SUPER GT

SGT:第3銭富士 クスコDUNLOPスバルインプレッサ、諦めない走りを見せる (SUBARU)

◇クスコDUNLOPスバルインプレッサ、諦めない走りを見せる

 5月3~4日、富士スピードウェイにおいて開催されたSUPER GT第3戦で、#77「クスコDUNLOPスバルインプレッサ」は予選15位からスタートしたものの、序盤に駆動トラブルが発生。しかしレース中にミッション交換を行いレースに復帰。規定周回不足のために完走こそならなかったが、最後まで諦めないレースを展開した。

【公式予選】
 今回はGT300クラスに今季最多の29台がエントリー。3日10時20分GT300専有走行枠が始まった。セッション早々にコースインした山野は、まず1分43秒441のタイムで3位につけてピットイン。しかしこの間に他車両にタイムは更新されていった。2セット目のタイヤに交換して再び予選アタック。しかしセクター1、セクター2とベストラップを叩き出した直後にスピンを喫しタイムアップならず。13位でこのセッションを終えることとなった。また11時からの混走枠で2台の車両が 山野のタイムを更新し、#77インプレッサは15位という予選結果となり、スーパーラップ(SL)への進出はかなわなかった。SL通過ラインまでわずかに0秒16。この差はじわじわと詰まりつつある。

【決勝レース】
 今回の決勝レースは通常(300km)より長い500km。2回のピット作業そして長い距離を走ることでマシンの耐久信頼性も重要となる。14時13分、GT300クラス28台の車両が一斉にスタート。山野は序盤の混乱にも落ち着いてポジションをキープ。2周目1コーナー、目の前で起きたアクシデントにも巻き込まれることなく、6周目に#4ヴィーマックをかわして13位に浮上。さらに直前を走行する#87ルシエラゴがドライブスルーのペナルティを受けると12位と、トップ10が見える位置を得た。

 しかし直後の11周目、山野は緊急ピットイン。マシンはそのまま頭からピットガレージへ入ってしまった。駆動系をチェックするメカニック。ここでレースを諦めるのは簡単なことだが、スタッフたちはトランスミッションの交換に着手した。懸命な作業の甲斐あってレース終盤にインプレッサはコースへ出て行った。荒れた路面、そして上昇した路面温度にもかかわらず山野のラップタイムは1分44秒台後半をキープ。大きなラップタイムの落ち方もなく、順調に周回を重ね、合計46周をした時点でチェッカー。

 規定周回数(70周)には足らず完走扱いとはならなかったものの、致命的なトラブルが発生したにもかかわらず迅速なピットワークでこれを解決。さらに後半に山野がベストタイムをマークするなどタイヤの性能、燃費計算の確認もできるなど、収獲の多いレースとなった。このデータを基に、シリーズ中盤戦を戦うことになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社



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