開始10数分で再びスリックでの走行に切り替えていく。
ラップタイムも一気に縮まり始め、残り30分の時点ではブノワ・トレルイエが1分42秒490を出してトップに立ち、 他のドライバーも軒並み43秒台までタイムをあげて来た。

しかし残り時間が28分を切ったところで片岡龍也が90度コーナーでスピンオフし、これを排除するために赤旗が出された。
この時点でトップに立っていたのはロイック・デュバル。タイムは1分39秒940と、ついに40秒台を切ってきていた。

予選は6分間の中断の後、再開された。
しかし、残り時間8分49秒で今度は小暮卓史がS字でコースアウトしてしまい、これの排除で再び赤旗が出されてしまう。

セッション終盤に向けて更なるタイムアップを狙っていたドライバーたちは、これで出鼻をくじかれてしまった。

この時点でのトップは松田次生。タイムは1分36秒497まできた。2番手にはロッテラーがつけている。
既に空には晴れ間が覗き、コースはほぼドライコンディションに回復してきた。

11時32分、予選再開。残り時間は8分あまり。
最後のアタックを、と相次いでコースに飛び出していくドライバーたち。
しかし2番手タイムのロッテラーは残り5分、トップの松田は残り3分30秒を切ってから漸くコースインする作戦に出た。

松田がコースに入った直後、久々にトップフォーミュラに戻ってきたミハエル・ クルムが1分36秒448を叩き出して一気にトップに躍り出た。

しかしその直後、今度は柳田真孝がV字コーナーでスピン。
これにより今日3度目の赤旗中断となる。残り時間はたったの1分43秒と、タイムアタックはほぼ不可能な状況だ。

このため、審査委員会判断で残り時間を3分に延ばして予選は再開されることとなった。

この僅かな残り時間を見事に生かしきったのが松田だ。
松田はここで1分35秒451と、このセッションで唯一の35秒台を記録してトップに立った。2番手には、 このもてぎで優勝も経験している金石年弘。3番手にはアンドレ・ロッテラーがつけた。

午後2時25分より行われるスペシャルステージでは、この順位の逆順で1台づつのアタックが行われる。

なお、終了間際に最終コーナーで吉本大樹と佐々木孝太がコースアウトしたため、この区間にイエローフラッグが提示されたため、 この直後にチェッカーを受けたロニー・クインタレッリ、横溝直輝、立川祐路に対しては、予選終了後にタイム抹消のペナルティが下った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA

Japanese F3

JF3:第6戦もてぎ公式予選 ジャービスが今季初ポール!

 全日本F36戦の公式予選は、オリバー・ジャービス(トムス) が今季初のポールポジションを獲得。ロベルト・ストレイトが2位に入り、 開幕以来続いていた大嶋和也のフロントロー獲得はここで途絶えることとなった。

file_20070519T171837406 石浦のダブルチェッカーを巡る、第5戦公式予選の審議がまだ継続する中、 第6戦の公式予選が開始された。

最初にトップに立ったのはストレイト。タイムは146651だ。

他のドライバーもほぼ第5戦終了間際と同等のペースで走り始めており、 更なるタイムアップが期待されたが、残り5分で再び雨が降り出し、ウェット宣言が出てしまう。


しかし雨はそれほど強くなかったため、残り時間が2分を切ったあたりからは徐々にタイムアップするクルマが出始めた。

ここで大嶋がストレイトに続く2番手に上がってくると、3番手には石浦、4番手にジャービスと、トムス勢が2-3-4位を占める。

5番手には塚越広大がつけていたが、 これをチームメイトの伊沢拓也が終盤上回って5位に。

続いてルーキーの関口雄飛も6位に上がってきた。

これで第5戦ポールの塚越は7番手に後退することとなった。


そして残り時間が20秒を切ったところで、ジャービスが46515を叩き出してトップに立つ。

これがこのセッションのベストタイムとなり、 ジャービスは来日以来始めてのポールポジションを第6戦目でついに獲得することとなった。

ここまで5戦、フロントロースタートを続けていた大嶋は、 最後のアタックも実らず、ストレイトの後ろ、3番手から明日の決勝をスタートすることとなった。


6戦決勝は明日午前1045分より、20周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3戦もてぎ公式予選1回目結果

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2007/05/19) Qualfying Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 3 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'35.451--181.09
236アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'36.0950.6440.644179.87
31ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'36.1050.6540.010179.85
420ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'36.4480.9970.343179.22
54ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'36.7071.2560.259178.74
640ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'36.7961.3450.089178.57
78高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'37.0021.5510.206178.19
819本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'37.2211.7700.219177.79
931ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'37.3531.9020.132177.55
105平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'37.5142.0630.161177.26
116吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'37.5322.0810.018177.22
1255井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'37.6682.2170.136176.98
1334横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'37.8502.3990.182176.65
143柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'37.8532.4020.003176.64
1541ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'37.8952.4440.042176.57
16*33ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J1'37.9512.5000.056176.47
1711立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'37.9832.5320.032176.41
1832小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'38.0282.5770.045176.33
19*37荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'38.0762.6250.048176.24
20*12佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'39.0673.6160.991174.48
217片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'48.37812.9276.245159.49
22*56金石 年弘ARTAHONDA HF386E2'00.00024.54911.622144.04
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
  • 赤旗中断
    • 1回目:10時57分02秒より、19番ポスト付近での車両撤去のため、6分58秒間中断。
    • 赤旗中断2回目: 11時23分09秒より、11番ポスト付近での車両撤去のため、8分51秒間中断。
    • 赤旗中断3回目: 11時38分58秒より、13番ポスト付近での車両撤去のため、4分02秒間中断。
  • JAFブルテン002-2007により黄旗区間を走行した下記車両のタイムは採用しない。
    • T 4 (10:39) CarNo.32,1,56
    • T10 (10:41) CarNo.40,2,7,33
    • T11 (10:56) CarNo.33,37,41,20,34,37,55,11
  • PENALTY
    • CarNo.12: 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中のスピン)により、罰金5万円を課す。(裁定時刻12:10)
    • CarNo.33: 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中の減速違反)により、訓戒とする。(裁定時刻12:25)
    • CarNo.37: 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中の減速違反)により、訓戒とする。(裁定時刻12:25)
    • CarNo.56: JAF国内競技車両規則第12章第2条13.1(スキッドブロック)違反により、予選タイムを抹消し、SS出走順位を1番とする。(裁定時刻13:12)

Japanese F3

JF3:第6戦もてぎ予選結果

全日本F3 -RIJ- (2007/05/19) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 6 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'46.512--162.28
23ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'46.6510.1390.139162.07
336大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'46.7270.2150.076161.95
437石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1'46.8540.3420.127161.76
511伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.2620.7500.408161.15
633関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'47.2640.7520.002161.14
710塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.5020.9900.238160.79
812ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'47.7621.2500.260160.40
914安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'47.8991.3870.137160.20
102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'48.2571.7450.358159.67
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'48.2861.7740.029159.62
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'51.5405.0283.254154.97
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'57.29310.7815.752147.37

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ予選結果

全日本F3 -RIJ- (2007/05/19) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 5 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
110塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.622--160.61
236大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'47.6730.0510.051160.53
31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE1'47.7480.1260.075160.42
43ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'47.7620.1400.014160.40
5*37石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE1'47.7710.1490.009160.39
611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'48.0090.3870.238160.03
712ベン・クルーカスThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE1'48.3060.6840.297159.59
833関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE1'48.5490.9270.243159.24
914安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE1'48.6170.9950.068159.14
102中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'48.8391.2170.222158.81
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'48.9591.3370.120158.64
1216石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE1'54.0166.3945.057151.60
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'58.44910.8274.433145.93
  • CarNo.37は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金3万円を課す。(裁定10:25)

Japanese F3

JF3:第5戦もてぎ公式予選 石浦のダブルチェッカーをめぐって審議中。現時点では塚越が今季初ポール

全日本F3選手権第5戦は、 石浦宏明(トムス)が予選終了間際に147459を叩き出してトップに立ったが、これがダブルチェッカーとされ、 現在審議中となっている。このため、現時点では147622を記録していた塚越広大が今季初のポールポジションを獲得することとなる見込みだ。

file_20070519T1716401715戦の公式予選は午前940分に開始された。
朝から時折降る小雨のため、コースはウェット状態だったが、水しぶきはあがっておらず、開始当初は慎重にウェットタイヤを履くものもいたが、 すぐに殆どのドライバーがスリックで走り出した。

走行を重ねるにつれてレコードラインはどんどん乾いていき、タイムも51秒台、49秒台、47秒台とどんどん上がっていく。
それにつれてトップも大嶋、ストレイト、石浦とめまぐるしく入れ替わり、チェッカー直後の最後のアタックは46秒台での激戦となった。

まずは大嶋がチェッカー直前に146673でトップを奪い返すと、これを塚越が146622で上回る。しかしその直後、石浦が146459を叩き出してきた。

これで石浦がポールかと思われたが、このラップが後にダブルチェッカーと判定されて無効になり、 石浦は47771がベストとされて5番手に後退することとなった。
これにより、塚越広大が地元もてぎのレースで今季初のポールポジションから午後の決勝に臨むこととなりそうだ。

石浦の判定については現在もまだ審議中で、予選正式結果は午前11時の時点でもまだ出ていない。

F35戦決勝は今日午後145分より、14周で戦われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 エンドレスアドバンZが総合優勝 (NISMO)

#3「エンドレスアドバンZ」が総合優勝
#113「カルラレーシング☆ings北海Z」がST3クラスで僅差の2位

 S耐第2戦は五月晴れの鈴鹿サーキットで行われ、ST1クラスで#3 Zが2戦連続ポールtoフィニッシュを飾った。またST3クラスでは#113 Zが2戦連続の2位、#74 Zが3位で表彰台を獲得した。

 12日の公式予選、13時05分からドライバー予選が行われ、ST1/2クラスでは#3 Zが2戦連続ポールポジション、#23 Zが5位となった。また、STクラス3/4では、#74 Zが2位、#113 Zが3位、#41 Zが7位、#333 Zが8位、#19 Zが10位、#15 Zが11位の順位となった。

 決勝の13日、13時35分に87周の決勝レースがスタートした。#3 Zの影山はスタートから後続を引き離し、2位#50 BMW Z4に4~5秒のマージンを作った。そして21周には最大6秒4の差をつけたが、徐々に2台の差は縮まり、29周目には2秒3に。33周で影山はピットイン。]迅速なピット作業で青木に交代した。34周目にトップの#50 Z4がピットイン。しかしエアジャッキトラブルのためにピットアウトできず、作業に時間を要することになった。

 #23 Zは田中がスタートを決めて1周目に4位、2周目に3位へ浮上。しかしパワーステアリングのトラブルを抱え、予定よりも早い28周でピットイン。こちらもこの作業のために修復に時間を要し戦列から離れることになった。

 中盤以降、#3 Zの青木は完全なひとり旅。一度もトップを譲ることなく2戦連続ポールtoフィニッシュ。総合でもトップチェッカーを受けた。#23 Zはトップからは13周遅れながら6位完走を果たした。

 ST3クラスは、まず#333 Zの前嶋がロケットスタートを決め、#113 Zの大井、#74 Zの安田に続く5位にジャンプアップ。2台のRX-7を追って3台によるZのバトルは激しさを増し、3周目には#113 Zが5位に後退。この5台は一列になりながら息の詰まるような周回を重ねていった。27周目にトップの#14 RX-7が、そして30周目に#7 RX-7がルーティーンピットに入ると、#74 Zがトップに。しかし33周目には#113 Zがトップに立った。39周目時点でクラス順位は#113 Z、#74 Z、#333 Z、#27 M3、#7 RX-7、#41 Zの順。そしてレース中盤の56周目には#74 Z、#113 Z、#27 M3と順位が入れ替わった。

 64周目、クラストップの#74 Zが2回目のピットイン。68周目、トップの#113 Zに#27 M3が1秒差まで迫り2台のバトルが展開された。しかし72周目の1コーナーで#113 Zはトップを譲り2位へ。ファイナルラップにトップの2台が再び1秒以内に接近したが、逆転までには至らず、このままチェッカーとなった。#113 Zは2戦連続の2位表彰台、#74 Zは3位表彰台を獲得。優勝こそ逃したが、Z勢が2~7位を独占。耐久レースでの強さをアピールする結果となった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 IMPREZA、苦戦を強いられるも4位 (SUBARU)

◇PROVA FUJITSUBO IMPREZA、序盤から苦戦を強いられるも4位を獲得

 S耐第2戦が開催され、PROVA FUJITSUBO IMPREZAはクラス5位からスタートしたが、スタート違反でペナルティを受け後退。しかし、粘りの走りを見せて表彰台獲得こそならなかったものの4位でチェッカー。ドライ路面で500kmを完走したことで多くのデータを集めるなど収穫のある内容となった。

【公式予選】

 12日、13時05分にAドライバーの予選が始まった。セッション開始とほぼ同時にコースインした吉田は、クラス暫定トップとなる2分16秒690のタイムをマークしてピットイン。セッティングを変更して再びコースインしたが2分17秒167でアップならず3位でセッションを終了した。ところが終了後に、セッション開始のグリーンランプがつく前にピットから出て行ったことが違反と判定されベストタイムが削除。2分17秒167が吉田のタイムとなった。

 13時50分からはBドライバーの予選。松田はセッション中盤に2分16秒315をマークして4位につけた。今年の予選はA、Bドライバーのタイムを合算して順位が決定する。この結果#2インプレッサの予選タイムは4分33秒482でクラス5位(総合12位)となった。

【決勝レース】

 13日、13時30分にフォーメーションラップが始まり1万2,000人のファンが見守る中、13時35分に87周レースのスタートが切られた。吉田はスタートを決め3位で2コーナーへ。しかし、予想より気温、路面温度が上昇したこともあり、3周目からペースが鈍り、5周目に4位、6周目に5位へダウン。そこへ吉田のスタートが違反と判断されドライブスルーのペナルティが課せられることになり、順位こそ5位と変わらないが、トップグループからは大きく遅れてしまった。

 29周目からST2クラスのトップグループが早めのピットストップを始め、吉田は33周目には2位となり34周目にピットイン。松田に交代し給油、そしてタイムを切り詰めるために予定どおりフロントタイヤだけを交換して5位でコースへ戻った。松田はオーバーステアが顕著に出るインプレッサと格闘。47周目には4位となり、56周目には3位、59周目には2位となり、64周目に2回目のピットインを行った。

 ドライバーは今回がインプレッサでの初レースとなる川口に交代。スタッフの迅速な作業によりタイヤを4本交換して給油を済ませ、4位でコースへ。川口は走行の経験が少なく苦手なコースである鈴鹿をステディに走り、ポジションをキープして20周を走り4位(総合12位)でチェッカー。表彰台こそ逃したが、前回の5位よりひとつポジションを上げて完走を果たした。

 500kmを走りきったことで多くのデータを取ることができ、また川口のマイレージを増やすことのできた今回のレース。また、新たな課題も見つけることで収穫のあったレースとなった。今後はさらなるポジションアップを狙うこととなる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦SUGO決勝 ついにダンロップZytek05Sが勝つ!

 2007年全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ開幕戦の決勝レースが宮城県スポーツランドSUGOで行われた。  12時08分気温22度路面温度26度のコンディションで1000kmレースのローリングスタートがきられた。

lm_r01_r_start  LMP1クラスの#22 ダンロップ Zytec 05S(野田英樹/山崎信介組)の野田がスタート直後の1コーナーでトップに立ち、序盤から圧倒的な速さで後続の#16無限COURAGE LC70(黒澤治樹/中野信治組)の黒澤を引き離しにかかる。50周を経過してその差は53秒にまで開いていた。昨年はトラブルに泣いたZytecだったが、今季の速さは本物だった。

 100周の時点では#16に2周の差を付けていた。150周の段階ではその差は3周に達し、200周目でも変わらないマージンとなっていた。214周目にLMGT2クラスの#7がピットロード入口でストップ。このため約5周にわたってSCカーランとなった。

lm_r01_r_zytec  227周目、270周で予定されていたレースのチェッカーに向けて#22は最後のピットイン。野田から山崎へステアリングが託される。この直後、ブレーキトラブルから#16中野がコースアウト!グラベルにストップしたマシンがオフィシャルの手によってコースに戻されるが、マシンはいったんガレージに入れられ修理が行われる。10周遅れとなってしまった#16だったが、無事にコースに戻る。

 18時08分270周には届かず6時間ルールでチェッカーがふられた。2台のLMP1のマシンが完走を果たした結果となった。

 総合3番手には#21ダンロップフェラーリ550GTS(飯田章/藤井誠暢組)組がLMGT1クラスの優勝に輝いた。

 総合4位には#18 AIM SPORTS GC-21(冨澤勝/麻生裕二/黒田吉隆組)がLMP2クラスの優勝となった。

 総合5位には#27 KRH F430 GT(青山光司/高木真一/新田守男組)がLM GT2クラスで優勝を遂げた。

lm_r01_p1_winner lm_r01_gt1_winner lm_r01_p1_podium lm_r01_p2_podium lm_r01_gt2_podium

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦SUGO決勝結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第1戦 -RIJ- (2007/05/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1P1122DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL2686:00'18.063
2P1216無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
黒澤 治樹
中野 信治
MI25810Laps
3GT11*21DUNLOPvFerrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL24721Laps
4P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒田 吉隆
YH24622Laps
5GT2127Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI24424Laps
6GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL23632Laps
7P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
廣田秀機
植田 正幸
YH22345Laps
---- 以上規定周回完走 ----
-GT2-910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH17989Laps
-GT1-110KUMUHO ARKTECH GT1
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
飯島 寛也
KH136132Laps
-GT2-7SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋貞一
藤野 昌弘
YH163105Laps
  • Fastet Lap: CarNo.16 無限COURAGE LC70 1'14.827 (193/258) 178.215km/h
  • セーフティーカー(16:51~17:02)
  • 6時間経過により268周でレース終了 完走周回数(70%) 187周
  • CarNo.21の車両は、2007年全日本スポーツカー選手権統一規則第28条4.1)(グリッド上の作業)違反により、エンジン停止状態で1分のペナルティストップが科された。
  • CarNo.21の車両は、2007年全日本スポーツカー選手権統一規則第29条14.2)・3)(危険なドライブ行為)違反により、エンジン停止状態での2分のペナルティストップ及びペナルティポイント1点が科された。

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿決勝 エンドレスZがポール・トゥ・ウィン!BMW-Z4はジャッキトラブルに泣く

2007スーパー耐久第2戦、鈴鹿500Kmレースの決勝が5月13日、鈴鹿サーキットで行われ、#3エンドレスアドバンZ (影山正美/青木孝行組)が他を圧倒する速さで総合優勝をもぎ取った。
(天候:晴れ コース:ドライ  観客動員数:12,000人)

st_r02_r_start 午後1時30分、87周の長い戦いがスタートした。

ポールポジションのエンドレスZがホールショットを決め、序盤から一気に後続を突き放しにかかる。

2番手には#50ペトロナスBMW Z4、3番手には#23カーチャンネルアドバンZ33がつける。
Z4はスタートドライバーの柳田の懸命の追い上げで一時4秒8まで広げられた差を32周目にはコンマ8秒まで縮めて見せるが、 34周終わりでルーティストップを行った際、左リヤのジャッキが戻らないという、まさかのトラブルで後退。 柳田とハイムランはその後も懸命に追い上げたが、3周ものビハインドはあまりにも大きく、総合11位、 クラス5位まで順位を戻したところで惜しくもチェッカー。上位入賞が見えていただけに残念なレースとなった。

一方の#23カーチャンネルZも、28周終わりでピットインした際にパワステオイルのリークが見つかり、 この修復に時間をとられて総合28位、クラス最下位でレースを終えた。

その他のポルシェ勢はエンドレスZにまったく歯が立たず、 3号車は2位の#8黒豆リボイスGT3に1分59秒もの大差をつけてチェッカーを受け、念願の総合優勝を達成することとなった。

st_r02_r_z

st_r02_r_z4m.jpg

st_r02_r_lancer

st_r02_r_m3

st_r02_r_dc5

ST2クラスは、5番手スタートの#2プローバフジツボインプレッサが一気に3番手にジャンプアップするが、 これにジャンプスタートの裁定が下って2号車はドライブスルーを課せられてしまう。

インプレッサが後退してからは#11オーリンズランサー、#13エクセディシーケンシャルCS、 #12ゼルスランサーEVOワゴンの3台による熾烈なトップ争いが繰り広げられた。

スタート直後から#11オーリンズを激しく追い立てる#13エクセディの背後にじわじわと迫った#12EVOワゴンは、 9周目のスプーンで13号車のインを突いて2位にあがると、11周目の1コーナーで11号車をもかわしてトップに立つ。
11号車はこの11周目からペースが上がらなくなり、12周目には13号車、15周目には20号車にも抜かれてしまう。

ところが一時はクラストップに立った#12EVOワゴンも16周目に失速。
これを17周目に捕らえた#13エクセディシーケンシャルも23周目にターボトラブルに見舞われ、この修復に7周を要してしまう。

一時はクラス4位まで後退したオーリンズだったが、29周終わりで最初のピットストップを行い、 タイヤ4本を交換した後はペースを取り戻し、49周目のヘアピンで#20阪口良平のインを木下隆之が突いてトップを奪い返すと、 その後は順調にトップを快走して開幕2連勝を飾った。

今回最も出入りの多かったのはST-3クラスだった。

オープニングラップをトップで戻ってきたポールシッターの#7アメニティホームRX-7を2周目に#14開成商事RX-7が抜いてトップに立つと、 これを38周目に給油のみの23秒ストップを敢行した#113カルラレーシングZの大井がかわしてトップに立つ。

その後、#7RX-7は45周目にエンジントラブルでリタイヤ。#14RX-7もペースが上がらず、 1スティント目を長めに引っ張った#74アラビアンオアシスZと#27FINAアドバンBMW M3が順位を上げてくる。

#27M3は39周目まで最初のピットストップを引っ張って2位に上がると、 3スティント目を担当した小林且雄が#113伊橋勲を次第に追い詰め、ついに72周目の1コーナーでインに飛び込んでトップを奪い取る。
抜かれた伊橋もしぶとく食い下がり、ファイナルラップで再びテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込むが、一歩及ばず、 #27FINAアドバンBMW M3が今季初勝利を挙げることとなった。

ST4は序盤トップに立った#87ケイズオートDC5が10周目の逆バンクでデフトラブルによりスローダウン。 ダンロップ外側のグラベルにストップして以降は#73PSY.A-ONE.ED DC5が最後までトップを守りきって地元での初勝利をあげ、 2位には#4AVANZZA BOMEX アドバン DC5がつけた。

st_r02_st1_podium st_r02_st2_podium st_r02_st3.podium st_r02_st4_podium

スーパー耐久第3戦は、シリーズ最長のサバイバル戦、十勝24時間。
7月14日決勝スタートだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿決勝結果

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
影山 正美
青木孝行
YH873:20'50.884
2ST128黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
清水 康弘
竹内浩典
MI871'59.227
3ST131euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山野 直也
山路 慎一
Henry Ho
YH872'04.330
4ST2111オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
木下 隆之
中谷明彦
YH852Laps
5ST1417キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
松永 まさひろ
NORBERT SIEDLER
田中 篤
YH852Laps
6ST2220RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
砂子 塾長
小川 日出生
YH852Laps
7ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
長島 正興
小林 且雄
村田 信博
YH852Laps
8ST32113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
大井 貴之
伊橋 勲
武居 義隆
YH852Laps
9ST236DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関豊
YH843Laps
10ST3374アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
小林敬一
安田 裕信
菅原 修一
YH843Laps
11ST1550PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
柳田 真孝
Fariqe Hairuman
MI843Laps
12ST24*2PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
吉田 寿博
松田 晃司
川口正敬
MI843Laps
13ST3441SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
塩渕誠二
加納 政樹
牧田 克也
YH843Laps
14ST35333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋秀司
Igor Sushko
花岡 隆弘
YH834Laps
15ST3615岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明
古谷 直広
杉林健一
YH834Laps
16ST37*19バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
輿水 敏明
加藤正将
YH834Laps
17ST2530RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田 誠
筒井 克彦
幸内秀憲
YH834Laps
18ST38100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
小山佳延
高崎 保浩
YH825Laps
19ST26*26エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
細野 智行
朝倉貴志
朝倉 宏志
YH825Laps
20ST3939BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
塩野健司
佐々木 雅弘
下山 征人
YH825Laps
21ST4173PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山本すばる
山崎 学
高橋 篤史
YH816Laps
22ST424AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
中村 貴広
太田 侑弥
YH816Laps
23ST4334AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
守内 庸介
北川 剛
田ヶ原章蔵
YH807Laps
24ST310*43APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
番場 琢
松本 高志
一楽 智也
YH807Laps
25ST2713エクセディシーケンシャルエンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
中村 啓
HINOKI
YH807Laps
26ST4418FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書健司
YH807Laps
27ST4576Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
古橋譲
YH798Laps
28ST1623CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
田中 哲也
星野 一樹
山田英二
YH7413Laps
29ST28602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
岩月 辰文
平橋利明
鳥居 良彦
YH7116Laps
30ST2912ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
西村 元気
菊地靖
YH6225Laps
---- 以上順位認定( ST1:60Laps / ST2:59Laps / ST3:59Laps / ST4:56Laps )----
-ST2-*5ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
赤星 陽太郎
筒井紀美子
秋山 辰勝
YH5532Laps
---- 以下フィニッシュライン不通過 ----
-ST3-14開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
吉冨 章
入口 秀輝
増田 芳信
YH7215Laps
-ST4-77BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
見並 秀文
磯田 尚孝
町田 亜矢
YH5532Laps
-ST3-7アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
井入 宏之
佐々木 孝太
赤鮫 オヤジ
YH4344Laps
-ST3-38PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
松井 猛敏
大橋 正澄
日下部 保雄
YH2463Laps
-ST3-16パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
金山 得郎
木野村 光恵
木村聡
YH2364Laps
-ST4-87K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
安藤竜也
YH1077Laps
  • Fastest Lap: CarNo.3 ENDLESS ADVAN Z 2'13.679 (2/87) 156.38km/h
  • CarNo.2、19 ドライビングスルー: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第13条(スタート)違反により(13:51裁定)
  • CarNo.26 ペナルティストップ10秒: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第15条(2)(ピット作業)違反により(14:05裁定)
  • CarNo.5 ペナルティストップ10秒: 2007鈴鹿サーキット一般競技規則第25条(妨害行為)違反により(13:59裁定)
  • CarNo.43 ペナルティストップ10秒: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第15条(11)(ピット作業)違反により(15:19裁定)
  • CarNo.5 ドライビングスルー: 2007鈴鹿サーキット一般競技規則第37条~1(ピットレーン速度違反)違反により(16:15裁定)
  • CarNo.19 ドライビングスルー: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第15条(5)(ピット作業)違反により(16:32裁定)

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿決勝途中経過(200km-35Laps)

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/13) Passage of 200km Weather:Fine Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
影山 正美
青木孝行
YH351:20'51.821
2ST128黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
清水 康弘
竹内浩典
MI3559.485
3ST131euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山野 直也
山路 慎一
Henry Ho
YH351'03.498
4ST31113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
大井 貴之
伊橋 勲
武居 義隆
YH351'31.756
5ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
長島 正興
小林 且雄
村田 信博
YH351'34.350
6ST33333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋 秀司
Igor Sushko
花岡 隆弘
YH351'41.979
7ST1417キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
松永 まさひろ
NORBERT SIEDLER
田中 篤
YH352'03.234
8ST2120RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
砂子 塾長
小川 日出生
YH352'04.273
9ST1550PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
柳田 真孝
Fariqe Hairuman
MI341Lap
10ST3474アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
小林敬一
安田 裕信
菅原 修一
YH341Lap
11ST2211オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
木下 隆之
中谷 明彦
YH341Lap
12ST23*2PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
吉田 寿博
松田 晃司
川口正敬
MI341Lap
13ST3515岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明
古谷 直広
杉林健一
YH341Lap
14ST246DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関 豊
YH341Lap
15ST2512ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
西村 元気
菊地靖
YH341Lap
16ST36*19バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
輿水 敏明
加藤正将
YH341Lap
17ST377アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
井入 宏之
佐々木 孝太
赤鮫 オヤジ
YH341Lap
18ST3841SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
塩渕誠二
加納 政樹
牧田 克也
YH341Lap
19ST3914開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
吉冨 章
入口 秀輝
増田 芳信
YH341Lap
20ST31039BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
塩野 健司
佐々木 雅弘
下山 征人
YH341Lap
21ST311100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
小山 佳延
高崎保浩
YH332Laps
22ST2630RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田 誠
筒井 克彦
幸内秀憲
YH332Laps
23ST31243APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
番場 琢
松本 高志
一楽 智也
YH332Laps
24ST4173PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山本すばる
山崎 学
高橋 篤史
YH332Laps
25ST4234AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
守内 庸介
北川 剛
田ヶ原章蔵
YH332Laps
26ST434AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
中村 貴広
太田 侑弥
YH323Laps
27ST4477BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
見並 秀文
磯田 尚孝
町田 亜矢
YH323Laps
28ST4576Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
古橋譲
YH323Laps
29ST27*26エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
細野 智行
朝倉貴志
朝倉 宏志
YH323Laps
30ST4618FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書健司
YH323Laps
31ST2813エクセディシーケンシャルエンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
中村 啓
HINOKI
YH296Laps
32ST1623CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
田中 哲也
星野 一樹
山田英二
YH287Laps
33ST29602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
岩月 辰文
平橋利明
鳥居 良彦
YH278Laps
34ST31338PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
松井 猛敏
大橋 正澄
日下部 保雄
YH2411Laps
35ST31416パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
金山 得郎
木野村 光恵
木村聡
YH2312Laps
36ST210*5ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
赤星 陽太郎
筒井紀美子
秋山 辰勝
YH1421Laps
37ST4787K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
安藤竜也
YH1025Laps
  • CarNo.2、19 ドライビングスルー: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第13条(スタート)違反により(13:51裁定)
  • CarNo.26 ペナルティストップ10秒: GNETスーパー耐久シリーズ2007シリーズ規則第15条(2)(ピット作業)違反により(14:05裁定)
  • CarNo.5 ペナルティストップ10秒: 2007鈴鹿サーキット一般競技規則第25条(妨害行為)違反により(13:59裁定)

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿決勝 レースは半分を経過、エンドレスアドバンZがトップを独走中

 レースはほぼ半分を経過。ここまででほぼ全てのマシンが1回目のルーティンピットを行っている。

 クラス1は依然としてエンドレスアドバンがトップ。一時、PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEに背後まで迫られたが、同車がピットインで上げたジャッキが戻らないというトラブルで後退したため、現在は2位以下を1分以上離しての独走状態となっている。CAR-CHANNELアドバンZ33もパワーステアリングのトラブルのようでピットに留まったままのため、2位には黒豆リボイスGT3が上がってきた。3位にはeuroMEVIUS ADVAN PORSCHEが走行中。

 クラス2は、トップに立ったオーリンズランサーEVO MR、2位のゼルスランサーEVOワゴンのペースが上がらず、エクセディシーケンシャルエンドレスCSもターボトラブルに見舞われたため、RSオガワADVANランサーがトップに立った。2位にはオーリンズランサー、3位にDIXCEL新菱オートEVⅨが上がってきた。

 クラス3は、ピットイン時に給油のみ行ったカルラレーシング☆ings北海Zがトップに立った。アメニティホーム・エクセディRX-7はトラブルでピットイン。2位にはアラビアンオアシスZ、3位はH.I.S.-Z。

 クラス4は、依然として、PSY.A-ONE.ED.DC5がトップを走行。2位にAVANZZA BOMEX ADVAN DC5が、3位にAUTOBACS ADVAN WORLD ONEインテグラが着けている。

 ここまで、予想以上に気温が高いためか多くの有力チームがトラブルに見舞われている。レースは残り半分。はたして、各クラストップでチェッカーを受けるのはどのマシンになるのだろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿決勝 スタート! エンドレスアドバンZがレースをリード中

 午後1時30分、ローリングラップ1周を回ってレースがスタート。現在は15周余りを経過した。トップは、ホールショットを決めたクラス1のエンドレスアドバンZ。2位の同クラスPETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPEを4秒近く離しての独走だ。3位に同じく1クラスのCAR-CHANNELアドバンZがさらに15秒近く遅れて続く。

 クラス2は、オーリンズランサーEVO MRがトップでレースをスタート。3位にジャンプアップしたPROVA FUJITSUBO IMPREZAだったが、ジャンプスタートでドライビングスルーペナルティを課され大きく後退。代わって2位にエクセディシーケンシャルエンドレスCSが上がったが、後方から追い上げて来たゼルスランサーEVOワゴンMRがストレートスピードを生かして上位2台を次々とパス、クラス2のトップに躍り出た。

 クラス3は開成商事・エッグルウRX-7がトップ、3秒ほど後方では同クラス2位のアメニティホーム・エクセディRX-7とアラビアンオアシスZが接近戦だ。

 クラス4は、K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5がレースをリードしていたが、デフトラブルで後退。代わってトップに立ったのはPSY.A-ONE.ED.DC5、2位にAUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラが着け、3位にAVANZZA BOMEX ADVAN DC5とインテグラ勢が優勢。この後ろにHonda Access CIVICが続く。

Text: Yoshinori OHNISHI

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦SUGOフリー走行結果

lm_r01_f_zytec

Photo: Keiichiro TAKESHITA

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第1戦 -RIJ- (2007/05/13) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/hLap
1P1122DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'13.313--181.89612/15
2P1216無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
黒澤 治樹
中野 信治
MI1'15.132 1.819 1.819177.49212/21
3GT1121DUNLOPvFerrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'21.268 7.955 6.136164.0912/20
4P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒田 吉隆
YH1'23.085 9.772 1.817160.50212/16
5GT12110KUMUHO ARKTECH GT1
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
飯島 寛也
KH1'23.61210.299 0.527159.4914/16
6GT2127Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'24.09610.783 0.484158.5735/15
7GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'24.77111.458 0.675157.3104/16
8P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
廣田秀機
植田 正幸
YH1'25.72112.408 0.950155.56710/14
9GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'32.27718.964 6.556144.5141/14
10GT247SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋貞一
藤野 昌弘
YH1'35.98222.669 3.705138.9365/8

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿フリー走行 エンドレスZがここでもトップタイム

スーパー耐久第2戦鈴鹿の決勝前フリー走行は、#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)がトップタイムを記録し、 決勝に向けて順調な仕上がりぶりをあらためて見せつけた。

st_r02_f_z

st_r02_f_lancer

st_r02_f_m3

st_r02_f_dc5

決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは曇り。しかしところどころ青空は覗いており、朝の時点の予報では雨の心配もなさそうだ。
フリー走行は午前8時より30分間で行われた。

最初にトップに立ったのは#1ユーロメビウスマカオポルシェ。2番手に#50ペトロナスBMW Z4がつけ、 ポールシッターの#3エンドレスZは3番手だ。

しかし開始10分で影山正美が2分12秒193を出し、3号車がトップに立つと、 #23カーチャンネルアドバンZ33もタイムアップを果たして2番手に上がってきた。
結局このセッション、終わってみればフェアレディZの1-2という格好になった。
ポルシェ勢の最上位は#17キーパー☆KOSEIの3番手。BMW Z4は5番手に終わった。

ST2クラスはカーナンバー12のランサーワゴンがトップ。 ディフェンディングチャンピオンの#11オーリンズランサーは2番手につけた。
このクラス唯一のインプレッサとなった#2プローバフジツボインプレッサはクラス6番手と、苦しい戦いになりそうだ。

ST3は#27FINAアドバンBMW M3がトップ。ポールシッターの#7RX-7はクラス11番手と慎重な出だしだ。

ST4はポールシッターの#73A-ONEDC5がトップ。 注目の新型シビックtype-Rを投入した#76ホンダアクセスはクラス5番手となった。

第2戦鈴鹿500Kmレース決勝は、午後1時30分より87周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿フリー走行結果

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/13) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
影山 正美
青木孝行
YH2'12.193-158.142
2ST1223CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
田中 哲也
星野 一樹
山田 英二
YH2'13.808 1.615156.233
3ST1317キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
松永 まさひろ
NORBERT SIEDLER
田中 篤
YH2'14.557 2.364155.363
4ST141euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山野 直也
山路 慎一
Henry Ho
YH2'14.806 2.613155.076
5ST1550PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
柳田 真孝
Fariqe Hairuman
MI2'14.841 2.648155.036
6ST168黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
清水 康弘
竹内浩典
MI2'15.215 3.022154.607
7ST2112ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
西村 元気
菊地靖
YH2'16.282 4.089153.397
8ST2211オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
木下 隆之
中谷明彦
YH2'17.700 5.507151.817
9ST2320RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
砂子 塾長
小川 日出生
YH2'17.849 5.656151.653
10ST2413エクセディシーケンシャルエンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
中村 啓
HINOKI
YH2'17.909 5.716151.587
11ST256DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関 豊
YH2'18.443 6.250151.002
12ST262PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
吉田 寿博
松田 晃司
川口正敬
MI2'18.496 6.303150.944
13ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
長島正興
小林 且雄
村田 信博
YH2'18.881 6.688150.526
14ST32333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋秀司
Igor Sushko
花岡 隆弘
YH2'18.884 6.691150.523
15ST33*43APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
番場琢
松本 高志
一楽 智也
YH2'19.988 7.795149.336
16ST2726エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
細野 智行
朝倉貴志
朝倉 宏志
YH2'19.996 7.803149.327
17ST34113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
大井 貴之
伊橋 勲
武居 義隆
YH2'20.180 7.987149.131
18ST3541SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
塩渕誠二
加納 政樹
牧田 克也
YH2'20.512 8.319148.779
19ST3639BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
塩野健司
佐々木 雅弘
下山 征人
YH2'20.723 8.530148.556
20ST3719バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
輿水 敏明
加藤正将
YH2'20.813 8.620148.461
21ST3874アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
小林敬一
安田 裕信
菅原 修一
YH2'21.024 8.831148.239
22ST39100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
小山佳延
高崎 保浩
YH2'21.039 8.846148.223
23ST31015岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明
古谷 直広
杉林 健一
YH2'21.375 9.182147.871
24ST3117アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
井入 宏之
佐々木 孝太
赤鮫 オヤジ
YH2'21.797 9.604147.430
25ST285ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
赤星 陽太郎
筒井 紀美子
秋山辰勝
YH2'21.811 9.618147.416
26ST31214開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
吉冨 章
入口 秀輝
増田 芳信
YH2'22.102 9.909147.114
27ST2930RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田 誠
筒井 克彦
幸内秀憲
YH2'24.72712.534144.446
28ST4173PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山本すばる
山崎 学
高橋 篤史
YH2'26.44814.255142.748
29ST4234AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
守内 庸介
北川 剛
田ヶ原章蔵
YH2'26.69714.504142.506
30ST31338PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
松井 猛敏
大橋 正澄
日下部 保雄
YH2'26.93714.744142.273
31ST434AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
中村 貴広
太田 侑弥
YH2'26.95814.765142.253
32ST4487K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
安藤竜也
YH2'27.33715.144141.887
33ST4576Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
古橋譲
YH2'28.01315.820141.239
34ST31416パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
金山 得郎
木野村 光恵
木村聡
YH2'29.73417.541139.616
35ST4618FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書健司
YH2'30.67518.482138.744
36ST4777BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
見並 秀文
磯田 尚孝
町田 亜矢
YH2'32.13119.938137.416
37ST210602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
岩月 辰文
平橋利明
鳥居 良彦
YH2'32.79320.600136.820
  • CarNo.43 罰金2万円: 2007鈴鹿サーキット一般競技規則書第37条~1)(H)(ホワイトラインカット)違反により(8:17裁定)

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦菅生予選 参加10台で開幕、PPは無限 COURAGE LC70

lm_r01_drivers  2007年全日本スポーツカー耐久選手権シリーズが、今季も宮城県スポーツランドSUGOで開幕した。参加10台とまだまだ参加台数も少なく、レースとしては昨年誕生したばかりのカテゴリーだ。

 午前10時40分から1時間で行われたドライバーズ予選では、気温22度、路面温度32度のコンディションでLMP1クラスの#16無限COURAGE LC70(黒澤治樹/中野信治組)の黒澤が1分13秒306をマーク。

lm_r01_mugen  続く午後2時40分から気温20度、路面温度28度で20分間で行われたグリッド予選は、序盤に#22がZytec05S(野田英樹/山崎信介組)が1分13秒770でトップタイムとするが、終盤に#16の黒澤がアタックに出て13秒271をマークし逆転でポールポジションを獲得した。

 LMP2クラスは#18 AIM SPORTS GC21(富澤勝/麻生裕二/黒田吉隆組)が総合3番手で、GT1クラスは#21ダンロップフェラーリ 550 GTS(飯田章/藤井誠暢組)が総合4番手に入った。GT2クラスは総合6番手に#27 KRH F430GT(青山光司/高木真一/新田守男組)が入った。

lm_r01_p1_pp 中野信治「まあ順調にトラブルもなく淡々ときています。このコースに来てタイヤとクルマのマッチング、レースセットアップを担当しています。まあこんなものかなというシミュレーションやイメージができました。去年もヨーロッパのルマンで1年間やったので、(コンビを組んだ)黒澤選手は頭もいいしクルマも壊さない信頼できるパートナーです。2年目ですし彼の性格なんかも僕の方もわかりましたし、2人のドライビングの好みはよく似てるし楽しみにしています。無限クラージュは去年1年のパッケージで良く知ったクルマですし感覚も戻ってきました。チームとしては無限で乗るのは初めてですがエンジンサプライヤーとしては一緒にやらせて頂いてます。レース界に入ったきっかけをくれた会社ですし、JLMCで一緒に戦えるのを楽しみにしています。シリーズはまだまだ台数も少ないのですが、シリーズ自体の魅力は良くわかってるし少しずつ盛り上げていくためにドライバー、チームとみんなでもっといいイベントになればと思います」

黒澤治樹「コンディション的には空いてるときを見計らってアタックに行きました。クルマはよくなっていますし、無限のスパイスがきいてます。去年は途中からの参戦でしたがヨーロッパと日本の無限さんでやらせて頂きました。ヨーロッパは信治さんと2人で悔しい思いをしました。クルマの開発はずっとやってきたし、相方は信頼できる人が良いということで頼れる先輩でドライビングスタイルも似てるしポジションも同じような感じです。今年は今日までは調子よく来ているので気を抜かずに頑張りたいです」

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦SUGOグリッド予選結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第1戦 -RIJ- (2007/05/12) Grid Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1P11*16無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
黒澤 治樹
中野 信治
MI1'13.271--182.000
2P1222DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'13.770 0.499 0.499180.769
3P21*18Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒田 吉隆
YH1'19.888 6.617 6.118166.925
4GT1121DUNLOPvFerrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'20.452 7.181 0.564165.755
5P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
廣田秀機
植田 正幸
YH1'21.636 8.365 1.184163.351
6GT21*27Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'22.523 9.252 0.887161.595
7GT12*110KUMUHO ARKTECH GT1
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
飯島 寛也
KH1'23.075 9.804 0.552160.521
8GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'24.91811.647 1.843157.038
9GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'26.48813.217 1.570154.187
-GT2-7SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋貞一
藤野 昌弘
YH----
  • '*'ブルテンNo.002-2007により、黄旗提示から撤去に至るまでに当該区間を走行した車両のタイムは、公式予選結果として採用されない。

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC:第1戦SUGO ドライバーズ予選結果

全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ第1戦 -RIJ- (2007/05/12) Drivers' Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2007 JAPAN LE MANS CHALLENGE Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindGapkm/h
1P1116無限 COURAGE LC70
COURAGE LC70
黒澤 治樹
中野 信治
MI1'13.306--181.913
2P1222DUNLOP Zytek05S
Zytek 05S
野田 英樹
山崎 信介
DL1'13.719 0.413 0.413180.894
3P2118Aim Sprots GC-21
MOONCRAFT GC-21
富澤 勝
麻生 裕二
黒田 吉隆
YH1'21.316 8.010 7.597163.994
4GT1121DUNLOPvFerrari 550 GTS
FERRARI 550 GTS Maranello
飯田 章
藤井誠暢
DL1'21.360 8.054 0.044163.905
5GT2127Ferrari F430 GT
FERRARI F430 GT
青山 光司
高木 真一
新田 守男
MI1'22.025 8.719 0.665162.576
6GT12110KUMUHO ARKTECH GT1
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
飯島 寛也
KH1'23.86910.563 1.844159.002
7P2215KK-LM MAX MYST ADVAN
RS.KK-LM
伊藤 俊哉
廣田秀機
植田 正幸
YH1'23.91510.609 0.046158.915
8GT2220ダンロップ PORSCHE 997
PORSCHE 997 GT3 RSR
福山 英朗
宮川 やすお
谷口 行規
DL1'24.19510.889 0.280158.386
9GT23910910 WAKO'S PORSCHE
PORSCHE 996 GT3R
中山 良明
DRAGON
吉田 基良
YH1'27.48814.182 3.293152.425
-GT247SCUDERIA FORME GT3-R
PORSCHE 996 GT3R
小嶋貞一
藤野 昌弘
YH----

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿公式予選 エンドレスアドバンZが連続ポール!

スーパー耐久第2戦、鈴鹿500Kmの公式予選が5月12日、鈴鹿サーキットで行われ、 #3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)が開幕戦に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。

st_r02_q_z

st_r02_q_lancer

st_r02_q_rx7

st_r02_q_dc5

午後1時5分、Aドライバーの予選が開始された。
ST-1、ST-2で構成される1グループと、ST-3、 ST-4の2グループがそれぞれ15分間づつのアタックを行ったこのセッションでは、 セッション半ば過ぎにアタックに入ったエンドレスZの影山正美が2分10秒342と、 いきなりコースレコードをコンマ7秒更新してトップに立った。
今シーズンから参戦の#50BMW Z3を駆る柳田真孝は開始早々から好タイムを連発しており、終了間際にも2分10秒732と、 こちらもレコードを更新してみせたが、影山には僅かに届かなかった。

ST-2クラスでは#13シーケンシャルエンドレスランサーの和田久がトップ。 ディフェンディングチャンピオンの#11オーリンズランサーが2番手につけた。

続いて行われた2グループの予選では、岡部自動車の#7RX-7を駆る井入宏之が2分16秒299でST-3のトップ。 ST-4は#73A-ONEインテグラの山本すばるがトップとなった。

15分間のインターバルをおいて行われたBドライバーの予選でも、エンドレスZの速さは揺るがず、 青木孝行が実質1回のアタックで2分11秒168を叩き出してトップに立った。 これによりエンドレスZは開幕戦の仙台ハイランドに続いて2戦連続でポールポジションを獲得することとなった。
2位にはここでも#50BMW-M3。慣れない日本のコースでファリーク・ハイムランの健闘が光った。

ST-2クラスは、#11オーリンズランサーの中谷明彦がトップ。2番手には#12ランサーワゴンの菊池靖がつけ、 Aドライバートップの#13シーケンシャルランサーの中村啓が6番手に終わったため、タイム合算ではオーリンズランサーがクラストップ、 シーケンシャルは2番手となった。

ST-3クラスは、ここでも#7RX-7が圧倒的な速さを見せ、 佐々木孝太がコースレコードとなる2分15秒813を記録して堂々のクラストップを獲得した。
このセッションで2番手につけたのは#39NSXだったが、Aドライバーが逆バンクでストップし、 クラス11番手に終わったのが響いてタイム合算では9番手に留まった。
この結果、Aドライバーが6位、 Bドライバーが3位に入った#74アラビアンオアシスZがST-3クラスの2番グリッドを獲得することとなった。

ST-4クラスは#87ケイズオートのインテグラを駆る水谷大介がトップタイムを出したが。 Aドライバートップの#73インテグラも山崎学が3番手につけ、タイム合算では73号車がトップとなった。
2番手には#34オートバックスインテグラがつけ、87号車は3番手となった。

スーパー耐久第2戦決勝は明日13日、午後1時30分より87周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsprots Forum

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 A&Bドライバー総合結果

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/12) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireA Driver
B Driver
Total
Time
Behindkm/h
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
影山 正美
青木孝行
YH2'10.342
2'11.168
4'21.510-159.881
2ST1250PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
柳田 真孝
Fariqe Hairuman
MI2'10.732
2'11.229
4'21.961 0.451159.605
3ST131euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山野 直也
山路慎一
YH2'13.172
2'12.137
4'25.309 3.799157.591
4ST148黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
清水 康弘
竹内浩典
MI2'13.121
2'12.189
4'25.310 3.800157.591
5ST1523CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
田中 哲也
星野一樹
YH2'13.227
2'12.783
4'26.010 4.500157.176
6ST1617キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
松永 まさひろ
NORBERT SIEDLER
YH2'16.000
2'13.444
4'29.444 7.934155.173
7ST2111オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
木下 隆之
中谷明彦
YH2'15.220
2'14.499
4'29.719 8.209155.015
8ST2213エクセディシーケンシャル エンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田 久
中村啓
YH2'14.382
2'17.335
4'31.71710.207153.875
9ST317アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
井入 宏之
佐々木孝太
YH2'16.299
2'15.813
4'32.11210.602153.651
10ST2312ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
西村 元気
菊地靖
YH2'17.568
2'15.460
4'33.02811.518153.136
11ST246DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広
関 豊
YH2'17.686
2'15.557
4'33.24311.733153.015
12ST252PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
吉田 寿博
松田 晃司
MI2'17.167
2'16.315
4'33.48211.972152.882
13ST3274アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
小林敬一
安田 裕信
YH2'17.850
2'16.651
4'34.50112.991152.314
14ST33113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
大井 貴之
伊橋勲
YH2'16.881
2'18.042
4'34.92313.413152.080
15ST2620RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平
砂子 塾長
YH2'17.685
2'17.248
4'34.93313.423152.075
16ST3414開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
吉冨 章
入口 秀輝
YH2'17.545
2'17.676
4'35.22113.711151.916
17ST3527FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
長島正興
小林 且雄
YH2'18.116
2'18.020
4'36.13614.626151.412
18ST3643APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
番場琢
松本 高志
YH2'18.027
2'18.767
4'36.79415.284151.052
19ST3741SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
塩渕誠二
加納 政樹
YH2'17.783
2'19.130
4'36.91315.403150.987
20ST38333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋秀司
Igor Sushko
YH2'17.402
2'20.172
4'37.57416.064150.628
21ST3939BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
塩野健司
佐々木 雅弘
YH2'21.412
2'16.608
4'38.02016.510150.386
22ST31019バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
輿水 敏明
加藤正将
YH2'19.468
2'18.619
4'38.08716.577150.350
23ST2726エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
細野 智行
朝倉貴志
YH2'17.969
2'20.536
4'38.50516.995150.124
24ST31115岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明
古谷 直広
YH2'20.630
2'19.340
4'39.97018.460149.339
25ST2830RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田 誠
筒井 克彦
YH2'22.122
2'20.970
4'43.09221.582147.692
26ST312100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
小山佳延
高崎 保浩
YH2'21.832
2'22.577
4'44.40922.899147.008
27ST31338PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
松井 猛敏
大橋 正澄
YH2'23.112
2'22.970
4'46.08224.572146.148
28ST295ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
赤星 陽太郎
筒井 紀美子
YH2'20.126
2'27.421
4'47.54726.037145.404
29ST4173PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山本すばる
山崎 学
YH2'23.725
2'25.393
4'49.11827.608144.614
30ST4234AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
守内 庸介
北川 剛
YH2'24.692
2'25.113
4'49.80528.295144.271
31ST4387K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一
水谷 大介
YH2'25.507
2'24.963
4'50.47028.960143.941
32ST4418FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫
笠原 智行
YH2'24.469
2'26.606
4'51.07529.565143.641
33ST454AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
中村 貴広
太田 侑弥
YH2'26.121
2'25.619
4'51.74030.230143.314
34ST210602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
岩月 辰文
平橋利明
YH2'27.545
2'25.553
4'53.09831.588142.650
35ST4676Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸
小林 正吾
YH2'26.765
2'26.861
4'53.62632.116142.393
36ST4777BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
見並 秀文
磯田尚孝
YH2'27.578
2'28.071
4'55.64934.139141.419
-ST3-16パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
金山 得郎
木野村 光恵
YH3'48.284
-
---

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 Bドライバー予選結果

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/12) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
青木 孝行YH2'11.168-159.377
2ST1250PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
Fariqe HairumanMI2'11.229 0.061159.303
3ST131euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山路 慎一YH2'12.137 0.969158.209
4ST148黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
竹内 浩典MI2'12.189 1.021158.146
5ST1523CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
星野 一樹YH2'12.783 1.615157.439
6ST1617キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
NORBERT SIEDLERYH2'13.444 2.276156.659
7ST2111オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
中谷明彦YH2'14.499 3.331155.430
8ST2212ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
菊地 靖YH2'15.460 4.292154.327
9ST236DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
関 豊YH2'15.557 4.389154.217
10ST317アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
佐々木 孝太YHR2'15.813 4.645153.926
11ST242PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
松田 晃司MI2'16.315 5.147153.359
12ST3239BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
佐々木雅弘YH2'16.608 5.440153.031
13ST3374アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
安田裕信YH2'16.651 5.483152.982
14ST2520RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
砂子 塾長YH2'17.248 6.080152.317
15ST2613エクセディシーケンシャルエンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
中村 啓YH2'17.335 6.167152.220
16ST3414開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
入口秀輝YH2'17.676 6.508151.843
17ST3527FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
小林且雄YH2'18.020 6.852151.465
18ST36113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
伊橋 勲YH2'18.042 6.874151.441
19ST3719バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
加藤 正将YH2'18.619 7.451150.810
20ST3843APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
松本高志YH2'18.767 7.599150.650
21ST3941SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
加納政樹YH2'19.130 7.962150.257
22ST31015岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
古谷 直広YH2'19.340 8.172150.030
23ST311333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
Igor SushkoYH2'20.172 9.004149.140
24ST2726エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
朝倉貴志YH2'20.536 9.368148.753
25ST2830RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
筒井 克彦YH2'20.970 9.802148.295
26ST312100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
高崎 保浩YH2'22.57711.409146.624
27ST31338PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
大橋 正澄YH2'22.97011.802146.221
28ST4187K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
水谷 大介YH2'24.96313.795144.211
29ST4234AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
北川 剛YH2'25.11313.945144.062
30ST4373PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山崎学YH2'25.39314.225143.784
31ST29602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
平橋利明YH2'25.55314.385143.626
32ST444AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
太田 侑弥YH2'25.61914.451143.561
33ST4518FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
笠原 智行YH2'26.60615.438142.594
34ST4676Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
小林 正吾YH2'26.86115.693142.347
35ST2105ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
筒井 紀美子YH2'27.42116.253141.806
36ST4777BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
磯田 尚孝YH2'28.07116.903141.184
-ST3-16パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
木野村 光恵YH---

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 Aドライバー予選結果

スーパー耐久・鈴鹿500km -RIJ- (2007/05/12) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Super Taikyu Series Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1ST113エンドレスアドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
影山 正美YHR2'10.342-160.387
2ST1250PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M / DU30
柳田 真孝MIR2'10.732 0.390159.909
3ST138黒豆リボイス GT3
PORSCHE 911GT3 / JGN
清水 康弘MI2'13.121 2.779157.039
4ST141euroMEVIUS ADVAN PORSCHE
PORSCHE 911GT3 / JGN
山野 直也YH2'13.172 2.830156.979
5ST1523CAR-CHANNEL アドバンZ33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
田中 哲也YH2'13.227 2.885156.914
6ST2113エクセディシーケンシャル エンドレスCS
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
和田久YH2'14.382 4.040155.565
7ST2211オーリンズ ランサー EVO MR
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
木下隆之YH2'15.220 4.878154.601
8ST1617キーパー&KOSEI★ADVAN GT3R
PORSCHE 911GT3 / JGN
松永 まさひろYH2'16.000 5.658153.715
9ST317アメニティホーム・エクセディRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
井入 宏之YH2'16.299 5.957153.378
10ST32113カルラレーシング☆ings北海Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
大井 貴之YH2'16.881 6.539152.725
11ST232PROVA FUJITSUBO IMPREZA
SUBARU IMPREZA / GDB
吉田 寿博MI2'17.167 6.825152.407
12ST33333H.I.S.-Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
前嶋秀司YH2'17.402 7.060152.146
13ST3414開成商事・エッグルウRX-7
MAZDA RX-7 / FD3S
吉冨章YH2'17.545 7.203151.988
14ST2412ゼルスランサーEvoワゴンMR
MITSUBISHI LANCER Evolution WAGON / CT9W
西村 元気YH2'17.568 7.226151.963
15ST2520RSオガワ ADVANランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
阪口 良平YH2'17.685 7.343151.834
16ST266DIXCEL新菱オートEVⅨ
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
冨桝 朋広YH2'17.686 7.344151.832
17ST3541SABOTAGE Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
塩渕誠二YH2'17.783 7.441151.726
18ST3674アラビアンオアシスZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
小林敬一YH2'17.850 7.508151.652
19ST2726エンドレスアドバンOCSランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
細野智行YH2'17.969 7.627151.521
20ST3743APRディクセル ゼナドリン M3
BMW M3 / BL32
番場琢YH2'18.027 7.685151.457
21ST3827FINA ADVAN BMW M3
BMW M3 / E46
長島正興YH2'18.116 7.774151.360
22ST3919バーディクラブ☆TC神戸Z33
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
輿水 敏明YH2'19.468 9.126149.892
23ST285ijak Qs'Gulf Evo
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
赤星 陽太郎YH2'20.126 9.784149.189
24ST31015岡部自動車 eeiA ディクセルZ
NISSAN FAIRLADY Z / Z33
長島 正明YH2'20.63010.288148.654
25ST31139BENELOP ADVAN NSX
HONDA NSX / NA2
塩野 健司YH2'21.41211.070147.832
26ST312100SANWA-TK-LIAN M3
BMW M3 / BL32
小山 佳延YH2'21.83211.490147.394
27ST2930RSオガワワコーズランサー
MITSUBISHI LANCER Evolution / CT9A
堀田 誠YH2'22.12211.780147.093
28ST31338PROSPEC WORKS S2000
HONDA S2000 / AP1
松井 猛敏YH2'23.11212.770146.076
29ST4173PSY.A-ONE.ED.DC5
HONDA INTEGRA / DC5
山本すばるYH2'23.72513.383145.453
30ST4218FUNKY-Sコスモソニックings FK-DC5
HONDA INTEGRA / DC5
浅野 武夫YH2'24.46914.127144.704
31ST4334AUTOBACS ADVAN WORLD ONE インテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
守内 庸介YH2'24.69214.350144.481
32ST4487K'Z AUTO FACTORY MOTUL ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
金森 敏一YH2'25.50715.165143.671
33ST454AVANZZA BOMEX ADVAN DC5
HONDA INTEGRA / DC5
中村 貴広YH2'26.12115.779143.068
34ST4676Honda Access CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R / FD2
玉本 秀幸YH2'26.76516.423142.440
35ST210602明正建設明京産業・パームタウンガレージ・EVO
MITSUBISHI LANCER Evolution / CP9A
岩月辰文YH2'27.54517.203141.687
36ST4777BRIDE-WAKO'Sインテグラ
HONDA INTEGRA / DC5
見並 秀文YH2'27.57817.236141.655
-ST3-16パウフェリス.7
MAZDA RX-7 / FD3S
金山 得郎YH3'48.2841'37.94291.575

スーパー耐久

S耐:第2戦鈴鹿 インプレッサ、まずは1勝を狙う! (SUBARU)

◇昨年の雪辱なるか? インプレッサ、まずは1勝を狙う!

 スーパー耐久シリーズ2007は、国際レーシングコースである鈴鹿サーキット(三重県)において第2戦を迎える。

 インプレッサが区分されるST2クラスには、今回10台の車両がエントリー(全体では38台)。インプレッサはPROVA RACING DIVISIONからの#2「PROVA FUJITSUBO IMPREZA」(吉田寿博/松田晃司/川口正敬)1台のみのエントリーとなる。仙台ハイランドで行われた開幕戦では、ドライコンディションでST2クラスのポールポジションを獲得しているだけに、今回も予選からの活躍に期待がかかる。

 開幕戦の決勝レースはヘビーウェットコンディションとなり、ウェット路面でのテスト不足により満足なレース展開ができなかった。今回は開幕戦のデータを基にレイン時の細かいセッティングも視野に入れて鈴鹿入りする。今年はST2クラス車両の車重が一律1,260kgとなり、インプレッサは50kg程度のウェイトを搭載している。今回はこのウェイトの搭載位置を変更して、よりバランスのよい車両に仕上げている。また、低重心な水平対向エンジン、シンメトリカルAWDシステムとの組み合わせにより、理想的なマシンバランスを実現している。さらに第3戦以降の長距離レースに備えて、大容量のブレンボ社製ブレーキシステム(フロント6ポット、リヤ4ポット)を導入した。

 鈴鹿サーキットは、昨年まで20年連続でF1日本GPが開催されてきた世界的に有名なグランプリコース。テクニカルコーナーから高速コーナー、さらには長いストレートを2本持ち、ドライバーにも評判のいいドライバーズコース。セッティングのキモとなるのは2コーナーからS字のセッティングで、特にこのセクションにおけるマシンバランスの良さが求められる。

 なお、レースウィークのタイムスケジュールは以下のとおり。

12日(土)11:45~ 12:45ピットウォーク
13:05~13:35予選Aドライバー
(STクラス1と2は13:05~13:20)
13:50~14:20予選Bドライバー
(STクラス1と2は13:50~14:05)
15:20~15:40Cドライバー走行
13日(日)08:00~08:30フリー走行
11:50~12:40ピットウォーク
13:30~決勝レース(87周)
■吉田寿博

 「開幕戦は5位と残念な結果に終わったので、鈴鹿ではまた予選でポールを獲るつもりです。クルマの重量バランスも良くなったし、鈴鹿では特に1コーナーからS字は速いので、いいレースが展開できると思います。ブレーキも大きくなって、ドライバー的にはすごく楽ですね。レースはできればドライで勝負したいけれど、優勝しか狙っていません!」

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SGT:第3銭富士 クスコDUNLOPスバルインプレッサ、諦めない走りを見せる (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、諦めない走りを見せる

 5月3~4日、富士スピードウェイにおいて開催されたSUPER GT第3戦で、#77「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は予選15位からスタートしたものの、序盤に駆動トラブルが発生。しかしレース中にミッション交換を行いレースに復帰。規定周回不足のために完走こそならなかったが、最後まで諦めないレースを展開した。

【公式予選】
 今回はGT300クラスに今季最多の29台がエントリー。3日10時20分GT300専有走行枠が始まった。セッション早々にコースインした山野は、まず1分43秒441のタイムで3位につけてピットイン。しかしこの間に他車両にタイムは更新されていった。2セット目のタイヤに交換して再び予選アタック。しかしセクター1、セクター2とベストラップを叩き出した直後にスピンを喫しタイムアップならず。13位でこのセッションを終えることとなった。また11時からの混走枠で2台の車両が 山野のタイムを更新し、#77インプレッサは15位という予選結果となり、スーパーラップ(SL)への進出はかなわなかった。SL通過ラインまでわずかに0秒16。この差はじわじわと詰まりつつある。

【決勝レース】
 今回の決勝レースは通常(300km)より長い500km。2回のピット作業そして長い距離を走ることでマシンの耐久信頼性も重要となる。14時13分、GT300クラス28台の車両が一斉にスタート。山野は序盤の混乱にも落ち着いてポジションをキープ。2周目1コーナー、目の前で起きたアクシデントにも巻き込まれることなく、6周目に#4ヴィーマックをかわして13位に浮上。さらに直前を走行する#87ルシエラゴがドライブスルーのペナルティを受けると12位と、トップ10が見える位置を得た。

 しかし直後の11周目、山野は緊急ピットイン。マシンはそのまま頭からピットガレージへ入ってしまった。駆動系をチェックするメカニック。ここでレースを諦めるのは簡単なことだが、スタッフたちはトランスミッションの交換に着手した。懸命な作業の甲斐あってレース終盤にインプレッサはコースへ出て行った。荒れた路面、そして上昇した路面温度にもかかわらず山野のラップタイムは1分44秒台後半をキープ。大きなラップタイムの落ち方もなく、順調に周回を重ね、合計46周をした時点でチェッカー。

 規定周回数(70周)には足らず完走扱いとはならなかったものの、致命的なトラブルが発生したにもかかわらず迅速なピットワークでこれを解決。さらに後半に山野がベストタイムをマークするなどタイヤの性能、燃費計算の確認もできるなど、収獲の多いレースとなった。このデータを基に、シリーズ中盤戦を戦うことになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社

SUPER GT

SGT:第3戦富士決勝 フェアレディZが1-2! (NISMO)

■ニスモの「フェアレディZ」が1-2フィニッシュ!!

 5月4日、晴天の富士スピードウェイ(静岡県駿東郡、1周4.563km)でSUPER GT第3戦決勝レースが行われ、予選11位からスタートした「XANAVI NISMO Z」(#23 本山哲/リチャード・ライアン)が優勝。同13位の「MOTUL AUTECH Z」(#22 ミハエル・クルム/松田次生)が2位に入り、5万4800人の大観衆が見守る中、V 8自然吸気エンジン搭載の日産フェアレディZ(GT500)が1-2フィニッシュを飾った。なお、予選15位からスタートした「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)も4位に入賞した。

 午後2時5分フォーメーションラップがスタート。2周のフォーメーション走行の後、109周500kmの決勝レースが始まった。前日のスーパーラップでファイトあふれるドライビングを見せ、予選5位となった「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)が好スタートを切り、トレルイエは3周目には早くも2位につけた。その後後続車に先行を許し、20周目には他車に接触されるなど不運があり、29周目にはコース上に散乱した異物のためかフロントタイヤがパンク。大きく後退し、緊急ピットインした。

 一方、後方スタートながらトラブルにも巻き込まれず、#23 Zは本山が3周目には8位、20周目には5位へと順調に順位を上げていった。7位で交代したライアンはコース上で起きた他車のクラッシュ・炎上アクシデントによる赤旗中断を経てレースが再スタートとなると、パフォーマンスを一気に発揮。3位のポジションを確保し、さらに2度目のピットイン直前には暫定首位に浮上した。再びステアリングを握った本山は、追従するチームメイトの#22 Z(松田)とのバトルを制すると、トップを独走。その後一度も他車にポジションを脅かされることなく109周目のチェッカーフラッグをトップで駆け抜け、今季初優勝を遂げた。

 同様に序盤から確実に順位をあげていった#22 Zは、スターティングドライバーのクルムが48周目には2位となった。その後レース中断を経ても2位を維持。その時点で首位を走っていた#18 NSXを69周目に捉え、首位で2度目のピットに入って松田に交代した。短いピットイン時間によって1位でレースに戻った#23 Zの後に続き、松田は前に出る機会をうかがった。逆転は叶わなかったもののその後の周回でも松田は本山に引けを取らない力強い走りを見せ、わずか2秒差の2位でフィニッシュラインを越えた。

 前戦で3位入賞している#22 Zは2戦連続での表彰台獲得。ドライバーズ選手権ポイントでは開幕戦で2位、今回優勝の本山、ライアンがともにランキング1位、クルム、松田のふたりは同2位となった。チームポイントでは、#22NISMOと#23NISMOは同点首位。

 #12 Zはレース中盤に他車との接触に寄るマシントラブルのため、一時ピットガレージに引き込まれ修理を受け10位完走でポイントを獲得した。「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、15位を走行していた13周目に他車と激しく接触してコース上に停止。ダメージが大きく、リタイヤとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第3戦富士 波乱のレースでレクサス6号車が3位表彰台 (TOYOTA)

波乱の500kmレースでレクサスSC430 6号車が3位表彰台 GT300クラスではMR-S 101号車が開幕以来の3戦連続表彰台獲得
07sgt_rd3.jpg
SUPER GT第3戦で3位表彰台を獲得したレクサスSC430
(No.6 Forum Eng. SC430)

 2007年SUPER GTの第3戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 ゴールデンウィーク恒例の同大会はシリーズ唯一の500kmレース。昨年デビューしたレクサスSC430にとってはホームコースであり、昨年大会では見事ワン・ツー・スリーフィニッシュを達成。今季も好結果に期待が高まった。  今大会にはGT500クラス16台、GT300クラス29台とフルグリッドの総勢45台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスには2台のトヨタMR‐Sと1台のトヨタセリカが出場した。

◆予選◆

 3日(木)の公式予選は好天に恵まれ、午前10時20分から予選1回目セッションがスタート。SC430勢は、好調にセットアップを進めたディフェンディングチャンピオンの宝山TOM’S SC430 1号車が3番手、ECLIPSE ADVAN SC430 25号車が5番手、デンソーサードSC430 39号車が6番手、開幕戦優勝で30kgのウエイトを積むZENTセルモSC 38号車が9番手でスーパーラップに進出した。Forum Eng. SC430 6号車はクリアラップを取ることが出来ず、14番手に留まった。

 午後3時10分から各クラス15分間の予選2回目セッションに続いて行われたスーパーラップでは1号車が見事なアタックを決めて2番手グリッドを獲得。38号車も渾身のアタックで3つポジションを上げ、6番手グリッドを得た。

◆決勝◆

 4日(日)も好天に恵まれ、人気のワンメイクレース、ネッツカップヴィッツ関東シリーズ第1戦などのサポートイベントに続いてほぼ定刻の午後2時5分に110周、500kmという長丁場の決勝レースのフォーメーションラップが開始された。

 このフォーメーションラップ中に、2番手グリッドと好位置につけていた1号車が駆動系トラブルによりストップ。無念の0周リタイアとなってしまった。このためフォーメーションラップがもう1周行われ、決勝レースは109周で戦われることになった。その後も53周目にはレース車両の接触による炎上で赤旗中断となるなど、波乱のレースとなった。

 レクサスSC430勢は、6番手スタートの38号車が、39周目には2位まで浮上する健闘を見せたが、55周目、赤旗中断からの再スタート直後に、35 号車と接触し、スピン。38号車は車体を破損したため、ピットインし、後退を余儀なくされた。また、この接触で35号車もペナルティを受けることとなり、やはり順位を落とすことになってしまった。

 荒れた展開となったレースの中で、14番手と後方からスタートを切った6号車は着実にポジションをアップ。73周目に4位、74周目には3位に躍進。その後、更に2位へと追ったが及ばず、3位表彰台を獲得した。

 一方、GT300クラスでは、第1戦で2位、第2戦で優勝を飾っているTOYSTORY RT apr MR-S 101号車が、クラス8番手からのスタートで、途中接触などのアクシデントに見舞われながらも、3位表彰台を獲得。開幕以来の連続表彰台記録を伸ばすこととなった。

Forum Eng. SC430 6号車 ドライバー 片岡龍也のコメント:

 我々のレクサス SC430はリアのグリップが不足気味だったが、今朝のフリー走行で変更したセッティングが上手く決まった。決勝では荒れた展開となったが、ドライバーとチーム全員がノーミス・ノートラブルで走り切ったことで今日の結果が得られたと思う。今回の結果で手応えも得たので、次戦セパンではより上位を目指して頑張る。

Forum Eng. SC430 6号車 ドライバー B.ビルドハイムのコメント:

 私にとってはSUPER GTでの初表彰台獲得となり、とても嬉しい。14番手からのスタートでまさか表彰台に上れるとは思っていなかった。次の課題は、予選上位を安定して獲得することだ。次戦以降も気を引き締めて頑張りたい。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:

 GT500クラスに於いてはミス、トラブルを出すと掴みかけた勝機を逸してしまうという反省点の多いレース内容になってしまった。今回の問題をひとつひとつ確実に対策し、次回に繋がるよう努力して行く。一方、GT300クラスではTDPドライバーでもある大嶋/石浦両選手が開幕以来3戦連続表彰台を獲得し、着実な成長ぶりを見せてくれて、嬉しく思っている。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第3戦富士 TAKATA童夢NSXリタイヤ、RAYBRIG NSXが5位 (HONDA)

#18 TAKATA童夢NSX(道上 龍/小暮卓史組)がトップを快走するも、赤旗再スタート後に駆動系トラブルのため無念のリタイア。#100 RAYBRIG NSX(D.シュワガー/細川慎弥組)が5位

天候:予選/晴れ 決勝/晴れ 気温:25℃(14:00現在) 路面温度:37℃(14:00現在) 決勝レース:109周(497.367km) コースコンディション:決勝/ドライ 観客:5万4800人(主催者発表)

 5月4日(金)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2007 オートバックス SUPER GT第3戦「FUJI GT 500km RACE」の決勝レースが開催された。

 第3戦は長いホームストレートを持つ高速コースの富士スピードウェイ。これまでNSX-GTは、この高速サーキットを苦手としてきた。V6 3.5リッターエンジンはライバルに比べて排気量でのハンデが大きいためである。しかし、今シーズンはマシンの空力と足回りを改善し、レギュレーション変更によるマイナス部分を補うことに成功している。よって、ストレートスピードでもライバルと比べて遜色なく、大幅な進化を遂げて富士に挑むこととなった。

 5月3日(木)に開催された公式予選において、予選1回目の上位10台で決勝グリッドを争うスーパーラップに、NSX-GTは3戦連続で全車5台が出場することとなった。

 このスーパーラップの結果、コースレコードとなる1分33秒066を記録した#18道上 龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が2戦連続となるポールポジションを獲得した。NSX-GTにとって、今シーズン開幕から3戦連続のポールポジション獲得となった。

 予選3番手には#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)が続き、4番手に#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)、7番手に#32ロイック・デュバル/ファビオ・カルボーン組(EPSON NSX)となり、#100ドミニク・シュワガー/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は9番グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。

 4日(金)の決勝日は、昨日に続き快晴となり、毎年最多の観客を集めるゴールデンウィークの富士ラウンドに、5万4800人ものファンが熱く激しいバトルを期待して集まった。強めの風が吹くものの、気温25℃、路面温度37℃という絶好のコースコンディションのもと、総勢47台(GT500クラス計 16台)のマシンがフォーメーションラップを開始。予選2番手の#1 宝山TOM'S SC430がコース上でストップしたために2周を走行した後、14時13分にローリングスタートが切られた。

 オープニングラップのトップを奪ったのは、ポールポジションからスタートした#18 TAKATA童夢NSXの小暮卓史選手。2位に#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が続き、4位に#32 EPSON NSXのL.デュバル選手、5位に#17 REAL NSXの金石勝智選手、#100 RAYBRIG NSXのD.シュワガー選手は8位を走行する。

 2周目に入り、小暮選手は早くも後続を引き離しにかかる。少しペースが上がらない様子のファーマン選手が3位に後退し、4位のデュバル選手と激しいバトルを展開する。この時点で、ファーマン選手はアンダーステアに苦しんでおり、徐々に順位を下げてしまう。

 一時は3位に浮上したデュバル選手は、9周目の1コーナーで4位に後退。10周を終えた時点で、トップは#18 TAKATA童夢NSX、#32 EPSON NSXが5位、#8 ARTA NSXが6位 、#100 RAYBRIG NSXが9位を走行する。14位の#17 REAL NSX は13周目のダンロップコーナーで金石勝智選手が他車のスピンに巻き込まれて接触。マシンの損傷が激しかったために、コース脇に止めてリタイアとなった。

 数多くの接触やスピンが発生する波乱の展開が続く中、トップを走行する#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手は落ち着いた走行を続け、16周時点で2位に10秒以上の差をつけて独走態勢に入る。そして34周終了時にトップのままピットインを敢行し、燃料補給と前後のタイヤ交換作業を40秒で済ませてコースに復帰した。

 37周目、8位を走行する#8 ARTA NSXが他車に接触されたために右リアタイヤがバーストして緊急ピットイン。作業を済ませてすぐにピットアウトするものの、大きなハンデを背負ってしまう。

 ほぼ各車が1回目のピット作業を終えた44周時点で、小暮選手は2位に20秒345の大差をつけてトップを快走する。NSX-GT勢はデュバル選手が4位、シュワガー選手が8位、ファーマン選手が12位を走行。しかし、53周目のネッツコーナーでデュバル選手のマシンがGT300クラスのマシンと接触して給油口付近から炎上して赤旗中断となった。このアクシデントで#32 EPSON NSXはリタイアとなる。この結果、レースは55周目からフォーメーションラップが開始され、56周目から再スタートとなった。

 レースは再びローリングスタートで開始。この中断により2位との20秒弱ものアドバンテージを失った#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手だったが、この再スタートでも見事にトップを死守。63周目には1分35秒689のベストラップを更新する走りで徐々に後続との差を広げていく。その直後に8位を走行していた#100 RAYBRIG NSXが細川慎弥選手にドライバー交代を行い、66周終了時に11位の#8 ARTA NSXも伊藤大輔選手にドライバー交代を行った。

 順調にトップを快走していた#18 TAKATA童夢NSXだったが、69周目に駆動系トラブルが発生したために突然ペースを落として2位に後退。70周目のホームストレートでも速度が上がらずにピットイン。燃料補給とタイヤ交換を行い、代わって道上龍選手が4位でコースに復帰した。引き継いだ道上選手も我慢の走りを続けたが、ペースを上げることができず順位を下げ、6位となった85周終了時にピットイン。ガレージにマシンを入れて修復に多くの時間を費やすこととなった。

 この結果、計109周(スタート時のフォーメーションラップが2周回行われたため)となった決勝レースは、Honda NSX-GT勢は#100 RAYBRIG NSXが5位、#8 ARTA NSXが 9位、修復を終えてコースに復帰した#18 TAKATA童夢NSXが11位となった。優勝は#23 XANAVI NISMO Zだった。

コメント
Hiroshi Shirai 白井 裕 Honda NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー

 「とても悔しい結果となりました。予選からライバルたちを圧倒することができたのですが、肝心な決勝で結果を残すことができませんでした。18号車は完ぺきなレースをしていたのですが、赤旗中断から思いもよらぬ展開となりました。8号車も序盤でペースが上がらず、他車に接触されてタイヤをバーストし、32号車もGT300クラスのマシンと接触するなど、すべての歯車がうまく回りませんでした。ただ、今まで苦手にしてきた高速サーキットの富士スピードウェイで、高いポテンシャルを発揮できたことは、今後のレースに向けて明るい材料となりました。まだシーズンは序盤戦ですので、シリーズタイトルを見据えて、まずは次戦のマレーシアラウンドで勝利を飾れるように努力して参ります。今後もご声援をよろしくお願いいたします」

Dominik Schwager ドミニク・シュワガー選手 #100 RAYBRIG NSX(5位)

 「車の基本バランスは非常によかった。ただ2周目にコース上に落ちていたパーツを拾ってアンダーステアがひどくなり、ピットインせざるを得なかったことは残念だった。タイヤを交換してからはバランスも戻り、チームもいい仕事をしてくれたからプッシュできて、順位を上げることができたからね。次のセパンでは表彰台を狙うよ」

Shinya Hosokawa 細川慎弥選手 #100 RAYBRIG NSX(5位)

 「予選の順位から考えると、いいレースができました。今回は根気よくレースすることを心がけ、その通りのことができました。また、シリーズ全体でみると、ポイントを取れたこともよかったと思います。昨年はこういったレースでポイントを落としてしまい悔しい結果となってしまいました。次戦のセパンでは予選の順位を改善して、トップ争いができるようなレースをしたいと思います」

Text: HONDA

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SGT:第3戦富士 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス優勝 #23ザナヴィニスモZ
リチャード・ライアン
本当にすばらしいレースでした。優勝できるなんて夢にも思っていませんでした。
クルマの状態は良かったし、チームメイトは強力なドライバーなので自信はあったんですが、昨日の予選でスーパーラップに残れなかったので、 まさか勝てるとは思っていなかったんです。
この勝利は僕たち二人だけでなく、チームとメーカー、ファンの皆さん全部で勝ち取ったものだと思います。
スタンドから応援してくださるファンの姿が本当に支えになってくれました。

本山 哲
信じられない結果です。表彰台に上がれるくらいの手ごたえはありましたけど、まさか勝てるとは。
今年こそ苦手な富士で勝ちたいと宣言していましたし、ニスモもここで勝つことを目標にやってきていたので、 今日勝てたことはニスモの一員として誇りに思います。
戦略も良かったのでチームには感謝しています。
1スティント目はアンダーが出ていましたし、 あちこちにカーボンのパーツが散乱しているのを避けて走らなければならなかったのでペースが上がりませんでしたが、2スティント、 3スティントと走るたびに良くなっていきました。
ここから中盤、後半に入っていきますが、どこかでもう1勝したいですね。


GT300クラス優勝 #43ARTAガライヤ
新田 守男
最高に嬉しいです。
久々のガライヤ復活とか、ARTAプロジェクトの10周年とか、今年はいろいろプレッシャーの懸かる状況でレースをしてきましたが、 開幕2戦では結果が出なかったので、「今回こそが開幕戦だ」という意気込みでここへきました。
実は一昨年より燃費が悪くなってるので、1ストップで走りきれるかどうかわからない状態だったんです。それで、 2ストップも想定してマージンを築く作戦だったんですが、赤旗が出てマージンがなくなってしまいました。 それでも他のクルマのミスなどもあり、なんとか勝つことができました。
何とか次も勝って、101号車とのポイント差を縮めたいですね。彼らに追いつくまではとにかくプッシュしていきます。

高木 真一
ドライバー交代まであと2周だな、と思ってるときに炎上しているクルマが見えたので、これでペースカー出るな、 と思ってほくそえんでたら赤旗が出てしまってがっかりしました。
マージンがなくなりましたし、他のチームと同じピットタイミングにもなってしまいました。
他にコンスタントなペースで走ってるクルマがいなかったので今回は勝てましたが、作戦としては失敗でした。
次のセパンは暑いので、ミシュランタイヤを履くウチとMR-Sには有利です。ここから先もひとつも落とすわけにはいきません。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

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SGT:第3戦富士決勝 波乱の1戦をザナヴィZが制し、ニスモが1-2フィニッシュを達成!

2007オートバックススーパーGT第3戦、富士GT500kmレースは、 トラブルやアクシデントの相次ぐ波乱の1戦となった。
周回数減算や赤旗中断で乱れに乱れたこのレースを制したのは、#23ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)。
2位には#22モチュールオーテックZ(松田次生/ミハエル・クルム組)が入り、ニスモが1-2フィニッシュを成し遂げることとなった。  

GT300クラスは、1ストップ作戦を敢行し、 赤旗中断のタイミングにうまくルーティンストップを合わせ込んだ#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)が優勝、 ポールシッターの#88アクティオムルシエRG-1(マルコ・アピチェラ/山西康司組)は序盤の快走が実らず、2位に終わった。
(観客動員数:54,800人)

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波乱はフォーメーションラップからいきなり始まった。
2番手スタートの#1宝山トムスSCが駆動系トラブルによりコース上にストップしてしまったのだ。
これを排除するためにフォーメーションラップが1周追加されることとなり、決勝レースは、 当初予定より1周減算の109周で争われることとなった。

file_20070504T210926218 スタートではポールシッターの#18TAKATA童夢NSXがトップを守って1コーナーを立ち上がる。
その後方では5番手スタートの#12カルソニックインパルZが3位、7番手スタートの#32エプソンNSXが4位にジャンプアップしてきた。
#38ZENTセルモSCも6番手スタートからじわじわと順位を上げ、9周目には3位に浮上してきた。

その一方で、オープニングラップを2位で戻ってきた#8ARTA NSXはペースが上がらず、3周目には#12カルソニックZ、 4周目には#32エプソンNSXに立て続けに抜かれ、その後もじりじりと順位を落とし、最終的には9位でフィニッシュすることとなった。
4番手スタートの#17リアルNSXもペースが上がらずに順位を下げた挙句、 13周目のダンロップ手前で#24ウッドワンZに追突されてレースを終えた。

トップをひた走る#18小暮卓史を懸命に追う2位の#12ブノワ・トレルイエだったが、 16周目にスピンした隙に#38立川祐路に抜かれて3位に後退、19周目には#39デンソーサードSCにも抜かれてしまう。
20周目の最終コーナーで#39アンドレ・クートのインを突き、順位回復を図ったトレルイエだったが、立ち上がりで両者は接触。 クートはスピンを喫し、一気に12位まで後退してしまう。
これで一旦は3位に戻ったトレルイエ。
しかし29周目の300Rで落ちていたパーツを踏んで右フロントタイヤをパンクさせて緊急ピットイン。
その後も74周目に#3イエローハットZと接触して右フロントの足回りを破損した上、 このアクシデントに対する10秒ペナルティを課せられるなど、散々な結果で10位フニッシュとなった。

こうして2位以下がトラブルやアクシデントに翻弄される中、 トップのTAKATA童夢NSXは2位に10秒以上のリードを築き上げ悠々と勝利に向かってひた走っていた。

ところが53周目、4位を走行していた#32エプソンNSXと周回遅れの#118ポルシェがネッツコーナーで接触。 これにより給油口周りを大きく破損したエプソンはリヤバルクヘッド付近から出火という事態に発展。 両車ともコースを塞ぐ形でストップしていたためここで赤旗が提示され、トップが54周を消化した時点で中断となってしまう。

これにより#18小暮卓史の築き上げた大量リードは一気に消失。 その背後にはなんと13番手スタートの#22モチュールZが迫ってきた。
上位陣が相次いでトラブルやアクシデントに見舞われる中、#22モチュール、 #23ザナヴィのニスモ勢は安定したペースで順位を上げてきていたのだ。

車両の排除やコースの修復などにより24分間の中断の後、午後4時4分にレースは再開された。
リスタート直後の1コーナーではトップのTAKATA童夢NSXに2位のモチュールZ、3位のZENT SCが襲い掛かるが、 TAKATA童夢を駆る道上龍はかろうじてトップを死守。逆にZENTの立川は#35バンダイSCのピーター・ ダンブレックに追突されてスピン、大きく順位を落としてしまう。
この隙に3位に進出してきたのが、6番手でレースを再開した#23ザナヴィZだ。

2台のニスモ勢の追撃を受けながらもトップを守っていたTAKATA童夢だったが、69周目に突如スローダウン。
これにより18号車は3位に後退して70周終わりでピットイン。トップのモチュールZもここで2度目のルーティーンストップを消化し、 モチュール5位、TAKATAは7位でコースに復帰する。

ここから巻き返しを図りたいTAKATA童夢NSXだったが、今度は駆動系にトラブルが出てしまい、その後もラップタイムは安定せず、 86周で再びピットイン。頭からガレージに突っ込んでレースを終えた。

file_20070504T210936750 これでトップに繰り上がった#23ザナヴィZは72周終わりでピットイン。 ライアンから本山に交代してモチュールZの前でコースに復帰した。
本山は冷えたタイヤを懸命にコントロールしながら周回遅れのGT300車両を交わし、 背後から迫ってくるチームメイトの#22松田次生のアタックも退けてアウトラップを走り抜ける。
この間に暫定トップに立った#3イエローハットZが73周終わりでピットに入ったため、ザナヴィZはここで再びトップに立つこととなった。

その後も本山は終始安定したペースで残り周回数を走りきり、昨年のオートポリス戦以来4戦ぶりの勝利をチームにもたらすこととなった。

file_20070504T210947515 GT300は、 ポールの#88アクティオムルシエRG-1が序盤から快調に飛ばしていく一方で、2位以下は#33ハンコック、 #26ユンケルの2台のポルシェを中心にめまぐるしく順位が入れ替わる展開となった。

ラップタイムは伸び悩むもののストレートスピードに勝るポルシェ勢の攻略に手を焼く#43ガライヤ、#2紫電、#101MR-S。

これら後方集団の混乱をよそに88号車は2位以下に実に20秒以上もの大量リードを築き上げたが、 彼らの大半が1ストップだったのに対して88号車は2ストップを選択したことと、 53周目(GT300にとっては50周目)に赤旗中断となったことにより、このリードは帳消しとなってしまう。

その上、66周目の1コーナーで88号車を駆る山西康司が痛恨のスピン。
結果的にはこのスピンがあだとなり、#43ガライヤの先行を許すこととなってしまった。

file_20070504T211025609 実は燃費に不安を抱えていたガライヤは2ストップをも想定したペース配分で走行しており、 50周目での中断は命取りになりかねない状況だったのだが、 88号車以外にも101号車のスピンや2号車のドライビングミスによる後退などがあり、 結果的にはGT復帰3戦目で勝利を挙げることとなった。
88号車は山西の猛追も届かず、ガライヤに14.3秒差まで迫ったところでレースを終えた。

次戦はセパン。6月24日決勝だ。
今回は日本とマレーシアの国交回復50年を祝う記念大会となる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA

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