フォーミュラニッポン第3戦の決勝前フリー走行は、小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1分37秒136でトップタイム。
2番手にロニー・クインタレッリ、3番手には本山哲がつけた。
一方、ポールシッターの松田次生は19番手、ディフェンディングチャンピオンのブノワ・トレルイエは20番手に留まった。
天候の変化に翻弄された公式予選日とは対照的に、 決勝日を迎えたツインリンクもてぎは朝から快晴、絶好のレース日和となった。
決勝前フリー走行は午前8時30分から、30分間で行われた。
今回はレース距離300km、燃料最大積載量122リットルと、決勝ではピットストップが必要になってくる。
このため、各チームとも入念にピットストップ練習を行いながら、走行を重ねていった。
このセッションでトップタイムを記録したのは予選3番手の小暮。開始10分で1分37秒136のベストタイムを出し、 その後も37秒後半から38秒前半のタイムで快調に走行し、決勝に向けての仕上がりのよさをアピールした。
その一方で、昨日のポールシッターの松田、予選2番手の本山らは、19位、 20位といったあたりで周回を重ねている。本山は残り1分で3番手タイムを記録したが、松田は39秒804がベストという状態。 また、昨日のスペシャルステージで間違ってユーズドタイヤを装着し、 10番手に終わったトレルイエもこのセッションは20番手と低迷した。
この、モバイルキャストインパル2台のタイムが何を意味するのか、決勝での作戦とどう関連するのか、興味は尽きない。
第3戦決勝は今日午後2時30分から、62周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo:Keiichiro TAKESHITA