2007年全日本スポーツカー耐久選手権シリーズ開幕戦の決勝レースが宮城県スポーツランドSUGOで行われた。 12時08分気温22度路面温度26度のコンディションで1000kmレースのローリングスタートがきられた。
LMP1クラスの#22 ダンロップ Zytec 05S(野田英樹/山崎信介組)の野田がスタート直後の1コーナーでトップに立ち、序盤から圧倒的な速さで後続の#16無限COURAGE LC70(黒澤治樹/中野信治組)の黒澤を引き離しにかかる。50周を経過してその差は53秒にまで開いていた。昨年はトラブルに泣いたZytecだったが、今季の速さは本物だった。
100周の時点では#16に2周の差を付けていた。150周の段階ではその差は3周に達し、200周目でも変わらないマージンとなっていた。214周目にLMGT2クラスの#7がピットロード入口でストップ。このため約5周にわたってSCカーランとなった。
227周目、270周で予定されていたレースのチェッカーに向けて#22は最後のピットイン。野田から山崎へステアリングが託される。この直後、ブレーキトラブルから#16中野がコースアウト!グラベルにストップしたマシンがオフィシャルの手によってコースに戻されるが、マシンはいったんガレージに入れられ修理が行われる。10周遅れとなってしまった#16だったが、無事にコースに戻る。
18時08分270周には届かず6時間ルールでチェッカーがふられた。2台のLMP1のマシンが完走を果たした結果となった。
総合3番手には#21ダンロップフェラーリ550GTS(飯田章/藤井誠暢組)組がLMGT1クラスの優勝に輝いた。
総合4位には#18 AIM SPORTS GC-21(冨澤勝/麻生裕二/黒田吉隆組)がLMP2クラスの優勝となった。
総合5位には#27 KRH F430 GT(青山光司/高木真一/新田守男組)がLM GT2クラスで優勝を遂げた。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA