全日本F3第6戦の公式予選は、オリバー・ジャービス(トムス) が今季初のポールポジションを獲得。ロベルト・ストレイトが2位に入り、 開幕以来続いていた大嶋和也のフロントロー獲得はここで途絶えることとなった。
石浦のダブルチェッカーを巡る、第5戦公式予選の審議がまだ継続する中、 第6戦の公式予選が開始された。
最初にトップに立ったのはストレイト。タイムは1分46秒651だ。
他のドライバーもほぼ第5戦終了間際と同等のペースで走り始めており、 更なるタイムアップが期待されたが、残り5分で再び雨が降り出し、ウェット宣言が出てしまう。
しかし雨はそれほど強くなかったため、残り時間が2分を切ったあたりからは徐々にタイムアップするクルマが出始めた。
ここで大嶋がストレイトに続く2番手に上がってくると、3番手には石浦、4番手にジャービスと、トムス勢が2-3-4位を占める。
5番手には塚越広大がつけていたが、 これをチームメイトの伊沢拓也が終盤上回って5位に。
続いてルーキーの関口雄飛も6位に上がってきた。
これで第5戦ポールの塚越は7番手に後退することとなった。
そして残り時間が20秒を切ったところで、ジャービスが46秒515を叩き出してトップに立つ。
これがこのセッションのベストタイムとなり、 ジャービスは来日以来始めてのポールポジションを第6戦目でついに獲得することとなった。
ここまで5戦、フロントロースタートを続けていた大嶋は、 最後のアタックも実らず、ストレイトの後ろ、3番手から明日の決勝をスタートすることとなった。
第6戦決勝は明日午前10時45分より、20周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA